新約、とある提督の幻想殺し(本編完結)   作:榛猫(筆休め中)

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長門だ...。

前回は比叡がカレーモドキとやらを作って提督が死にかけていたな...。

今回は提督のとある過去を呉の艦娘達が再現する話になっている。

ん?原作とは少し違う...らしい、よく分からないが楽しんでいってくれ...。


とある鎮守府の再現大会

side上条

 

 

「あ゛ー...づっかれたぁ...ぁぁ...」

 

 

「お疲れ様です。admiralさん」

 

現在俺達は溜まった書類の今日の分の整理を終え伸びていた...。

 

 

「あー...死ぬ...いつになったら終わるんだよ...これ」

 

部屋の隅に積み上がった書類の山を見てうんざりする...。

 

 

「ぁー...」

 

背もたれに身体を預けながら天井に目をやっていると...。

 

 

『今日もそうめん』

 

 

『やーだー!なんでここのところいつもこればっかりなの!!

...これってなに?食という文化を応用した体内調整魔術の一種なの?』

 

 

『たまたま貰い物が重なったんだって!来る日も来る日もうどん風!パスタ風と創意工夫に明け暮れるこっちに身にもなりやがれ!』

 

ふと、過去のやり取りの記憶が思い出される。

 

 

「...ククッ...!」

 

 

「??どうしたの?admiralさん急に笑い出して...変だよ?」

 

おっと、やばいやばい...笑っちまったのが聞こえちまってたみたいだな。

 

 

「悪い悪い、ちょっと昔の事を思い出してたんだ」

 

 

「admiralさんの過去?なになに?教えて!」

 

 

「ふむふむ、それは私も気にりますね~」

 

 

「んーまあいいけど...って!なんでお前までいるんだよ青葉!」

 

何事も無かったようにしれっと会話に入り込んでくるなっての、というかどうやって入ってきたんだ?

 

 

 

「やだなぁ、少し前ですよ?司令官さんが背もたれで呻いてた時から♪」

 

 

「それほぼ最初からじゃねえか!」

 

 

「まあまあ、それよりも司令官の過去の昔話聞かせてくださいよ」

 

強引に話を戻しやがったよこいつ...。

 

 

「はぁ...まあいいか、昔話つってもあんま期待するなよ?」

 

そうだな、インデックスが小さくなった時の話でもしてやるか。

 

俺は過去の一部の面白いだろう部分だけを二人に簡単に話しだした。

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

「と、こんなとこかな」

 

 

「あー面白かったぁ♪思ったより壮大だった割にかなりいろいろ詰め込まれてたね」

 

 

「ふむふむ、これは中々興味深いお話でした...これは私達だけが知っているのはもったいないですね。ふむ...そうだ!司令官先程のお話、再現してみませんか?」

 

 

「再現たってどうするつもりだよ?」

 

コイツまたろくでもない個と考えてんじゃねえだろうな?

 

 

 

「ここの他の艦娘達も誘って再現VTRを作るんですよ!」

 

 

「VTRゥ?なんでそんなことしなくちゃいけないんだよ?」

 

 

「先ほども言ったとおりこの話を知らない方が勿体ないじゃないですか!だから再現していろんな方に知ってもらうんです」

 

なるほど、まあ隠してたわけでもないしいいか

 

 

「分かった分かった、つってもどうやって作るんだ?」

 

 

「そこはこの青葉にお任せください!」

 

本当に大丈夫なのか・・・?すっげえ不安なんだけど...。

 

 

「分かった、けど、余計なことだけはしないでくれよ?」

 

 

「大丈夫ですって!私を誰だと思ってるんですか?......青葉さんですよ?」

 

あぁ。不安だ...ものすごく不安だ...。

 

 

 

 

________ここから再現VTR【以下、セリフのみ】________

 

 

 

『担任から、《上条ちゃーん馬鹿だから補修でーす》とラブコール』

 

上条「不幸だ...。

 

 

よーし、天気もいいし気持ちも入れ替えて布団でも干しとくか...」

 

 

上条「空はこんなに青いのに...お先は真っ暗...」

 

【ガララッ】

 

 

上条「つか、いきなり夕立とか降ったりしねえよな...ん?あれ...え?え?えぇぇぇっ!?」

 

【グウゥゥゥ…】

 

 

上条(こ、これは...ナントカ動画で勝手にオープニングに侵略してきた...イカ的な!)

 

 

長良(ミニ)「...おなか...」

 

 

上条「え?」

 

 

長良(ミニ)「おなか減った...」

 

 

上条「もしもし...?」

 

 

長良(ミニ)「おなか一杯ご飯を食べさせてくれると嬉しいでゲソ!ふぁ...ガァブブゥッッ!!」

 

【ブシャァァァァッ!!!】

 

 

上条「ゲソ?...まさか侵略されちゃったんですか?」

 

 

長良(ミニ)「イカは低脂肪高たんぱくの食べ物で(ヌチャヌチャ)プロのボディビルダーは「にゃーん」ゲソッ!?」

 

【タタタッ】

 

 

長良(ミニ)「ゲソーーーーー!!」(グシャアッ)

 

 

上条「......(とあるシリーズは、侵略されずに済んだのか...。)」

 

 

 

_____________________________

 

 

 

【教えて!サラトガ先輩!】

 

{質問その一}

 

『サラトガさんは本当に十八才なんですか?』

 

 

サラ「ンンッ…うっせぇんだよ!novice(ど素人)が!!」

 

 

{質問その二}

 

『それ制服なんですか?私服なんですか?』

 

 

サラ「うっせぇんだよ!novice(ど素人)が!!」

 

 

{質問その三}

 

『とある妖精さんが某電波の宴会で出オ...』

 

サラ「うっせぇんだよ!novice(ど素人)が!!」

 

 

上条【バキャッ!!】

 

 

サラ「勝手なこと言わないで!私だってtriした!triしたんです!Floorをwarmupしようと息をして!でもbutwarmupだったんです!」(バギッボギッベキィッ)

 

 

 

 

 

天龍「・・・・・」|’・ω・)ヒョコッ

 

 

 

_________________________________

 

 

 

 

電「ングッングッングッ…ぷはぁ!大丈夫!一人や二人増えたくらいでムグムグ…量に不満が残るような豪華絢爛焼き肉セットではないのです!」

 

 

【ジュゥゥゥゥゥゥ…】

 

 

電「焼けましたのですたまねぎ」

 

 

大鳳「...ありがとうございます」

 

 

 

 

電「焼けましたのですピーマン」

 

 

大鳳「...どうも」

 

 

 

 

電「焼けましたのですカボチャ」

 

 

大鳳「...おいしそうですね」

 

 

 

電「焼けました、あ!ロース焼けたのです!頂くのです(パクッ)」

 

 

大鳳「・・・・」

 

 

 

電「焼けましたのですエリンギ」

 

 

大鳳「...あの」

 

 

 

電「焼けましたのですメロン」

 

 

大鳳「...溶けてますよ?」

 

 

 

電「焼けましたのですニンジン」

 

 

大鳳「私にも肉を......」

 

 

 

電「焼けましたのですしいたけ」

 

 

大鳳「...お肉を」

 

 

 

電「焼けましたのですトウモロコシ」

 

 

大鳳「食べたいのですが...」

 

 

電「焼けましたのです獅子唐!」

 

 

大鳳「いやあの...だからお肉をですね...お肉を......」

 

 

 

 

___________________________________

 

 

 

 

筑摩「問題!デデン!」

 

筑摩「○池○馬先生が描くSFファンタジーライトノベルを原作とした作品でただいま絶賛発売中の映像のタイトルは?」

 

 

暁「はい!とある提督の幻想殺s...」

 

筑摩「違います!次!(パコッ)」

 

 

響「はい、とあるマフィアのニーソックス」

 

筑摩「エロ恐いです!次!(パコッ)」

 

 

雷「はい!とある改装で死んでたっす」

 

筑摩「重すぎます!次!(パコッ)」

 

 

電「は、はい!とある演習で三点です」

 

筑摩「留年です!次!(パコッ)」

 

 

暁「はい!事あるごとにA〇X」

 

筑摩「お世話になってます!次!(パコッ)」

 

 

響「はい、とある旗艦のフラグシップ」

 

筑摩「意味は一緒です!次!(パコッ)」

 

 

雷「はい!入渠のドッグが開いてない」

 

 

筑摩「原型がない!!次!(パコッ)」

 

 

電「はい...え、えっと...」

 

筑摩「思いついてから手をあげなさーい!(パコッ)」

 

 

第六駆逐隊『『以上!とある提督の幻想殺し!続編決定!』』

 

筑摩「更新をお待ちください!」

 

 

 

 

___________VTR終了_______________

 

 

 

俺はそのVTRを見て唖然としていた...。

 

 

「なあ、これ、大丈夫なのか?」

 

 

「大丈夫だと思いますよ?この鎮守府内でだけ流す予定ですし」

 

 

「え?でもさっき鎮TUBEにupするって...ムグッ」

 

プリンツの口を慌てて押さえる青葉。

 

っておい!今とんでもないことが聞こえたんだが!?

 

 

「おい、今何口滑らせた!?どこにupするだって!?」

 

 

「あはは...バレちゃいましたかぁ...実はもう配信されちゃってるんですよね」

 

 

「いや待て!そもそもなんだ鎮TUBEって!」

 

 

「知らないの?admiralさん、全世界の鎮守府関係者のみが閲覧できる無料動画サイトなの」

 

 

「そんなとこにupしやがったのか!?消せ!いますぐとり消せ!」

 

 

「いやーそれがあまりの人気で取り消しができなくなっちゃいまして...」

 

 

「ってことはあれか!このVTRを元帥や他の鎮守府の奴らが見るってのか!」

 

 

「そうなっちゃうかも...ドンマイ、admiralさん」

 

 

「不幸だーーーーーーーーーーッッ!!!!」

 

その日、呉に来てから一番の絶叫が呉鎮守府に響き渡ったという...。




呉に来てから演習風景を一不度も見て言あないと思った俺は艦娘達が演習の時を狙って演習場へと向かう。

だがそこで繰り広げられていたものはとんでもないもので......


次回 新約、とある提督の幻想殺し

演習という名のバトルロワイヤル

幻想殺しと艦娘が交差する時、物語は始まる

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