IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

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第77話 危険な暴食龍

♢篠ノ之箒

 

ふふ、千冬さんを相手にするなど

馬鹿のすることだ。確実に屠れる奴から

消さねばな。

「さて、セシリア。開始の合図がなったら、

一夏に攻撃してくれ。」

「一夏?あぁ、晴人さんの事ですね。

わかりました。」

あと5秒、4、3、2、1、0!

「作戦開始ぃぃ!!」

「ハァァァァァ!!」

私は、一夏の上に乗ってる

奴に向けて高速移動を始めた。

 

♢操真晴人

 

ちっ、作戦変更しねぇとな。

「刀奈、こっちに来た。

作戦を変更。織斑千冬に

奴らを(なす)りつけるぞ。」

「ん、わかった。」

俺たちは、織斑千冬を目掛けて、

急降下した。それを追うように

掃除用具と、金髪がいた。

「よし、計算通り。後は、

MPKのやり方でっと。」

目標発見。擦りつけ開始!

 

見事、誘導は、成功し金髪が

織斑千冬の餌食となった。

 

♢織斑千冬

 

ほう。このバハムートとやら、

なかなかに使い勝手がいい。

雪片よりも、いいんじゃないか?

食ったSEは、魔力に変換できるし、

素材は、一夏の剣と同じだし。

見た目ドラゴンでかっこいいし。

「ちーちゃん。その武器に魔力を集中させて。」

「魔力を集中ね。」

こ、こうかな?私は、自分の中の魔力を

刀身に集めるイメージをした。

しかし、その瞬間だった。

剣の鍔部分のバハムートヘッド?が

稼働し、その口を開け刀身部分に

顔が傾いた。まるで、バハムートの口から

刀身が出ているかのようだった。

「その状態での突き攻撃は、凄いよ。」

「突き・・・か。」

「千冬さん?その首貰います!」

何故?をつけたのかは、ともかく・・・

ん?そうか。あいつは、変身したところを

見てないのか。だからね。

「スゥゥゥゥ、ハァァァァァ。」

深呼吸をして、突きの構えを取る。

穏やかに、しかし、獰猛な一閃。

まるで、龍に喰われるかのような威圧感

が、使用者である私にも伝わって来た。

実際、魔力で形成されたドラゴンヘッド

のオーラは、篠ノ之をISごと飲み込む様に

見えた。しかし、それがISに直接影響するとは、

0.2mmほども思わなかった。

実際、ドラゴンのオーラは、篠ノ之から

SEを喰らっていた。()()だ。

篠ノ之のISには、咬み傷の様な跡が

付いていた。しかし、体には、異常が無さそうだ。

「お、おい!篠ノ之、しっかりしろ!」

「あちゃー、やっぱり、魔力の制御は、

人間の科学では、まだ難しいのかな。」

「とりあえず、保健室に運ぶぞ!」

 

それから、とある出来事が起きた。

まず、篠ノ之のISがほとんど修復不可能に

なっていた事。ウィザーカリバーでは、

ならなかった事例だ。そして、金髪が

ファントムに襲われた事だった。




はい、紅椿を使えなくしたprotoです。
どうしよ、掃除用具は、ISに乗れないよ?
篠ノ之は、魔法使いにならないよ?
束さんは、どう動くのかな?

主「いやー、なんか久々な感じ。」
晴「気のせいだろ。ここのところ、
俺は、出てなかった気がするが。」
刀「今回のゲストは、私。そして、
解説するのは、晴人君の錠前よ!」

『ウィザードエナジーロックシード
使用者 更識刀奈

元々、普通のレジェンドロックシードとしては、
原作の映画に出ていた。今回は、刀奈が使うという事で、
エナジー化されている。エナジー化にあたり、
魔法石を使っているが、現在は、問題なく使える。』

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