IS<インフィニット・ストラトス> 魔法使いは、何度も死す 作:proto
♢織斑一夏
俺は、織斑一夏。多分だけど、もうすぐ死にます。
俺の姉は、
どこかの、組織なのか、はたまた国なのかわかりませんが、
俺は今、拉致されてます。もうそろそろ、
第2回モンド・グロッソの決勝戦が始まります。
私の姉は、それに出場しています。今年優勝したら、2回連続しての優勝となります。国にとって、最も優先度の高いことです。
なので、おそらくですが国は、この事を姉に伝えないでしょう。
どのみち、知ってたとしても姉は来てくれるかどうか・・・。
♢誘拐犯
俺たちは、上から命令され、
「なっ、なんでだよ。家族思いじゃなかったのかよ!」
「何故だ!何故
「けっ、結局は、金目当てか?残念だったな坊主。お姉ちゃんは、家族より栄光を選んだってよ。」「なぁ、この餓鬼どうすんの?」
「今、上から命令があった。殺せだとよ」「んじゃま、バイバイ、お坊っちゃん。」俺たちは、銃の引き金を引き、その場を去った。
♢織斑一夏
こうなる事は、予想していた。どうせ姉の事だ。
来るはずが無いとな。俺は静かに銃声が聞こえるのを待った。
銃口から弾が発射され、ゆっくりしかし確かなスピードで、
俺の心臓に進む。その間、走馬灯の様な物を見ている俺が居た。
さよなら、鈴、弾、蘭、数馬。
俺はそっと目を閉じ、死んだ・・・
筈だったのだが、何故生きている?
俺は、確かに、心臓を銃弾に貫かれたはずでは!?
俺は服を脱ぎ捨て、心臓部を確認したが傷跡すら
残っていなかった。
「どうして!?」
唯一変わったとするのなら、ズボンのポケットの中に指輪と手の形を模したベルトがしてある事ぐらいだった。
♢織斑千冬
私は、第2回モンド・グロッソ大会で見事2連覇を果たした。
あぁ、はやく一夏に会いたい。そう思っていた、
矢先だった。唯一の家族である一夏が何者かに拉致された事を
知った。その情報はドイツから回ってきた。
私はすぐにでも一夏が拉致された場所へと向かいたかったのだか、
あいにくISは、エネルギー切れ、動けなかったのだ。
仕方なく、ドイツの救出部隊を待つことにした。
♢織斑一夏
先程死んだと思った時間から10分が経過した。
どうやらこのベルトに指輪をかざすと、
特殊能力が使えるらしい。しかし、数がそんなに無いのだ。
一体どうしたものか。
どうも、初めまして!protoです。今回はIS×仮面ライダーウィザードということで始めさせていただきます。よろしくお願いします。