コンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダー   作:鳴神 ソラ

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本物の桜を見たというライダーと共に探すことになった守理達。

だが向かった先で待ち受けていたのは……


騎手2節:黒き存在と闇武者

 

前回、桜を見つけたと言うメドゥーサの言葉で探しに向かった守理達

 

次に桜が向かったであろう大橋に来ていた。

 

守理「さて、大橋に来たのは良いけど…」

 

刹那「居ないね…」

 

周りを見て呟く中でメドゥーサは桜……と呟く。

 

メドゥーサ「ホントにどこに……」

 

アイリ「この辺の人に見かけたかどうか聞いてみましょう」

 

刹那「それが良いね。丁度人がいるし、聞いて来るよ」

 

提案にそう言って刹那は大橋の所にいた1人の女性の元へ行く。

 

刹那「あの、ちょっといいですか?」

 

声をかける刹那だが女性は無言でいる。

 

それに刹那は警戒しながらもう1度声をかける。

 

刹那「あの、すみませーん」

 

再び声をかけたのに女性はまたも答えない。

 

そんな反応しない事に刹那は嫌な予感を感じる。

 

そして女性は振り返ると共に……ニタリと笑う。

 

直後に刹那へと襲い掛かろうとし……

 

メドゥーサ「はあ!」

 

割って入ったメドゥーサに蹴り飛ばされる。

 

守理「大丈夫刹那!?」

 

刹那「う、うん」

 

慌てて声をかける守理に刹那は頷く。

 

その後に誰もが距離を取ると蹴られた女性は服が破け、足が蛇に変わる。

 

守理「ラミア!?」

 

刹那「こんな時間にもうモンスター!?」

 

驚いていると周りの雰囲気がまた変わっているのに気づく。

 

メドゥーサ「また世界が変わった…と言う事はシャドウサーヴァントがいる!」

 

アイリ「こんな時に面倒ね…!」

 

誰もが周りを見ると槍を構えた男がいた。

 

メドゥーサ「ディルムッドですか…」

 

守理「また第四次の!?」

 

刹那「んで今回はランサーか…もしかして全員出て来るのかな?」

 

現れたのに誰もが身構える中でディルムッドが襲い掛かる。

 

ガキン!

 

メドゥーサ「くぅ!」

 

槍をメドゥーサは受け止めた後に守理達から引き離す。

 

守理「うわぁ…どうする刹那…」

 

刹那「ん~…」

 

エクスカリバーホーリーソード!

 

Bundle is the breath of stars!

 

状況に冷や汗を流す守理に刹那も困った顔をしていると音声が鳴り響いた後に見覚えのあるコインがちらほらと出て来る。

 

そしてラミア達の隙間から攻撃をかわしながら走って来るアーチャーの姿が見えた後…

 

アーチャー「変身!」

 

デュアルアップ!!

 

聖なる輝き!騎士王!エクスカリバーホーリーソード!

 

叫んだ後にパネルを潜り抜けると顔が水色の所を深い青色に染めたブレイブで体はパラドクス パーフェクトパズルだが、肩と腰に騎士鎧を模したアーマーが装着されていて、胸部のグラフィックが剣を真っすぐ下に突き立てて仁王立ちする騎士になったスワードに変わる。

 

その後に風を身に纏うと加速してラミア達を吹き飛ばして守理達の前に立つ。

 

スワード「大丈夫か三人とも!」

 

守理「先輩、ナイスタイミング!!」

 

刹那「でもどうしてここに!?」

 

突然駆け付けたのに思わず聞く刹那に取り出したアルトリアが使うエクスカリバーでラミアを斬り飛ばしながらスワードは答える。

 

スワード「ランサーに聞いたんだ。守理達が慌てた様子だったって、あと少しでバーサーカーとイリヤも来るから持ち応えるぞ!」

 

ヘラクレス「はぁあああああああああああ!!!」

 

ズドォオオオオオオオン!!

 

理由を答えた直後に咆哮と共にヘラクレスが降り立ち、その際の衝撃でラミア達を吹き飛ばす。

 

スワード「と、思ったらもう到着とか流石バーサーカーだな」

 

ヘラクレス「マスター!只今来ました!」

 

イリヤ「大丈夫2人とも、ママ!」

 

感嘆交じりに言うスワードの後にヘラクレスからイリヤが降りて来る。

 

守理「大丈夫だよ」

 

刹那「先輩とライダーのおかげで助かった」

 

アイリ「それにしてなんだか変身した姿がなんとなくセイバーに似てる様な」

 

スワード「そのセイバーを元にしたゲームでのフォームだからなこれ」

 

それぞれ返した後にスワードはガシャットギアデュアルを抜いてダイヤルを戻してから再度右に回す。

 

キメワザ!

 

音声が鳴り響いた後に再びギアホルダーに戻す。

 

デュアルガシャット!

 

鳴り響くとエクスカリバーに聖なる輝きと風が纏われる。

 

エクスカリバー!クリティカルエア!!

 

スワード「はあ!」

 

勢いよく振るわれた斬撃で残っていたラミア達が吹き飛ぶ。

 

守理「良し!後はメドゥーサが戦ってるシャドウサーヴァントだね」

 

刹那「そうだね。まぁライダーならあのガジェットあるし大丈夫じゃ…」

 

そう言ってる間に変身をしてなくてもメドゥーサがシャドウサーヴァントを倒した所であった。

 

メドゥーサ「………今回のもまた」

 

スワード「あー…どういう状況か教えて貰えると嬉しいんだけど…」

 

ヘラクレス「マスター。ご説明をお願いします」

 

イリヤ「そうそう詳しく!」

 

呟いたメドゥーサや守理達にスワードやヘラクレス、イリヤが聞く。

 

確かに分かってないもんねと守理達はこれまでの事を話す。

 

スワード「ホントの桜が?」

 

メドゥーサ「ええ、それで探していたのです」

 

ルビー「見間違いの可能性は?」

 

刹那「メドゥーサ本人が見たって言うからね…」

 

驚くスワードやヘラクレス達を代表して聞くルビーに刹那はそう返す。

 

そんなルビーに間違い様がないですとメドゥーサは断言する。

 

メドゥーサ「横顔でしたがさくらだったのは確かなんです」

 

スワード「……ホント、桜がどうして俺達の前に来ないかが気になるな…」

 

イリヤ「何か理由があるのかな?」

 

誰もが唸る中で守理は言う。

 

守理「とにかく行くしかないよ。もしかしたら虎聖杯に関する情報を持ってるかもしれないし」

 

刹那「でも次はどこにいく?」

 

そう言われると…唸る守理だがスワードは上空を見上げているのに気づく。

 

守理「どうしたの先輩?」

 

スワード「なあ…もし世界が変わってるのがシャドウサーヴァントが関わってるのなら…()()()()()()()()()()()()()()?」

 

告げられた事に誰もが見上げると確かに空の感じが全然戻っていない。

 

守理「まだ戻ってない!?」

 

イリヤ「な、なんで……!?」

 

誰もが戸惑う中でメドゥーサはある方を見る。

 

そこから歩いて来るのが見えてるからだ。

 

そんなメドゥーサの視線に気づいた守理達も同じ方を見て驚く。

 

紫の長髪とバーサーカーのランスロットを感じさせる鎧を顔、二の腕や腕、脇腹から挟む様な形、腰、足に装着した女性。

 

バイザーで顔が隠れてはいるがイリヤ達には見覚えのある姿であった。

 

刹那「嘘っ、あれって……!」

 

イリヤ「バーサーカーのランスロットを夢幻召喚した桜さん……!」

 

スワード「なんだって!?」

 

メドゥーサ「桜…!!」

 

その姿を見て驚く刹那とイリヤの言葉にスワードは驚き、メドゥーサは顔を歪める。

 

守理「つまり、ランスロットと同じ能力が使えるの!?」

 

ヘラクレス「それは厄介ですな…む?あれは……!?」

 

驚く守理の後にヘラクレスが呟いた後に驚く。

 

桜ランスロットがあるものを取り出したのだ。

 

刹那「え、あれって…!」

 

スワード「バグヴァイザーにガシャットだと!?」

 

まさかのに驚いている間に桜ランスロットはバグヴァイザー…正確に言うならバグヴァイザーⅡを腰に当ててバグルドライバーⅡにし、ガシャットを起動する。

 

ガッシャーン!

 

ギリギリチャンバラ!

 

桜ランスロット「HENシン」

 

静かに言った後に起動したガシャットが手離されると同時に宙に浮いて、桜ランスロットがバグルドライバーⅡのAボタンを押した後にガシャットがバグルドライバーⅡに自動で装填されると共に左上のボタンを押す。

 

ガシャット!

 

バグルアップ!

 

音声と共にパネルが桜ランスロットの前に現れ…

 

ギリ・ギリ・ギリ・ギリ!チャンバラ~!

 

潜り抜けると桜ランスロットの服装が変わっていた。

 

鎧は禍々しい紋様が付いた青緑色の鎧武者のに変わり、顔を覆っていたバイザーな仮面も消え、変わりに鎧兜の様なヘッドギアを付けたのになった後に閉じられていた目が赤く光る。

 

メドゥーサ「これは…!?」

 

スワード「まさか…ライダー少女と言う感じになったのか…言うなればライダー少女レーザーか…」

 

守理「と言うかなんで桜ちゃんがガシャットを!?」

 

刹那「誰が持たせたの!?」

 

戸惑うメンバーへと桜ランスロットは笑みを浮かばせて襲い掛かる。

 

迫る桜ランスロットをスワードが受け止める。

 

スワード「ぬう!」

 

そのまま少し後ずさった後に二刀流とぶつかり合う。

 

メドゥーサ「私も!」

 

刹那「気をつけてライダー!」

 

それにガシャットを持って飛び出そうとしたメドゥーサに刹那は言う。

 

守理「もしかしてなんかあるの?」

 

刹那「あの桜ちゃんはバーサーカークラスのランスロットのサーヴァントカードをインストールしてる。それも脅威だけどあのレーザーは……対ゲンム特化でもあるんだ」

 

メドゥーサ「対ゲンム特化…!?」

 

聞く守理に答えた刹那のにメドゥーサは驚く。

 

刹那「ゲンムの能力を全部初期化できる能力を持っているんだよ。あのレーザーには」

 

守理「つまりメドゥーサがゲンムになって挑んだらかえって足手まとい!?」

 

イリヤ「なにそのゲンムアンチ能力!?」

 

ヘラクレス「ですが、相手は姿は違うとはいえ仮面ライダーの力持ちでしかも彼にとっては大切な者の1人ですからこのままでは!」

 

驚く2人の後にヘラクレスが対峙してるスワードを見て呻く。

 

ヘラクレスも自身が加勢したい所だが下手して刹那達の方に来られた場合を考えて守り手がいないといけない。

 

メドゥーサ「何か…何か打破できるのは…!」

 

必死に自分が持つガシャットで打開策がないか探ったメドゥーサはあるガシャットに目を向ける。

 

メドゥーサ「!そうです。これなら…彼女の奴ならば…!」

 

アイリ「何か見つけたの?」

 

誰もがメドゥーサの持つのを見ると刹那にとっては見慣れないガシャットであった。

 

ガシャットの色は黒交じりの紫色で絵柄が狂う様に暴れる大蛇なのに守理はある予想を付ける。

 

守理「そのガシャットって…」

 

メドゥーサは取り出したガシャットを手にゲーマドライバーではなくバグルドライバーを腰に装着する。

 

ガッシャーン!

 

メドゥーサ「力を借りますよ…アヴェンジャーの私!」

 

リベンジャーゴルゴン!

 

ガシャットを起動、その後にバグルドライバーのAボタンを押して待機音声が鳴り響く中……

 

メドゥーサ「変身!!」

 

ガシャット!!

 

装填して左上のボタンを押す。

 

バグルアップ!

 

音声と共にパネルがメドゥーサの前に現れてメドゥーサを覆い隠し…

 

喰らえ大蛇!

 

Woooo!!

 

噛み砕け神を!

 

Woooo!!

 

復讐の牙!

 

リベンジャーゴルゴーン!!

 

Woooo!!

 

パネルを砕く様に新たな姿となったメドゥーサが姿を現す。

 

顔は蛇の顔で開いた口から赤と水色のオッドアイが輝き、身体が胸部分をライダーゲージへと変えたS.I.Cの王蛇サバイブで右腕が左腕と同じガントレットを装着した仮面ライダー…

 

イリヤ「あれって…!」

 

刹那「ゲンム…じゃない?」

 

守理「あれ…第7特異点でゴルゴーンが変身した姿だ!」

 

その姿に驚く2人の隣で守理がいう。

 

刹那「あ、そうだ!でもどうしてそのガシャットがあるの?」

 

メドゥーサ→ゴルオン「拾っておいたんですよ。このライダー、ゴルオンに変身したのはゲンムと違いますから特化も意味はなさないと考えてです。行きます」

 

夜寝る前に暇つぶしで聞いていた時のを思い出して聞く刹那へとゴルオンはそう返した後に駆け出す。

 

スワード「!メドゥーサか!」

 

ゴルオン「ええ、援護させて貰います」

 

そう言葉を交わしてから桜ランスロットとぶつかり合う。

 

刹那「ライダー!武器を奪われないよう気を付けて!」

 

イリヤ「あ、確かに奪われたらやばいもんね!」

 

注意する刹那にイリヤも声をあげる。

 

ゴルオン「心配ご無用です!リベンジャーゴルゴンは怪物となったゴルゴーンが己の牙と腕、尻尾や蛇を使い、向かって来る者達を打ち倒し神に挑むゲーム。それ故にゴルオンにはガシャコンウェポンもなく、頼れるは使用してる己の拳のみ!」

 

その言葉と共に連続パンチを桜ランスロットに叩き込んで吹き飛ばす。

 

ヘラクレス「なるほどそれならば…!」

 

イリヤ「桜ランスロットは武器を奪えない…!」

 

守理「確かに武器を奪う相手なら素手でやれば良いだけだもんね!」

 

これなら…と誰もが思った時…

 

ドドーン!

 

スワード「うお!?」

 

ゴルオン「っ!」

 

空中から飛んで来たのに2人は驚いて飛びのく。

 

その間に桜ランスロットの前に何かが降り立つ。

 

スワード「あれは…百貌のハサン!?」

 

守理「ここで!?」

 

刹那「しかも全員勢ぞろい!?」

 

並び立つシャドウサーヴァントのハサン達に誰もが驚く中でハサン達は襲い掛かる。

 

スワード「ちい!」

 

ゴルオン「はあ!」

 

ヘラクレス「はぁああああ!!」

 

ズドォオン!!

 

向かって来たのを迎え撃つが数が多いのもあって減らすのが大変である。

 

守理「うわわ、多いのもあって桜ランスロットちゃんの所に行けないよ」

 

アイリ「ってあら?桜ランスロットちゃん、何処に行ったのかしら?」

 

刹那「ハサン達に紛れて消えちゃった…?」

 

誰もが見渡す中で風を切る様な音に上を見上げ…ギョッとする。

 

目に入ったのが、戦闘機に乗った桜ランスロットであったからだ。

 

守理「せ、戦闘機!?」

 

刹那「あんなのも操れるんだっけ?!」

 

バシュッ!

 

驚いてる間に桜ランスロットは宝具の力で戦闘機からミサイルを放つ。

 

イリヤ「ミサイル撃ってきた!?」

 

飛んで来るのに慌ててスワードが斬撃を飛ばしてミサイルを両断して爆発させる。

 

守理「やばい!相手が空中じゃあ!」

 

アイリ「私のワイヤーでもあの速さじゃ…!」

 

イリヤ「あ、また飛ばしてきた…!」

 

誰もが手をこまねいてる時、再びミサイルが放たれる。

 

ドドーン!!

 

すると、横から飛んで来た何かがミサイルを破壊した。

 

???「何をしている雑種!」

 

スワード「!その声は!」

 

誰もが跳んで来た方を見上げると緑色の光りをなびかせた黄金に輝く戦闘機の様なのに乗ったギルガメッシュが目に入った。

 

守理「ギルガメッシュ!」

 

刹那「なんか黄金の舟に乗ってるけどそれ何?」

 

ギルガメッシュ「我が財が1つ、ヴィマーナよ!蛇よ!他の者を乗せるのは気に食わんが今回は特別だ!のれい!」

 

ゴルオン「!感謝しますよ英雄王!」

 

驚く2人にギルガメッシュは答えた後にゴルオンを呼び、ゴルオンは礼を述べた後に飛び移り、そのまま桜ランスロットを追う。

 

守理「大丈夫かな…」

 

刹那「なーんか嫌な予感がするんだよね」

 

イリヤ「あ、でも凄いバトルになってるわよ」

 

それに不安がる守理と刹那だが、イリヤは激しくぶつかり合うのを見て叫ぶ。

 

ギルガメッシュが王の財宝を放てば桜ランスロットは機銃で撃ち落とす。

 

逆に桜ランスロットの戦闘機が放ったミサイルをヴィマーナは巧みな動きで避けて行く。

 

ギルガメッシュ「おい蛇!特例中の特例だ!ヴィマーナに貴様の宝具を使え!」

 

ゴルオン「……!成程、確かにこれなら!」

 

ギルガメッシュの言葉にゴルオンはその手に黄金の鞭と手綱を出現させてヴィマーナへと手綱を括り付ける。

 

それによりスピードがさらに速くなる。

 

守理「ああ!ライダーを乗せたのはそういう事!」

 

アイリ「ライダーの宝具でさらに強化したのね!」

 

刹那「これなら…!」

 

誰もがその光景に声を上げる中でドッグファイトは続く。

 

時には追いかけて来るミサイルを避け、王の財宝とぶつかりあったりするなど…

 

桜ランスロット「!」

 

決めようとしてるのか、前に出た所で桜ランスロットは戦闘機からフレアディスペンサーを放つ。

 

ドカーーーン!!

 

守理「ギルガメッシュ!ライダー!」

 

アイリ「今のは直撃したわよ!?」

 

刹那「大丈夫かな…」

 

フレアディスペンサーによる爆発に飲み込まれるヴィマーナに誰もが息を飲む中で爆風の中から少し傷ついているがヴィマーナが飛び出す。

 

ギルガメッシュ「ふん。前にへました事を二度味わう程、我は慢心しておらん!その為に蛇に宝具を使わせたのだからな!」

 

スワード「!ライダーのあれは使った乗り物のクラスもそうだがアーマークラスを上げる…つまり頑丈に強くする!」

 

刹那「だから無事だったんだ!」

 

そう言ったギルガメッシュのにスワードは思い出して言い、刹那や守理達も凄いと感嘆する。

 

キメワザ!

 

それに桜ランスロットが驚いていると隣からの音声に慌てて顔を向ける。

 

そこには何時の間にかゴルオンが乗り込んでおり、必殺技の体制に入っていた。

 

リベンジャー!クリティカルファング!!

 

ゴルオン「これで決めますよ桜!」

 

足にエネルギーを収束させてから駆け出す。

 

ゴルオン「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

そのまま回し蹴りを放って、足に収束していたエネルギーは蛇となり、蛇型のエネルギーは桜ランスロットを噛もうと迫る。

 

桜ランスロット「!」

 

守理「よし、決まっ…!」

 

ガキィィィィィィィン!

 

った…と誰もが思った時、それは覆された。

 

刹那「……え?」

 

ゴルオン「なっ……!?」

 

???「…………」

 

噛み付こうとしていたエネルギーの蛇を桜ランスロットの前に現れた黒い仮面を身に着けた存在が受け止めていた。

 

全身がぼやけており、どういう存在か判別できない。

 

バキン!

 

存在はそのまま手に持っていたのを軽く振るうとエネルギー蛇を打ち砕き、そのまま驚くゴルオンに突きを放つ。

 

ドゴォォッ!!

 

ゴルオン「がっ!?」

 

ガッシューン!

 

その一撃でゴルオンは戦闘機から落とされ、そのまま変身も解除させられて落ちて行く。

 

スワード「!ライダー!!」

 

慌ててスワードが墜落地点へと走り、滑り込んでメドゥーサを受け止めてる間に謎の存在は桜ランスロットと共に戦闘機で去って行く。

 

追おうとしたギルガメッシュは2回目のフレアディスペンサーで遮られてしまう。

 

ギルガメッシュ「ちい、逃げられたか…」

 

舌打ちした後にギルガメッシュはそのまま飛び去って行く。

 

スワード「ライダー、大丈夫か?」

 

メドゥーサ「ええ、士郎……すいません」

 

守理「ライダー!」

 

刹那「大丈夫!?」

 

聞くスワードにメドゥーサは謝罪する中で守理達も駆け寄る。

 

そのままスワードは飛び去った方向を見る。

 

スワード「さっきの存在…サーヴァントか?けど見た事がない…」

 

ヘラクレス「私も初めて見ました」

 

イリヤ「…もしかしてアイツがこの特異点を作った黒幕なのかしらね」

 

ヘラクレスも顔を顰めて同意し、イリヤが言う。

 

見ていたスワードはガシャットギアデュアルを抜いて変身を解く。

 

ガシューン

 

アーチャー「可能性はありえそうだ。あのサーヴァントをなんとかしないと特異点を解決できないかもしれない……」

 

守理「?先輩、何か気になる事でもあるの?」

 

腑に落ちない顔をしているアーチャーに守理は話しかける。

 

アーチャー「いや、なんでもない」

 

刹那「それにしてもライダーの必殺技を簡単に受け止めるなんて凄い実力を持ってそうだね」

 

アイリ「え、ええ……そうね」

 

首を横に振るアーチャーのから刹那は思い出して呟くのにアイリは戸惑う様に返す。

 

アーチャー「とにかく、今は一旦戻ろう……謎のサーヴァントがいると言う情報は手に入ったから皆に伝えないと……」

 

ヘラクレス「そうでございますな」

 

提案に誰もが同意して衛宮邸へと足を向ける。

 

アーチャー「(あの時……ライダーに向けて放たれたあの突きは……)」

 

アイリ「(あの突きの仕方、もしかして……)」

 

その中でアーチャーとアイリはあのサーヴァントのである人物を思い浮かべていた。

 

現れた謎のサーヴァント……その正体は一体……




仮面ライダースワード ホーリーソードゲーマー レベル50
外見:顔が深い青色に染めたブレイブで体はパラドクス パーフェクトパズルだが、肩と腰に騎士鎧を模したアーマーが装着されていて、胸部のグラフィックが剣を真っすぐ下に突き立てて仁王立ちする騎士になっている。
概要
衛宮士郎(アーチャー)がガシャットギアデュアルS(ソード)のダイヤルを右に回して変身した姿
騎士王としてのアルトリア・ペンドラゴンを元にしている。
元となったアルトリア・ペンドラゴンの様にエクスカリバーを駆使して戦う。
力強い相手にも劣らないパワーを持ち、風王結界で守りの他、自身の加速なども出来、また水の上にも立てる。
しかし風王結界を使ってない状態での素のスピードは遅く、加速も直進しか出来ない。
必殺技は聖なる輝きと風を纏ったエクスカリバーから斬撃を飛ばす『エクスカリバー クリティカルエア』
待機音声はBundle is the breath of stars(束ねるは星の息吹)
変身時のは聖なる輝き!騎士王!エクスカリバーホーリーソード!



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