コンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダー   作:鳴神 ソラ

1 / 29
ブラックキング「はい!やっちゃいました!新作!」

サンダーダランビア「人気のグランドオーダーに色んな人達が乱入ッス!」

タロウSD「色々とどうなるのやらだな」

ゆっくり霊夢「それでもいい人は」

ゆっくり魔理沙「ゆっくりして行ってねなんだぜ☆」


序章:特異点F
第1節:巻き込まれる戦士達


 

とある地球、そこではウルトラマンXが巨大魚怪獣ムルチと戦っていた。

 

大地『決めるぞX!』

 

X「ああ!エイヤッ!!」

 

大地のに答え、向かって来たムルチをXは受け止めてからの反動を利用して後ろに巴投げした後に振り向きざまに胸のカラータイマーを黄色に光らせた後に両腕を左側へゆっくりと振りかぶり、それとともに右足を軸として左足を回すように踏ん張りを入れ…

 

X&大地「ザナディウム光線!!」

 

両腕を胸の前でX字にクロスさせて必殺光線を発射する。

 

ムルチ「!!!?」

 

ドカーーーン!!

 

光線を受けたムルチは咆哮した後に爆発してデータ化された後にスパークドールズへ収縮される。

 

それをアスナが回収し、スカイマスケッティに乗っていたハヤトとワタルはXにサムズアップしてXも返す。

 

 

 

 

オペレーションベースX

 

 

チアキ「アスナ隊員から連絡、ムルチの回収、完了しました」

 

さゆり「皆ご苦労様…それにしても怪獣の出現が頻繁ね」

 

報告を聞いてメンバーに労いの声をかけたさゆりはそう呟き、神木も顔を顰めて頷き、グルマンも画面を展開されたのを見てそうだなと呟く。

 

グルマン「ここ最近の各地でスパークドールズによる怪獣実体化や元々生息していた怪獣の狂暴化が相次いでいる。何らかの前兆になるのではないかと私は思うよ」

 

神木「その前兆がザイゴーグやグリーザの様な存在が現れる前兆と言う事にならなければ良いが…」

 

そう呟いた時、タケルが慌てた様子で報告する。

 

タケル「Xのいるポイント上空にて強力なエネルギー反応!」

 

神木「何!?」

 

 

 

 

X「エックス!!」

 

一方、その場を飛び上がったXはそのまま手短な場所まで飛んでユナイトを解こうと考えていた時…目の前に突如、大きな穴が現れる。

 

大地『!?X逃げろ!』

 

X「!ああ!」

 

慌ててXは方向転換して離れようとするが強烈な吸引力で穴へと吸い込まれて行き…

 

X&大地「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

穴へと飲み込まれてしまう。

 

ワタル「!?ハヤト!」

 

ハヤト「分かってる!」

 

それにスカイマスケッティも追いかけようとしたがそれより前に穴は消えてしまう。

 

ルイ「Xと大地くんが…」

 

マモル「吸い込まれちゃったッス…」

 

アスナ「そんな…大地ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

静寂となった空間の中、アスナの叫びだけが響き渡った。

 

 

 

 

ーーーーちーーーめーーー

 

大地「っぅ…」

 

X『大地!目を覚ませ大地!』

 

自分を呼ぶ声がして、それがXだと気づいて大地は呻いた後に体を起こす。

 

どうやら吸い込まれた後にユナイトが解けた様だ。

 

それと共に周りが熱い事に気づいて周りを見る。

 

そして絶句した。

 

大地「なんだ…これ…」

 

辺り一面火事で包まれ、沢山の建物が崩壊していた。

 

X『目を覚ましたか大地!』

 

大地「!X、ここは一体…」

 

その後に近くに落ちていたエクスデバイザーを拾い上げて中にいる相棒のXへと問う。

 

X『場所は分からないが、1つ分かるのは、我々はあの時とは経緯は違うが別の世界に来てしまったと言う事だ』

 

大地「あの穴はワープホールだったって訳か」

 

???「バンさん!こっちから声が!」

 

???2「ホントか!」

 

そう言うXに大地は顔を顰めると右からの声に顔を向け、2人の少年が来るのが目に入った。

 

大地「君たちは!」

 

その2人は大地には見覚えの人物たちであったのでXが声をあげる。

 

X『エリオ・モンディアルに山野バンじゃないか。あの時以来だな』

 

バン「やっぱり、大地さんにウルトラマンX!」

 

エリオ「お久しぶりです!」

 

大地「ホント久しぶり!あの時以来だな!」

 

お互いに知ってる者同士に出会ったので喜び合った後にエリオは困った顔をする。

 

エリオ「大地さんもあの穴に吸い込まれたんですか?」

 

大地「そう言うからには2人も同じ経緯で?」

 

バン「はい、丁度遊びに来た時にエリオと一緒に近くで異常な反応が出たとかで見に行ったら…」

 

X『…どうやら今回も大事になりそうだな』

 

状況から判断してそう言うXに誰もが納得した後にエリオのデバイスであるストラーダが声を発する。

 

ストラーダ《マスター、ここから東数メートル先で戦闘が行われるようです》

 

バン「なんだって!?」

 

大地「行こう!もしかしたらここがどこなのか分かるかもしれない!」

 

それにより3人はストラーダの示した方向へと走る。

 

しばらくすると何かがぶつかり合う音が聞こえて来てエリオはストラーダをセットアップし、大地もジオブラスターを取り出す。

 

するとそこには大きい盾の様な物を持った少女が別の少女を守りながら剣を持った骸骨達と戦っていた。

 

バン「なんだあれ!?」

 

X『分かる事は見るからにやばい状況なのは確かだな』

 

大地「とにかく女の子の援護だ」

 

エリオ「はい!」

 

驚くバンの後に大地とエリオは駆け出し、バンも左腕に付けたダイレクターを模したブレスレットの中央下部分のスイッチを押して開く。

 

バン「チェンジ!」

 

叫びと共にブレスレットの中央のオーリンが輝き、バンは白いライダースーツを身に纏うとその体をダ・ガーンXを模したアーマーが装着されて行き、最期は顔をダ・ガーンXの顔を模したマスクを装着する。

 

それと共にバンの身長は大人のサイズになる。

 

そのまま盾を持った少女の前にジャンプする。

 

バン→ダ・ガーンX「ブレイブアースナイト!ダ・ガーンX!」

 

少女「うえ!?」

 

着地して名乗りあげるダ・ガーンXに守られていた少女は驚き、盾を持っている少女も驚きの様子で割り込んだ大地やエリオを見る。

 

少女2「あ、あなた方は?」

 

大地「えっと、通りすがりの遭難者さ」

 

X『あながち外れてないのがなんとも言えないな』

 

エリオ「そうですね」

 

そう聞く盾を持っている少女に大地はそう答えて、情けない返しだがXとエリオも苦笑して同意した後に気を引き締めて骸骨にへと攻撃を開始する。

 

ダ・ガーンX「アースバルカン!!」

 

先手必勝とダ・ガーンXは両腕の先に銃口を装備すると共に弾丸を連発で発射し、骸骨を撃ち抜いて行く。

 

エリオ「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

別の骸骨にエリオは急接近してストラーダを振るい、骸骨を両断する。

 

大地は最後の骸骨にジオブラスターで攻撃するがダメージを受けた様子がない。

 

大地「ジオブラスターが効かないっ!」

 

X『大地!仮面ライダーにトランスだ!』

 

呻いた大地はXのにそうだな!と同意した後に中央のバックル部分をエクスデバイザーを収める形に変更した仮面ライダーカブトのライダーベルト風なベルト、エクスバックルを取り出して腰に装着するとエクスデバイザーをセットする。

 

その後にUXサイバーカードをベルトにセットしたエクスデバイザーに装填する。

 

仮面ライダーUXにトランスします!

 

大地「KAMENRIDE!!」

 

音声の後に言いながらエクスデバイザーの上部のスイッチを押す事でエクスバイザーの側面パーツがX字に展開すると共に大地が光りに包まれ、光りが晴れた後に大地の姿が変わる。

 

腕を除き、青い所を白くし、胸のX部分を青くしたゴモラアーマーを装着したウルトラマンXへと…

 

UX、ライダーアップ

 

少女「うそ!?」

 

少女2「姿が…変わった!?」

 

仁王立ちする仮面ライダーUX(ユーエックス)に少女たちは驚いている間に骸骨は襲い掛かる。

 

UX「行くぞ!」

 

それにUXは剣を避けた後に蹴りを叩き込むと骸骨は吹っ飛んでそのまま四散する。

 

UX「あっさり倒せた?」

 

X『どうやら怪人で言うなら兵士レベルみたいの様だな』

 

さっきとは違う感じに拍子抜けするUXへXはそう言う。

 

とにかく全滅させたことに変わりないので盾を持っていた少女や守られていた少女は息を吐く。

 

エリオ「えっと…大丈夫ですか?」

 

少女2「あ、はい…あ、お怪我はありませんでしたか先輩。お腹が痛かったり、腹部が重かったりしませんか?」

 

少女「え、あ…大丈夫だけど、マシュ、今のは何だったの?…それに貴方達も」

 

安否を聞くエリオに盾を持った少女は答えた後にもう1人に話しかけ、もう1人の少女はそう答えてUX達を見る。

 

UX「えっと、俺は大空大地。今の姿は仮面ライダーUX(ユーエックス)って言うんだ。んでベルトのバックルに付けてるのにいるのが俺の相棒の…」

 

X『ウルトラマンXだ。UXは私の姿を元にしてるんだ。カッコいいだろ』

 

エリオ「エリオ・モンディアルと言います」

 

ダ・ガーンX「俺は山野バン。今はダ・ガーンXと言う姿になってます。そちらは?」

 

問いに対して4人はそれぞれ名乗ってダ・ガーンXが聞く。

 

少女→守理「あ、あたしは跡宮守理(あとみやしゅり)。あたしを先輩と呼んでいるこの子は…」

 

少女2→マシュ「マシュ・キリエライトと言います。先ほどはありがとうございます」

 

それに少女たちも名乗ってマシュは頭を下げる。

 

X『マシュと言ったね。君は彼女よりここは何処だか知ってるかな?それと先ほどの奴らがなんなのかも』

 

マシュ「……骸骨については分かりません。あの骸骨はこの時代はおろか、私たちの時代にも存在しないものでした」

 

状況を見てのXの問いにマシュは困った様に答える。

 

エリオ「その言い方だとあなた方は今いる此処とは違う時代から来たと言う事ですか?」

 

守理「え、えっと…マシュどうなの?」

 

マシュ「はい、私と先輩はそうです。私たちの所属してる機関が歴史が変わってしまうと言う異変に対してそれが起こりうる特異点に向かおうとした時にトラブルがあって…それで先ほどのスケルトンが特異点の原因…のようなもの、と言っても差し違えはないような…あるような…」

 

ダ・ガーンX「つまり…まだ分かってないと?」

 

そう聞くエリオに守理は戸惑った後にマシュに聞き、マシュ自身もまだ掴めてないのか曖昧になってダ・ガーンXのにすいませんと謝る。

 

???【ああ、やっと繋がった!もしもし、こちらカルデア管制室だ!聞こえるかい!?】

 

すると突然映像が現れて男性が映る。

 

エリオ「これは通信!?」

 

マシュ「こちらAチームメンバー、マシュ・キリエライトです。現在、特異点Fにシフト完了しました。同伴者は跡宮守理1名!心身ともに問題ありません。レイシフト適応、マスター適応、ともに良好。跡宮守理を正式な調査員として登録してください」

 

驚くメンバーの中でマシュだけ冷静に応えてそう報告する。

 

男性【……やっぱり守理ちゃんもレイシフトに巻き込まれたのか……と言うか、なんか他にも人がいるっぽいけど!?1人はともかく片方はロボットでもう片方はなんかヒーローっぽいし!後はマシュ…君が無事なのは嬉しいけどその姿はどう言う事なんだい!?破廉恥すぎる!ボクはそんな子に育てた覚えはないぞ!?】

 

ダ・ガーンX「一応人間です;」

 

安心した後に3人を見て言ってからマシュに対してそう言う男性のにダ・ガーンXは訂正する。

 

マシュ「…これは、変身したのです。カルデアの制服では先輩を守れなかったので」

 

男性【変身…?そこのヒーローっぽいのなら分かるけど、頭でも打ったの?それともやっぱりさっきので…】

 

そう答えたマシュのに男性はチンプンカンプンな反応を返す。

 

マシュ「Dr.ロマン…ちょっと黙って私の状態をチェックしてください。それで状況は理解していただけると思います」

 

そんなDr.ロマンと呼んだ男性に対してマシュはそう進言し、ロマンは言われた通りの事をしたのかおおおおお!?と驚きの声を上げる。

 

ロマン【身体能力、魔力回路、すべてが向上している!これじゃ人間というより…】

 

マシュ「はい。サーヴァントそのものです」

 

UX「サーヴァント?」

 

X『もしやアーチャー達と同じ存在なのかい君は?』

 

驚いたロマンへのマシュの口から出たのにXはふとそう聞く。

 

マシュ「!サーヴァントを知ってるんですか!?」

 

守理「えっと、マシュ。聞きたい事あるだろうけど続き」

 

思わず聞くマシュだったが守理の言葉にすいませんと謝って続ける。

 

マシュ「経緯は覚えていませんが、私はサーヴァントと融合した事で一命を取り留めたようです。今回、特異点Fの調査・解決のため、カルデアでは事前にサーヴァントが用意されていました。ただ、そのサーヴァントも先ほどの爆破でマスターを失い、消滅する運命でした」

 

UX「爆破!?」

 

X『先ほど言っていたトラブルとはそれの事か!』

 

説明の中に出て来たのに驚くUX達にはいとマシュは頷いた後に続ける。

 

マシュ「ですがその直前、彼は私に契約を持ちかけて来ました。英霊としての能力と宝具を譲り渡す代わりにこの特異点の原因を排除して欲しい…と」

 

Dr.ロマン【英霊と人間の融合…デミ・サーヴァント…カルデア六つ目の実験だ。そうか、ようやく成功したのか…では、君の中に英霊の意識があるのかい?】

 

そう答えたマシュのにロマンはそう呟いた後に気になった事を質問するとマシュは目を伏せる。

 

マシュ「…いえ、彼は私に戦闘能力を託して消滅しました。最後まで真名を告げずに…ですので私は自分がどの英霊なのか…自分が手にしたこの武器がどのような宝具なのか、現時点では判りません」

 

エリオ「話を聞く限り、明久さん達のキャス狐さん達にヒロさんのモードレッドさん達とは違って名前を言わずに消えてしまったんですか?」

 

X『みたいだな。話を聞くからに』

 

ロマン【ちょちょちょ、ちょっと待ってくれ!君達は何者なんだい!サーヴァントの事も知っているし!しかも知り合いがサーヴァントを従えているみたいじゃないか!】

 

そう答えたマシュのにそう言ったエリオとXにロマンは驚いて聞く。

 

UX「えっと…信じられないかもしれないけど…」

 

ロマン【いや、今は急ごしらえだから何時途切れるか分からないから後でお願いするよ。それで不幸中の幸いだね。召喚したサーヴァントが強力的とは限らないからね。けどマシュがサーヴァントになったのなら話が早い。なにしろ全面的に信頼できる…守理ちゃん。そちらに無事シフトできたのは君だけのようだ。そしてすまない。何も事情を説明しないままこんな事になってしまった】

 

事情を説明しようとしたUXに驚いていた様子だったロマンは頭を冷やしてかそう言って守理に謝ってからただ…と言って続ける。

 

ロマン【わからないことだらけだと思うが、どうか安心して欲しい。君には強力な武器がある。マシュと言う人類最強の兵器がね】

 

UX「待てよ!こんな少女を兵器扱いするってあんた何様だ!」

 

エリオ「その通りです!」

 

そう言ったロマンに対してUXとエリオが噛み付く。

 

守理自身もロマンの言い方に対して不満を見せている。

 

ロマン【……確かに、すまないねマシュ。君を兵器と言ってしまって】

 

マシュ「い、いえ…それと最強というのはどうかと…たぶん言い過ぎです。後で責められるのは私です」

 

自らも言っていて気分が悪かったのか謝るロマンにマシュはそう返す。

 

ロマン【まあまあ、サーヴァントは人によるけどそういうものなんだって、守理ちゃんに理解して貰えれば良いんだ。ただし守理ちゃん。サーヴァントは頼もしい味方であると同時に、弱点もある。それは魔力の補給源となる人間……マスターがいなければ消えてしまうという点だ】

 

守理「消えちゃうんですか!?それだとマシュは!?」

 

UX「え?そんなのあったか?」

 

エリオ「確か流石兄弟さん達が言ってましたね。モードレッドさん達にはそう言うのはないっぽいですけど」

 

ダ・ガーンX「確かに」

 

注意するロマンのに驚く守理の隣でUXは首を傾げ、聞いていたのかそう言うエリオのにダ・ガーンXも思い出して頷く。

 

ロマン【君達の知り合いのどうなってるの!?…コホン。守理ちゃんの心配はいらないよ。現在データを解析中だが、これによるとマシュは守理ちゃん、君の使い魔(サーヴァント)として成立している。つまり、君がマシュのマスターなんだ。君が初めて契約した英霊が彼女という事だね】

 

守理「私が…マシュの、マスター…?」

 

驚いた後に守理に対してそう言って自分を指さす守理に頷く。

 

ロマン【うん、当惑するのは無理はない。君にはマスターとサーヴァントの説明さえしていなかったし…良い機会だ、どれだけ時間があるからわからないけど詳しく説明しよう。今回のミッションには2つの新たな試みがあって…】

 

マシュ「ドクター、通信が乱れています。通信途絶まであと10秒」

 

そう言って説明を開始しようとしてマシュから言われた事にロマンは呻く。

 

ロマン【むっ、やはり予備電源に替えたばかりでシバの出力が安定していないのか…仕方がない。説明は後程、そちらも同じで、先ずはそこから2キロほど移動した先に霊脈の強いポイントがある。何とかそこまでたどり着いてくれ。そうすればこちらからの通信も安定する。そこの3人を見るからに実力者だけどくれぐれの無茶な行動は控える様に、こっちからもできる限り早く電力を……(ぶつん)】

 

言い切る前にロマンとの通信は切れた。

 

エリオ「切れちゃいましたね…」

 

守理「しょうがないねマシュ。ドクターに言われた通り、移動しよう」

 

マシュ「はい。頼もしいです先輩。実は物凄く怖かったので、助かります」

 

そう言うエリオの後に守理はロマンに言われた事をする事にし、マシュは頷いて了承してから笑う。

 

???「キュ、フー、フォーウ!」

 

ダ・ガーンX「うわ、この子は?」

 

すると守理の背中から現れた狐の様な白い生物にダ・ガーンXは驚いて聞く。

 

マシュ「そうでした。フォウさんもいました。応援ありがとうございます!」

 

フォウ「フォウ!」

 

守理「あなたもいたんだ」

 

お礼を言うマシュに鳴くフォウを見て守理はそう呟く。

 

マシュ「はい。どうやらフォウさんも先輩と一緒にこちらにレイシフトしてしまったようです……あ、ドクターには報告をし忘れてしまいました」

 

UX「まあ、俺達も今気づいたからな」

 

うっかりしていたマシュのにUXは苦笑して言う。

 

フォウ「キュ、フォウ、キャーウ!」

 

守理「大丈夫だよマシュ。ドクターなんて気にするなってフォウも言ってるよ」

 

X『なんと!分かるのかい!』

 

マシュ「あ、はい。私も大体わかります。そうですね。フォウさんの事はまた後で、タイミングを見て報告します。まずはドクターの言っていた座標(ポイント)を目指しましょう。そこまで行けばベースキャンプも作れる筈です」

 

鳴いたフォウのにそう言う守理にXは驚き、マシュも頷いてそう言う。

 

ダ・ガーンX「ベースキャンプ…」

 

エリオ「流石に炎の中でするのは初めてですね」

 

守理「うん。それは私も同じだよ」

 

そう会話しながら一同は移動する。

 

突如別の世界に飛ばされた大地たち、彼らは長い戦いに巻き込まれる事を知らなかった。

 




特異点F

現状メンバー:跡宮守理、マシュ・キリエライト、フォウ、大空大地&ウルトラマンX、山野バン、エリオ・モンディアル

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。