IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す   作:proto

119 / 125
タイトルに当てはまるのは晴人君


第105話 決戦前の休息

アハハ、魔法使いどもが完全に僕のことを

忘れてくれたおかげで簡単に賢者の石を入手できた。

あと、ワイズマンが聖杯がどうのこうの言っていたけど

魔力媒体なら関係ないね。僕自身に魔力があるし、

それ以前に足りなかったら集めればいい。これで僕は

人間になれる。僕は賢者の石を自分の体内に取り込んだ。

 

 

さて、傷は回復した。俺たちに残された時間は

少ない。グレムリンが何かしでかす前に奴を

止めなければ。そう思った矢先、街で怪物が

暴れているという情報が入ってきた。

「残ってるファントムはグレムリンしか

いない。急いでグレムリンを、止めるぞ。」

「まて晴人。お前はまだ完全に回復してないだろ。」

「そ、そうですわ。それなら私たちが行きます。

なので、晴人さんは休んでてください。」

「そうだぜ晴人。それに今回は不甲斐ないことしちまったからな。名誉挽回のチャンスにさせてもらうぜ。」

「それなら、私もです。先輩、すこし休んでてください。」

「安心して、晴人君のことは私が見て置くから。」

「お姉ちゃん、先輩をお願いね。」

「自分の夫に傷付いて欲しくないもの。」

「刀奈・・・、わかった大人しくしてよう。

だけど、もし二匹以上使い魔が戻ってきたら、

その時は現場に急行するから。」

「わかった。それでいいぜ。」

「一夏、しっかり休んでてくれ。」

「晴人さん、私を信じてくださいまし。」

「先輩、行ってきます。」

「似藤、オルコット。なぁ、簪それから・・・ち、千冬姉。

死なないでくれよ。家族は失いたくないからな。」

「一夏・・・はっ、私を誰だと思っている?

世界最強(ブリュンヒルデ)の称号を持つお前の実の姉だぞ?死ぬわけないだろ。」

「先輩が帰りを待っていてくれるなら、

私は先輩の家族として死ぬわけにはいきません。」

そう言って、四人の魔法使いはグレムリンの元へ

向かって行った。俺はガルーダ、ユニコーン、

クラーケン、ゴーレムを呼び出した。

「みんな、自分の判断で魔法使いが

ピンチになったと思ったら戻ってきてくれ。」

そう言って、使い魔たちを送り出した。

さて、刀奈と話をしようかな。

「ねぇ晴人君。私ね、本当は怖いのよ。」

「え?怖いって。戦いが・・・か?」

そう聞くと刀奈は首を横に振りこう言った。

「今回の白い魔法使いとの戦いでこう思ったの。

また晴人君は、死ぬんじゃないかって。」

そうだ。俺は刀奈の前で死んでいる。

ラウラ(VTS発動時)の攻撃から刀奈を守り、

背中を雪片で斬られて死んだのだ。

「だから・・・戦って欲しくないって思った私がいたの。」

「俺だって、戦いたくはない。でも刀奈、君が俺の側に居てくれるから戦える。負けない!死ねない!って必死になれる。だから、えっとなんて言うか。」

「ふふ、わかったわ。私も隣で戦う。晴人君の、あなたの側で永遠に戦う。」

そして俺は刀奈を抱き寄せ、最終決戦に備え、体力回復に入った、




はい、protoです。
次回グレムリンとの決着をつけます。
そして、その後の展開にご注目を。

最後に、おそらく4月に少し入って
この作品は終わります。自分見通しが
甘いんで、わからないですけどね。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。