東方記憶録~思い出が織り成す物語~   作:高麗

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第2話 始めての戦闘

俺は神威剣斗。

 

今回は俺の視点から見ていく。

 

てなわけでよろしくな。

 

では本編

――――――――――――――――――――――

~前回は~

 

咲夜「剣斗の髪と瞳の色が変わった…!?」

 

剣斗「すべて思い出した…俺はもう一度。もう一度咲夜を守る…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は殺傷能力のあるレーザーをもろに当たってしまった。

 

 

そうすると自分の体の中からものすごいエネルギーが溢れ出たのがわかった。

 

最初は自分でも何が起きたのか分からなかったが、その莫大なエネルギーが自分の物になったと分かったとき自分のとんでいた記憶を取り戻した。

 

そしてなぜか咲夜がかなり動揺していたのが分かった。

 

(なぜ動揺しているのかは分からなかったが)

 

そして自分の記憶を取り戻したと思ったときは気持ちが高ぶってすべて思い出した気になっていた。

 

そして「すべて思い出した…俺はもう一度。もう一度咲夜を守る…!!」

 

そう言った。

 

しかしまだすべての記憶を取り戻した訳ではなかった。

 

 

とりあいずこの妖怪を倒すことが先だ。と判断した俺は

相手に殴りかかった。

 

移動したスピードは先ほどエネルギーが自分の物になる前より格段に速くなっていた。

 

自分のスピードに追いつけないかと思ったがこれまた反射神経も研ぎ澄まされていた。

 

そのパンチは見事命中。

 

 

ドゴッ!!

 

 

と鈍い音をたてて妖怪は吹っ飛んでいった。

 

やったっ!!と思ったが妖怪はすぐに立ち上がった。

 

それを前に少し動揺する。

 

そうすると自分でもよく分からない力がてにまとわりついた。

 

これはもしかして。と思いその力を手に纏った。

 

「そこの髪のいろと瞳の色が変わった野郎。お前名前はなんと言う。」

 

髪のいろと瞳の色が変わった?よく分からないが俺のことだと思い答えた。

 

「俺は神威剣斗だ。」

 

あれ?俺っていつから一人称、俺になったっけ。

まぁいい。

 

「お前の名前は?」と聞き返した。

 

「俺は五十嵐九尾だ。」

 

なぜ尻尾がないのに九尾なんだ?と思ったがそれは関係ない。

 

「なぜ紅魔館を襲った?」

 

「全ての者の過去を奪うためさ!!」

 

と意味が分からない返答をされた

 

 

「いくぞ。剣斗!!!!!!!!!」

 

そう言われて俺は身構えた。

 

シュンッ!!

 

 

 

 

 

 

え?と思った。

 

敵が目の前から消えたのだ。

 

俺は他人から見ても動揺しているように見えたはずだ。

 

 

ドスッ!!!!!!!!!

 

またしても動揺。

 

横腹に激痛が走った。

 

それから自分は蹴られたのだ。と理解するには時間がかかった。

 

その瞬間俺はこう思った。

 

 

(強いっ!!!!!!!!!)しかし俺はすぐに立て直し相手に向かって走った。

 

「ハァッ!!」

 

「うぁっ!!」

 

 

ドゴォーーーーーーーン!!!!!!!!!

 

 

俺の拳は完全に相手を捉えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筈だった…

 

 

 

地面にめり込んでいたのは俺の拳だけ。

 

 

 

「何処へ行った!?」

 

 

「ここだよ…。」

 

 

 

九尾は俺の上にいた。

 

 

完全に油断した…

 

そう思った瞬間俺の足に力が入った。

 

そして高速で間合いをとった。

 

それには俺自身もびっくりで九尾も動揺を隠せなかった。咲夜もレミリアもまぁそこにいた全員がびっくりした。

 

 

 

そしてその力を今度は蹴りに使うことにした。

 

もちろん命中。

 

 

その蹴りの威力は凄まじいもので九尾の肋骨が何本も折れるような音がした。

 

 

そして俺は絶対に勝った。

 

 

そう確信した。

 

 

 

その確信は当たっていた。

 

まぁ、あの蹴りをくらって立てるやつがいたら凄いもんだ。

 

 

そして俺の始めての戦闘は勝利に終わった。

 

 

そして倒れていた紅魔館の全員が駆け寄ってきた。

 

そしたら咲夜はえ?と言った。

 

「髪のいろと瞳の色が元に戻ってる!?」

 

そうするとみんなが

 

「本当だ。」

 

「元に戻ってる。」などとよく分からないことを言っていた。

 

僕は咲夜に

 

「どう言うこと?」と聞いた。

 

あれ、一人称が僕に戻ってる。

 

「自分で分かってないの」

 

「うん。まったく。」

 

「剣斗の髪のいろは紺色で目の色が緑よね?」

 

「うん。そうだね。」

 

 

「それが髪のいろは黄緑で目の色がピンクになってたの。」

 

え、、、?

 

それはつまりえーと。

 

髪のいろと目の色が変わっていた?

 

思考が停止していた。

 

実はそれより気になっていたことがあった。

 

なぜ咲夜を「もう一度守る。」と言ったのかということと九尾が「全ての者の過去を奪うためさ!!」と言っていたことだ。

 

しかしどれだけ考えても答えは出そうになかったので今は諦めた。

 

そんなことを考えていると、パチュリーに

 

「なぜ弾幕とスペカを使わなかったの?」と聞かれた。

 

僕はパチュリーの言っていることが分からなかった。

なのでパチュリーに

 

「ごめん、、、。よく分かんないや…。」と答えた。

 

「じゃあ私が明日弾幕とスペカについて教えてあげるから図書館に来てね。」

 

「うん。助かるよ。ありがとうパチュリー。」

 

「パチェでいいわよ。」

 

「分かった。」

 

というわけで明日パチェに弾幕とスペカについて教えてもらうことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の晩御飯は僕が新しく紅魔館の家族になったことと強大な敵を一人で倒したお礼としてものすごく豪華な食事が並べられた。

 

「うわぁ…。美味しそう…。ジュルリッ」

 

「当たり前でしょう。うちのメイド長は超優秀なんだからね。」

 

「ありがたいお言葉です。」

 

そんな感じで夕御飯も食べ終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗闇の空間…二人の男が話していた。

 

 

 

「どうする。」

 

「まだだ。まだ力を使いこなせないだろう。」

 

「分かった…。」

 

 

――――――――――――――――――――――

どうも高麗です!!

 

今回は剣斗君の初バトルでしたね。

 

未だに謎多き少年がこの物語の鍵を握っているでしょう。

 

そんな初バトルの記念に今回からは

 

剣斗君と咲夜さんに来てもらうことになりましたー!!

 

「よろしく~」

 

「よろしくお願いします。」

 

剣斗君は今回戦ってみてどうだった?

 

「自分のよく分からない力にびっくりしたよー。なんか自分のことを俺って言ってるし。」

 

そうだよね~

でも君は何か眠っている力がある(という設定にしている)からこれからも頑張って!!

 

「うん。」

 

じゃあ咲夜さんに質問!!

 

「はい。」

 

今回剣斗君が戦っていてカッコいいとか思ったの?ニヤニヤ

 

カァッ

 

あ、あれ?咲夜さん?

 

顔が赤くっなって、、、

 

シャキンッ

 

「殺しますよ?」

 

すいませんでしたぁ!!!!!!!!!

 

「まあ次回予告しちゃお?」

 

「そうね。」

 

そうだねー。

 

では次回!

“第3話 弾幕とスペカ”です。

 

閲覧ありがとうございました。

 

できれば評価・感想をお願いします!!

 

 

では

 

 

「「「次回もお楽しみにー!!!!!!!!!」」」


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