此方は青いF-15ACTVカスタムです。
登場人物の紹介を後書きに書いてみました。
MUV-LUVALTERNATIVE外伝 その2
蒼の賢姫
2001年12月5日
鎌倉市内某所
帝国軍クーデター部隊SIDE
クーデターを起こした青年将校の1部隊が戦術機で暗い山岳地帯を駆ける。
『………ぐだ、…直ぐ大尉と合流出来る!』
隊長格の中尉が部隊に声を掛ける。
殿下を確保出来れば我々の目的は達成される、その想いで死を覚悟して、空挺部隊に志願した者達を援護する為全力で疾走していた。
『レイア3よりレイア1!この先900m山岳部に戦術機反応!………反応は1機ですが、他にも隠れているでしょうか?。』
『レイア1より各機!全武装使用自由!この辺りに味方は居ない!後顧の憂いを断つためにも見つけ次第撃破せよ!』
『『『『了解(です!)(っす!)』』』』
謎の戦術機?を即座に撃破する為、5機の変則小隊は87式突撃砲を構えて突撃した。
???SIDE
『ん〜?此方に気付きましたか〜…なかなか優秀な方が居る様ですね〜。』
山岳部に隠された元斯衛軍基地で、青い戦術機が74式近接戦闘長刀と87式突撃砲を構えて立っていた。
戦術機の衛士は外部スピーカーを にして外の整備士達に基地内に待避する様に声を掛けると、跳躍ユニットに火を入れ直した。
『もう武装展開しましたか〜…これは私も本気でやらなくちゃいけないですね〜……よ〜しディザスターイーグル、崇司悠理出ますよ〜!』
クーデター部隊SIDE
『!?来た……1機だけ?他は……いない!良し、集中攻撃で撃破する!レイア2・3攻撃開始!』
『『了解(です!)(っす!)』』
攻撃開始の合図と共にレイア2.3が突撃砲を目の前の戦術機に向けて放つが、
”スイッ”
『なっ?あのタイミングで避けた?………はっ!何処に行っ…きゃっ!…………………。』
レイア3が、突撃砲を敵が回避した事に驚いていると、
その一瞬の隙に74式近接戦闘長刀を構えた敵機がレイア3に接近して長刀による袈裟掛けの一振りで戦闘不能にしてしまった。
『角野!くそ!たった1機の分際で富士教導隊の私達を殺れると思ってるのか!!』
通信が途切れたレイア3角野少尉の仇を討つ為、目の前の敵機と同じく74式近接戦闘長刀と87式突撃砲を構えて再度交戦するレイア2粟飯原少尉
しかし最初からこの戦いに勝ち目が無いことは、
端から見たら一目瞭然だった。
櫛奈SIDE
『ふふっ、突撃砲4門位で〜、私が止められるとでも?あら〜?隙だらけですよ?。』
単調な射撃を避け、
仕掛けてきて残った方の不知火の跳躍ユニットだけを74式近接戦闘長刀で斬りつけ落とし、
追撃とばかりに87式突撃砲の36mm弾を両手両脚に叩き込む。
櫛奈は冷静さを失った目の前の(不知火||エモノ)に刃を突き立て、
抵抗出来ないように両手両脚を全て潰し残り3機の不知火から距離を取った。
クーデター軍side
クーデター軍の増援部隊の一隊を預かる仁科中尉は焦っていた。
国連軍の抵抗は予想していたが真逆たった一機しか仕掛けて来ないとは思ってもいなかったし、
このぶんだと沙霧大尉達の所に大部隊が派遣された可能性があり、
一刻も早く救援に向かわなければならないのに、
目の前のたった一機の戦術機に足止めをくらい、
2機も落とされると言う大失態を演じているからだ
『(くっ、このままでは俺の立場が……やむおえん!奴らを盾にして)レイア4!レイア5!突撃だ!一斉に攻撃して退路を奪え止めは俺が刺す!』
レイア4.5『了解!』
中尉の命令にレイア4とレイア5が兵装担架も含めた計8門の突撃砲を放ちながら飛んで行く。
中尉はそれに少し遅れて動き出し、
計10門の突撃砲と近接戦闘長刀2本がディザスターイーグルに向かって行く。
『馬鹿め、私は元斯衛軍の精鋭だぞ、奇襲で落とされた部下と一緒にするなよ!』
中尉は勝利を確信して
櫛奈side
『ふふ〜ん…良い判断だけど〜、少〜し遅かったかな〜?5機同時なら勝機は有ったのにね〜…っと!』
自機に向かって来る3機の不知火を急上昇からの急降下で躱すと後ろも見ずに左手の突撃砲を撃つ
すると、背後で爆発音が聞こえる。
『虚しいねぇ………そんな腕で私に勝てるだなんて思ったのかしら?……夕陽様さえ危険に晒さなきゃ殺しはしなかったのに…ねぇ?』
背後で戦術機の墜落する音を聞きながら櫛奈は背後を振り返りもせずに呟き飛び去った。
残されたのは隊長を失って戸惑う2機の不知火と2機の中破した不知火、後は爆散した残骸と飛び去る謎の戦術機を見送る4人の衛士だけであった。
登場人物紹介
主人公側
*高宰 櫛奈 不器用などうしようもないドジっ子の横浜基地PX職員。
性別は女性
その実態はかつて圧倒的戦果をあげた斯衛独立警護部隊の隊長で、今は香月夕子と鎧依左近を繋ぐ諜報員的存在
口癖は「虚しいねぇ」「そうですね〜〜」「ではでは〜〜」
一度刀を振るえば、優雅な舞いの如く斬りつけ、終われば敵は息絶えているといわれていた程の達人。
その反面、運に恵まれず部隊の人間が死んで行く、潰滅するなど悪い事ばかり起きていた為自ら除隊
身長…167cm
髪…栗色でくるくる
目…オレンジで眠たげ
趣味…音楽演奏・音楽鑑賞(腕前はプロ級)
バスト…F
特技…ハッキング・夢幻鬼道流免許皆伝・くノ一・サバイバル・絶対音感
性格…不思議ちゃん。月読家や夕陽とは相性よし
クーデター軍側登場人物
*クーデター軍増援部隊の隊長
レイア1
クーデター軍の中尉沙霧大尉のシンパでは無くアメリカの手先でこの作戦成功後にアメリカ国籍を取得する手筈になっていた。
*レイア2
粟飯原少尉
駒木中尉の後輩に当たり沙霧大尉と言うよりも駒木中尉について来た。
剣術を嗜んでおり接近戦には自信がある
しかし櫛奈には敵わず鎧袖一触で戦闘不能にされる。
*レイア3
角野杏子少尉
帝国軍で京都防衛戦を経験した数少ない若手の1人
今回の作戦に乗り気ではなかった為、
隙を突かれ一撃で落とされる。
本来は互角とは行かないまでも手傷は負わせられるレベルの腕前
後に登場予定
*レイア4
空気
存在感なし
*レイア5
同じく空気
存在感皆無