叢雲 「・・・二日酔い? ひっどい顔してるわよ」
エドワード 「二日酔いでこうはならない」
金剛 「Privateな話デース」
エドワード 「こいつを見てくれ」
金剛 「海図デスねー」
エドワード 「海図にもなってないがな。それでこいつがイナグア島」
叢雲 「結構大きいわね」
エドワード 「オーストラリアまでの距離が、だいたい距離が南東1000海里ってところか」
叢雲 「近場ね」
エドワード 「敵さえ居なけりゃな」
エドワード 「戦えそうなやつを集めろ」
金剛 「紹介しマース! 右から瑞鶴、木曾デース! 」
エドワード 「知ってる。 とは言え二人か? 」
瑞鶴 「不服なわけ? 」
叢雲 「文句言わないの。 すぐにやれそうなのって覚えてる子しかいないの! 」
エドワード 「・・・まず、瑞鶴。海賊に手を貸せないんじゃ? 」
瑞鶴 「・・・ 少なくともこの島からはでられるでしょ? 」
エドワード 「確かにな。 だが、出るなとも言ってない」
木曾 「それマズイんじゃないか? 」
叢雲 「何が? 」
木曾 「隠れ家の場所が漏れるとかそういうんだ」
エドワード 「ああ、それはない。 海賊仲間も品の交易路もないが、俺たちを追ってる敵も居ない」
木曾 「なら深海棲艦を追い出せば海は俺たちのものってわけか」
エドワード 「やる気だな」
木曾 「お前のことは気に入ったよ。 特に俺と戦ってるときの目がな。ゾクゾクする」
叢雲 「・・・えっ? なに、それ。 ・・・マゾ、なの?」
金剛 「OH・・・ OH・・・ 」ジトーッ
木曾 「おい! その目を止めろ! そういう意味じゃない! 」
金剛 「そうだ! 艦隊の名が欲しいデース! 」
エドワード 「ケンウェイの交易艦隊」
瑞鶴 「冗談でしょ? 」
叢雲 「センス無いわね」
木曾 「ナシだな」
金剛 「船長の名前が入るのは嬉しいデース ・・・デーモー」
エドワード 「その目は、止めろ」
エドワード 「なら何がいい? 」
木曾 「海賊・・・ 宇宙海賊クロスボーンバンガード 」
叢雲 「海賊はわかる」
金剛 「クロスボーンバンガードもわかりマース」
瑞鶴 「でも・・・ 宇宙はどこからでてきたの? 」
エドワード 「それに、うちの旗はAの記章に髑髏だ」
叢雲 「瑞鶴、あんたは何か案はないの? 」
瑞鶴 「う~ん。そうね~ 五航戦・・・ 翔鶴姉・・・ 翔鶴姉は何がいいと思う?」
エドワード 「衝角なら俺も好きだぞ。順風に乗って腹に穴を開ける快感は女には分からない」
金剛 「唐突な下ネタはStop it!デース! 」
木曾 「つまり、船長の衝角が翔鶴に・・・ 」
瑞鶴 「ショウカク違いだから! 翔鶴姉に謝りなさいよ!」
木曾 「居たら謝るぜ。 残念だがここには居ないようだけどな」
瑞鶴 「えっ!? 」
「「「えっ!?」」」
エドワード 「謝るようなことがあるか? 」
叢雲 「あんたはとぼけるつもりね」
瑞鶴 「人に振る前に叢雲が案を出しなさいよ」
叢雲 「えっ・・・ 」
叢雲 「怒れるペロペロ分隊」
瑞鶴 「ププ・・・ アハハハハハハ!」
エドワード 「ククク こいつは酷い」
木曾 「ハッハッハ・・・ な、なんだ? そのサイコロ降って決めましたみたいな名前は」
金剛 「人にSenseが無いと言えないみたいデース! 」
エドワード 「しばらくこの問題は棚上げだな。 だいたい『お前ら』で済むからな」
エドワード 「本題に戻ろう。今回の目的はオーストラリアで・・・「Vacationデース!」
瑞鶴 「いいわね! 水着とか用意しなきゃ! 」
木曾 「水着かー。 俺に似合うのか? 」
叢雲 「これでいいわけ? 」
エドワード 「俺はこのままでも泳げるさ」
叢雲 「そういう話じゃないから! 」
エドワード 「出発までに準備しておけ」
ショーン 「やあ、偉大なるケンウェイ船長」
レベッカ 「ハーイ、エドワード。 そう呼んでも構わないわよね?」
エドワード 「呼び方はなんでもいい。それで聞きたいことがあるんだろ? 」
エドワード 「だが、答えられることはそう多くはないぞ」
ショーン 「忘れてたよ。君は疑り深かった」
エドワード 「お前らが信頼できるのは記憶が教えてくれた。アナリストくんに感謝だな」
エドワード 「記憶が飛んでるんだ、テッサ結婚してから死ぬまで」
レベッカ 「それって、ヘイザムに伝わった遺伝記憶の範囲内ね」
エドワード 「俺自身の記憶の出所はそこだろうな」
ショーン 「悪いニュースはもう聞いた。それで? いいニュースの方は当然あるんだろうね」
エドワード 「長くなるぞ」
エドワード 「いいニュースだったか? 」
ショーン 「オイ! こいつは凄いぞ! 神に感謝だ!」
レベッカ 「おお神よ! 感謝します」
エドワード 「そこまでか? 」
レベッカ 「深海棲艦との戦いは下手に戦力を持っていたからアメリカは悲惨よ」
ショーン 「倒せない相手に挑んだ世界の警察の自信は見事にボロボロ、沿岸部の都市もボロボロ」
レベッカ 「沿岸部近くで核兵器まで使っても勝てなかったって話もあるの」
エドワード 「奴らに唯一対抗できる戦力は教団が握っている」
ショーン 「とまあそう甘くは無いだろうけどね」
エドワード 「騎士団も秘宝を手に入れるか、手に入れてるだろうな」
レベッカ 「それについては調査中。 海の底や火山の中に捨てられたんだからそう簡単には見つけられないわよ」
エドワード 「たとえ火の中水の中ってわけか」
ショーン 「素潜りは得意分野だろ? 」
エドワード 「俺は水深何mに潜ればいい? 」
エドワード 「それよりも今は当面の食料だ」
レベッカ 「さすがの大海賊も交易網が死んでればお手上げってことね」
ショーン 「近いってほどでも無いが、今オーストラリアにはアサシンの船が居るはずだ。連絡を取ってみよう」
エドワード 「小麦やそば、穀類と砂糖、あと酒が最優先だ。」
ショーン 「飲まないと死ぬわけじゃあるまいし」
エドワード 「死にはしないが、殺される。 そっちの用意にかかわらず2週間後にはブリスベンへ向かう」
エドワード 「宝探しはその後でいいだろう」
これ以降書き溜めがない
そろそろ記憶を早送りして他の場所に飛ばそうか