ガシャーンガシャーン ガラガラ
金剛 「Hey! 提督ぅー 何を壊しているデース」
叢雲 「急に血相変えてトラックを荒らしだしたりして何があるっていうの? 」
エドワード 「こいつを取り出してたんだ。 俺が知ってるのとは少し違うみたいだが」
金剛 「Crystal skullデース!」
叢雲 「キレイ」
ペカー
エドワード 「ん?」
叢雲 「何か光ってる! 」
金剛 「眩しいデース! 」
金剛 「壁に顔ガ! 」
??? 「おいおいおい! こいつは驚きだ。 レベッカ! 見てくれよ! 」
エドワード 「お前は一体誰だ? 」
??? 「エッ!? ウソ! マジ、エドワード・ケンウェイよね!? 」
エドワード 「おい! 答えろ! 」
??? 「おっと。悪かった。ボクの名前はショーン・ヘイスティングス。 彼女はレベッカ。僕らも君と同じさ」
??? 「レベッカ・クラインよ。 確認だけど、あなたエドワード・ケンウェイよね? 」
エドワード 「俺のことを知っているのか? 」
ショーン 「伝説の大海賊にして、偉大なる導師エドワード・ケンウェイ! 」
レベッカ 「観測所やエデンの布を見つけ出したのよね」
叢雲 「で、誰なのよこいつら」
金剛 「お知り合いですか? 」
エドワード 「同類ではあるらしい」
エドワード 「誰でもいいが、答えてもらおう。 死人が生き返るって事はありえるのか? それも300年も前の」
ショーン 「それが可能なエデンの果実はアンクが報告されてるけど、300年となると別のエデンの果実だ 」
レベッカ 「ちょうどそれを探してた彼の番号からかかってくるから、びっくりよね! 」
エドワード 「彼? 誰だ? 」
レベッカ 「アブスターゴでリサーチアナリストとして働いてたんだけどね。私たちのせいで上層部と揉めちゃって」
ショーン 「死にそうになってたところを僕らが助けて、仲間に加えたってわけだ。 なかなか優秀でね。第2次大戦、正確には太平洋戦争に原因になったエデンの果実を探してもらってったんだ」
エドワード 「それで見たかったのか? 」
レベッカ 「フィジーに到着してから彼とは2ヶ月以上連絡がないのよ。太陽フレアの影響で通信網はズッタズタ、無事だったとしてもすぐ連絡が取れるわけじゃないから」
エドワード 「水晶の髑髏は通信装置として機材につながれてたわけか
」
レベッカ 「たしかにかつて来たりし者の技術なら電波干渉もなく長距離通信が可能ね」
金剛 「あの状況が飲み込めないんですが、説明してくださいますか? 」
叢雲 「そうよ! なんなのエデンとかなんとか! 」
ショーン 「構わないかい? 」
エドワード 「俺がこの場所にいるのが秘宝のせいなら、こいつらも。被害者だな」
エドワード 「大昔、先史時代に生きてた奴らが遺した迷惑な秘宝、そいつがエデンの果実さ。」
ショーン 「現代科学を遥かに超えたその力を使って世界を征服しようとしてるアブスターゴ、またの名をテンプル騎士団。それ止めるのが僕たちアサシン教団ってことだね」
叢雲 「ずいぶん単純な話になったわね」
金剛 「それで第2次大戦と太平洋戦争の原因というのは何だったんですか? 」
ショーン 「歴史家に聞くには少し難解過ぎる質問だね。 でもアサシンとして答えるなら、増えた人口を減らし、支配を拡大するため騎士団が火を付けたってことだね。でも、それじゃ太平洋戦争の説明はできない。 そこで出てくるのが死者を蘇らせる力を持ったエデンの果実となるわけだ」
エドワード 「・・・ どうした? 」
金剛 「殺すためだけの戦争なんて・・・ 」
叢雲 「一体何の権利があってそんなことを! ・・・ 」
エドワード 「それがこの世界だ。それが俺たちの敵だ」
エドワード 「まだ聞きたいことはあるが、また連絡する」
ショーン 「だったら、僕たちも山ほどある聞きたいことを次までにまとめとくよ」
レベッカ 「彼女たち相当顔色悪そうだけど大丈夫なの? 」
エドワード 「みすみす死なせやしない」
エドワード 「さあ、行こう。宝探しの時間だ」
叢雲 「勝手に行ってきなさいよ・・・ 」
エドワード 「行かないのか? 金剛お前は? 」
金剛 「乗りかかった船デース! 」
叢雲 「ついて行かなかったら置いていくとか言うんでしょ!? 」
エドワード 「いや。 待つ」
叢雲 「わかったわよ・・・ 」