コンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダー   作:鳴神 ソラ

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入れ忘れてた注意

この章では亜種特異点 新宿にて出るサーヴァントの真名を普通に出しています。

そう言うのが嫌いな方はブラウザバックを推奨します。


第2節:財団Xとイーヴィルサーヴァント

 

前回、掃除用具から逃げて来た守理と刹那達は一休みしていた。

 

刹那「ここは何の部屋かな?」

 

レーザー「見るからに広いな…と言うか空間と外で見た大きさと釣り合ってない様な気がするな…」

 

ソロモン「きっと魔術で空間を広げてるんだよ…これだけのを使うからには相当な手練れかもしくはそれを成せる物をこの城の主が持っているか…」

 

ティアマト「Aaaaaa…」

 

イリヤ「えっと…なんて言ってるんですか?」

 

エグゼイド「疲れただってさ」

 

周りを見て聞く刹那にレーザーも座りながらそう呟くのにソロモンがそう言うとロボにもたれたティアマトのにエグゼイドが答える。

 

アーチャー「しかし、ステータスダウンは痛いものだ」

 

レーザー「だよな…俺も変身してても普段の感じの強さを出せそうにないな」

 

守理「そんなになんだ」

 

刹那「一体どれくらい下がっているんだろ…」

 

Sロマン『ん~調べたけどかなり下がっているね。例えるならレベル20くらいに』

 

そこまで下がってるかーとレーザーは呻く。

 

守理「んー誰か応援が必要だけど…そっち出せる?こっちほとんど出払ってて無理;」

 

刹那「ん~出せるダ・ヴィンチちゃん」

 

Sダ・ヴィンチ『じゃあ悪属性サーヴァントを二人ほどそちらに行かせるよ』

 

流石にその状態ではきついと考えてかそうお願いする守理に刹那も聞いてそう返される。

 

なるべく早くね…と言った時だった。

 

ロボ「グルルルルルル!」

 

エグゼイド「どうしたのロボ?」

 

ソロモン「!皆気を付けるんだ!魔術的な反応…仕掛けて来るぞ!」

 

イリヤ「え!?」

 

ソロモンの警告に誰もが驚くと少し離れた床の一部分が盛り上がったと思ったら…巨大な像へと変わる。

 

ティーチ「なんか像が出て来た!」

 

守理「うえぇ!?」

 

刹那「石像!?」

 

誰もが驚いた後に石像は目を開くと守理たちを見て腕を振り下ろす。

 

アーチャー「避けろ!」

 

慌てて誰もが避けて、ロボは女性陣を背中に乗せて離れる。

 

ルビー「ヘンテコな形の石像ですねー」

 

イリヤ「そんなこと言ってる場合じゃないよ!?」

 

襲い掛かる石像を見て感想を述べるルビーにイリヤはツッコミを入れてる間にエグゼイドとブレイブは攻撃を仕掛ける。

 

ガキン!

 

エグゼイド「うわかたっ!」

 

ブレイブ「ぬう!?普通の石ではないな!」

 

Sモリアーティ「これならどうだね!」

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!

 

お互いに武器が弾かれるのに驚く中でSモリアーティが石像の顔へと向けて攻撃を仕掛ける。

 

それには石像は仰け反るがダメージが少なく、腕の振り下ろしにSモリアーティは避ける。

 

レーザー「おいおい、固いうえにダメージも小さいな」

 

ティーチ「ああもう!こりゃあ出し惜しみしてる暇はないでござるな!変身!第伍十戦術!!」

 

バンバンシミュレーションズ!

 

I ready for Battleship!

 

デュアルガシャット!

 

ガッチャーン!

 

デュアルアップ!

 

スクランブルだ!出撃発進!バンバンシミュレーションズ!発進!

 

それにレーザーも驚く中でティーチはそう言ってゲーマードライバーを装着してからガシャットギアデュアルβを取り出してバンバンシミュレーションズにダイヤルを回してセットをした後に仮面ライダースナイプシミュレーションゲーマーに姿を変えるとSモリアーティの横に立って砲撃に参加する。

 

イリヤ「わ、私も……」

 

刹那「無理はダメだよイリヤちゃん」

 

守理「そうだよ。アーチャーはともかく、あなたじゃ危ないわ」

 

それに戦闘に参加しようとしたイリヤを2人は慌てて止める。

 

スナイプ「その通り!イリヤたんはとにかく2人の守りと言う事で!」

 

Sモリアーティ「ここは私達に任せたまえ!」

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!

 

そんなイリヤへとスナイプとSモリアーティがそう言い、エグゼイドとブレイブ、アーチャーも頷く。

 

まだ不安そうなイリヤをティアマトが安心させる様に抱き締めて頭を撫でてあげる。

 

ティアマト「Aaaaaa」

 

イリヤ「あ、ありがとうございます…」

 

刹那「(なんだか凄い光景だなー;)」

 

安心させる様に微笑むティアマトにイリヤはお礼を述べる中で刹那は複雑な感じでティアマトを見る。

 

まぁ、複雑な気持ちになるのは仕方がない事でもある。

 

並行世界の存在とはいえ、色々と苦労させられたり、悲しい思いを作り出した存在でもあるからだ。

 

そんな刹那の元へSロマンが援軍を送る準備が出来た事を告げる。

 

Sロマン『今援軍を送るよ!』

 

その言葉と共に刹那の前に2つの光が迸り…

 

ジャンヌオルタ「全く、また変な特異点に来たみたいね」

 

ヒロインXオルタ「そうですね。マスターさん、このお礼は高級和菓子でお願いします」

 

そう言って現れた2人は石像のを見てから…ブレイブやエグゼイド達に目を点にする。

 

ジャンヌオルタ「ちょっと!?何で特撮のヒーローみたいなのが居るのよ!?」

 

ヒロインXオルタ「マスターさんの知り合いですか?」

 

刹那「まあね;ちょっと前に知り合ったの」

 

守理「と、とにかく手伝ってくれると嬉しいな!」

 

思わず聞くジャンヌオルタやヒロインXオルタに刹那はそう返して、守理がお願いする。

 

ジャンヌオルタ「しょうがないわね……」

 

ヒロインXオルタ「彼らの手伝いをすれば良いのですね」

 

2人はそのままメンバーと合流し、ジャンヌオルタは炎を放ち、ヒロインXオルタは近くの石像の足を両断しようとする。

 

ジャンヌオルタ「焼きつくしなさい!」

 

ボォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!

 

ヒロインXオルタ「はあっ!」

 

ジャンヌオルタが放った炎は石像に命中すると石像は赤くなるが応えた様子を見せず、また、ヒロインXオルタのは弾かれる。

 

守理「うそぉ!?」

 

刹那「なんで!?」

 

まさか弾かれるのに驚きながらヒロインXオルタとジャンヌオルタは避ける。

 

スナイプ「!教授教授!ばらけてではなく一点集中攻撃を試してみるのはどうでござろうか?」

 

Sモリアーティ「ふむ、ではやってみよう!」

 

ガシャーン!キメワザ!

 

バンバン!クリティカル!ファイヤー!

 

提案するスナイプにSモリアーティが頷いた後に必殺技の体勢に入り、石像のお腹へと狙い、Sモリアーティも狙いを定める。

 

スナイプ「一斉砲撃!一点集中バージョン!」

 

Sモリアーティ「|終局的犯罪《ザ・ダイナミクス・オブ・アン・アステロイド》!!」

 

ドドドドドドドドドドド!!!!

 

一斉に放たれた一転集中砲撃は狙いを定めた石像のお腹へと炸裂するとドンドン後ずさって行くと共にひび割れが起こって行き…

 

バカーン!!!

 

石像は粉砕される。

 

ブレイブ「!ジャンヌオルタ!私が攻撃した所を炎で攻撃を!」

 

コ・チーン!

 

ジャンヌオルタ「従うのは癪だけど仕方ないわね…」

 

それを見てブレイブはそう言いながらガシャコンソードの氷剣モードにしながらそう言い、ジャンヌオルタも顔を顰めながら言われた通り、ブレイブが斬った所を炎で燃やす。

 

それを何回も繰り返していると…

 

ピキ、ピキキ!

 

何回も冷たくしたり、熱くされた事で石像にヒビが迸る。

 

ジャンヌオルタ「なるほど。こうやってこいつを脆くしていくのね」

 

ブレイブ「今だ!」

 

キメワザ!

 

タドル!クリティカルフィニッシュ!!

 

ひび割れて行くのにジャンヌオルタは納得している間にブレイブはガシャットをガシャコンソードに装填して必殺技を発動し…

 

ブレイブ「最果てに至れ、限界を越えよ。彼方の王よ、この光を御覧あれ!」

 

ガシャコンソードに魔力を籠め、氷と炎の斬撃をひび割れた所へと炸裂させた後に…

 

ブレイブ「爆!滅!」

 

ドカーン!!

 

斬撃に籠った魔力がひび割れた所から石像の体内へと侵入して体全体からあふれ出して石像を爆砕する。

 

ジャンヌオルタ「ようやく倒せたわね」

 

ヒロインXオルタ「そうですね。厄介な相手でした」

 

はぁ…と息を吐いたジャンヌオルタは刹那に顔を向ける。

 

ジャンヌオルタ「でマスター。そこのヒーローみたいな奴らはなんなのよ?」

 

ヒロインXオルタ「説明をお願いします」

 

刹那「あ、うん。えっとね……!?」

 

次の瞬間、説明しようとした刹那は2人の後ろで大量の石像が現れるのに気づく。

 

刹那「二人とも後ろ!」

 

ジャンヌオルタ「なっ!?」

 

驚きから振り返り、防御が間に合わないと思った時…2人の前を砂嵐が覆う。

 

それに石像は思わず後ずさる。

 

ジャンヌオルタ「この砂嵐は…」

 

ヒロインXオルタ「何方かの技ですか?」

 

それに2人は驚いているとイリヤはさっきまで自分を抱き締めていたティアマトがいない事に気づく。

 

砂嵐が収まるとティアマトが立っていた。

 

ただ、服装が変わっており、どことなく武人な雰囲気を感じさせていた。

 

ティアマト「大丈夫か2人とも?」

 

守理「あれ!?普通に喋れてる!?」

 

刹那「しかも雰囲気変わってる!?」

 

イリヤ「なんで!?」

 

ソロモン「ああ、あれはプラスターとプラストオンしてるからだよ」

 

ジャンヌオルタとヒロインXオルタに話しかけたティアマトから出て来たのに3人は驚く中でソロモンが代わりに答える。

 

守理「それってもしかしてプラスターワールドガシャットが関係してるの?」

 

イリヤ「プラスターワールドガシャット?」

 

刹那「なにそれ?」

 

出て来た名前に聞き覚えの無い刹那は首を傾げる。

 

守理「えっと、作るのを提案したパラドさん曰く、2003年にパラドさんの世界でやっていたゲームでプラスターと呼ばれるモンスターと人間が合体してその能力を使って冒険するゲームなんだって、けどあれの能力付加は使うゴーグル君だけだったんじゃ?」

 

ソロモン「それはあの神姫プロジェクトガシャットを手に入れると共にパワーアップしてね。ガシャコンサモナーにセットする事でプラスターをプラストオンした姿で出すだけじゃなく人に合体させる事が出来る様になったんだ。だからティアマトはその合体したプラスターの口調を借りてちゃんと喋れるわけだよ」

 

刹那「へー、そうなんだ」

 

イリヤ「す、凄い技術ですね……」

 

説明する守理のに補足したソロモンのを聞いて刹那とイリヤは感心するが状況は厳しく、苦戦を強いられていた。

 

レーザー「くそぉ!何度も出て来やがる!」

 

エグゼイド「無限湧きみたいな感じだね」

 

スナイプ「そう言うのは嫌でござりますがな!」

 

アーチャー「全くだな」

 

Sモリアーティ「これは一旦引いた方が良いかもしれないね」

 

倒しても倒しても出現する石像に呻くレーザーの隣でそう言うエグゼイドのにスナイプはそう言い、アーチャーも同意する中でSモリアーティがそう提案する。

 

ティアマト「だがどこに避難する?もしも相手が見てるなら送りつけてくる可能性もあるぞ」

 

刹那「そうなんだよねぇ…」

 

ジャンヌオルタ「チッ、面倒ね」

 

石像の足を石壁で持ち上げてこけさせた所でそう言うティアマトのに刹那は呻き、ジャンヌオルタは顔を顰める。

 

Sロマン『でもここは敵の本拠地、見れない場所なんて…』

 

ヒロインXオルタ「困りましたね…」

 

Sロマンも困った感じに呟き、ヒロインXオルタもそう呟いた時…

 

ダ・ヴィンチ『!皆、その近くで転移反応!魔術とは違う…これは…また別の!とにかく何かが来るよ!』

 

ブレイブ「何!?」

 

すると守理側のダ・ヴィンチがそう報告し、誰もが何が来るんだと周りを見る。

 

その後に光が迸り…

 

???「ここデスか!泥棒のアジトは!」

 

その言葉と共に光りが治まると1人の青年が現れる。

 

守理「誰?」

 

刹那「なんか魔導士みたいだけど…」

 

イリヤ「あ、ほかにも来ましたよ」

 

誰もが現れたのに驚く中でイリヤの言う通り、先ほどの青年の様に男女のペアが現れる。

 

スナイプ「何者でございましょうか?」

 

Sモリアーティ「ん?あの服装見覚えが…」

 

そう言われて刹那はそう言えば…と服を見て首を傾げる中でイリヤが叫ぶ。

 

イリヤ「あ、あー!?」

 

スナイプ「ちょ、いきなりどうしたでござるイリヤ殿!」

 

突然イリヤが叫んだのでスナイプは驚いて聞く。

 

イリヤ「あの服装って財団Xの服装だよ!?」

 

エグゼイド「ヒロインXがいる所なの?」

 

ティアマト「マスター、共通点があるのはXだけだ;」

 

ロボ「うぉう;」

 

ヒロインXオルタ「それでその財団Xというのは?」

 

イリヤ「ものすっごい悪い組織!」

 

それに対してそう言うエグゼイドのにティアマトはツッコミ、ヒロインXオルタが聞くとイリヤはズバッと答える。

 

聞いたメンバーは警戒した方が良いかと思ったが…

 

エグゼイド「こんちわ~」

 

エグゼイドがあっさり近づいて挨拶していた。

 

ソロモン&スナイプ「いきなり話しかけたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

守理「ゴーグル君マジ軽い!!」

 

刹那「軽すぎでしょ!?」

 

イリヤ「ちょ、危ない…」

 

青年「あ、どうもデス」

 

それにメンバーは驚き、イリヤは慌てて声をかけるが最初に現れた青年は驚きもせずに返す。

 

エグゼイド「ねえねえ君達は財団Xって言うの?」

 

青年「はい、そうデスよ?」

 

聞くエグゼイドに青年は肯定する。

 

エグゼイド「ここに来たのはなんで?」

 

青年「うちの本部からアイテムを盗んだ泥棒を捕まえに来たんデス!」

 

レーザー「んで此処に来たと?んじゃああんた等は此処の主さんに用があるって事か」

 

そう聞くエグゼイドに答えた青年へと近寄ったレーザーが聞く。

 

青年の近くにいた男性がまぁ、そうだなと返す。

 

男性「そう言うお前たちは…ってん?なんだ、アーチャーじゃないか」

 

青年「あ、アーチャーさん居たんデスね!ってあれ?明久さんは?」

 

その後に2人はアーチャーを見て、ああ、やっぱり君達かと見られた本人は呆れた顔をする。

 

守理「え?知り合い?」

 

アーチャー「ああ、マスター達の友達だ…ちなみに言っておくと財団Xの中では良い奴らだ」

 

刹那「そ、そうなんだ……」

 

イリヤ「良い人なんだ…」

 

腕を組んで言うアーチャーのに刹那とイリヤは訝しげに彼らを見る。

 

アーチャー「すまないな狂冶、長谷部。彼女達は仮面ライダーと戦った者達のを知っているのでこういう反応なのだ」

 

長谷部「ああ、カンナギたちのことか」

 

狂冶「それは仕方ないデスね」

 

そんな2人の視線に対しての理由を謝罪しながら言うアーチャーに男性、長谷部と青年、狂冶はげんなりとする。

 

スナイプ「話してる所悪いのですが…こっち手伝ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

Sモリアーティ「おっと、そうだった!」

 

その後にブレイブと共に必死に石像の相手をしていたスナイプが叫び、モリアーティもすっかり忘れていたと攻撃を再開する。

 

それに長谷部は隣にいた女性、香子と顔を見合わせる。

 

長谷部「んじゃ俺達も手伝うか」

 

香子「そうだな」

 

そう言って2人は前に出る。

 

イリヤ「あ、危ないです…」

 

狂冶「大丈夫デス。父さんと母さんは強いデスから」

 

慌てて止めようとするイリヤに狂冶はそう言う。

 

長谷部「行くぞ香子」

 

香子「ああ」

 

そう言葉を交わした後に長谷部はドライバーを装着し、香子はホロスコープスイッチを取り出す。

 

アキレス・レディ?

 

長谷部「変身!」

 

そう言ってドライバーのエンターレバーを下ろすと天球が回りメテオと同じように長谷部は古代ギリシャやローマの甲冑のような頭部に騎士のようなボディに刃のような籠手を両腕に装備した白と赤を基調とした仮面ライダー、仮面ライダーアキレスに変身する。

 

香子もスイッチを押すとアンドロメダ座が現れて張り付くと顔は蛇を消したメデューサで体はピスケスだがアンドロメダ座の模様が入っていて、体中に鎖が巻き付いている怪人、アンドロメダゾディアーツになる。

 

エグゼイド「おお!すげぇ!」

 

刹那「ライダーに変身した!?」

 

イリヤ「あっちはゾディアーツに!?」

 

それにエグゼイドは目を輝かせ、刹那達が驚いている間にアキレスとアンドロメダは駆け出す。

 

アキレス「仮面ライダーアキレス、星座の力、受けてみな」

 

アンドロメダ「さて、暴れるとするか」

 

アキレスは武器の柄の両端に円錐状の槍がついたアキレスジャベリンを装備して攻撃を仕掛け、アンドロメダは鎖を掴んで石像へと投げ飛ばす。

 

ジャララララララララララララ!!

 

アンドロメダ「よっと」

 

足に巻き付けた後にそのまま強く引っ張ると足を取られた石像は倒れ、他の石像も巻き込む。

 

アキレス「よし、このまま鎖で動きを封じるぞ!」

 

ブレイブ「了解した!」

 

レーザー「分かった!」

 

そう言うアキレスにブレイブとレーザーも頷いてアンドロメダが投げ渡した石像を拘束する鎖を頑丈な所へと巻き付けて行く。

 

イリヤ「そっか!倒しても無駄なら…」

 

刹那「動けなくさせちゃえば良いのか」

 

アンドロメダの行動の意図に刹那とイリヤは察した後、大体の石像は雁字搦めにされて動けなくなっていた。

 

守理「ひとまず…大丈夫なのかな?」

 

ソロモン「そこの所はどうなのかな?」

 

アンドロメダ「まあしばらくは大丈夫だろう。今の内に別の場所に行くぞ」

 

エグゼイド「あ、だったらあっちに階段があったよ」

 

それを見て聞くソロモンにアンドロメダが答えるとエグゼイドがそう言って指さす。

 

確かに彼が指す先には長く伸びた階段があった。

 

アーチャー「……他に道がない以上は行くしかないな」

 

スナイプ「ですな」

 

アキレス「じゃあ行くぞ」

 

長居は無用とそれぞれ階段へと駆け出し、スナイプは途中で動きやすさ的にバンバンシューティングに変えてレベル2となった後に続く。

 

スナイプ「そう言えば盗まれたと言っておりましたが何が盗まれたでござる?」

 

レーザー「あー、そういや俺もそこが気になった」

 

狂冶「ガイアメモリデース。しかもかなりヤバめの」

 

上る途中で走りながらそう聞くスナイプと追従するレーザーのに狂冶は簡単に答える。

 

刹那「ガイアメモリってあの?」

 

イリヤ「しかもかなりヤバめって…」

 

アキレス「下手したら国一個は滅ぼせるくらいヤバめの」

 

ソロモン「それは聞きたくなかったね」

 

告げられた事にソロモンは心底嫌そうにぼやく。

 

エグゼイド「ねえねえ」

 

ブレイブ「どうしたのだゴーグル殿?」

 

モリアーティ「何か気になるのかね?」

 

守理や刹那がどんなメモリか聞こうとして声をかけるエグゼイドに誰もが顔を向け…

 

エグゼイド「階段が消えてるよ」

 

上って来ていた階段がドンドン消えてるのに気づく。

 

守理&スナイプ「うそぉぉぉぉぉぉん!」

 

刹那「は、走れぇええええ!?」

 

Sモリアーティ「アラフィフには厳しいよ!?」

 

慌てて誰もが速度を上げる。

 

ティアマト「マスター!もしもを考えてフェザードかハーニア、もしくはゴンゴラゴンなどの飛べるのを!」

 

エグゼイド「分かった!」

 

そう進言するティアマトにエグゼイドは頷く。

 

ルビー「イリヤさん!こちらも変身しておきましょう!」

 

イリヤ「うん!」

 

刹那「んじゃあ私は…」

 

エグゼイド「合体する?」

 

そう言うルビーのにイリヤは頷く中でそう言う刹那にエグゼイドはそう聞く。

 

刹那「へ?」

 

Sモリアーティ「合体?」

 

告げられた言葉に驚いてる間にエグゼイドは右腕に付けている青と白のカラーリングのバグヴァイザーの画面を操作し…

 

エグゼイド「フェザードよろしく!」

 

その言葉と共に緑色の光が飛び出して戸惑う刹那へと向かって行く。

 

???「プラストオン!」

 

刹那「え、え?」

 

そのまま緑色の光りは刹那を包み込み、風を巻き起こり、風が収まると刹那の姿は緑色のレオタードに身を包み、頭に翼が生えた姿となる。

 

イリヤ「えええええええ!?」

 

ルビー「なんと!?刹那さんが華麗に変身しました!?」

 

刹那「えっと、これって?」

 

???『脅かして済まないな』

 

それにイリヤは驚き、戸惑う刹那の隣に緑色の鳥人の幻影が現れる。

 

フェザード『私はフェザード。今は君と合体している。宜しく』

 

刹那「あ、どうも」

 

Sモリアーティ「それでこれは一体どういう仕組みなんだ?」

 

挨拶するフェザードに頭を下げる刹那を見てからSモリアーティは聞く。

 

エグゼイド「それは…」

 

スナイプ「消えるのがもうすぐでござるぞ!」

 

ブレイブ「急げ!!」

 

それにエグゼイドが答える前に上り切ったスナイプとブレイブが呼びかける。

 

確かに階段はもう少しで消えかかっていた。

 

フェザード『話は後が良いな…少し体を動かさせて貰うよ。後、力を程よく抜く様に』

 

そう言ってフェザードは刹那の体を動かしてSモリアーティを抱き抱えるとブレイブたちの所まで素早く飛んで行く。

 

イリヤ「行くよルビー!」

 

ルビー「了解ですイリヤさん!」

 

それにイリヤ達も続く。

 

エグゼイド「ようし俺も!」

 

そう言って…エグゼイドはピューと落ちる。

 

守理&スナイプ「落ちてくぅぅぅぅぅぅぅ!?」

 

アキレス「そう言えばエグゼイドには飛行能力なかったな」

 

飛べるの持ってるのはスナイプだけだったな…と守理とスナイプは絶叫する隣でアキレスは呟く。

 

ガシッ!

 

ティアマト「も~マスターちゃんとしてよね。ねーハーニア」

 

ハーニア『ホントよね~』

 

エグゼイド「ありがとうティアマト」

 

そんなエグゼイドを姿を蜂のに変えたティアマトが助けて入口へと運ぶ。

 

イリヤ「せ、セーフ……」

 

ルビー「危うくリタイアするところでしたね;」

 

それにイリヤはホッとする間にエグゼイドは着地してる合間、フェザードがプラストオフと言うと刹那は光に包まれて元の服装に戻ると隣に先ほど刹那がなっていた服装に似た姿の男性、フェザードが現れる。

 

フェザード「さて、いきなりですまなかったな」

 

刹那「ううん、大丈夫だよ」

 

守理「さっきとチラリと見えた姿が違うね」

 

謝罪するフェザードに刹那はそう返すと守理がそう言う。

 

フェザード「ああ、外に出る際はこの姿でね。本来の姿とは別に持ってるんだよ」

 

Sモリアーティ「なるほど。それは便利だネ」

 

そう答えるフェザードにSモリアーティは感嘆する。

 

フェザード「それじゃあ私は戻るとするよ」

 

エグゼイド「ありがとうフェザード」

 

そう言って光の球となり、エグゼイドの右腕の機械、ガシャコンライザーに戻って行くフェザードにエグゼイドはお礼を言う。

 

ジャンヌオルタ「んでマスター」

 

ヒロインXオルタ「そろそろ説明をお願いしても宜しいでしょうか?」

 

そう言われて中断されていたのにそうだねと刹那は今までの状況を説明する。

 

少女説明中

 

刹那「ってことなんだ」

 

ジャンヌオルタ「なるほどね…」

 

ヒロインXオルタ「まさかそんなことができるとは……」

 

状況を理解して納得するジャンヌオルタの隣でヒロインXオルタは驚いた様子で言う。

 

ティアマト「Aaaaaa(なでなで)」

 

イリヤ「えっと…」

 

ルビー「気にいられたようですねイリヤさん」

 

その隣で刹那が状況説明してる間にハーニアとの合体を解いたティアマトがイリヤを膝に乗せてなでなでしていた。

 

エグゼイド「ティアマトって小さい子とか愛らしい子とかを撫でたくなるんだってさ」

 

ルビー「へ~そうなんですか!」

 

イリヤ「(よっぽどの子供好きなんだ…)」

 

自分を撫でているティアマトを見て、イリヤはそう考える中でアーチャーはううむと唸っていた。

 

守理「どうしたのアーチャー?」

 

アーチャー「いや、ちょっと頭に引っかかるのがね」

 

刹那「頭に引っ掛かること?」

 

アキレス「何だ?」

 

そんなアーチャーに気づいて声をかけた守理へと返されたのに誰もが首を傾げる。

 

アーチャー「さっきまでのをどこかで見た気がするのだよ…」

 

刹那「さっきまでのって……」

 

アンドロメダ「階段とか石像をか?」

 

スナイプ「あの箒のもでござるか?」

 

ああ、その通りだ…とアーチャーは頷いてから額をトントンする。

 

アーチャー「出かけてるのだが…引っかかってね…」

 

イリヤ「んー、なんだろう……」

 

ルビー「あ、イリヤさん!あそこに扉がありますよ!」

 

なんであろうかと悩むアーチャーにならって考えるイリヤにルビーがそう言う。

 

試しにエグゼイドは開けてみると教室の様な部屋と繋がっていた。

 

ブレイブ「ここは…教室でしょうか?」

 

狂冶「なんだか学校みたいデス」

 

呟いた2人のにアーチャーははっとなる。

 

アーチャー「そうだ!学校だ!それも魔法の学校だ!」

 

レーザー「魔法の学校……ああ、もしかしてちびっ子ズが見てたアンパンマンって奴のか」

 

守理「あ、ああ、あれね!そう言えばそうだ!」

 

刹那「懐かしいね。小さい頃よく見てたよ」

 

イリヤ「えっと……確か昔の映画ですよね?」

 

思い出して叫ぶアーチャーにレーザーと守理も思い出して言い、刹那のにイリヤは首を傾げて聞く。

 

アーチャー「ああ、そうだ。どうして此処に来た時や建物を見た時に気づかなかったのだ…まさに見ていた奴で起こっていた事ではないか…」

 

ソロモン「けれど一部違う所あるから完全に把握出来ないかもしれないけどね…特にサーヴァントとか」

 

Sロマン『確かに……!皆!そこにサーヴァント反応が!』

 

その言葉に誰もが見るとそこにいたのは…

 

エグゼイド「あ、すまないさん!」

 

ジークフリート「ああ、ようこそ。俺の教室に」

 

刹那「なんでジークフリートが此処に!?」

 

イリヤ「それに俺の教室って…」

 

教壇に立つジークフリートの言葉にイリヤは戸惑う。

 

ジークフリート「ああそうだ。此処は勧悪倒善(かんあくとうぜん)を教えるための学校なのだからな」

 

出て来た言葉に誰もが驚く。

 

アーチャー「何?」

 

スナイプ「なんか本人からありえない言葉が出て来たでござる!?」

 

ソロモン「あー、どうやら彼は此処の主に召喚された様だね…しかも属性を歪められて」

 

守理「属性を?」

 

Sロマン『うん。今のジークフリートの属性、悪になってるよ』

 

すぐさま察するソロモンのをSロマンも肯定して厳しい顔で言う。

 

レーザー「それじゃあ俺とアーチャーの様にステータスダウンはしてないって事か」

 

ジークフリート「ああそうだ」

 

そう呟くレーザーのをジークフリートは肯定した後に…斬りかかり、慌ててレーザーは避ける。

 

レーザー「あぶなっ!?」

 

刹那「いきなり!?」

 

Sロマン『やっぱりこうなったか!』

 

ジークフリート「さあ授業開始だ。善の倒し方を教えてやろう」

 

メンバーにそう言うとジークフリートの周囲に掃除用具などが出て来る。

 

アーチャー「やるしかないか!とにかくヒロインXオルタ、この中では君がジークフリートにダメージを与えられる。他の皆は援護するんだ!」

 

ヒロインXオルタ「了解です」

 

アキレス「ああ、分かった」

 

話してる間に夫婦剣を投影しながらそう言うアーチャーにヒロインXオルタは了承してアキレス達も同意して戦闘が開始される。

 

イリヤ「が、頑張ってください!」

 

刹那「皆、ファイト!」

 

戦えないイリヤと刹那の応援を背にヒロインXオルタは早速ジークフリートへと駆け出す。

 

ジークフリート「……」

 

ヒロインXオルタ「はぁっ!」

 

ガキィン!

 

構えずに無言で佇むジークフリートにヒロインXオルタは剣を振り下ろすと固い音と共にヒロインXオルタは弾かれる。

 

ヒロインXオルタ「っ!?」

 

Sモリアーティ「なっ!?」

 

ジークフリート「…ふむ、この程度か」

 

誰もが弾かれた事に驚く中でジークフリートは攻撃された場所を埃を掃う様に掃った後にヒロインXオルタへとお返しと攻撃を仕掛ける。

 

スナイプ「教授!」

 

Sモリアーティ「うむ!」

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガッ!!

 

それにスナイプとモリアーティがヒロインXオルタが避けられる様に援護射撃をし、ジークフリートはそれをもろともしないが避けられる時間が出来たのでヒロインXオルタは避けると距離を取る。

 

レーザー「おいおい、全然ダメージらしいのないぞ!?」

 

ジャンヌオルタ「どういう事よ!?」

 

誰もがダメージもないジークフリートに驚いていると何かをしていた狂冶が声をあげる。

 

狂冶「やはり!プロテクトアタッカーメモリを使ってますネ!」

 

アキレス「あのメモリか!」

 

ブレイブ「プロテクトアタッカー?」

 

出て来た言葉に財団X組以外首を傾げる。

 

守理「なんですかそれ?」

 

狂冶「超防御と超攻撃の記憶を内包したガイアメモリデス!これを使った者はその者が最強の矛であり同時に最強の盾となるのデス!」

 

イリヤ「え、それって……」

 

ジークフリート「ああ、そうだ。だから……」

 

ブンッ!

 

ティアマト「A?」

 

スドォオオオオオオオオオオオオオオン!

 

ティアマト「Aaaaaaaaaaaaaaaaa!?」

 

狂冶が説明した事にイリヤが言おうとする前にジークフリートはティアマトに近づくと剣を振るい、叩き込まれたのにティアマトは吹き飛んで壁にぶつかる。

 

エグゼイド「ティアマト!?」

 

アンドロメダ「凄いパワーだな」

 

Sロマン『あのティアマトを一瞬で吹き飛ばすなんて……』

 

スナイプ「それ以前にティアマト氏はゴーグル氏のサーヴァントになった際にスキル全部使えなくなってるから一般人よりめっちゃ頑丈なだけと言う!!」

 

ルビー「そうなんですか!?」

 

イリヤ「あー、でも仕方ないね;色々とヤバイのあるから…」

 

アーチャー「怪力ぐらいは使えたらよかったんだがな」

 

驚くメンバーにアーチャーが呟いた後にティアマトが吹き飛ばされた際に出来た煙が吹き飛び…

 

ティアマト「いってぇなこのやろ!普通に痛かったじゃねえか!」

 

恰好がお腹と太ももに腕を露出した女騎士な恰好になったティアマトが現れる。

 

刹那「あ、また変わった」

 

イリヤ「今度は誰?」

 

エグゼイド「ビートマ!ナイス!」

 

ビートマ『全く、こっちが飛び出してなかったら動けない状態だったぜ』

 

現れたのに刹那とイリヤは首を傾げる中でエグゼイドのに答えて赤い角を持ったカブトムシっぽい二足歩行のモンスターがティアマトの隣に出て来て言う。

 

Sモリアーティ「くっ!厄介な力だネ!弱点は無いのか!?」

 

アーチャー「確かに、弱点じゃなくても短所とかは!」

 

アキレス「ん~それが…」

 

狂冶「全く無いんデスよねこれが;」

 

聞くSモリアーティとアーチャーのにアキレスと狂冶がそう返す。

 

エグゼイド「んー?そうかな?攻略法はあると思うんだけど?」

 

守理「え?」

 

刹那「あ、そっか」

 

イリヤ「え、分かったんですか?!」

 

そう言うエグゼイドに誰もが驚く中で刹那もその手があったか!と納得する中でエグゼイドは狂冶に近づいて小声で聞く。

 

エグゼイド「ねえねえ、相手のを反射する事とか出来る?超絶技とかでも」

 

狂冶「それならでき…あ、そう言う事デスか!」

 

その言葉に狂冶もエグゼイドの言葉の意図に気づいた後…

 

エグゼイド「おーいすまないさん!そんなに攻撃に自身があるなら俺や狂冶に宝具をぶつけてみなよ!」

 

ジークフリート「……すまないが断る」

 

そう言うエグゼイドにジークフリートはそう言う。

 

エグゼイド「んじゃあ仕方ないね!」

 

スナイプ「あっさり!?」

 

守理「ホントゴーグルくん納得早過ぎ!」

 

それにあっさり言うエグゼイドにスナイプと守理は叫ぶ。

 

エグゼイド「だってさ、断るって事はすまないさんは宝具だけは不調なんだなって思うじゃん」

 

ジークフリート「いや不調ではないが。相手の誘いに乗ると厄介なことになると思うからな」

 

そう言うエグゼイドにジークフリートはそう返す。

 

エグゼイド「だったら!出るまで攻撃するだけだ!」

 

そう言ってエグゼイドは駆け出す。

 

愚かなと呟いたジークフリートは剣を振るう。

 

それに対してエグゼイドは器用に避け、攻撃を振るうジークフリートのを避けながらガシャコンブレイカーで叩き続ける。

 

刹那「あーやっぱり引っかからないか…」

 

狂冶「んじゃあ出させるまで戦うだけデス!」

 

それに刹那は呟き、狂冶もそう言う中でアーチャーが前に出る。

 

アーチャー「君は温存して構えてくれ…いざと言う時の要は君だからな」

 

狂冶「はいデス!」

 

刹那「私も戦えたらなー」

 

そう言うアーチャーに狂冶は頷く中で刹那もうーむと唸る。

 

イリヤ「私もです…弱体化してなければ…」

 

ルビー「そうですねー。困りましたねー」

 

少し棒読みで言うルビーに緊張感持ってよ!とイリヤが言った時…

 

???「なら、俺達と合体するか?」

 

イリヤ「へ?」

 

いきなりの声にイリヤは見ると赤と青の2つの光の球が浮かんでいた。

 

守理「君達は?」

 

ウォリアム「俺はウォリアム。炎の使い手だ」

 

ザガリアン「俺はザガリアン。氷と水の使い手だ」

 

イリヤ「えっともしかして…」

 

刹那「ゴーグル君の友達?」

 

そう名乗る2人にイリヤと刹那は聞く。

 

ウォリアム「仲間だ。フェザードと同じプラスターワールドのキャラと言っておこう」

 

ザガリアン「俺達と合体すればそこの嬢ちゃんも一応戦えるぞ」

 

刹那「お、そうなの」

 

イリヤ「ではお願いします!」

 

良し!と2人の返事に2人は青はイリヤ、赤は刹那へと近づき…

 

ザガリアン&ウォリアム「プラスト!オン!」

 

合体する。

 

そして光が弾け飛ぶとイリヤは青いセーラー服の様なのに肩にショルダーガードの様なのを身に着けた姿になり、刹那はどことなく戦乙女を感じさせる服装になる。

 

ザガリアン『俺は手から水流や凍らせるクナイを放つことが出来る』

 

イリヤ「わ、分かりました!」

 

ウォリアム『俺は火炎弾だ。しくじるなよ』

 

刹那「分かった。んじゃあよっと」

 

ボッ!

 

その言葉に刹那は試しにガントの要領で1発ジークフリートに放つ。

 

ジークフリート「ふっ!」

 

バシュッ!

 

向かって来るのをジークフリートはあっさりと切り裂く。

 

ウォリアム『もっとだ!もっと撃ち込め!』

 

刹那「OK!」

 

それを見て指示するウォリアムに刹那は頷いて連発で火炎弾を放つ。

 

大量の火炎弾をジークフリートが霧払いをする中で飛び上がったイリヤが手から氷型のクナイを出現させてジークフリートの足元へと向けて放つ。

 

それにジークフリートが気づくが火炎弾ので気を取られていたので足に刺さり、刺さった所が凍って行く。

 

ザガリアン『どうやら防御力は高くても状態異常とかは無効に出来ないみたいだな!ドンドン投げて凍らせてやれ!』

 

イリヤ「は、はい!」

 

それを見たザガリアンの指示にイリヤは答えてドンドン氷のクナイを投げる。

 

氷のクナイを防いでいたジークフリートはやがて全身が凍り付いて行く。

 

ティアマト「さっきのお返しだ!!」

 

そこにティアマトのエネルギーを収束した蹴りが炸裂してジークフリートは吹き飛ぶ。

 

ジークフリート「ぐぅ!」

 

アキレス「オラッ!」

 

怯んでる所を続けざまにアキレスが叩き込む。

 

ソロモン「良し、少しずつだけどダメージが蓄積してる!」

 

Sモリアーティ「だが倒すのにはまだまだのようだぞ!」

 

だね!と返しながら攻撃を仕掛けるメンバーの合間をソロモンは魔力弾を放って援護する。

 

アンドロメダ「よっと」

 

刹那「はあっ!」

 

一方でアンドロメダは掃除用具を全て縛り上げた所を刹那が火炎弾を放ち、掃除用具を燃やし尽くす。

 

刹那「よしこれで道具は片付いた!」

 

アンドロメダ「あとはあいつだけだな」

 

そう言ってジークフリートを見る。

 

アキレス「ふんっ!」

 

Sモリアーティ「はっ!」

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!

 

アキレスが蹴りを入れた所にSモリアーティがスナイプと連続射撃を浴びせる。

 

ジークフリート「くっ!」

 

流石に高い防御力と攻撃力を手に入れているが数の多さで不利と感じたのかジークフリートは後ろに下がる。

 

ジークフリート「やるな……しょうがない」

 

するとジークフリートは魔力を放出する。

 

ソロモン「これは!」

 

刹那「宝具が…来る!」

 

それに誰もが身構える中でジークフリートはおお!出すのか!なエグゼイドをみつえる。

 

ジークフリート「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る」

 

刹那「狂冶くん!」

 

エグゼイドへと向かって行くジークフリートの前に狂冶は立つ。

 

ジークフリート「(……む!)」

 

狂冶「さあ、来るデス!」

 

ジークフリート「撃ち落とす――幻想大剣(バル)

 

クルッ

 

凶冶「!?」

 

ジークフリート「天魔失墜(ムンク)!!」

 

迎え撃とうとした狂冶だがジークフリートは放つ直前で向きを変えて、守理へと向けて放つ。

 

ティアマト「狂冶!わりぃけど痛いの我慢してくれ!!」

 

しまった!?と狂冶が思った直後にティアマトの言葉と共に背中に衝撃が走り、勢いよく吹っ飛んでジークフリートを追い越して守理の前に出る。

 

ジークフリート「何!?」

 

狂冶「食らうのデス!」

 

顔を顰めながら狂冶は目の前に防壁を展開、ジークフリートは打ち砕こうとするが防壁が強く輝いた後に自身の放った宝具の力の放流がジークフリート自身へと跳ね返る。

 

ジークフリート「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

アンドロメダ「当たったぞ!」

 

多大なダメージを受けたジークフリートは地面に倒れる。

 

ティアマト「よっし!」

 

レーザー「いやぁ~蹴り飛ばして強引に前に出させってよくやるな」

 

狂冶「痛かったデスよ……」

 

それにティアマトは手をグッと握り締める隣で見ていたレーザーがそう言い、狂冶も蹴られた所を摩る。

 

ティアマト「ホント悪かったな狂冶、咄嗟とはいえ蹴り飛ばして」

 

狂冶「な、なんとか大丈夫デース……」

 

改めて謝罪するティアマトに狂冶は背中を摩りながら後で回復しますしと付け加えながらジークフリートを見る。

 

その体から光が漏れ出ていた。

 

ジークフリート「負けたか…まあ仕方がないか」

 

Sモリアーティ「まあ本来悪は善に負けるものだからネ」

 

Sロマン『消える前に一つ聞きたい。君のマスターって言うのは…』

 

そう言うモリアーティの後にSロマンは聞くがジークフリートは口をつぐむ。

 

イリヤ「言えないんですか…?」

 

ジークフリート「すまない。だがこれだけは言える……キミたちではマスターに勝つことはできない」

 

エグゼイド「なんで?」

 

ブレイブ「確かに、理由を答えて貰おうか」

 

出て来た言葉に誰もが驚き、ブレイブが代表で聞く。

 

ジークフリート「簡単だ。この世界ではマスターがルールなのだからな…」

 

シュゥウウウウウウウ

 

そう言い残すとジークフリートは消えて行った。

 

レーザー「ルールね…そりゃまた…」

 

ザガリアン『大層な存在みてぇだな』

 

刹那「そうみたいだねー」

 

イリヤ「一体何者なんでしょうか……」

 

ジークフリートが残した言葉を噛み締めながら誰もが部屋を出る。

 

アキレス「また沢山の扉だな」

 

沢山並ぶ扉に今度はこれで見つけろってか…とアキレスは呟く。

 

ウォリアム『プラストオフ!』

 

その隣ではウォリアムは刹那と分離して刹那の隣に着地する。

 

刹那「ありがと。助かったよ」

 

ウォリアム「ふん。そっちこそなかなか鍛えてる様だな」

 

そう返してウォリアムはエグゼイドの所へと戻って行く。

 

ザガリアン『んで、どの扉を開けるんだ?』

 

イリヤ「どれにしよう…」

 

こちらは分離しないでそのまま聞くザガリアンにイリヤはうーんと唸る。

 

ティアマト「とにかくテキトーに開けるか…」

 

そう言ってティアマトは1つの扉を開けて…

 

ジャキーン!!!

 

ソロモン「…慎重に開けたらだめだねこれは;」

 

ティアマト「そうだな…」

 

飛び出した針を見て言うソロモンに体を必死に動かして避けたティアマトはプルプルしながら返す。

 

狂冶「んじゃサーチメモリで探して…」

 

パカッ

 

そう言って調べようとした狂冶の足元が突如開く。

 

いきなりだったので狂冶はしまっ!?と飛ぶ前に落ちてしまう。

 

スナイプ&守理「なんか落ちたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

アキレス&アンドロメダ「狂冶ぁあああああああああああああ!?」

 

いきなりの事に誰もが驚く中で穴は閉じてしまう。

 

ブレイブ「消えた!」

 

エグゼイド「マジック?」

 

ソロモン「いや魔術だ。この場合、彼は厄介だと認識されたからかもしれない…」

 

Sロマン『確かに彼の能力は厄介だからね』

 

Sモリアーティ「だから脱落させたわけか」

 

そう言うソロモンのにSロマンは先ほどのを思い出して言い、Sモリアーティも顎を摩る。

 

守理「えっと、ダ・ヴィンチちゃん。サーチ出来る?」

 

ダ・ヴィンチ『彼のだね……あ、入り口外で反応があったよ』

 

アキレス「外か…」

 

アンドロメダ「それならすぐにこれそうだな」

 

確認して言うダ・ヴィンチにアキレスとアンドロメダは安堵するがダ・ヴィンチは困った顔をする。

 

ダ・ヴィンチ『いや、どうも動き方に戸惑いがあるね…何かが起きたのかな?』

 

一方の入り口では…

 

狂冶「な、なんデスかこれー!?」

 

外に放り出された狂冶は光に包まれたと思ったらその姿がフェレットにされていた。

 

咄嗟にユニゾンアウトして無事だったエアルはあわあわした様子でフェレットとなった狂冶を抱き上げる。

 

エアル「あ、主…可愛い…」

 

狂冶「これじゃあユーノさんじゃないデスかー!?」

 

その後に可愛さにメロメロになってスリスリよしよしと夢中になる。

 

戻って守理たち

 

アーチャー「そうなると合流はしばらくは無理かもしれないな…」

 

レーザー「現状のメンバーで行くしかねえって言う訳か」

 

刹那「まさかの動物化!?」

 

イリヤ「うぇえええ!?」

 

送られて来た映像にアーチャーは眉間を揉み、レーザーが言う隣で刹那達は驚きの声を上げる。

 

アンドロメダ「なるほど。これじゃあ戻れないな」

 

アキレス「にしても狂冶を動物にするとは…」

 

それにアンドロメダとアキレスは唸る。

 

ジークフリートを倒した守理と刹那達、財団Xと共に前へ進むが次の相手は…

 

 

 


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