ナーサリー・ライム 童話の休む場所   作:らむだぜろ

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姫が流した魔女の鮮血

 エロウルフ騒ぎから一週間ほど経過した頃。

 新年早々、サナトリウムに厄介な少女達が担ぎ込まれた。

「私に?」

 新たな使命を与えられたのは、サナトリウムにいる虚弱な魔女。

 送り込まれたのはこの世界の亡国の王族末裔と、王国の王族だったのだ。

 昼ごろ、突然ライムに裏口に呼ばれた彼女が目にしたのは、大きな二つの柩。

「……この後に及んで、本当に申し訳ないです、亜夜さん。新しい負担を、貴方に強いることになります」

「…………」

 その場には、二人しかいない。

 担架で運び込まれた柩を見下ろして、車椅子の魔女は無表情で問うた。

「この子達は、『眠り姫』と、『白雪姫』ですか?」

「……そうです。ご存知ですよね、やはり」

「ええ。童話の世界では三大プリンセスと言われている物語ですもの」

 亜夜に課せられた新しい使命。世界に帰るまでの縛り付ける枷。

 それは……柩で眠りし二人の王女を目覚めさせること、だったのだから……。

 

 

 

 

 

 

 サナトリウムに新しく担ぎ込まれた少女達は、長い間眠っている。

 正確に言うなら殆ど死んでいると言っても同義だ。

 遠い過去に滅びし王国の姫君と、嫉妬で人生を狂わされた姫君。

 サナトリウムの子供達は、皆を顰めた。

 自分も何時かあんな風になるかもしれないという未来が見えた気がした。

 棺に入れられて、誰の世話も必要としない、半死人。

 王族だろうが少女だろうが、死ねばみんな同じただの人間。

 結末は、あんな風なのではないかと不安になった。

 その棺を担当することになったのは、あの魔女だった。

 担当する二人の部屋に安置されている大きな棺。

 一つは、透き通る水晶そのもの。

 中には、それはそれは美しい女の子が胸に手を合わせて眠っている。

 一つは、黒い十字架が刻まれて荊が伝っている不気味な柩。

 中には、遠い歴史に埋もれた国の一人娘が安らかに眠っている。

 童話『白雪姫』、『眠り姫』の主人公たちだった。

 亜夜に課せられた目的は、何とかして目を覚まさせること。

 王子のキス程度では最早目覚めない。それはもう確定済み。

 二人とも、魔女によってその人生を壊された被害者だ。

 『仮死状態になる』呪いに、『永い時を眠る』呪い。

 この世界では二人に降りかかった不幸はこう解釈されている。

 そもそも眠り姫は荊の伝う樹海に遺されていた、王城の遺跡の中から発見されて、死んでるのか生きてるのかもよく分からない。

 取り敢えず、行動あるのみ。

 魔女である亜夜なら、呪いを解除することは可能だ。

 現在、唯一敵意のない魔女なので、二人の呪いを解いてくれと。

 そう、サナトリウムの運営をする上層部から直々に指名があった。

 大人の事情で、ライムも逆らうことができず、泣く泣く彼女に託した。

 託された亜夜だったが、今は四人のことで手一杯。

 寝ているだけの連中に割く時間は無いと断言できる。

 なので、放置することにした。

 そもそも、四人以外には甲斐甲斐しく世話をする気はない。

 子供の味方ではあるがそれは生きているからであって、半死人を救うほどお人好しでもない。

「亜夜……あんた、大丈夫?」

「大丈夫に見えますか」

「ごめん、そんなわけないわよね」

 夜寝る前、事情を聞いて慰めてくれるみんなに甘えながら、亜夜はボヤく。

 並んで四人は、天井を見上げながら亜夜と話す。

「柩、は……怖い……です……」

「同感。私達も何時か死ぬけど……ああはなりたくない」

 呪いには様々な種類がある。

 それは知っているが、あの極めつけの嫌がらせは最悪だ。

 死という明確な終焉がない呪いは、亜夜の鳥になる呪いを思い出す。

 亜夜は反則的な方法で呪いを打破したが、普通の人にはあれが結末。

 抗いようがないまま、永い時をああして過ごすのは堪えられない。

 みんな、口を揃えて言う。

 唯一、ラプンツェルは幼さゆえ重大さを理解できずに能天気に暮らしている。

「一応、上の命令ですので……。適当に呪いに関して調べてみます」

 逆らえない職員という立場だから、言われたとおりにしておけばいい。

 今のところは、忙しさを理由に放置していると伝えてある。

 連中には連中の思惑があるようだ。

 亜夜の知ったことじゃないが、やっておけというなら無理しない程度にやっておく。

「やばいときは言ってね。あたし達、すぐに助けるから」

 アリスにそう言われて軽く頷いて、その日は眠った。

 次の日には、そろそろ取り掛からないと不味いので少しやってみようと亜夜は決めた。

 

 

 

 

 

 

 翌朝。

 最低限の準備をしてから、亜夜は柩のある部屋に入る。

 こちらにも、最低限の家具などの設置は終わっている。

 亜夜は部屋の中央に鎮座する二つの棺を見て、一気に終わらせることにした。

 魔女の状態に以降、鮮やかな紅に変化した瞳で棺を観察する。

 実際触ってみたり、あれこれ調べること数分。違和感に気がついた。

(……何、これ?)

 ……おかしい。何で、呪いがない。

 二人のうち、白雪姫はまだ呪いが解けていないようだった。

 呪いを解くには、どうやら彼女を心から心配する人間の口付けなり想いなりが必要なようだ。

 それが分かれば、後はライムを通じて伝えればいい。亜夜には解除できない。したくない。

 それはいいとして。問題は、眠り姫の方だった。……既に呪いらしきモノは、存在しない。

 何度調べてみても、柩にも、開けていないが本人にも恐らくは呪いはもうないだろう。

 なのに、何でこの姫君は眠っている? あるいは、本当に死んでいるのか。

 死体を運び込んだとなればそれも問題だ。早く伝えなければいけない。

 結果は変わらないと結論づけて、亜夜が背を向けて出ていこうとする。

 

 

 

 ――その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……魔女?」

 

 

 

 

 

 

 小さな声が聞こえた。

 訝しげに振り返る、亜夜の視界に。

 

 影が。

 

 映り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とても大きな音がする。

 それは安置されている棺の部屋から。

 寝坊していたグレーテルやマーチはその盛大な爆発音に飛び起きる。

 ラプンツェルは深い眠りに落ちているので眠っていた。

「っ……!?」

 背後から突然襲ってきた何か。

 亜夜は無防備な所を全身を絞め上げられている。

 首まで締め付けられて、息ができない。

 油断していたせいで、成す術なくそのまま持ち上げられる。

「こんなに近くに、魔女がいるなんて……ここはどこ? 今はいつ?」

 独り言を言っている豪華な黒のイブニングドレスを着用する女の子が、魔女の亜夜に似た(くれない)の目で見上げている。

 血の色をしたバラの髪飾りを這わせるは、アリスに近い金髪ンロングヘア。

 まだ年は15、16と言ったあたりの同年代。

 ギリギリとフタが壊された柩の内部から伸びている無数の太い荊の蔦。

 どうやら、凄い音がしたのは柩の蓋が粉砕された音のようだ。

 それを操るように、左右の人差し指にはめている指輪が光っている。

 宝石が自ら発光している。確認するように目をやっている。

 棘が亜夜の全身に食い込み、寝巻きに血を滲ませた。

(ま、まさか100年後に自分で目覚める方だった……? 油断、した……)

 眠り姫には幾つかパターンがあるが、その中に自分で目を覚ます展開がある。

 どうやらこの眠り姫はそのパターンだったようだ。

 道理で呪いが見当たらない。

 何故ならそれは、効果が自然消滅しており、今日という日が100年後の最後の日。

 天文学的数字の不幸が亜夜を襲っていた。わかる訳がない、こんな展開。

「魔女は……やっぱり、殺さないとダメよね」

 淡々と、彼女は行動していく。

 亜夜を締め付ける力を強くされる。

 抵抗しようにも、頭に血液が流れず、意識が朦朧とし始めた。

 視界が霞んできている。呼吸は出来ず、意識も混濁してきている。

(死ぬの……? 私……?)

 人生で初めてかもしれない。死、というものを自覚するのは。

 これが死ぬという感覚か。走馬灯が見えると聞くが、何にも見えない。

 死にたくないという想いだけが、空振りしているだけだった。

 暴れようにも全身を縛られているから無理。それでも、意識だけは敵対する。

 睨み付けると、睨み返される。

「ねぇ、魔女。得意の呪いで何とかしてみれば? させないけどね」

 彼女――眠り姫は本気だ。魔女である、亜夜を殺そうとしている。

 魔女狩りの法律に則り、当然の行いとして。

「このまま絞め殺せば、少しは憂さ晴らし出来るかな。個人的な恨みはないけど、魔女だから。死んで」

 魔女だから殺す。魔女だから何しても許される。

 そんな事を言いたげな顔をして、眠り姫は仕上げに入る。

 流れる血が、蔦を伝って床に滴る。

 元々身体は弱い亜夜。こんな強い力で締め付けられたら、簡単に壊れてしまう。

(……勝て、ない……?)

 普段から冷静な思考が、あっさりと降参、降伏への選択肢を選びそうになる。

 全てのパターンから考えて、自分は詰んでいると理解してしまった。

 魔法はこのままでは使えず、呪いは封じられている。

 発動する前に条件を潰されれば、亜夜とてただの無力な人間だ。

 抵抗したい。でも、抵抗する前の状態で先手で王手を取られた。

 魔女の状態だったとしても、言葉を紡がないと呪いは使えない。

 首を絞められているから、意識がはっきりせず魔法も使えない。

 完全なチェックメイト。勝ち目は、ない。

「抵抗しないんだ。そう、諦めがいいのね。じゃあ、さっさと殺してあげる」

 嫌な音がして、棘が更に食い込んでくる。骨が軋み始めた。

「あぁ……っ!?」

 辛うじて漏れ出した言葉は苦悶の声。懇願も聞かず、命乞いなんて以ての外。

 潰されておしまいだろうか。このまま、生肉にされて亜夜の人生は……終わってしまうんだろうか?

 

 

 

 

 ――違うッ!!

 

 

 

(みんなを残して……死ねない……!)

 

 

 

 嫌だ。死にたくない。

 こんなところで死ぬのは嫌だ。

 みんなを幸せにしていないのに!!

 中途半端で投げ出すなんて絶対に嫌だ!

 誰が、こんな奴に殺されてやるものか!!

 亜夜の生命は、皆の為に使う!!

 誰にも奪わせるつもりなんて、ないッ!!

 

 

 

 

「あ……ぐッ……!」

「……?」

 まだだ。

 まだ、一ノ瀬亜夜という職員の役目は終わっていない。

 その使命は幸福を呼ぶ蒼い鳥。みんなの笑顔を見たい。笑顔にしたい。

 そのためならば、自分が傷ついたとしても。相手を殺したとしても。

 何が何でも、生き残る!

「へぇ、流石にしぶとい……ねっ!」

 眠り姫は抵抗の意思を見せた亜夜を、振り回した。

 視界がぐるぐると回転し、勢いで棘が更に食い込む。

 血がもっと流れた。だから、どうした。

 床に叩きつけられようが、壁に打ち付けられようが。

 もう諦めるものか。もう、逃げるものか。

 一瞬でもそう思った自分が恥ずかしい。

 亜夜は死なない。死にたくない。

 だって、まだ……この世界に! 元の世界に!

 誰よりも、未練があるんだからッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――あたしの亜夜に何してんだぁあああああああーーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 怒号。怒り一色の人の声。

 亜夜の闘志に答えるように。

 窮地の亜夜に、一人助けにきた子供がいた。

 

 

 

「亜夜にさわンなぁあアアアアアッ!!!!」

 

 

 

 怒り狂う雄叫びを上げて、ドアが爆ぜた。否、粉々に……切断された。

 恰も爆発したかのように、ドアを破壊して誰かが飛び込んでくる。

「!?」

 眠り姫が突然の乱入者に戦慄する。

 入ってきた人影は、亜夜を絞め上げていた荊の蔦を簡単に切断。

 落ちてきた血塗れの亜夜を片手で受け止め抱き寄せる。

「くっ!」

 眠り姫が我に帰り、追撃の荊を伸ばすが、その人物は全て切り伏せた。

 そして踵を返して、走り出す。

 逃げ出して、亜夜を護らないといけない。

 早く治療を。早く、早く。

 その想いだけが、足を前へ前へと進めさせた。

「……?」

 虚弱な身体を痛み付けられて、意識が失いそうになっている。

 血を流しすぎて、急がないと失血死しそうな弱い魔女。

「亜夜、あやぁ……! 亜夜が死んじゃうよぉ、そんなのいやだぁ……っ!!」

 助けに来てくれた少女は取り乱していた。泣きながら医療室を目指して走る。

 必死になって、追撃してくる追っ手のことなど構わずに、ただただ死んでほしくなくて。

(……アリス?)

 その声はアリスのように聞こえた。

 でも、頑張っていた意識はここで途切れた。

 亜夜の覚えている限りは、ここまでだった。

 そこから先のことは……よく、覚えていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 取り乱したアリスが朝早く、起きていた医者に血塗れになった職員を連れてきた。

 返り血で汚れて運び込まれたのは人類相手には無敵と思われていた魔女だった。

 想像できない事態に、パニックを起こす医者。

 ライムが騒ぎに気がついて慌てて室内に飛び込む。

 血達磨になって死にかけている亜夜を直ぐ様集中治療室に押し込んだ。

 追っ手である亜夜の鮮血滴る蔦を従えた王女様は、亜夜を探して建物内を徘徊している事を、目撃した子供達に内線で知らされる。

 皆がパニックを起こしていた。

 見知らぬ若者が、魔法らしきモノで蔦を操り人を襲った。

 また先日の侵入者のようなコトなのか。

 職員の中で数少ない武芸経験者の雅堂が駆り出された。姫君を止めてこいと無謀なことをさせられた。

 得物に何故かこの世界の自警団が使っているという木刀を渡されて。

「…………魔法使い相手にどうしろってんだよ……?」

 ボヤきながら、赤ずきんにもどうもかしろと言われた手前、押さえるしかあるまい。

 やったことのない未知の相手だが、出来るだけやるしかない。

 雅堂は多少うろつき、不審者よろしく徘徊する王女様を発見した。

「……あぁ、ちょうど良かった。すみません、そこの眼鏡のお兄さん」

 向こうから声をかけてきた。背後には無数の荊。

 魔女を見かけていないか、と彼女に問われる。

「……悪いけど事情あってね。そいつを殺すのはダメなんだ」

 平和的に解決しようと、懇切丁寧に説明する雅堂。

 然し、王女様は。

「そうですか。どうでもいいです。面倒臭いので、邪魔をするなら寄ってぶった斬るまでです」

 真顔で話し合いには応じるつもりはないと言った。

 パァンッ! といきなりの宣戦布告。蔦で一閃、雅堂を殺しに来た。

 最早人だろうが何だろうが、魔女の味方は皆殺しにする気とみた。

「……。そっちがその気なら、女の子相手でも戦う。一応でも知り合いをやられた時点で、俺は君は許せない」

 真顔で、心底底冷えする声を出す雅堂。

 先程の不意打ちも、蔦の先を木刀で叩き落とした。

「へぇ、やりますね。王国騎士団だって、そこまで剣を使える人はいませんでした」

 褒めているのか皮肉なのか、表情を変えずに、人と知ってて迷わず攻撃する王女。

 木刀の眼鏡剣士VS凶暴なお姫様の第二ラウンドが始まった。

 王女の後ろで発生する踊り狂う棘の蔦が何本も伸びて、雅堂を狙う。

 雅堂は摺足で移動して全て避けきり、間合いを詰めて彼女に木刀で切りかかる。

「それっ!」

 袈裟懸けに斬られるのを、木刀ゆえか白刃どり。

 だが、その防御の方法がまずかった。

 雅堂は足腰に力をいれて、掴んだままの少女を軽々と持ち上げた。

「……それってアリですか、お兄さん」

「魔法使いに言われたくないな」

 持ち上がったまま聞いてくる彼女を、木刀ごと振るう。

 仕方なく離した王女様は吹っ飛び、離れていくときも攻撃してくる蔦を剣戟と拳で迎撃する。

 着地した王女様は少しだけ驚いたような表情をしていた。

「一風変わった剣術ですね。足回りがとても独特で、凄く興味が出てきました」

「…………極東に古くから伝わる剣術なんだよ」

 童話の主人公が魔法使いというのも驚きだが、まさか剣道を説明する日がこようとは。

 雅堂が簡単に説明すると、

「極東!? ではお兄さんは、極東の出身ということですか!?」

 王女様は突然、目を輝かせて嬉しそうに手を合わせた。何やら感動している様子だ。

「……まぁ」

 一応、肯定する。王女様、凄い勢いで食いついてきた。

「わたくし、とてもお兄さんに興味が出てきましたっ! 昔、父上に東方の果てには島国があり、そこは黄金の都であると伺いましたが、それは本当ですかっ!?」

 キラキラした目で雅堂を見る王女様。教えてもいいが、このままでは戦いは収まらない。

 仮にも彼女は、魔女を半殺しにした犯人なのだ。

 そこで思いつく眼鏡。交換条件、というのでどうだろうか。

 一つ提案してみようと思い、ダメ元で言ってみた。

 すると、

「分かりました。お兄さんの同僚だと言うなら、仕方ありません。この知識欲だけは抑える自信がないので、勝負に負けたら襲うのは諦めます。でも、勝ったら詳しいお話を教えてくださいね?」

「……お、おぅ」

 雅堂が勝ったら亜夜襲撃を阻止。

 王女様が勝ったら、極東の島のことを話す。

 どっちに転がっても多分大丈夫だとは思う。追撃の心配は無くなった。

 勝たなければ意味がないのだが。相手は本気で勝ちをもぎ取りに来る。

「では、行きますよお兄さん……お覚悟を!」

 遠い時代の忘れ物であるお姫様は自分の欲のため、目の前の敵を潰すことを決めた。

 この時点で彼女の中から魔女はもう消えた。どうでもいい。兎に角知りたいのでそちら優先。

 新年早々、荒事がまたも発生。サナトリウムの平穏は、一体どこに消えてしまったのだろうか……?


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