Fate/GrandOrder ~憎悪と慈愛と復讐の救済を~   作:三枝 月季

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 年明け最初の投稿となります。

 本年もよろしくお願い致します。
 


嵐の対決

「……なんてこと……あれが、アーサー王なのですか……?」

 

 灰色の淑女(アヴェンジャー)の驚嘆は悲鳴に近く、震えは怒りのようだった。

 

「間違いない。何か変質しているようだけど、彼女はブリテンの王、聖剣の担い手アーサーだ」

「え……?あ、ホントです。女性なんですね、あの方。男性かと思いました」

 

 対して、十字の盾を携えた少女(マシュ・キリエライト)は素直な驚きを示す。

 

「伝説とは性別が違うけど、何か事情があってキャメロットでは男装をしていたんだろう。ほら、男子じゃないと玉座にはつけないだろ?お家事情で男のフリをさせられていたんだよ、きっと。宮廷魔術師の悪知恵だろうね。伝承にもよるけど、マーリンはほんと趣味が悪い」

 

 その注釈を鑑みても、確かに、かの剣士は禍々しい見た目に反し、小さいと断言できる肩幅と、鎧を纏って尚、華奢と分かる身体つきをしている。それらの特徴は一瞥しただけでは気付かないレベルのものではあったが、意識してみれば彼女が女性である事を伝えていた。しかし――

 

「……いいえ、驚くべきは性別などではありません。彼女からは――」

 

 マシュの傍らに立つアヴェンジャーは、信じられないものと相対したとばかりに、セイバーを見据えたまま硬質の声を出す。

 

「――――ほう。面白いサーヴァントがいるな」

「……竜の気配がします」

 

 重なった発言と同時、黒き騎士王の視線(照準)が彼女達へと定まった。

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

「英霊同士の相性?」

「ああ、単純に能力や性質(スペック)としての相性もあるが、尤も厄介なのは生前の因果だろうな。多かれ少なかれオレ達はそれに縛られている。にしても、これは迂回した方が早そうだな」

 

 疑問符を浮かべた少女へと言葉を並べつつ、群青の魔術師は目の前の瓦礫の山へとぼやく。対して、闇に溶け込むように彼の傍らに立つ少女は、伏し目がちな瞳で虚空を睨んでいた。

 

「…………生前の宿敵と邂逅する事もあり得るわけね」

 

 小さく白い吐息に混じって、わずかに掠れた声がした。それは、気配を消す事に長けている少女に生じた隙のようでもあった。

 

「その場合、殺された方は不利だろうな。最悪、敵は己を殺した逸話を宝具に昇華している可能性があるんだからよ」

「つくづく、嫌な戦場ね」

 

 端的な言い様に顔色を変えない空虚な面立ちは、かえって芝居がかって見えた。

 

「そうか?オレはなかなか面白いと思うがね」

「……それは、貴方が戦場に生きる者だからでしょう。マシュはそうではないし、アヴェンジャーもそういった手合いには見えなかったわ」

 

 好戦的に笑んだ男へ少女は呆れた視線を送る。その眼差しの冷たさと声色の静けさを、悪くないとばかりに男は揶揄するように続けた。

 

「心配か?」

「まさか」

 

 他人に心を配るような余裕と優しさはとうに失くした筈だと少女は逡巡し――

 

「不安なだけよ」

 

 言いしれない感情を吐露した。

 

 すると、そんな少女の弱気な発言は想定外だったのか、男は暫し呆気にとられたように彼女を見つめた。それは少女が鋭い視線で答える程度には大仰な反応だった。

 

「何、オレの見立てじゃ、あのお嬢ちゃんの盾とセイバーの剣の相性は抜群に良い。負けるとしたら、盾を支えるお嬢ちゃんがヘマをした場合だろうよ」

 

 ややバツが悪そうに目を逸らした男に今度は少女が瞠目する。

 

「意外ね、そんなに彼女を買っているなんて」

「まぁな、それにあの女のほうも前座としての役目くらいは果たすだろ――っと、些か呑気にしすぎたか、動けるかマスター?」

 

 瞬間、一際大きく大地が揺れ、木々が騒めいた。

 

「ええ、急ぎましょう」

 

 轟音に掻き消されないように声を張った少女は、真紅の瞳にしっかりと頷き返した。

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、貴様らが新手というわけか」

 

 嗜虐的な笑みと共に溢された呟きに、アヴェンジャーは両翼を広げ、マシュは盾を掲げる事で応えた。というよりも、反射的に戦闘態勢を取らされた。と表現したほうが正しいだろう。セイバーの発する威圧感は相対する者すべてに等しく危機感を募らせたのだ。

 

「面白い。その宝具は面白い。構えるがいい、名も知れぬ娘。その守りが真実かどうか、この剣で確かめてやろう!!」

 

 次の瞬間、冷ややかな金の瞳で己が領域に踏み込んだ不届き者を射抜きながら、セイバーは疾駆した。

 

「ッ!!気を張りなさい!!」

 

 途端、目の色を変え叱咤の声をあげたアヴェンジャーは、マシュの握る盾の先端部を足場に跳躍し、セイバーの迎撃へと動く。語気の力強さと盾から伝わる重みに反して抱擁にも似た風が彼女の淡色の髪を乱した。

 

「はい!!」

 

 その一連の衝撃に鼓舞されたマシュの応答と同時、二騎が衝突する。

 

「どうした?娘。前に出てはこないのかっ!!」

「ええ、させません。彼女の前に、まずはわたくしと踊って頂きます」

 

 少女を守るように広げられた金の翼に視界を染めながら、セイバーは苛立たし気に声を荒げ、アヴェンジャーは渦巻く暴風を巧みに操り黒い聖剣を受け止めると、凛とした美声で応じた。

 

「笑わせる、貴様では私のリードに付き合い切れるとは思えんが?」

「生憎と踊らされるのには慣れていましてよ?」

 

 戯れの如き言の葉の応酬は一瞬、有翼の妖婦の誘うような殺気に、黒騎士は条件反射とばかりに動いた。絶大な魔力放出を武器に空舞う貴人へと迫る。そんな彼女を阻もうと吹き荒れた嵐は、精々が視界の混信を起こす程度。風の壁如きでは騎士王の歩みを止める事は出来るはずもない。故に――

 

(獲った)

 

 そうと信じて疑わずにセイバーは黒き聖剣を振り下ろす。さぁっと刀を鞘から引き抜くような音を捉えたのもその時だった。

 

「――!!」

 

 匂いたつような肢体を庇うように畳まれていた黄金の翼が開かれる。刹那、求めるように伸ばされた両腕を這い滑る紫と、ベールの下に覗いた戦場に不釣り合いな美しい微笑に目を奪われた。

 

「チッ」

 

 舌打ちと共に縦振りから横薙ぎへと、軌道修正がなされた剣筋の一閃に、鮮血が大地を黒く穢す。返り血で前髪と頬を焼きながら(・・・・・)、アヴェンジャーを警戒するように距離をとり着地したセイバーは、切り裂かれてのたうちまわる二匹の蛇、それも恐らくは毒蛇の残骸へと目を細めた。

 

(そうか)

 

 抜刀に似たあの音の正体は、大蛇の牙剥く音だったのだと思い当たると同時、セイバーの頭の中では何かが可笑しいという警鐘が鳴り響く。それはランクが下がったとはいえ、直感が働いていることの何よりの証左であり、眼前の敵が存外侮り難い存在であるという信じがたい事実でもあった。

 

「……不可解、いや、不愉快だな」

 

 ふわりと地へと降り立ったアヴェンジャーに胡乱気な金の瞳を向けるセイバー。

 

 絶妙な間合いでの対峙に辺りは不気味なほど静まり返り、その静寂に比例するように緊張が高まっていく気配があった。

 

「……女。何故、貴様は盾の内から私の首を狙おうとしない」

 

 先に沈黙を破ったのはセイバーだった。彼女は敵の力量と動向を探るつもりで、戦の功を焦るような性質(タチ)でもなければ、自分と対等に討ち合える器量でもないだろう。と侮蔑の視線と共に嘲笑した。

 

 すると、見え透いた挑発に対して、アヴェンジャーは優雅とは程遠い機敏さでベールを剥ぎ取ると、セイバーの視線を真っ向から受け取り――

 

寵愛宣誓(レイズヴェール)怪王睥睨(ティポエウス)

 

 ライダー戦でもそうしたように、厳粛に宝具を開帳した。

 

「ッ!!」

 

 瞬間、セイバーは己が瞳孔の縮む音を聞いた。脊髄に電極を刺されたかのような衝撃と、心の臓が数秒、拍を打つ事を忘れたと感じられるほどの錯覚に襲われた。そして何よりも彼女を蝕んだのは――

 

「き、さま。何をした!!!!」

 

 喉に鉛を流し込まれるかのような不快感、それでいて胸に広がったのは絶望にも等しい寂寥感だった。迷い子が庇護を求めるかのような強烈な情動、劣情にも似たそれ。

 

(――ああ、吐き気がする)

 

 視界がぼやける、頬が濡れる感覚だけがやけに明瞭。震えた声と身体は己のものではないかのようで、それは地に刺した黒き聖剣を支えとしなければ、自身を保てそうにないと思わせるに十分なほどだった。

 

「……至極、単純な話です。生まれた者は産んだ者には逆らえない。か弱いわたくしが貴女と戦うには、この一点に縋る(賭ける)しかなかった」

 

 痛みさえ感じそうな眼光を、凪のように静謐な瞳で見返して、アヴェンジャーは美麗な声を張った。

 

「驕るな!!騎士王。いや、竜の血をその身に宿す娘よ」

 

 びりびりと鼓膜を震わす声に呼応するかのように吹き荒れる嵐。

 

「この身は破壊の権化たる敵対者達の母なれば、敵として不足はなかろう?」

 

 暴風に蹂躙される視界の先で、お前の方こそ、殺せるものなら殺してみるがいい。と不敵な笑みが語りかけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ、駄目だ。竜巻の魔力で映像が乱れて、こちらからでは詳細が知れない。マシュ、彼女は一体、何をしたんだ!?」

 

 どこか感情的な自然の力の猛威は凄まじく、次の瞬間には発現者の姿は保てなくなった。辛うじてというように声だけに切り替わった男は、画面の向こう側で人知れず拳をきつく握る。

 

「……わたしにも詳しい事は分かりませんが、アヴェンジャーさんは宝具を使用したようです」

「魔眼の宝具か!!」

「恐らくは、ただ、どのような効力の魔眼なのかは……くっ、う」

 

 弾かれたような男の追及に、竜巻の余波で苦悶しながらマシュが応答する。

 

「そうか、ならキミたちも彼女の射程圏内に入るのは止めといた方がいいだろう。彼女の真名が分からない以上、巻き込まれる危険性を十分に考慮すべきだ」

「ですが!!ただ見ているだけと言うのは余りにも……」

 

 嵐の中心部で孤軍奮闘しているアヴェンジャーを思ってだろう少女の発言に、男は痛いところを突かれたというように黙り込んでしまう。助力をしようにも思うようにいかないという歯がゆさは彼も身に染みて理解していたからだ。しかし、それゆえに彼は冷静であらねばならなかった。現場の彼女達が困難に直面しているのなら、せめて、安全圏に居る自分は理知的に状況を整理し、迅速に判断を下さねばならない。

 

「……宝具にまで昇華された魔眼を持つ女性の英霊は数が限られる筈だ。だが、彼女達の存在証明を継続しつつ、アヴェンジャーの真名探求にリソースを割く事は可能なのか……」

 

 気付けば懸念が口をついて出ていたらしく、近くで作業していたスタッフからはどうするのだ。と強張った声が上がる。途端にじわじわと恐怖の伝染が始まった気配がした。しまったと思ってももう遅い。このままでは不安という見えない脅威がそこここで堰を切ったように溢れ出すだろう。本職が医者なだけあって、集団心理の暴走によって引き起こされた悲劇について知らない彼ではない。だからこそ、それは何よりも避けねばならない事態だった。万が一にもこちらが先に潰れるような事があってはならないのだから。

 

(くそっ、引き金を引いたのはボクじゃないか)

 

 洒落にならない。と自責の念に駆られるも、それで状況が好転する訳もなく、焦る思考は打開策一つ見い出せない。何かを言わなければと口を開いたものの、そこ止まりだった。

 

「何、その必要性はないよ、ロマニ。ヒントは今しがた彼女自身が言っていたじゃないか」

 

 啜り泣きに混じって唐突に辺りに響いた女の声は場違いに朗々としたもので、けれど、その不相応さが確かに浄化剤と作用した。

 

「レオナルド!!いきなり現れないでくれ、心臓に悪い。ただでさえ緊迫の状況なんだから」

「でも、おかげでいくらか緊張は解れただろう?」

「キミな」

 

 レオナルドと呼ばれたモナリザそっくりの絶世の美女は、ロマニの傍らに進み出るとウィンクを一つ、彼へと送った。その、私が来たからにはもう大丈夫。とでも言いたげな態度にロマニの口からは安堵と呆れの入り混じる溜め息がこぼれた。

 

「ちょっと!!うだうだ言う暇があるのなら、さっさと本題を述べて頂戴」

 

 ふと、そんな彼らの耳に、悠長にしていられるような局面ではないのだ。と訴える悲鳴が届く。

 

「これは失敬、オルガマリー。だが、そう睨むでないよ。なにせ彼女は本人がそう称するだけあって、母親という存在の中ではとんでもない部類の大物でね。扱いには細心の注意を払ったほうが良い」

 

 通信を音声だけに切り替えていると言うのに、眼力で訴えかけたオルガマリーの必死さは確かに届いたらしく、流石に真面目なトーンで応対した彼女は暗にアヴェンジャーの真名を知っていると述べた。

 

「そんなに強力な英霊なのですか?」

「いや、彼女自身の戦闘力はたかが知れているだろうね。神話的に見ても彼女の逸話はそう華々しいものじゃあない。ある一点を除いて」

「ある一点?」

 

 神話的という表現に少なからず、皆が驚嘆の反応を見せる中、彼女達の会話は滞りなく進んだ。

 

「そう、古き女神はとある王に見初められ沢山の子を生したのさ」

「ちょっと、待って、今さらっと聞き流せない事を言わなかった?わたしの聞き間違いじゃなければ女神って……」

「言ったとも」

「神霊の召喚は不可能なはずでしょう!?」

 

 途端にオルガマリーは顔色を変え素っ頓狂な叫び声をあげた。すると、そんな彼女の狼狽すら察しているとばかりに美女は言葉を続ける。

 

「ああ、すまない。私としたことが言葉が足りなかった。彼女は()女神だ。分かりやすく言うなら君を殺そうとしたあのライダーと同じ区分だろう」

 

 言われて、その時の記憶を想起したのかオルガマリーは身震いした。対して、マシュはアヴェンジャーが魔物と同格と評された事に衝撃を覚えた。

 

「……そう言えば、アーチャーもアヴェンジャーさんを堕ちた女神と呼んでいた気がします」

「ほほぅ、流石は弓兵、目が良いな。恐らく彼はライダーとアヴェンジャーの戦いを何処かで見ていたのだろうね。奇襲する目的だったのだろうが、この嵐を破るのは些かばかり骨が折れると判断したんだろう。それと、今しがた確信したが、どうにも君達は単純な見落とし……いや、隠し事をされていたようだ。それが偶然によるものなのか彼女の意志によるもなのかの判断は難しいところだがね」

「要領を得ないわね。勿体ぶっていないでハッキリと言いなさいよ」

 

 持ち直したと言うには投げやりな態度でオルガマリーが催促する。その、もうどうにでもなれ。と言うような様相を憐れむように美女は一つ嘆息を溢した。

 

「やれやれ、キミたちに謎解きを愉しむ余裕はないか。確かに状況が状況だ。白状するとも、だがこれはなんらおかしな話でもない。至極、当然とも言える理だよ」

 

 怪訝そうな表情で押し黙る彼女等に対して、美女は高名な芸術作品のように微笑んだ。

 

「彼女とメドューサは、どこか風貌が似ているとは思わなかったかい?」

 

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

 

 

(なんとか、彼女の中の竜を味方に付ける事には成功しましたが……)

 

 最早、結界にも等しいだろう巨大な竜巻という魔力の檻でセイバーを閉じ込めたアヴェンジャーは、束の間の軽い息を吐く。そんなアヴェンジャーの周囲にも数本の細長い魔力の渦が展開されており、それらは意志を持った生き物の様に大地を削り土埃を舞い上げながら、彼女を守護するように乱立していた。

 

(やはり、トドメを刺すとなると、母には荷が勝ちすぎている。か)

 

 ピシリと音を立てて視界がひび割れる。思わずと指を目元へとやりながら、アヴェンジャーは自嘲的な微笑みを浮かべた。

 

(……侮っていたつもりはありませんでしたが、ここまで消耗が激しいとは)

 

 アヴェンジャーの魔眼(宝具)は厳密には彼女個人のものではなく、共通財産の借り物である。その能力は端的に言わば、幻想種に対して従属を強要する。と言った代物であり、幻想種の因子を持った相手には圧倒的なアドバンテージを有するが、その効力は相手の幻想種としての格や、対魔力の有無に大きく左右される為、負担がどれだけ重く己に返って来るか?は、正直なところ使ってみなければ分からない。という不便さがあった。加えて本日二度目の真名解放での使用という事も鑑みれば、セイバーを術中に嵌める事ができたのは僥倖と言えた。但しそれは、これだけの策を弄しても五分の戦いに持っていければ奇跡的というレベルの話であり、アヴェンジャーが圧倒的に劣勢なのは変わりようがない。先のセイバーの攻撃にしても、己の機転と相手の慢心があったからこそ凌げた類の幸運であり、それがなければ、あの時点で詰んでいただろう。互いに出方を窺ったのは間違いないだろうに、結局のところ、己の浅はかさと実力差を、嫌と言うほどに実感させられる事となった。

 

 だが、結果として、その認識を得たのは無駄ではなかった。あくまでもアヴェンジャーの目的は時間稼ぎであり、その点では今の己の働きは及第点だろう。幸いにして元より保有魔力は多いほうである。加えて補填分の魔力による余裕もあった。後はこの状況をいかに長引かせられるかの勝負である。

 

(…………間に合えば、よいのですが)

 

 推察可能な限りの最悪の状況を危惧しながらも、状況を俯瞰する眼差しに宿る光は力強かった。

 




 アヴェンジャーの真名を匂わせましたが、彼女の能力の詳細含め、まだ明言は避けております。

 また、本来は今回で序章には収拾をつけるつもりでいたのですが、書いていくうちに手癖でどんどんキャラクター達が動いてしまい、一話で収めるには長くなってしまったので分割にしました。次話も近日中に投稿できるようにはしたいと思っております。

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