東方記憶録~思い出が織り成す物語~   作:高麗

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第4話 宴会

 

 

side剣斗

 

 

 

僕の顔がまだ弱い光に照らされる。

 

「んぁ…。もう朝か~…。」

 

あくびをしながらそう言った。

 

すると

 

ガチャッ

 

「おはよう」

 

咲夜が入ってきた。

 

「おはよう」

 

僕たちはいつからかタメ口で話すようになっていた。

 

「ご飯できてるから早く来ないと冷めちゃうよ?」

 

「分かった。今からいくよ。」

 

咲夜が出ていき、一人になった僕はすぐに着替え始めた。

 

今日は少しお気に入りの服を着てみた。

 

まぁ、どーでもいいだろうが。

 

そんなわけで、朝ごはんを食べ終わり歯磨きをしたところでなぜかまた魔理沙がやってきた。

 

「あ、おはよー魔理沙。どうしたの?こんな時間から。」

 

「あぁ、ちょっと剣斗に話があってさ。」

 

「何?」

 

「今日の昼から博麗神社で剣斗が幻想入りした祝いで宴会をするんだ。」

 

「えっ?そんなことしてくれるの?」

 

「あぁ。」

 

なんだかありがたいなー。とても嬉しい。

 

「だからそれを伝えに来た。」

 

「分かった。わざわざありがとう。」

 

「おう。じゃあな。」

 

そう言って箒にのって飛んでいった。

 

宴会かー…。

 

楽しそうだなー。

 

 

 

 

その事をレミリアに話すとレミリアたちも行くと言い出したので博麗神社の場所は分からないけど、ついて行けば安心だ。

 

そんなわけで宴会が始まった。

 

「私はこの博麗神社の巫女博麗霊夢よ。」

 

「僕は紅魔館に住んでいる神威剣斗だよ。よろしく。」

 

でも巫女にしては露出度が高い服装だな。

 

「取り敢えず乾杯ー。」

 

「「「「「乾杯~!!」」」」」

 

酒は何度も飲んでいる。なぜなら記憶を少し取り戻した記憶があっていれば、僕は昔この幻想郷にすんでいたからだ。そのときの記憶で魔理沙や霊夢だけは記憶になかった。思い出していないだけかも知れないが…

 

 

 

それよりも酒がうまい。

 

霊夢はもうすでに酔っているらしい。顔と耳が真っ赤だ。

 

唐突に霊夢が「あんた、程度の能力は?」と聞いてきた。

 

程度の能力って何?

 

パチェに教えてもらうとその人物特有の能力の話である。

 

「うーん…。」

 

「分かんないや。」

 

「分からなぃぃぃぃいぃ?」

 

「うん。記憶が飛んでるんだ。」

 

「へぇ~。そうなの~。」

 

なんなんだ。このからみかた。酒飲みの親父みたいだ。

 

チルノが

 

「はぁー。ちょっと暴れたいなぁー…。」とか急に言い出した。

 

どうしたんだこの子は。

 

ドゴッ!!

 

鈍い音が響いた。

 

戦う前に魔理沙にボコられたらしい。

 

「いっだぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!」

 

そりゃいたいだろ。

 

ピクッ

 

「ッ!?」

 

なんだ今の!?

 

「どうしたの剣斗?」

 

「咲夜。今なんか変な感じしなかった?」

 

「なにも?」

 

「そう…。」

 

なんだったんだ?誰かに見られているような…

そんなことを考えていると霊夢が

 

「剣斗。ちょっとこっちへきて。」

 

と言ってきた。

 

「うん。」

 

そう言って縁側へ出た。

 

「剣斗。今の分かったの?」

 

「うん。なんだか誰かに見られているような感じがして…。」

 

「だって。バレているわよ。出てきなさい。紫。」

 

霊夢は誰に喋りかけているんだ?紫?だれ?

そんなことを考えているうちに何もなかった場所に隙間?のようなものが現れてそこから変な女が出てきた。

 

「あら、バレるなんて霊夢以来だわ。」

 

ニコニコした人だ…

 

「あっ私は紫よ今は名字言うのめんどくさいからいわないわねー。」

 

なんて適当な…。

 

「僕は神威剣斗。よろしくー。」

 

「あら、私をBBAって言わなかったのはあなたが初めてだわ。」

 

そうだったのか…。幻想郷の住人はみんな自由気ままだなー。

 

 

 

 

 

そんなこんなで宴会が終わり帰ったのはもう夜明けだった。

 

 

そして眠い…。

 

 

 

 

 

 

 

 

暗闇の空間…二人の男が話している。

 

 

「刀はどうした?」

 

「あぁ。置いてきた。」

 

「そうか。」

 

「心配するな。きっと使いこなせるはずだ…。」

 

「あぁ。」

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

高麗です…。

 

掲載が遅れてすいませんでした…。

(誰も願っていることではないと思うけど…。)

 

剣「元気だしなよー。」

 

ありがとう。

 

じゃあ今日のゲストは十六夜咲夜さんでーす。

 

咲「よろしくお願いします。」

 

咲夜さん二回目だねー。

 

咲「ええ。とても嬉しいわ。」

 

それは光栄です。

 

でもねー僕すごく重大なミスをしてしまったんだ。

 

咲「何?」

 

タグをつけ忘れていた…。

 

咲「えぇ。」

 

剣「何の?」

 

れ、恋愛、とか。

 

咲「れ、れれれれれ、恋愛ぃぃぃぃ!?!?!?!?!?」

 

そうだけど…。どうしたの?そんなベタな反応なんかして。

 

咲「ち、違う!!!!!!!!!」

 

剣「へぇ~。誰とだれだろー。」

 

えー。きずかないの?

 

シャキン

 

咲「殺しますよ?」

 

すいませんでしたぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

取り敢えず次回予告

 

咲「は、はい。」

 

剣「オッケー!!」

 

 

 

次回

 

第5話 楼観剣・【闇】

 

 

 

次回も

 

「「「お楽しみにー!!!!!!!!!」」」

 

 


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