IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

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第62話 ゼロの力

♢操真晴人

 

蘇豪がファントムになった。

奴は、自分の能力《高速移動》で、

ダークネスリングを俺のドライバーに、

かざした。その事は、奴にとって身を滅ぼす

事になった。結果、ダークネスリングの力は、

俺の物になり、ゼロスタイルへと、変身した。

「さぁ、ショータイムだ!」

「は、話が違うぞ!どうなってるんだ!?

お、おい。スコール!そ、ソラ!奴は、

この力をコントロール出来ずに、暴走して、

簡単に倒せるんじゃないのかよ!」

(スコールに、ソラ・・・。ソラって、

グレムリンの事か?)

「なるほど、スコールと、グレムリンか。」

「は!し、しまった!」

「さて、ゼロスタイルの力。

見せてもらおうかな。」

闇と光。合わせるとどうなるか。

答えは、『無』だ。いや、正確には、

『全ての力を“無に帰す”力』と言うべきだろう。

俺は、ゼロウィザードリングを手に入れた。

ゼロウィザードリングをベルトにかざし、

能力を発動させる。能力は、触れた物の、

エネルギーを全て吸収し、相手のエネルギーを

無に帰す。そのエネルギーは、全て俺の物になる。

「や、やめろ!やめろぉぉぉぉぉ!」

奴の断末魔が聞こえるが、もう容赦は、しない!

「ハァァァァァ、セイヤァァァァ!!」

俺の振りかざしたアックスカリバーは、

奴のファントムとしての、全てを消し去った。

 

決闘は、終わった。完璧に叩き潰した。

だが、俺は、倒れた。

 

♢更識刀奈

 

決闘は、晴人君の勝ちで終わった。

蘇豪の奴は、気絶しているのか、

死んでいるのか。ファントムになった

奴の末路は、わからない。でも、

晴人君が倒れたことによって、

私は、冷静さを保つ事が出来なかった。

「は、晴人君!!」

 

♢更識簪

 

決闘は、先輩が完勝しました。

誰もが、文句を言えない程に、

1対30の戦力差を魔法で埋め、

(まぁ、4人に分身して、

コピーしまくったのだから、

軽く超えるんだけどね。)

そんな事を考えているとだ。

「は、晴人君!!」

お姉ちゃんの叫び声が聞こえた。

先輩を、呼んだので私も確認した。

「せ、先輩?いや、せんぱぁ〜〜〜い!」

先輩が倒れていた。故にわたしは、泣き叫んだ。

 

♢操真晴人

 

うぅ、体が重たい。おそらく、

ゼロウィザードリングの反動だろう。

不味いな、体が持ち上がらないや。

目を開けると、目尻に涙を浮かべている。

俺の妻と、義理の妹がいた。

「ごめんな。刀奈、簪。

最近心配掛けてばっかだな。」

「ほ、本当だよ。晴人君。」

「先輩、無茶しすぎですよ。」

「はは、そうだな。そう言えば

俺ってどの位こうして、膝枕されてたんだ?」

状況を整理すると、刀奈に膝枕されていた。

それでいて、2人に頭を撫でられているのだった。

「ほんの3時間よ。」

刀奈が、教えてくれ・・・ん?

3時間?そんなにって!

「か、刀奈。ごめん。俺の頭、

重かったろうに。」

「何言ってるのよ、あ・な・た。」

と鼻頭を突いてきた。

そして、俺は、再び意識を手放した。




はい。protoです。今回から、
他の投稿者さんもやってらっしゃる
登場人物たちと、後書きでお話するコーナー。
やっていきたいと思います!

それでは、茶番にお付き合いください。

(ぬし)「はい、と言うわけで。
メインパーソナリティの私、
protoと。」
晴「本作主人公の、操真晴人で
お送りします。」
主「それでは、本日のゲストは、この方です。」
主&晴「どうぞ!お入りください!」
刀「はぁ〜い。晴人君の妻の更識楯無こと、
更識刀奈でぇ〜〜〜す。」
晴「えーと、主よ。今回からこのコーナーやるって
言ったけどよ?具体的には、何やるの?」
刀「そうよね。いくら、突発的にはじめるとは、
いえ、何かしらの計画は、あるのよね、主さん?」
主「はい。えー、次回予告とか。コメント返しとか。」
晴「コメ返し?主よ。お前は、youtuberか?」
主「すみません!ほぼ無計画です。読者の皆さん。
このコーナーで、聞いてみたい事などありましたら、
是非、コメント欄で、コーナー希望と、書いてくだされば
こちらで、晴人達と共に皆様の疑問等に、お答えします!」
晴&.刀「でたよ、露骨なコメ稼ぎ。」
晴「刀奈。俺の考えわかるか。」
刀「えぇ、わかるわよ。あ・な・た。」
主「はい、そこぉ。イチャイチャしない。それでは、
締めますかね。」

次回

ファントムタスクが動き始める中、
晴人達は、一年を振り返る。
次回、思い出の学校祭。
主&晴&刀
「次回もぉ〜〜、お楽しみにぃ〜!」

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