現代の修羅、VR世界で暴れる   作:黄金馬鹿

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時間をキンクリして一気に原作付近の時間まで


そのきゅー

 直葉を鍛え始めてから大体一ヶ月。クリスマスも年末年始も過ぎ、一月に入ってから数日が経過した日だった。建斗は自宅に何時もの四人を招集した。

 

「どうしたんだ、建斗。いきなり呼び出して」

「忍者の用意が済んだって言えば分かるか?」

 

 その言葉に一番反応したのは誰でもない、和人だった。建斗の言葉はそれ即ち、アスナを助ける用意が出来た、という事だ。

 本当なのか?そう訴えかける視線を和人は投げかける。それに応えるように建斗は祖父から貰った書類を広げた。

 

「まず、俺達の役目はこの前言ったようにALO内での黒幕の引き付けだ。俺達が気を引いてる間に忍者が潜入してSAO未帰還者を開放する……言葉だけで言えば簡単だが、どちらも成功する確率が低い作戦だ」

 

 建斗は忍者用の資料を端に寄せてゲーム内でのチャート表を四人へ見せる。

 

「いいか、俺達は世界樹を……『グランドクエスト』を攻略し、結城明日奈本人と接触。そして黒幕を引き付け、もしGMとしてログインしてきたなら……そのまま時間を稼ぐ」

 

 それは数行で終わる資料だった。しかし、その無謀さはALOをプレイした人間ならすぐに分かるものでもあり、不可能とも言えることだった。

 今までグランドクエスト、世界樹の攻略はクリアされた事がない。どんな種族が、どんな軍勢で挑んでも勝てなかった。正しく質より量で攻めてくると聞いた。

 飛行制限、天井がゴール。空を埋め尽くすほどの高レベルモブ。雨霰と降り注ぐ矢と魔法に剣。そんな難易度が桁違いなクエスト。それを、攻略しなくてはならない。それも、たった五人で。

 ツルギはどこを足場にしたらいい。ユウキはどう動けばいい。シノンはどうやって敵を落としていけばいい。キリトはどうやって敵の軍勢を潜り抜ければいい。シリカはどうやって敵を引き付ければいい。そして回復は誰がやればいい。

 役不足。その一言に尽きる。だが、やらなくてはならない。やらなければならないのが現状だった。

 だが、やれと言うのならやってみせる。五人は頷く。一人のゲーマーとして。恋人を助けるため、想い人の手伝いをするため。ゲームの頂点を目指すため。

 

「ALO内では忍者とコンタクトが取れない。だから、忍者は俺達から連絡を受けてから三十分後に動くように言ってある。つまり、猶予は……」

「三十分……ゾンビアタックも通用しない一発勝負」

 

 それが攻略に残された時間。その時間は短過ぎた。そして、その間に五人はグランドクエストを攻略、明日奈と接触、黒幕の引き付けをしなければならない。

 上等。全員の口の端が上がる。ギリギリの方が燃える。そして、三十分で誰もクリア出来なかったグランドクエストを攻略してやる。

 

「期日は明日。その日までにALO内で移動だけ済ませておくぞ」

 

 そして五人は建斗の家のコンセントにアミュスフィアのプラグを突っ込み、アミュスフィアを被る。

 

「そう言えばさ、この間母さんに電気代かかり過ぎてるから少し控えろって言われたんだけど、そこら辺は……」

『リンクスタート』

「まぁ、俺ん家でやってるのが悪いのは俺も分かってるんですけどね……一応言っただけ。リンクスタート」

 

 木綿季と珪子が建斗のベッドの上に座って、詩乃が床に置いたクッションに頭を置いて、和人が椅子に座って、建斗が机の上に寝そべってALOへとログインする。

 そして暫くして意識が仮想現実へと引っ張られていき、五人は丁度ログアウトしていた鉱山都市ルグルーの宿屋にて目を覚ました。

 

「さて……アルンに行くか」

「そうだな」

 

 ツルギとキリトが立ち上がり、部屋を出れば丁度女子三人も部屋から出てきた所だった。

 

「アルンに行くって事でいいんだよね?」

「あぁ」

 

 ユウキの問いに是で答え、共に宿屋から出てルグルーと洞窟内のダンジョンへ繋がる境目へと来る。

 

「シリカ、威力偵察頼んだ」

「はーい」

 

 その瞬間、シリカの姿が消え、暫くしてから遠くからモブがやられて硝子が弾けるような音が響いてきた。

 どうやら今日もシリカは絶好調らしい。シリカが作った道を残りの四人も全力で駆け抜ける。敵は全てシリカが倒しているため気にしなくてもいい。

 暫く走ればダンジョンの出口が見え、そこでは既にシリカが待っていた。ダンジョンを出ると同時にシリカと合流。羽を広げて飛び立ち、空へと舞う。

 

「このままアルンまで飛ぶよ」

 

 空中のモブはシノンに任せ、五人で並んで空を飛ぶ。シリカも随意飛行は出来るようになったため、一人だけ地走というオチではない。

 そして暫く飛んでいると、キリトにメッセージが届いた。四人にそれを伝え、キリトがそれを開くと顔を顰めた。

 

「どうした?」

 

 ツルギの問いにキリトはウィンドウを可視モードにして四人に見せた。

 それはリーファからのメッセージであり、内容は一言。

 

『サラマンダーやばい』

 

 位置情報はフレンド欄から分かる。今日はシルフとケットシーの領主による会談とかそんなのを聞いていたのだが、そこにリーファも行ってるらしい。

 大体サラマンダーが何をしてるのかは分かった。五人で同時に溜め息をついてリーファの元へと向かった。

 

 

****

 

 

 あーあ、やっちゃった。と思ったのは暫く振りのリーファ。と、言うのも今日はシルフとケットシーが世界樹攻略のための同盟を結ぶための会談が行われる日。リーファは念の為の護衛としてそこについていた。

 まぁ、あのキチガイ共を仲間に加えたほうが楽に行けると思うんだけどなぁ、とリーファは思いながらその会談開始まで欠伸をしながら待っていた。

 が、その時仲間のシルフか空を指さして叫んだ。サラマンダーの軍勢だ、と。

 流石にリーファもはぁ!?と声を上げながらそこを向いた。そこには、確かにサラマンダーの将軍、ユージーンが何十人ものサラマンダーを引き連れて空を飛んでいた。

 

「何処かから情報が漏れたのか……!」

「その様子を見るにどっちかがハメられたってパターンじゃなくて両方ハメられたって事だネ〜……」

「シルフの領主、サクヤとケットシーの領主、アリシャ・ルーだな。その首、貰い受けに来た」

「うっわ物騒」

「まぁ、ここで友好条約を可決させれば世界樹を攻略される可能性もある訳だし、止めに来るのが妥当だろう。大方、世界樹攻略のための軍資金集めのために他の領主を狩りに来た、って所か」

「ご明察だ」

 

 面倒な事になったなぁ、とリーファは一人ボーッとしていた。キチガイ共から教えを受けてから、最近は心に余裕が出来た気がする。戦いの中では余裕も少しばかりは必要だと言われて色々してきたが、ここまで余裕になれるとは思わなかった。

 ここはサクヤだけでも逃がしておくべきかとリーファが片手剣に手を当てた時、サクヤがリーファへと視線を向けた。

 

「リーファ、やっておしまい」

「ちょっ!?」

 

 いきなりサクヤがリーファに命令した。これには流石にリーファも驚いた。

 

「最近、噂のPKK集団と一緒にいるんだろ?ほら、サラマンダーは大好物だろ」

「いや、確かに一緒にいるけど大好物って……食べてないけどぉ!?」

「つべこべ言わずに死んでこい。その間に私達逃げるから。おい、撤退用意だ!」

 

 ここでサクヤの本音が出た。確かにサクヤがやられる訳にはいかないが、こっちだってデスペナ受けたくない。

 

「そんじゃ、こっちも撤退用意!会談はまた今度だね〜」

 

 ケットシーの方も逃げようとしていた。

 

「貴様等ァ!!」

 

 領主からの裏切りに流石のリーファもキレた。こいつら、アタシを生け贄にする気だと。

 

「ほぅ。なら、そこのシルフをすぐに殺して領主共の首を貰おうか」

「クッソ理不尽だけどやってやるわよこんちくしょう!!」

 

 リーファが片手剣を抜いて空へ舞う。その間に両陣営はテキパキと撤収準備をしている。アイツラ後でぶっ殺してやるとリーファは心の中で叫びながらユージーンと対立する。

 ユージーンはALOの中でもトップクラスの実力を持つと言われている。リアルで殺し屋だとかリアルで剣道を極めたとか何だか言われているが、真相は分からない。しかし、有名故に情報は言われている。

 その手に持つ魔剣グラムは相手の防御をすり抜ける。何ともまぁ、初見殺しで面倒な事か。取り敢えず、キチガイ共に応援を片手でメッセージを打って頼んでからユージーンに剣を向ける。

 

「悪いけど速攻で片を付けさせてもらうわ」

「ほぅ、面白い。出来るものならな」

 

 自信過剰になっているとは言わない。ユージーンの目の前にいるだけで感じる。ユージーンは軽くこちら側に足を踏み込んだ存在だと。だから、全力で相手をする。手加減なんて、しない。

 ここからは戦いだ。思考を切り替えろ。巫山戯るな、余裕を全て戦いへと注ぎ込め。相手に煽りは効かない。口を動かすだけ無駄だ。その分の神経を全て手と足に向けろ。

 

「呼吸を合わせる……」

 

 時間をかけずにユージーンを倒し、キチガイ共と共に全てのサラマンダーを叩き斬る。きっとキチガイ共は数分でここまで来る。それまで生きていれば勝ちだ。

 少なくともサクヤ達の撤収は急いでも二十分はかかる。何かもう、宴会でもしようとか思ってたのか色々散らかってる。セッティングに一時間近くかかってたし全員酒を飲んでる。酔っ払ってるためさらに時間もかかる。

 これ終わったら正式にキチガイ共のパーティに入ってやると思いながらもリーファはユージーンと呼吸を合わせる。

 まだリーファはキチガイ共と同じようにすんなりと呼吸を合わせる事が出来ない。そのため、リーファは一度手を叩いた。

 これが呼吸を合わせる合図。流れを作る事でユージーンと完璧に呼吸を合わせる。そして、そのまま一気にユージーンへと突っ込み、その首へと片手剣を振るう。

 

「甘い」

「ッ!?」

 

 しかし、その片手剣はユージーンのグラムによって弾かれた。驚愕に染まる思考。だが、それよりも速くリーファの中のキチガイ共に仕込まれた癖で距離を取る。

 

「その程度の小手先の技、見破れぬと思ったか」

「いやー……ちょっと予想外かなぁ……」

 

 まさか初見で見破られるとは思ってなかった。やはり、ユージーンはリアルでもキチガイ共の領域に一歩踏み込んだ存在だ。

 だが、それなら。リアルで強い人間なら、空中では歩法が使えず、同じ土俵に立てる。リーファは片手剣を構え、息を整える。

 縮地が使えない。なら、近づいて来い。こっちまで。

 

「誘っているのか?なら……乗らせてもらおう!」

 

 来た。ユージーンがその巨体に似合わぬ速度でリーファへと迫る。だが、その程度、見切れないとでも思ったのか。

 防御はしない。しても無駄だ。だから、切り伏せる。

 

「秘剣……!」

 

 リーファがリアルで、建斗から学んだロマン技の一つ。建斗はリアルでは筋力の関係上まだ振れず、ALO内では戦い方が合わないため使っていない、速さに特化したこの一撃。キリトですら再現できず、シリカですら出来たかった、『剣道』をやっていたからこその一撃。

 ユージーンが迫る。リーファが上段に構える。きっとユージーンは上段の攻撃を読んでいる。だからこそ、この技の術中にハマる。

 ユージーンとリーファが一足一刀の間合いに入った瞬間、リーファが片手剣を振り下ろす。だが、ユージーンはその場で急停止。リーファの剣を目の前で見送る。だが、その直後、ユージーンの体は下から上へと切り裂かれていた。

 

「ツバメ返し……ッ!!」

 

 佐々木小次郎の代名詞、ツバメ返し。ただ剣のみに八年間を費やした直葉だからこそ短期間でモノに出来たこの技。と、言うか現実だとまだ使えないがアバターの身体能力で無理矢理出したこの技。

 普通のプレイヤーではこの一撃で股から頭まで一気に切り裂かれお陀仏だ。普通のプレイヤーなら。

 

「くっ……今のは危なかったぞ」

「……アレ、シリカちゃんですら掠ったレベルの初見殺しなのになぁ」

 

 ユージーンは体を大きく斬られた物の、生きていた。体力はまだ半分近くある。速さ特化のキチガイであるシリカですら避け損ねた一撃をユージーンは当たりながらも生きている。

 ツルギのように全方位対応可能な抜刀術がスキルを併用して行えるのならシリカも近付いた瞬間に叩き斬られるが、純粋な剣技をシリカにぶつけるのは至難の技。ユウキやキリトは別だ。アレは何か次元が違う。主に反応速度の。

 そんな無理難題を成し遂げたリーファのツバメ返しは余程の精度と速さを誇る。それを当たりながらも避けた。それだけでユージーンはレベルが違うのだと分かる。そして、もうツバメ返しは効かないと。

 ツバメ返しは強力な技だ。が、それ以上に有名過ぎる。かなり多い説があるが、その中でもこの、振り下ろした刀を間髪入れずに打ち上げ敵を斬るという燕返しは一番有名とも言えるだろう。だから、これは初見でのみ効果を発揮する。二撃目からは対策を取られてしまう。だが、それこそがリーファの狙い。

 

「燕返しか……あそこまで完璧に使える人間がいるとはな。驚いたぞ。だが、それだけだ。もう当たらん」

「……」

 

 リーファは闘志を収めない。まだ、手はある。既にその手は打ってある。ユージーンにはそれを悟らせない。

 片手剣を納刀。抜刀術の構えを取る。しかし、その構えには何処か隙が見えた。ユージーンはそれが誘いかどうか、判別に苦しんだが、もうツバメ返しは放てない。それ故に、ユージーンは誘いに乗る。突っ込み、そのままリーファの、納刀した片手剣のあるユージーンから見て右側ではなく左側へと一瞬で移動、居合いの範囲の外から斬りかかる。そしてリーファは体を回転させながら片手剣を抜刀。斬りかかるがユージーンは体を止めてそれを避け、すぐに再び斬りかかる。が、その瞬間、ユージーンの本能が悲鳴を上げる。

 

「ツバメ返し」

 

 振り下ろしかけた手を思いっ切り引き戻し、体を引く。しかし、それは遅く、ユージーンの片手は戻ってきた片手剣に切り裂かれた。

 

「横向きの燕返しだと……!?」

「燕返しって言うのは基本的に振った刀を戻せば燕返しって言うのよ……アタシのツバメ返しはそれをどの角度でも出来るのよ」

 

 そして、リーファのツバメ返しは、本元の燕返しが有名であるからこそ、二撃目で牙を向く。ただ振り下ろして斬り上げるだけの技、横向きだろうと斜めだろうと出来ない理由がない。

 ペースを掴んだ。ここからはこちらの版だ。リーファはツバメ返しで引き戻した片手剣を再びユージーンへと振るう。

 またツバメ返しが来る。そう踏んだユージーンはリーファの片手剣をグラムで防ぐ。が、軽い。軽すぎる。当たり前だ。グラムに当たった片手剣の柄を、既にリーファは持っていない。そして片手剣は空を舞っている。

 

「セイヤァ!!」

 

 リーファの気合いの声が聞こえた瞬間、ユージーンの顎に凄まじい衝撃が加わり、ユージーンの体が勢いだけで空へと舞う。そして、その直後リーファは下からユージーンを追い越し飛び、ユージーンの手を掴んでそのまま下へ向けて片手で投げ飛ばす。そして、すぐにリーファは片手剣を手に収め、下へと落ちながらユージーンへと片手剣を投げ付ける。

 

「武器を捨てるか!!」

 

 ユージーンはリーファの片手剣を弾き飛ばす。そして、自分の直上にいるリーファを睨み付ける。が、いない。

 そう、居ないのだ。リーファが、目の前に。その瞬間、ユージーンの脳が硬直する。理解出来無い現象に脳が理解を拒んでいる。

 だが、その直後。ユージーンの視界が転がるように舞った。そして、確認できたのは自分の体。首のない、自分の体。そして、先程とは違う、少し性能が悪そうな片手剣を持ってそれを振りぬいた状態で空へと上っていくリーファ。

 

「ミスディレクション……ってね」

 

 そうか。片手剣を投げたのは陽動か。とユージーンが理解した時、ユージーンの体はリメインライトと化した。

 リーファが、高名なサラマンダー最強を打倒した瞬間である。その瞬間、この世界からは音が消えたような雰囲気もあった。

 シルフ達も、ケットシー達も、サラマンダー達も。全員がその瞬間を信じられない物を見る目で見ていた。

 

「……いっちょ上がり。で、次は誰?」

 

 地に降り、空のサラマンダーへと片手剣を突き付けるリーファを見てサラマンダー達はタタラを踏む。

 サラマンダー最強のユージーンがやられた。それは他のサラマンダーでは絶対に勝てない、という事だ。だが、相手は一人だ。全員でかかれば量の差で押しつぶせるかもしれない。

 しかし、その僅かな希望はすぐに打ち砕かれた。

 

「サラマンダー狩りだヒャッハァァァァァァァァ!!」

「逃げるサラマンダーはただのサラマンダーだ!逃げないサラマンダーはよく訓練されたサラマンダーだ!」

「射的するわよ!貴方達的ね!」

「仲間がド外道な件」

「私、人の体を台にして縮地出来るかいつも疑問に思ってたんです」

「ブルータス、お前もか」

 

 キチガイ共、参戦。そして阿鼻叫喚。リーファはうわぁ……と呟きサクヤの方へと歩いて行った。

 

「……あれは?」

「サラマンダーが大好物のキチガイ。あっちはもう大丈夫だから会談再開したら?」

「その通りだネ。んじゃ、もう話す内容決まってたしパパっと話しちゃおっか、サクヤちゃん」

「あぁ、そうだな、アリシャ」

 

 そしてサクヤとアリシャはアレは見ちゃいけないものだと思い込んでパパっと会談に入った。リーファが振り返ると、そこにはイキイキとサラマンダーを狩るキチガイ共の姿があった。




リーファの強化内容は超速のツバメ返し。某NOUMINレベルではありませんが、一般人なら何されたか分からないレベルの速さです

そんな訳で世界樹の攻略はこの六人。アニメだともうGを超えるレベルで消しても増えるをやってきた敵に対してキチガイはどう対処するのか。そしてオベイロンの運命や如何に!

ちなみにこのキチガイ共、護衛対象を数人、体に括り付けて戦えるように自分の倍以上の体重を自分にかけて戦う訓練をされています。つまり、重い体を効率よく動かす方法を知っているという訳で……

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