果たして、焼き鳥君(笑)の運命は?
そして、ゲームの行方は?
レーティングゲーム当日の深夜。
私達は旧校舎の部室に全員が集まっていた。
一応、ゲームに参加しないアーシアも一緒にいる。
裕斗は拗当てと手甲を装備していて、白音はフィンガーグローブを装着している。
フィンガーグローブはこの日の為に密かに買っていたものらしい。
「…白音。その珠はなんだ?」
「ここに来る前、私の元にアザゼルさんから届いたんです」
「アザゼルさんから…?」
なんなんだろうか?
白音が持っている珠には『嘴』と書かれている。
「使い方は一緒についていた紙に書かれていました。私にとっての『第三の切り札』です」
白音がここまで言うのだ。
きっと、凄い人口神器なんだろう。
リアスと朱乃は一緒のソファーに座り、紅茶を飲んでいる。
アーシアは別の椅子に座り、ソワソワした様子でキョロキョロしていた。
そして、私は……
「エリザ、ドライグ。分かっているな?」
『ええ。勿論』
『俺もだ。問題無い』
「うん。頼むぞ」
エリザ、ドライグの二人と最後の打ち合わせをしていた。
因みに、私は既にエリザモードになっていて、前回同様に龍の角と尻尾が生えていた。
今回は制服姿な為、尻尾は少し下げている。
そうでもしないと、下着が見えてしまう。
私にだって羞恥心ぐらいはあるのだ。
『ふむ…雑種よ』
「なんだ?ギルガメッシュ」
『これをこ奴らに渡すがよい』
私の隣の空間が歪み、そこから四人分の耳栓が出て来て、私の手に落ちて来た。
なんでか黄金に染まっていたけど。
「これは…?」
『我の宝物庫の中にある最高の耳栓だ。その名も…『A・U・Oの黄金の耳栓~私…一人になりたいの…~』だ』
「何…その名前…」
無駄に長い…。
『これは、あらゆる『音』を遮断する。龍の娘の宝具を使う際に使用すればよかろう』
「……だ、そうだ。皆、受け取ってくれ」
「分かったわ」
私の手から耳栓を受け取る皆。
手が自由になってから、テーブルに置いてあった私の分の紅茶を飲んだ。
紅茶にはリラックス効果があるらしいが、どうやら本当のようだ。
一気に気が楽になった。
私が紅茶を堪能していると、グレイフィアさんが魔法陣で現れた。
「試合開始10分前です。皆さん、準備はいいですか?」
私達は揃って頷く。
とうとう来たか…!
「試合会場にはこの魔法陣から行くことが出来ます。試合会場は異空間で作られており、いくら暴れて貰っても結構です」
異空間…ね。
いいじゃない…!
「あの…私はどうしたら…?」
「アーシア様は私と一緒にお越しください。観覧室にご案内します」
「分かりました」
観覧室とかあるのか…。
「それと、マユ様、白音様。こちらをお受け取り下さい」
グレイフィアさんが私達二人にチェスの駒を模したペンダントを渡してきた。
「これは…?」
「悪魔の駒の代理のような物です。ゲーム中は各人の悪魔の駒の反応で試合の様子を見るのですが、貴方達は眷属悪魔ではありません。故に、急遽、代理の品をご用意したのです」
「態々すみません」
「ありがとうございます」
私達はペンダントを首に掛けた。
「マユ様には騎士の駒を。白音様には戦車の駒を用意しました」
「騎士…か」
「戦車…」
武器的にも、しっくり合うかもしれない。
騎士って言うよりは戦士だけど。
「これで、試合中のみですが、お二人はリアスお嬢様の眷属になりました」
「成る程」
即席でこんな便利なアイテムを作るとは…。
悪魔も中々に侮れないな。
「そう言う事だ。リアス、よろしく頼むな」
「よろしくお願いします。リアス先輩」
「こっちこそ。よろしくね、二人共」
これで、全ての準備が完了した訳か。
「この試合は両家の皆様も別の場所からの中継で試合の様子をご覧なられます。更に、サーゼクス様もご覧なられています。お忘れなきよう」
あの人も来てるのか…。
ちょっと気合い入れなきゃな…。
サーゼクスさんの名前が出た途端、リアスの顔が一気に引き締まった。
「更に、マユ様のご家族にも中継しております」
「私の家族にも?」
「はい」
グレイフィアさんは何処からかスマホを取り出した。
「こちらをご覧ください」
スマホに映ったのは…。
『ハ~イ!こちら、中継先の闇里マユさんのご自宅に来ている、グレモリー家の見習いメイドのトールで~す!』
なんか…テンションの高いメイドさんが出て来た。
心なしか、頭に角らしきのもが見えるが…。
『マユさんのご家族は、試合開始を今か今かと待っています!』
『マユ!白音!頑張るにゃ~!』
『アンタ達なら楽勝でしょ?変に緊張するんじゃないわよ?』
『『『お姉ちゃん!頑張れ~!』』』
皆……。
『いや~…家族っていいですね~!しかも、この子達可愛すぎ!もう抱きしめたいです~!』
興奮してるな…。
『と、いう訳で、中継終わりま~す!』
あ、消えた。
「いつの間に…」
「無断だったのは申し訳ありません。このお詫びは試合の後で…」
「いや…。別にそこまで…」
被害をこうむった訳じゃないし…ねぇ?
「では、そろそろお時間です。皆様、魔法陣の方に移動を。猶、一度転移をしてしまったら、試合終了まで戻る事は出来ませんので、あしからず」
便利に出来ていること。
やっぱり、勝利の凱旋と洒落込みたいよな。
アーシアを除いた私達は魔法陣に移動し、試合会場に転移した。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
転移した先は、さっきと同じ部室の中だった。
試しに窓の外を見てみると、見慣れた校舎があった。
「これは一体…?」
私と白音が少し混乱していると、グレイフィアさんのアナウンスが流れてきた。
『この度の試合会場は、駒王学園の校舎を再現いたしました』
成程ね。
道理で風景が変わらない筈だよ。
『今回の試合は私が審判を務めさせて貰います』
グレイフィアさんが審判か。
あの人なら公平にジャッジしてくれそうだ。
校舎が舞台なら、こっちに地の利がある。
これも一種のハンデか?
試合前に聞いたのだが、兵士の駒の悪魔には『プロモーション』と呼ばれる能力があるとの事。
これは、実際のチェスと同じで、相手の陣地に兵士が突入すれば、王以外の駒に変異出来る能力らしい。
(相手の兵士が全員、女王に変異したら、ちょっとヤバいかもな…)
まずは兵士を潰し、その後で各個撃破をするべきか?
今の私は一時的に騎士の能力を持っている。
向上した素早さで、一気にやれるか…?
「お姉ちゃん、白音ちゃん。通信機ですわ」
「わかった」
「はい」
朱乃が渡してきた通信機を耳に装着する私達。
『では、これより試合開始します。タイムリミットは人間界の夜明けまでです』
今が大体、深夜の12時だから……試合時間は約6時間か。
普通に考えれば長い方だが、この試合は普通じゃない。
今までの常識は捨てた方がいいだろう。
試合会場全体に、ゴング代わりのチャイムが鳴り響いた。
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「さて…どうする?」
私達全員がリアスの方を見る。
「こっちの人数は向こうの半数以下。下手に守りに入ったら、絶対に勝てない」
「ですね」
「なら、最初から攻勢に出るしかないわ」
ま、必然的にそうなるな。
「まずは、相手側の兵士を倒すべきだろう。全員がプロモーションで女王に変わってしまったら厄介だ」
「それには同感だわ」
リアスが裕斗に目配せをして、彼がテーブルに学校全体の見取り図を広げた。
「ライザーがいる新校舎に行くには、三つのルートが存在している。校庭を通るルートに空を飛んでいくルート。そして、裏の運動場を通るルート」
「校舎から行ったら、向こうにこっちの行動が筒抜けになりますね」
「空を飛んでいくのも難しいでしょう。先輩達は飛行が出来ませんし」
「そうなると、必然的に残った裏の運動場を通るルートになりますけど……」
「それは向こうも承知の上だろうな」
こうしてみると、結構攻め込みにくいな…。
実際に戦いになれば、絶対に勝てる自信はあるんだが…。
「多分、この裏の運動場ルートに眷属を配置しているでしょうね」
それが妥当だからな。
「一応、私なりに作戦を考えてきたの。聞いてくれる?」
全員が頷く。
「まず、裕斗は森の中にトラップを仕掛けて来て。ちゃんと地図に仕掛けた場所を書いておくのよ」
「はい」
「裕斗のトラップが仕掛け終わり次第、朱乃は森の周辺と空にライザー眷属にのみ反応する霧と幻術を仕掛けて来て頂戴」
「わかりましたわ」
「お姉ちゃんと白音は遊撃よ。トラップの設置が完了するまで、ここで待機していて」
「「了解」」
遊撃…か。
よくリンドウさんにも指示されていたな。
私は新型だから遊撃を頼みたいって。
「正直、素人の浅知恵だけど、出来る事は全力でやっておきたいの。皆…頼むわよ!」
「「「「了解!」」」」
こうして、私達の作戦が開始された。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
スクワットをしながら待っていると、トラップを仕掛け終えた裕斗が戻って来た。
「では、行こうか」
「はい」
私達はリアスの指示の元、まずは体育館に向かう事になった。
途中までは裕斗と一緒に進んだ。
腰を低くしながら進んでいくと、眼前に見慣れた体育館が見えた。
すると、耳に付けた通信機からリアスの声が聞こえた。
『一度、体育館に侵入したら戦闘は避けられないわ。二人なら大丈夫だと思うけど、油断だけはしないで頂戴』
「ああ」
「はい」
『敵を全員戦闘不能にしたら、指示通りに動いて。あの場所は重要な場所になるわ』
体育館は一緒の閉鎖空間だ。
使い方は多種多様だ。
『裕斗も指示通りにお願いね』
「了解です」
途中で裕斗とは別離した。
「では先輩。僕はこっちですから」
「うん。気を付けて」
「先輩達こそ。ご武運を祈ってます」
裕斗の背中を背にして、私達は一路、体育館に進んでいった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
私達は体育館の裏口から侵入し、そのまま演壇上の幕裏まで進んでいった。
「マユさん」
「分かっている」
コートの中から気配を感じる。
数は四つ。
私は右手に槍を出現させた。
私達が出現のタイミングを計っていると、いきなり体育館全体に声が響いた。
「そこにいるのは分かってるわよ!貴女達二人が侵入するのを、ちゃんと監視していたんだから!」
ばれてたか。
やっぱり、私にこういった潜入作戦は向かない。
「……行くか」
「ですね。ばれてる以上、ここでジッとしていても仕方ないですし」
我々は幕の裏から姿を現して、改めて敵影を確認した。
「あ……」
あの時の棍を持っていた子もいる。
こっちに気が付いた途端、顔を赤くして目を逸らしたけど。
「私が戦車をやります。マユさんは兵士をお願いします」
「任せておけ」
私達はコートに降り立って、互いの相手に向かい合う。
すると、例の棍を持った子がこっちにやって来た。
「あ…あれから修行を重ねました!お手合わせ…お願いします!」
「いいだろう」
彼女が棍を構えると同時に、私も槍を構えた。
「…行きます!」
ミラちゃん…だったか?が、私に全速力で向かって来た。
確かに腕は上がっているかもしれないが、それでも……
「ふん」
まだまだだな。
「あ…当たらない!」
ミラちゃんは全力で棍を振るうが、余りにも直線的で丁寧過ぎる。
まるで教科書を見ているかのように。
全部の攻撃が、まるで手に取るようにわかる。
故に、彼女の攻撃は一発も命中しない。
(そろそろ…かな)
ミラちゃんの突きに合わせて、私も全力で槍を突き付ける!
槍の先端は見事に棍の中心を貫いて、棍を粉々に破壊した。
「なっ!?」
彼女が驚いている隙に、槍の先端を顔面に向ける。
「はい、終わり」
「う…うぅ……」
観念したのか、ミラちゃんはその場に座り込んだ。
「動きが素直過ぎる。それでは当たる攻撃も当たらない」
「……はい」
「でも……」
私は彼女に近づいて、座り込んでから目線を合わせた。
そして、頭を撫でた。
「いいセンスだ」
「いい……センス……」
立ち上がり、後ろを向く。
「次は君達か?」
「「そうで~す!」」
後ろには、多分双子であると思われる二人のそっくりな女の子が、その小さな体に不似合いな大きさのチェーンソーを持っていた。
「ミラを倒したぐらいで、いい気にならないでよね!」
「私達が解体しちゃうんだから!」
解体って…そのチェーンソーで?
マジで?
「あ~…その~…。非常に言いにくいんだが…」
なんか罪悪感があるなぁ~。
でも、ここはちゃんと指摘しないと!
主に、この子達の将来の為に!
「チェーンソーはあくまで土木作業用の道具であって、対人戦には向かないぞ…」
「「え?」」
「そもそも…構造上、それでは人は切断出来ない。対人戦なら、寧ろナイフの方が遥かに切れ味がいい」
「「う…うそ~ん…」」
私もこれを知った時は驚いたけどね。
確かに傷をつけたりは出来るかもしれないが、解体は絶対に不可能だ。
木と人体とでは、構造が違うからな。
まさかの真実にショックだったのか、二人共その場にへたり込んでしまった。
流石に悪かったかな…?
「えっと……ゴメン」
二人の傍に行って、さっきと同じように二人の頭を撫でる。
「と…とにかく、次からは別の武器を使うようにすればいい。君達なら、一撃必殺の武器よりは、双子ならではの連携を利用出来る軽い武器を使えばいいと思う」
「「う…うん…」」
恥かしそうに頷く二人。
うんうん。
分かってくれたようで、お姉ちゃんは嬉しいぞ。
「白音は……」
向こうの様子を見ようと振り向くと……
「奥義!猛虎…硬爬山!!」
白音の一撃が戦車の子の腹部に直撃し、こっちまで吹っ飛んできて、そのまま体育館の壁にぶつかった。
「す…すげ…」
え?なに…?
白音ってこんなに強かったの?
先生…白音を魔改造しすぎじゃない?
「こちらは終わりました」
「こっちもだ」
白音がこっちを向く。
そこには、床に座り込んでいる三人がいた。
「………何があったんですか?」
「一人は正攻法で倒した。後の二人は……本当の事を言ったら、精神的にKOしてしまった…」
「本当に何をしたんですか…」
お願い…言わないで…。
『二人共、聞こえる?』
リアスの声が通信機から聞こえた。
「ああ。通信感度は良好だ」
『朱乃の準備が終わったわ。当初の手筈通りにお願いね』
「「了解」」
計画通り、私達は体育館の出口に向かった。
「え?え?どこに行くのよ?」
いやはや全く…。
随分と大胆な作戦を考えるものだ。
なんせ……
「行きますわよ!」
私達が体育館から出た後、朱乃が最大の雷撃を体育館にぶちかました!
凄まじい爆破音と共に、体育館は一撃で破壊された。
「本来なら、重要拠点となる筈の場所を……」
「壊しちゃうんですからね」
私達の上空では朱乃が微笑みながら浮いていた。
「見事な一撃だ」
「まぁ!お褒め頂いて光栄ですわ…!」
頬に両手を寄せてから嬉しそうに体をくねくねさせる朱乃。
なんか…怖いぞ?
『ライザー様の兵士二名、戦車一名、戦闘不能!』
グレイフィアさんのアナウンスが聞こえた。
まずは幸先のいいスタートだな。
「朱乃。私達はこのまま裕斗に合流しようと思う」
「分かりましたわ。お気をつけて」
「お互いにな」
白音と一緒に裕斗のいる場所に足を向けようとした瞬間……
「マユさん!!」
別の方から殺気を感じた瞬間、白音が私を押し出して、彼女がいた場所が爆発した。
「し…白音ぇぇぇぇっ!!」
嘘…だろ…?
攻撃の来た方を見ると、そこにはフードを被った魔術師風のローブを纏った女が浮いていた。
アイツは確か……
「女王…か…!」
「その通り。ふふふ……油断大敵…よ?」
くそっ!
完全に気が緩んでいた!
私も朱乃も完全に白音が戦闘不能になったと思っていたが、いつまで経ってもアナウンスが聞こえてこない。
「よくも……やりましたね…!」
「この声は…!」
煙の中から、確かに聞こえた。
間違いない!
「白音!無事だったのか!?」
「はい。ちょっと服は破けちゃいましたけど…」
煙が晴れると、そこにいたのは……
「ギリギリセーフでしたね…」
鉄丸を発動させた白音がいた。
確かに、制服が所々破けている。
けど、ここにいるのは女ばかり。
気にする必要は無い。
「し…白音ちゃんの肌が変わっている…?」
「ば…バカな!?直撃だった筈!」
「いくらなんでも、鋼鉄の塊に爆発は効かないですよ」
そう。
白音の持つ人口神器の一つ『鉄丸』は、己の体を文字通り鉄に変える能力を持つ。
対物理攻撃において、これ以上の防御力を持つ能力は無いだろう。
「お返し……いきますよ!」
白音はどこからか、さっきまで持っていた嘴と書かれた珠を取り出した。
「やりますよ……『嘴王』!!」
珠から、長い鎖のついた鋼鉄製の嘴が出現して、白音の右腕に装着された。
「そこっ!!」
そして、嘴王を女王の女に投げつける。
すると、嘴王は彼女の足に噛みついた。
「し…しまった!?」
「降りてきて…貰います!!」
三つめの人口神器『土星の輪』の力を利用したパワーで、全力で彼女を自分の方に引き付ける。
そのままの勢いを利用して……
「さよならです!!」
見事なカウンターパンチが炸裂。
「ぐはっ!?」
女王の女は思いっきり仰け反った。
それと同時に胃の中から胃酸を吐き出した。
「ゴホッ……ゴホッ……」
地面に倒れ込み、咳き込む女王の女。
「今のはマユさんを狙った分です。そして、これは……」
あ…あぁ……。
白音が拳を握りしめ、腰を低くしている…。
あのポーズは…まさか…!
「私の制服を汚した分です!!」
綺麗なアッパーカットが直撃。
女王の女は悲鳴を上げながらぶっ飛んでいって、そのまま校舎にめり込んだ。
って言うか……
((制服が破けた事……結構、気にしてたのね…))
今、ちょとだけあの女に同情してしまった…。
『ライザー様の女王、戦闘不能!』
やっちまったよ…。
まさかの大金星だよ…。
「今回の試合のMVPは白音かもな…」
ふと、そんな事を考えてしまった。
女王を撃破した私達は、改めて裕斗と合流する為に動き出した。
まさかの白音の大活躍。
そして、着実にフラグを建築していくマユ。
もう完全に二人の独壇場でしたね。
ライザーの運命も風前の灯?
では、次回。