前回、ゴーグルたちはデンライナーで世界からギリギリ脱出し、時の砂漠の中を走っていた。
ゴーグル「危機一髪~」
アーラシュ「だな…ゴチャゴチャだけど」
ソロモン「重い~退いて!!」
狂冶「だ、大丈夫デスか!?」
エアル「主も大丈夫ですか?」
モモタロス「と言うかお前等退け!俺が一番おもてえよ!」
誰もが積み重なる様に乗り込んだので一番下のモモタロスはタップする中でオオカミブルーがささっと中に入った後に魔王アーチャーを降ろすと魔王アーチャーはポンと言う音と共にSモリアーティと刹那に分かれる。
刹那「ゲフッ」
Sモリアーティ「おいおい、何時もの事だが大丈夫かね?」
キンタロス「血ぃ吐くのが何時もなんかそっちは!?」
リュウタロス「お姉さん本当に大丈夫!?」
その後にまた吐血するのにSモリアーティがそう言う中でキンタロスとリュウタロスは驚きながら慌てて刹那を介抱する。
刹那「あーうん、大丈夫。カード使った反動だから…」
イリヤ「大丈夫ですか刹那お姉さん」
キンタロスから渡されたティッシュで口元を拭いながら言う刹那にイリヤも心配そうに声をかける。
大丈夫大丈夫と返しながら刹那はエクシードXのカードをイリヤに返す。
すると気を失っていた守理が呻きながら目を開ける。
守理「あれ…此処は…」
マルタ「マスター!もう心配させないでよね!」
周りを見る守理にマルタが抱き着き、刹那やアーチャーが今までの事を説明する。
そうだったんだ…と守理は納得した後に迷惑をかけてごめんねと謝罪する。
ソロモン「とにかく、無事で何よりだよ守理ちゃん」
守理「あ、うん。ありがとうね皆」
マルタ「ホント心配したんだからね」
刹那「助けられてよかった…」
申し訳なさそうに言う守理にマルタはさらに抱き締めて言い、刹那も笑う。
ダ・ヴィンチ『さて、それぞれお疲れさん。これにて無事に完了だね』
Sロマン『ところで黒幕の彼女、どうしようか?』
その言葉と共に誰もが縛られて気絶したままのマジクを見る。
リウナス『その子はこっちで預かるわ…そんな事を出来るって事はなんか関係ありそうだし;』
アーラシュ「そういやあんたは長生きだったけ?」
刹那「それじゃあお願いねリウナス」
そう申し出るリウナスにアーラシュは思い出して言い、刹那もお願いする。
それに任されたわとリウナスも笑って返す。
Sモリアーティ「そう言えば…2人は何時からあの場にいたのかな?」
ソロモン「あー…そこ聞くよね…実はと言うと、洗脳された守理ちゃんが皆の前に現れた時からあの場にいました」
マルタ「はあ!?」
長谷部「あの時からいたのか!?」
ひと段落したので気になっていた事を聞くSモリアーティに答えたソロモンのに誰もが驚く。
ソロモン「この子、あの世界のからして何か調子を崩させる事をしないと無理そうだと思ってね。だからさっき言った様に周りに溶け込む魔法を常時かけて君達の方に夢中になった所でゴーグルの梅干しを御菓子に紛れ込ませたわけ」
イリヤ「ああ、だから酸っぱいって言ってたんだ;」
ルビー「お菓子好きにはたまらないものでしょうね」
香子「だから全然探知出来なかったのか…」
はははと笑いながら説明するソロモンのにイリヤは思い出して言い、香子も納得する。
ソロモン「それに、魔の付くの全般に切り札になるゴーグルのを悟られないようにね」
刹那「え?ゴーグル君ってもしかして魔法関連に強い子?」
アーチャー「強いと言うより、完封出来る体質の持ち主とも言えるな…(それ以外もあるがね)」
出て来た言葉に驚く刹那にアーチャーは頷く。
アーラシュ「あー、あの世界出たからか、いた間に感じてたのが抜けて来たぜ~」
マルタ「ああ、確かにそうね」
肩をポキポキ鳴らすアーラシュに守理を抱き締めながらマルタも頷く。
イリヤ「大変だったけど…皆のお蔭で助かりました…アステリオスさんもありがとう」
ティガ「テア!」
お礼を言うイリヤにティガは頷いて返す。
モモタロス「んでまぁ、ちゃんとそっちのカルデアにも行ける様になってるから安心しな」
ウラタロス「しばらくは列車の旅をお楽しみにってね」
イリヤ「あ、ありがとうございます…」
色々とあったが…無事に帰れて良かった…と、イリヤはしみじみと思いながらデンライナーの窓から見える光景を渡されたオレンジジュースを飲みながら見つつ、メンバーのはしゃぐ声を聞きながら楽しむのであった。
こうして、不思議な世界をなんとか攻略し、守理達と刹那達は無事に生還出来たのであった。
なお、イリヤは別れる直前に、リウナスからゴーグルにも協力して貰って作り上げたビートマ達プラスターの力が籠ったプラスターカードを貰ったのであった。