神を喰らう転生者   作:とんこつラーメン

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楽しんでやっている事とはいえ、やっぱり複数の作品を同時に更新するのは大変ですね。

けど、ネタは不思議とあるんですよね。

少なくとも、この作品も結構先まで漠然とストーリーは決まっています。




第6話 猫姉妹と龍の幼女

 突然、私の前に現れて、意味不明な事を言いだした自称『無限の龍』の女の子、オーフィスちゃん。

出来ればじっくりと話を聞きたいところだが、今は急を要する為、まずは家に上がってもらうことにした。

 

「靴は脱いで」

「わかった」

 

結構素直な子だ。

見た目だけは、何処にでもいる普通の女の子だけど…。

 

(このナリで、『実は龍です』とかって言われてもなぁ…)

 

ぶっちゃけ、信憑性ゼロでしょ。

 

そんな呑気な事を考えながら、私はリビングに入る。

私に続くようにしてオーフィスちゃんも入ってきた。

 

「君の話を聞きたいのは山々だけど、今は他にやらなくてはいけない事がある。その後でもいい?」

「ん。分かった。我、待つ」

「よろしい」

 

猫達を左手だけで持って、空いた右手でオーフィスちゃんを撫でる。

気持ちよさそうに目を細めている。

 

(可愛いな…)

 

やっぱり、龍には見えないよ。

 

「さて…まずは…」

 

私は、ソファーの上に置いてある比較的綺麗なクッションを床に置く。

その上にそっと猫達を横たえる。

 

「まずは体を綺麗にしよう」

 

この子達はかなり体が汚れている。

こんな状態じゃ、回復する体力も回復しない。

 

「オーフィス」

「ん?」

「この子達、見てて」

「ん」

 

オーフィスちゃんはトテトテとやって来て、猫達の傍に座り込んだ後、猫達を見だした。

それを見てから、私はまず箪笥から清潔なタオルを2枚用意して、それを持ってキッチンへと向かう。

タオルをお湯に濡らして、破れない程度に絞る。(もし全力で絞ったら、余裕で破れてしまうから)

 

『…………』

「…どうした?」

『いや…どうにも信じられなくてな…』

「何が?」

『最強の龍の一角と目されるオーフィスが、他人の言う事を素直に聞いている事が…な』

「そうなのか?」

『龍と言う生き物は、元来自尊心が非常に強い。自分こそが至高にて最強と思いこみ、無謀な挑戦をする龍も少なくない』

「そうなのか…」

 

ま、それが龍と言う生き物なのかもな。

よく知らないけど。

 

ホカホカのタオルを持って猫達の元に戻ると、そこではオーフィスちゃんが黒猫のほっぺをプニプニと触っていた。

 

なんか…ちょっと癒される光景だな…。

 

「見ててくれてありがとう」

「ん」

 

猫達の傍に座り、タオルで優しく体を拭いていく。

すると、猫達は体を捩るように動く。

 

『…相棒、気が付いているか?』

「…何が?」

『この猫達は、普通の猫じゃないぞ』

「え…?」

 

普通じゃないって…どういう事よ?

 

『こいつらは、猫又と呼ばれる妖怪の類だ』

「猫又…。確か、長い年月を生きた猫が霊力を蓄えた結果、猫と言う存在から逸脱した存在…じゃなかったか?」

『よく知っているな。流石は俺の相棒だ』

 

普通に本で読んだだけなんだけどね。

 

「我も分かってた」

「そうなのか?」

「ん。けど、凄く弱っている。感じる魔力も少ない」

 

それは…ヤバいのか?

 

ある程度、体が綺麗になった後、もう一枚のタオルを猫達の身体に掛けて、体を冷やさないようにする。

 

「次は…」

 

いつ起きてもいいように、食事の用意でもするかな?

でも、猫又って何を用意すればいいのかな?

やっぱりミルク?

 

自分の中にある猫に対する知識を元に、ミルクを用意することにした。

けど、冷たいままじゃだめだ。

ある程度の量のミルクを鍋に入れて、コンロに掛けて温める。

その間にミルクを入れる皿を用意しようとするが、その時……

 

「あ」

 

オーフィスちゃんの声と共に、猫達の身体が突然光り出した。

 

「あれは…」

 

光が消えると、そこには黒い着物を着た黒髪の女の子と、白い着物を着た白髪の女の子が寝ていた。

猫又らしく、頭には猫耳があって、腰の辺りからは尻尾が生えている。

う~ん…萌えですな。

 

『あれが、あの二匹の真の姿のようだな』

「そうか…」

 

なんか、レンが神機に姿を変えた瞬間の記憶があるせいか、思った以上に驚いていない自分がいる。

う~ん…慣れって怖い。

 

私はコンロの火を消して、二人の元に向かった。

二人はまだ気が付いていないようで、時折魘されるような声を上げている。

 

すると……

 

「う…ん……」

 

黒い髪の女の子がうっすらを目を開けて、ゆっくりと起き上がった。

 

「こ…こは……?」

 

その時、ふと私と目が合った。

 

「…!お…お前は誰にゃ!?」

 

ま、当然のように警戒はするわな。

気持ちは解る。

 

「って言うか、ここは一体どこにゃ!?あの猿の化け物はどこに行ったにゃ!?」

「お…落ち着いて…」

「こんな状況で落ち着けるわけないにゃ!」

 

ごもっとも。

 

どうしようか考えていると、いきなり赤龍帝の籠手が勝手に左腕に展開した。

 

『貴様!命の恩人に対して、その態度はなんだ!!』

「ふ…ふぇっ!?」

「ド…ドライグ…」

 

なんか…怒ってる?

 

「そ…その赤いのは一体何にゃ…?」

『俺の事は今はどうでもいい!』

 

いいんだ。

 

『俺が気に食わないのは、いくら自身の置かれている状況が分からないとは言え、いきなり敵意を向けた事に腹を立てている!』

「そ…それは…」

『貴様等の命を狙おうとする者が、こうしてお前達を介抱したりするか?』

「え……?」

 

女の子は、目の前に置かれたタオルを見た。

 

「もしかして…これは貴女が…?」

「まぁ…一応…」

 

あ、なんか急に落ち込んじゃった。

 

「…ごめんなさい。知らなかったとはいえ、あんな事を…私は…」

「別に気にしてない」

「でも…!」

「君達が無事なら、それだけで充分」

「……!」

 

あ…あれ?

なんで泣きそうになるの?

なんか泣かせるようなこと言った?

 

「君は…優しすぎるにゃ……」

 

そう?

ドライグにもよく言われるけど、全然自覚とかありません。

 

「んん……」

「あ…」

 

白い女の子の方も目を覚ました。

なんか…シオちゃんを思い出すな…。

 

「姉様…?」

「白音…大丈夫かにゃ?」

「はい……。ここは…?」

「ここは、私の家だ」

「え…?」

 

驚いたように私を見る白い女の子。

 

「この人は……」

「私も詳しくは知らないけど、この人が助けてくれたみたい」

「そうなんですか…」

 

ゆっくりと体を起こす白い女の子。って、なんか長いな…。

 

「介抱してくれて、ありがとうございます」

「うん。大きな怪我も無さそうで安心した」

 

見た感じ、体が煤汚れていたって感じだったし。

 

あ、そうだ。

すっかり忘れてた。

 

「ちょっと待ってて」

 

私は立ち上がり、キッチンへと再び向かい、少しミルクを注ぎ足してから温め直した。

 

その間、何故かオーフィスちゃんはじっと二人の事を見ていた。

 

「な…なんか、この子から見つめられてるにゃ…」

「なんでか緊張しますね…」

 

何をやってるのやら。

 

私は食器棚から三人分のカップを用意して、中にホットミルクを注ぎ入れた。

見た感じ、あの二人は暫くまともな食事をしてないようだし、空腹の状態で冷たいものをお腹に入れるのは体に悪い。

 

三人分のホットミルクをトレーに乗せてから、三人の元に戻った。

 

「これ…飲んで」

「あ…ありがとう…」

「ありがとうございます…」

 

照れくさそうにしながらも、二人は受け取ってくれた。

 

「はい、オーフィスにも」

「ん」

 

オーフィスちゃんも快く受け取ってくれた。

 

私はその場に座り、なんでかオーフィスちゃんが私の膝の上に乗ってきた。

 

「ここがいい」

「そうか…」

 

まぁ…別に重たくないからいいけどね。

 

「…暖かいにゃ…」

「とっても…美味しいです…」

「よかった」

 

不思議だよね~。

牛乳って温めただけで、なんでかより美味しく感じるんだから。

 

「…落ち着いた?」

「うん…」

「なんとか…」

 

まだ少し緊張しているようだが、警戒心は解けたらしい。

それだけでも大きな前進だ。

 

『ならば、そろそろ事情を話して貰ってもいいのではないか?』

「そうだな」

 

どうしてあんな場所で倒れていたのか。

あの場所の空の色を見る限りは、多分あそこは冥界だ。

どう考えたって、何か深い事情があるに違いない。

 

辛そうに顔を伏せた後、二人の身体が震え出した。

 

「…言いたくないのなら、無理して言わなくてもいい」

「ううん…。ちゃんと話すにゃ…。ここまでして貰って、何も話さないのは筋違いだと思うから…」

 

思ったよりも義理堅いな。

ちょっと共感できるかも。

 

「その前に、こっちからも訪ねたいことがあるにゃ」

「何?」

「君の左腕についている、その赤い籠手は何にゃ?」

「これは…」

『赤龍帝の籠手…と言えば分かるか?』

「「ブ…赤龍帝の籠手!?」」

 

突然どうした?

いきなり大声を出して。

 

「二天龍が封じられた伝説の神器…!なら、君が噂の『赤龍女帝』なのかにゃ!?」

「せ…赤龍女帝?」

 

なによ?その中二病全開の恥ずかしい名前は?

 

「ゴッドイーターは三大勢力からそう言われている」

「…マジで?」

「マジで」

 

うそ~ん…。

一体いつの間にそんな事に…?

 

『大方、あの魔王が言いふらしたんだろうな』

 

サーゼクスゥ…!

なんちゅー事を…!

 

「歴代最強の実力を持ち、深紅の武具を持って異形の怪物を狩ると言う…伝説の存在…」

「伝説って」

 

勝手に伝説にしないでよ。

 

「なら、君があの猿の化け物を倒してくれたのかにゃ?」

「ああ」

「凄い…!悪魔達が束になっても敵わなかったのに…」

「伝説は本当だったって事だにゃ」

 

どこまで私の評価は上がってるねん。

ただ、やるべき事をしてるだけなのに。

 

『話が完全に逸れたな…』

「あ、御免だにゃ」

 

でも、重い話をする前には丁度いいと思うけど。

 

「まずは自己紹介をするにゃ。私は黒歌。そしてこの子が…」

「妹の白音です」

「私達は猫又って言う妖怪なんだにゃ」

「知ってる」

「え?なんで?」

「ドライグが言ってた」

「ああ…」

 

残念。ネタバレは既にしていたのだよ。

って言うか、案の定この二人は姉妹だったのね。

 

「我、オーフィス」

「オ…オーフィス!?無限の龍!?」

「なんでこんな所に…?」

「それは後で聞く。まずは君達」

「そ…そうだったにゃ」

 

ゴホンとワザとらしく咳払いをした後、黒歌は静かに語り出した。

 

元々、この姉妹は人里離れた場所にひっそりと暮らしていた。

そんなある日、どこからか黒歌の噂を聞き付けた貴族悪魔がやって来て、白音を人質にして無理矢理黒歌を自分の眷属にしたそうだ。

その際に、白音には一切手を出さないと言う約束をしたのだが、白音にも仙術と呼ばれる力の才能があると分かると、約束を破って彼女すらも眷属にしようと企んだ。

その事に怒り狂った黒歌は、その悪魔を殺害し、その場から逃亡。

その際に他の悪魔達が二人を追いかけてきたが、その途中でコンゴウと遭遇。

悪魔達はコンゴウに皆殺しにされ、二人も命からがら逃げだすが、途中で力尽き倒れてしまう。

そこに私が駆けつけた……と言う訳らしい。

 

話を聞き終えた後、私は無意識のうちに全力で拳を握りしめていた。

 

心の中では、彼女達の尊厳を無視し、己が意のままにしようとした悪魔に対して、自分でも信じられないぐらいの怒りを感じていた。

 

「理由はどうあれ、私は主である悪魔を殺した。きっと、はぐれ悪魔認定されてるにゃ」

「姉様…」

 

そんな事、認められるか!

完全に正当防衛だろ!

寧ろ、その悪魔こそが断罪されるべきだ!

もう死んでるけど。

 

「…なら、ここにいればいい」

「「えっ!?」」

 

足長おじさん曰く、この家は特殊な結界で守られているらしく、人外や特殊な能力を持った人間達には家の中の気配を一切感じさせないらしい。

もし近くまで来たとしても、そのまま素通りしてしまうらしい。

なんともご都合主義溢れる結界だ。

 

その事をちゃんと説明すると、二人の涙腺はとうとう崩壊してしまった。

 

「だけど…ここにいたら迷惑を掛けてしまうにゃ…」

「この家には、さっき言った結界がある。それに、私は別に気にしない」

『その程度で迷惑と感じるなら、赤龍帝などやってはおられんさ』

 

なんでも、赤龍帝の籠手を宿す私からは龍のオーラ的な物が垂れ流しになっているらしく、向こうの方からトラブルがやってくるらしい。

もしかして、初期の状態からアラガミのヘイト値が私に対してのみ全開なのは、そのせい?

 

「いずれ、安全に外出できる方法を考える。それに…」

「それに…?」

「そろそろ、一人暮らしも飽きてきたところだ」

 

やっぱり、孤独には耐えられませんよ。

人間(笑)だもの。

 

「…姉様…。私はここにいたいです…」

「白音…」

「この人なら、信用出来る気がするんです。それに、もう姉様の辛そうな顔を見たくないんです…」

「白音~!」

 

黒歌が白音に抱き着く。

…家族って…いいなぁ…。

 

「お姉ちゃんも、白音の辛そうな顔を見たくはないにゃ!離れたく無いにゃ!」

「私もです…」

 

もしも、素の性格を出せたら私もつられて泣いてただろうな…。

昔から涙もろかったから。

 

「でも…本当に良いのかにゃ?」

「部屋の空きならあるし、この家は一人で住むには広すぎる。だから、大丈夫」

「あ…ありがとうにゃ~!」

 

今度は私に抱き着いてきた。

その際、黒歌の豊満な胸が私に押し付けられたが、同性だからか、何にも感じない。

本格的に精神も女になってるな…。

 

「あ、そう言えば、どうして私達の姿を見ても驚いたりしなかったのかにゃ?大抵の人間は絶対に驚くにゃ」

「人外は見慣れているし、それに…」

 

私は籠手を収納した後に腕まくりをして、左腕を覆っている手袋を外した。

これから共同生活をすると決めた以上、こちらも『これ』を見せなきゃフェアじゃない。

 

「そ…それって!?」

「この通り。私も普通の人間じゃない」

 

二人が息を飲むように驚く。

無理もない。

この左腕はどう見たって普通じゃない。

明らかに人外の物だ。

 

「その腕は…どうしたんですか……」

「これは…」

 

本当は足長おじさんにこんな腕にされたんだけど、ここは敢えて、こんな姿になった『根本的な理由』を言う事にした。

 

「以前…仲間を救う際に…ね」

「そんな…」

 

ま、そんな顔にもなるよね。

それが普通の反応だよ。

 

『嘗て、相棒は己の仲間を救う為に苦渋の選択を強いられた。目の前の仲間の命か、他の仲間の命か。その両方を救おうとした結果が、この左腕だ。寧ろ、この程度で済んでいるのは奇跡に近い』

「もしも手遅れだったら、死よりも辛い事になっていただろう…」

 

アラガミ化した神機使いは、自分の神機でしか殺せない。

一度この連鎖が始まってしまえば、そこには無限の悲劇しかない。

 

「後悔は…無いのかにゃ?同じ女として、見ているのは辛いにゃ…」

「優しいね…」

 

私はそっと黒歌の頭を撫でる。

 

「後悔は無い。私の腕を犠牲にして仲間の命を救えたのだから、後悔する理由が無い」

「そんなの…悲しすぎるにゃ…」

 

黒歌は、さっきとは違う風に私を抱きしめた。

まるで、私を慰めるように。

 

「決めたにゃ。このまま君を放置しておけないにゃ。放っておけば、もっと傷ついてしまうにゃ」

『それには俺も同感だ。相棒、お前はもっと自分を大事にすべきだ。自己犠牲の全てを否定はしないが、度が過ぎれば、見ている方が辛い』

「…………」

 

グゥの音も出ません…。

この体になってから、どうにも自分を意図的に追い込む癖がある。

ちょっとは自重した方がいいのかな?

 

「私も、姉様に同感です。命の恩人が傷ついていくのは見たくありません」

「白音…」

 

いい姉妹だな…。

 

「わかった。これからは余り無茶はしないようにしよう」

「『余り』じゃなくて、『絶対』です」

「白音の言う通りにゃ」

「ふふ…そうだな」

 

こんな事を言いつつも、きっとやってしまうんだろうなぁ~…。

我ながら、難儀な性格だよ…。

 

「我…苦しい…」

「ああ!御免にゃ!」

 

そう言えば、オーフィスが膝の上に乗ってたね。

黒歌が私に抱き着けば、必然的に私と黒歌の胸に挟まれちゃうか。

 

「そ…そう言えば、まだ君の名前を聞いてなかったにゃ」

「そうですね」

 

そうだった。

こんな場合は、私の方から自己紹介をするべきなのに、迂闊だった。

 

『ようやく自己紹介出来るな』

「長かった…」

 

いっつも、私が名前を言おうとすると転移が始まっちゃうんだもん。

絶対に足長おじさんは分かっててやってたでしょ。

 

 

 

 

「私はマユ。……闇里(アンリ)マユ。しがない神機使いだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっとオリ主の名前が出せましたぁ~!

ここまで主人公の名前が出せなかったのは初めてです。
タイミングが重要でしたから。
結構考えました。

実は現在、考えてることがあります。
オリ主に合わせてヴァーリもTSさせるかどうかです。
ぶっちゃけ、どっちでもストーリーを繋げる事は出来るんですけど、女の子にした方が面白そうなのもまた事実。

現在、絶賛思案中です。

では、次回。

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