ドヴァキンがダンジョンに潜るのは間違い? 作:ark.knight
メリークリスマスもといベリークルシミマスなうぷ主です
ボクは見たくない現実を見てしまった。ハイド君があんなにも強いのだからエンちゃん達も強いのだと思っておけばある程度は緩和出来たかもしれない。だが誰が思っただろう『魔法では私よりも強い』と言っていたハイド君だけどやっぱり異世界はおかしいと今日つくづく感じた
エン 種族
Lv.8
力:E400
耐久:E400
器用:S999
敏捷:A800
魔力:S999
発現アビリティ:
≪スキル≫
【
・召喚者によって生み出された者の証
・召喚者に永続的に従う
・召喚者のステイタスを反映し上昇した際に自身も上昇する
・この方法以外ではステイタスの上昇は無い
・召喚者が死ぬまで持続する
【
・炎破壊魔法の頂点に立つ者の証
・炎によるダメージを受け付けない
やはりおかしい。ハイド君に従っているのは分かるけどこういうことだったんだ。それでもこのステイタスはおかしいと言わざるを得ない。なんでこうもレベルが初期値にならなの!?。叫びそうになるが我慢だ。次はヒョウちゃんのだ
ヒョウ 種族
Lv.8
力:D500
耐久:B700
器用:E400
敏捷:E400
魔力:S999
発現アビリティ:
≪スキル≫
【
・召喚者によって生み出された者の証
・召喚者に永続的に従う
・召喚者のステイタスを反映しが上昇した際に自身も上昇する
・この方法以外ではステイタスの上昇は無い
・召喚者が死ぬまで持続する
【
・冷気破壊魔法の頂点に立つ者の証
・冷気によるダメージを受け付けない
だーかーらーやっぱりおかしいんだって!。どこの神が見ても欲しがる人材だよ!。文句なしだよ!。あんなに可愛くて細いのに耐久がBとかおかしくない?。どこにそんな力があるんだい?。さて次はランちゃんだけど、お願いです神様どうか普通であってください。神が神頼みとか笑えないけど
ラン 種族
Lv.8
力:E400
耐久:C600
器用:S999
敏捷:A800
魔力:S999
発現アビリティ:
≪スキル≫
【
・召喚者によって生み出された者の証
・召喚者に永続的に従う
・召喚者のステイタスを反映しが上昇した際に自身も上昇する
・この方法以外ではステイタスの上昇は無い
・召喚者が死ぬまで持続する
【
・雷撃破壊魔法の頂点に立つ者の証
・雷撃によるダメージを受け付けない
うんやっぱりね。なんとなく知ってたけどこれは酷い。エンちゃんやヒョウちゃんがおかしいならランちゃんもおかしいことになるよね。でもここまでのステイタスは
ドレ 種族
Lv.8
力:S999
耐久:B700
器用:A800
敏捷:H200
魔力:S999
発現アビリティ:
≪スキル≫
【
・召喚者によって生み出された者の証
・召喚者に永続的に従う
・召喚者のステイタスを反映しが上昇した際に自身も上昇する
・この方法以外ではステイタスの上昇は無い
・召喚者が死ぬまで持続する
これ・・・ハイド君より凄いステイタスじゃないか!。どうしてみんなこうもおかしいんだい!。ボクはもっと普通でいいんだよ。いや最初はね、オラリオ最強のレベルだやったー!って思ったよ。でもここまで来るとさすがに喜べない。逆に強すぎて怖くなっちゃうよ。それよりも4人とも精霊なんだ!?
「というわけなんだよハイド君」
「だからどうしたとしか言えん」
今はハイド君の部屋に来てあの4人のステイタスを確認させている。ステイタスは本来であれば他人に見られちゃいけないけど主であるハイド君に見せてもいいかどうかを確認を取った上で見させている
「しかしだいたい予想通りの数値とスキルだな。ドレに関しては少しばかりか高いようにも感じるがな」
「そういう問題じゃないんだって!。レベルが高いと色々と問題になってくる。ギルドに収める税金だとか神が接触してきたりだとかがあるんだって!」
「その程度で済むのか。なら問題は無いな」
何を基準にしてるかはわからないけど、どうしてそこまでハイド君は冷静でいられるのだろう。いちゃもんつけて難癖つけてくる
「どうしてそこまで呑気でいられるのかな?。もしかしたら相手は神だってこともあるんだよ?」
「どうせデイドラの連中に比べたらどうということは無い。暇つぶし程度に人に害を与える奴らと比較されてはこっちの神が可哀そうだがな」
「今、とんでもない言葉が聞こえてきた気がするんだけど」
暇つぶし程度で害を与える存在と比較されてたの!?。ボク達、神もそのデイドラっていう存在までは酷くは無いね!
「ドレやエン、ヒョウ、ランの4人もそっちの存在なのだがあいつらは本当におとなしい方だ。最悪な奴だと自分の信者に病気を蔓延させ救いと称し他人に信者を殺させる奴なんかもいたな」
「ひぇ」
思わず変な声が出てしまった。神と言えど信者はいるだろうし眷属だっているけどそこまで酷い仕打ちはしない。聞いた話だとソーマは
「それ以外にも剣を授けるから味方を殺し強化させよとか信者に殺し合いをさせる奴もいた。それに比べたら勧誘程度生温い」
「た、確かにそうだね・・・」
そんなゲテモノみたいな比較対象は嫌すぎるけど、たぶんハイド君含め異世界から来た5人は余程の事が無い限りは改宗はしないと思う
「それにドレ以外の3人は破壊魔法に長けているし襲われようものなら逆にやられるだろうな」
「じゃあドレ君はどうなんだい?」
「あいつはダガー以外の武器に使い方が私よりも凄いぞ。この私ですら敵わん」
「ハイド君でも敵わない相手がいるんだ」
「魔法、弓、剣、隠密とその他にも色々とあるが各分野では私が敵わない奴が敵わない人が必ずいる。既に死んでしまった奴が大半だが」
その後もいろんな話を聞いた。弓の名手とも言えるアンジー先生の話や魔法大学の先生方の話を聞かされたが全くもって別次元の話だった。冒険者にしかわからないような感覚の話や理論的な話も多かった。だが話している時の彼はどこか楽しそうに感じた。何が彼をそう思わせるのかは、まだボクにはわからない。だけどちゃんと話してくれるだろうと信じて待ってるからねハイド君
今回もお読みいただきありがとうございます
次回から2巻に突入します