IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

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第18話 魔法使いの死

♢操真晴人

 

「うわぁぁぁぁぁ!」

俺は刀奈を庇い死んだ。

なぜ、そうなったのか。

それはほんの十数分前に遡る。

 

銀髪の少女(あえて、『美』はつけない。」

のISが姿を変えた。粘土の様に装甲が変形し、

とある女性の姿をとった。それは、世間では、

尊敬されている世界最強(ブリュンヒルデ)そのものだったのだ。

「VTシステム・・・、まさか、そんな事って。」

「刀奈、何か知ってるのか?」

「うん、あのIS。恐らくVTシステム、

正式名称ヴァルキリートレースシステムは、

過去のモンド・グロッソの受賞者の動きを

再現するシステム。聞こえは良いけど、

実際、搭乗者への負担が大きすぎる為に、

システムの、搭載は、もちろん、開発や研究

も禁止されてる、危険なシステム。」

「説明ありがとう、刀奈。

さて、あれは織斑先生・・・か?

だとしたら厄介だ。連携を取りつつ

強攻撃を、仕掛けるぞ!」

「りよーかい、晴人君」

「さぁ、ここからは、

俺(私)たちのショータイムだ(よ)!」

「「ハァァァァァ」」

 

俺は右手の指輪を交換、ベルトにかざす。

 

『バインド プリーズ』

 

織斑先生モドキは、土の鎖で動きを封じられた。

「いまだ!」

俺は右手の指輪を再び交換ベルトにかざす

 

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!

ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー、

チョーイイネ!キックストライク!サイコー!』

「ミストルテインの槍!!」

「うぉぉぉぉぉぉぉ!」

「はぁぁぁぉぁぁぁ!」

バキ!という音が聞こえた。

それは奴が土の鎖を引きちぎり

刀奈のISに攻撃した音だった。

刀奈は、先程まで、俺と模擬戦をしていたので

エネルギーが少なかったのだ。

彼女のISが強制解除され、奴に剣を向けられている。

俺はもう考えるのをやめて行動に出た。

走りながら右手の指輪を交換し、

ハンドオーサーを左手側にする。

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!

ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!

カメンライダー!プリーズ

ライド ライド ライダー』

俺の横には目?は黄色く

体は全体青い仮面ライダーがいた。

それは俺の中に吸い込まれていき、

俺の体のスピードは、どんどん加速する。

やがて刀奈に向けて振られていた刀を

俺はその身で受け止めていた。

そして、俺は死に冒頭へと繋がった。

 

♢更識刀奈

 

晴人君が、私を庇って死んだ。

私の目の前には背中から、出血している

晴人君の姿があった・・・。

脳が思考停止しちゃってるや・・・

私も死ぬのかな・・・

私は、人生最大の絶望に見舞われた。

 

♢操真晴人inアンダーワールド

 

「ここは?」

「久しぶりだな、晴人。」

「お前はドラゴン。」

「また、死んだみたいだな。」

「そうみたいだな。でも、後悔は無い。

好きな人を助けられたんだ。」

「残念だが、まだ死なせんよ。

お前に死なれると俺も消える。」

「まだ、魔力回復してなかったのか?」

「いや、お前のアンダーワールドに

居すぎたせいだ。」

「なんだよ、それ。」

「お前はまだ、守るべきものがある。

再び俺の魔力で蘇らせてやる!が、

その前に、お前が俺の力を使うに相応しいか、

試させてもらうぞ。」

ドラゴンは、俺に向かって炎や、風等を

使い攻撃を始めた。が、そんなの痛く無い!

だってこの力は俺の希望なのだから。

「ふん、耐えたか。合格だ晴人。

俺の力、使うが良い。」

 

俺は目覚めた。刀奈が目に入った。

「ごめん、刀奈。心配かけた。」

「グズッ、その程度じゃ・・グズッ、

済まないんだからね。」

「ごめんな。でも、もう泣くな。

全て終わらせる。ちょっと下がってな。」

「うん///」

俺は右手の指輪を交換、使えなかった

フレイムに似たリングを装着。

『シャバドゥビタッチヘンシーン!

シャバドゥビタッチヘンシーン!「変身!」

フレイム ドラゴン ボー!・ボー!・ボーボーボー!』

「さぁ、ショータイムだ!」




みなさんどうも、protoです。
今回刀奈を泣かせてしまった晴人君の
罰はどうしましょうかね(ゲス顔)

さて、ようやくドラゴンの力を使える様になった
晴人君。次回にご期待ください

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