IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す 作:proto
♢操真晴人
はい、どうも。みなさん、こんにちは。
操真晴人です。えー、先日の刀奈との
デートから、5日が過ぎ、土曜となっております。
で、俺のバイクの後ろに刀奈。
胸ポケットの中には、簪が・・・
スモールウィザードリングを使って
小さくなって入ってます。
後、後ろに車が走ってます。
中に乗っているのは、織斑千冬と
金髪縦巻きロール。
目的地は、思出堂。お目当のブツは、
ウィザードリングだな。
増え過ぎたんだよ、魔法使い。
だってさ、俺、簪だけで
魔法使いは、いいのにさ。
余計な連中までいたら、邪魔なんだよね。
織斑千冬は、バハムートに即負けたし、
金髪は、まだ変身もしてないしな。
♢志摩法羽
私は、とにかく働いていた。
パワーストーン店の店主ではなく、
指輪職人として働いていた。
昨日、晴人から電話で
「志摩さん、明日魔法使い2人
連れてくから、処分エリアから、
近くの空き地にある程度、出して
おいて貰えないですかね?」
「あぁ、構わんよ。」
そんなわけで、空き地に指輪を運んでいた。
♢操真晴人
俺のバイクと、織斑千冬の車が
空き地に着いたのは、ほぼ同時だった。
いや、別にカーチェイスしてたわけでは、
ないんだ。そんな事して、刀奈や、
簪に怪我させるわけには、いかないからな。
「さて、着いたぞ簪。」
俺は、簪を、手のひらに乗せて、ゆっくりと
地面に降ろした。そして、元のサイズに
戻った。
「楽しかったです。ありがとう
ございます、先輩。」
「あぁ、また今度な。」
「晴人君、帰りは私だよ。」
「はは、わかった。少し魔力を残さないとな。」
「やった!さすが晴人君。」
「ん、ん!さて、操真、更識姉妹、
正直私はほとんど初対面なんだが。」
「ん?なんだ、織斑先生。居たんだ。」
「くっ!酷い、お姉ちゃんの存在を
なかった事にしようと・・・。」
「俺の戸籍調べろよ。家族なんて、
志摩さんと、刀奈。そして、簪しか
居ないんだからな。」
「そ、それより晴人さん。あの
その方を紹介していただきたいのですが。」
「ふん、よかろう。耳の穴かっぽじって
よく聞け、雑種よ!このお方は、我々
魔法使いの力を使うための指輪!
ウィザードリングを作れる唯一の方なのだ!」
「いやぁ〜。照れるねぇ。」
「なるほど。つまり、この人が
居ないと、私達は、魔法が
使えないのだな。」
「正解だ。ようやく、理解
したか、雑種よ。」
「先輩、雑種って言うのは、
バビロニアの英雄王の真似でしょうか。」
「あぁ、正解だ。流石、簪。
俺の嫁の妹なだけあるな。」
そんなこんなで、指輪を試すのだった。
はい、protoです。
すみません。昨日は、少し体調が悪く、
投稿できませんでした。