IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

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第69話 そして、掃除用具は暴走す

♢更識刀奈

 

学園祭襲撃事件が幕を下ろし、

デットヒートした晴人君は、

消耗を余儀なくされた。

そんな中、次第に回復していく

晴人君に比例したかのように、

篠ノ之さんの、憎悪もまた

膨れ上がってくのであった。

だが、この事をあの時の私は、

まだ知る由もなかった・・・。

 

「晴人君、大丈夫?」

「あぁ、さっちんがそばに居るからね。」

最近人前だと晴人君は、

“さっちん”と呼ぶ。実は、

この呼び方、好きなんですよねぇ。

「はぁ、良いわぁ。」

薫子ちゃんには、“たっちゃん”だけど

さっちんも良いわぁ。しかも

晴人君から呼んでくれるから、

なお良い!!晴人君=神!

「ハァァァァァ、せいやぁ!」

そんな事を考えて居るとだ。

油断した。背後を取られた。

篠ノ之箒・・・晴人君が

うざかって居る奴ね。

でも、もう遅いわね。

 

♢篠ノ之箒

 

取った!不意打ちは、

心苦しいが、一夏を

取り戻すため。致し方なくだ。

木刀があの女の頭を捉えた。

その時、不快な感触が木刀に

伝わった。ガードされた時の

感触と似ていた。木刀のさきを

確認すると、魔法陣があった。

一夏だ!あいつが邪魔をしたんだ!

 

♢操真晴人

 

全く、アホだな。

束さんに、連絡して

引き取ってもらうか。

「間一髪、大丈夫か?さっちん。」

「えぇ、油断してたわ。ありがとう。」

「さて、篠ノ之よ。人の女に

手ェ出すとは、どういう了見だ?

ってか、そもそもお前程度の

奴が会長に喧嘩売るとは・・・。

テメェ、死にてえのか?」

この時、俺の理性は、既に消えていた。

「一夏!騙されるな!

此方に戻って来い!まだ「まだ?なんだって?」

え?一夏?」

「はぁ、一夏、一夏って、一夏

依存症かなんかか?」

「何を言っているんだ!私は、

お前の事を思ってだな。」

「じゃあ!もう、何もするな。」

本心から出た本音だな。

そのまんまだったわ。

「うぐっ!じゃあ、ISで勝負しろ!

私が勝ったら、晴人お前は、私の物になれ!」

「お前が負けたら、それ相応のペナルティーか、

織斑千冬の考えた何かか、もしくは・・・。」

「それじゃ、私が戦えば良いのかな?」

「そうだ!さぁ、アリーナに、行くぞ!」

「やかましいな。」

かくして決闘がはじまるのだった。

 

♢更識刀奈

 

はぁ、掃除用具の相手ね。

本気出すまでも無いかな。

「刀奈、あいつの機体は、

第四世代だ。決して油断せずに、

戦え。応援してるからな。」

チュッ、と晴人君は、おでこに

キスしてくれた。

「勝ったら、ご褒美だ。

絶対勝ってこい。愛してる。」

やる気と気合は、MAX!!

流石、晴人君ね!

私達の小規模戦争が、始まる。




はい、この後の展開が
さっちんがかなり危ない予定を
立てているprotoです。
さて、本日も解説行ってみよー

主「はい、本日の議題は・・・。」
晴「って!唐突すぎるだろ!
主「早く解説しないと!」
晴「まぁ、そうだけど。」
掃「私がゲストだ!って!
なんで名前のところ“掃”なんだ!」
晴「(お前がよんだのか?)
主「(んな、わけねぇだろ!)
まぁ、とりま、紅椿の解説いきますよ。」

『紅椿
登場作品『IS〈インフィニット・ストラトス〉
装着者 篠ノ之箒
単一仕様「絢爛舞踏」
臨海学校の2日目において、
誕生日プレゼントとして、
束が箒に、送ったもの。
本作でもそれは同様である。
基本第四世代であるこの機体は、
圧倒的なまでの機動力を得ており、
第四世代の象徴とも言える展開装甲を
全身に備えている。

武器
空裂(からわれ》
振るとエネルギー刃が飛ぶ武装
雨月(あまつき)
こちらは、レーザーを放出する。
穿千(うがち)
両肩に2門装備してあるブラスターライフル。
最大射程に優れた射撃装備。

主「こんなもんでしょ。」
晴「そうだな。こんなもんでいいだろ。」
主&晴「次回もよろしくな!」

この作品を読んでくださっている
箒ファン(いるのかな?いや居ねえな。)
の方。もしいらっしゃるのなら、
不快な思いをさせてしまうかもしれません。

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