コンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダー   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「番外編だよ~」

ゆっくり魔理沙「時期的にCCCコラボ後のなんだぜ~」

士「アンデルセン…マジ苦労するな」

カズマ「ですね…」


番外編:アンデルセンの愚痴り…

 

 

 

ハンス・クリスチャン・アンデルセン

 

サーヴァントながらマスターがいなくても1人で現界でき、キアラと共にのんびりしている。

 

人類史焼却のに巻き込まれて第4特異点から合流した後はキアラにぶつくさ言いつつ、時たま協力もしていた。

 

そんな彼は…

 

キアラ「何を読んでるんですかアンデルセン?」

 

ヘブンズ「面白いのでしょうかそれは?」

 

アンデルセン「………ええい!頭にデカいのを同時に乗せるな牛女ども!!」

 

自身が契約している同一存在の2人に悩まされていた。

 

 

 

 

アンデルセン「全く、赤髪が石を使って呼び出したらあの海底SE.RA.PH.でビーストだったのにアルターエゴになったあやつとは……出て来るとは思いもしなかったぞ。しかもマスターを赤髪じゃなくて俺にするとは…はた迷惑のなんでもないぞ…女将、ビール」

 

ほむ姉さん「は~い」

 

たむら「あなたも苦労してるわね;」

 

酒飲みほむら「だよな~だけど少年おっさんって普通の男子が憧れてる様な状況になってるじゃん」

 

あけみ屋で愚痴りながらおつまみを摘まみつつビールを注文するアンデルセンにたむらはそう言い、良くたむらと絡む酒飲みほむらがそう言う。

 

アンデルセン「貴様らの目は不自然か?同じ人物2人に囲まれてたら不気味でしかないぞ。もしもお前たちが救おうとしてる女が沢山いたらどうする?」

 

そう問われて2人は少し考え…

 

たむら「それはそれで…」

 

酒飲みほむら「だなー」

 

アンデルセン「貴様らに聞いた俺がバカだった」

 

えへへと嬉しそうな顔をするたむらとほむらーズにアンデルセンは眉間を揉む。

 

今のアンデルセンの周りも沢山のほむらなのだが本人的にキアラの方が強い様だ。

 

ほむ姉「あ、はは…け、けど悪く言う割にはお2人のカードを手放さないんですね」

 

アンデルセン「ふん。あんな害悪どもをほっておけるか、主従関係だった事もあるから管理してるだけだ。それにデュエルではなかなかの効果だからな」

 

酒飲みほむら「あー確かに凶悪だよな…」

 

たむら「それで逆転されてたわね」

 

話題代えようとそう言うほむ姉にアンデルセンは取り出した2人が描かれた遊戯王カードをひらひらさせながら言い、それを見ていた酒飲みほむらとたむらはなんとも言えない顔をする。

 

たむら「それでそのほっておけない人達は?」

 

アンデルセン「それならニブチンバカ2人に押し付けてる。あ奴らの前じゃああの牛女どもは調子を崩されるからな」

 

ビールを飲んでからのたむらの問いに答えるアンデルセンにほむ姉は大変だなあの2人…と押し付けられた人物たちの事を考えながら手を動かす。

 

アンデルセン「全く、事あるごとに読書中に頭に胸を乗せて来るわ。寝ている所で何時の間にか枕とすり替わってたりするわ。挙句の果てにはお互いに左右から挟み合うのだぞ…げんなりするぞこれは…」

 

たむら「それは…」

 

酒飲みほむら「なんと言うか胸を気にしてる奴がいたら怒髪天になりそうな事されてるな少年おっさん」

 

ふうとため息を吐くアンデルセンにたむらはなんとも言えない顔をして酒飲みほむらはそう言う。

 

悪戯ほむら「けどさ~アンデルってさ、めんどくさそうな顔をするけど嫌な顔してないじゃん」

 

アンデルセン「まぁ、あやつといると退屈はしないからな…(嫌いではないからな…)」

 

近寄って来た悪戯ほむらのにアンデルセンはそう返しつつ内心そう呟く。

 

シェイクスピア「あ、いたいたアンデルセン殿~ちょっと緊急事態ですぞ~」

 

するとそこにシェイクスピアが慌てた様子で来る。

 

アンデルセン「なんだ?馬鹿どもが何かしたのか?」

 

シェイクスピア「何をしたかと言うとしてませんが…用事が出来ちゃったので葉月殿達に…「なにちびっ子どもに預けてるんだあの馬鹿ども!!!」…頼み込もうと…ってもう行っちゃっいましたか」

 

バビュン!と飛び出すアンデルセンにシェイクスピアは速いなと思いながら追いかけて行く。

 

たむら「これはあれね。嫌よ嫌よも好きのうちね」

 

酒飲みほむら「あー、確かに少年おっさんのそれに当て嵌まるな」

 

そんな2人を見送ってからそう言うたむらに酒飲みほむらも納得しながらビールを飲んでげはーと吐き出す。

 

ほむ姉「嫌よ嫌よも好きのうち…か…アンデルセンさんも私達に似てるな…」

 

そんな酒飲みほむらに苦笑した後にアンデルセンが座っていた場所を見ながらほむ姉は思い出す。

 

 

おい貴様!丁度良い!電脳空間に楽に入れる機械を作れるか!?

 

え、え?

 

時間が惜しい。作れるのか作れないのかどっちだ!

 

う、うう…

 

ちょ、落ち着いてください!

 

落ち着いてられんのだ!一刻も早く向かわんと!

 

 

ほむ姉「……ホント、大切な人なんですね」

 

くすりと見えない場所に置かれていたほむらの1人がお土産として持って来たFate/EXTRA CCCのゲームカセットを見ながらほむ姉はそう呟くのであった。

 

 

―だがおまえは、もはや人ではない。それ以外の化け物になりさがったのだろう?ならば、それも悪くはない。おまえが神であるのなら、愛してやるのも一興だ―

 

 

 


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