魔法少女リリカルなのはvivid~氷結の拳~   作:園部

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たださえ駄文なのに久しぶりだからさらに・・・・色々忘れた
そして最初に謝っておく。不快だったらゴメンなさい。


第25話

「以上です。申し訳ありません」

 

俺は今アインハルト宅で土日について説明をした後土下座をする。

 

「あの・・・そういう事情ならしょうがないんじゃないでしょうか?」

 

おお、さすがコロナ。許してくれるんだろうか?

 

「でも一緒に寝たのはなぁ・・・・」

 

ユミナが難色を示す。

 

「そうですね。リンネさんを救ったのはいいですけど・・・・・問題なのはソコじゃありません」

 

「そうだね。土日という貴重な休日に私たちを放っておいたのが問題なの。ねぇ、私たちを全力で愛してくれるんじゃなかったの?」

 

何も言い返せない・・・・

 

「でも人助けは良い事ですよ?」

 

ユミナがコロナの肩に両手を置く。

 

「コロナちゃん。今回の件をなあなあで許すと、この男は性懲りもなく同じことをするよ?また知らない女の子たちを毒牙にかけちゃうよ?」

 

「それは・・・・否定できません」

 

「でしょ?だからこれを機に罰を与えたいと思うんだけど・・・・」

 

「紫苑さんの場合どれだけ肉体的にハードな罰を与えてもケロっとしちゃいそうで・・・じゃあ精神的に追い詰めようと思ってたんですが・・・・」

 

可愛い顔で何エグイことを・・・・

 

「下手に追いつめて弱ったところを突かれて知らない女の子と関係を持つ可能性があるし・・・・」

 

いくらなんでもそれはないと思ったがさすがに罰に対する口答えは出来そうにない。

 

「どうすればいいんでしょう・・・あ!ヴィヴィオにちょっと聞いてみますね!」

 

「ヴィヴィオさんに?」

 

「はい!ヴィヴィオならきっと良い案を出してくれるんじゃないでしょうか?」

 

そう言うと早速ヴィヴィオに通信するコロナ。

 

『はい?コロナどうしたの?』

 

「あ、ヴィヴィオ!実は・・・・」

 

ヴィヴィオに事情を説明するコロナとそれを見守る俺達。

 

『なるほどーそんなことがあったんだね。外泊っていうからてっきりアインハルトさんのところだと思ってたんだけど・・・・』

 

「で、ヴィヴィオさんはどう思いますか?」

 

アインがヴィヴィオに聞く。

 

『難しいですねー。お兄ちゃんは無駄にハイスペックなので肉体的な罰はほぼ意味がありませんし、精神的な罰なら・・・・あ、浮気してみたらどうです?同じ痛みを味わわせてみればいいんですよ』

 

え?ヴィヴィオさん?俺浮気してないんだけど・・・・

 

「それは無理です。紫苑さん以外の男性は不要です」

 

「んー・・・・私も無理かな」

 

「ごめんね。さすがにそれはちょっと・・・」

 

あ、よかった。了承されたら精神的に死ぬとこだった。

 

『愛されてるなー。じゃあそれぞれ何でも望みを叶える・・・・なんてどうです?お兄ちゃんなら多少の無茶もききますよ』

 

「まぁ・・・・その辺が妥当ですね」

 

そして通信が終わり俺はそれぞれの望みを聞くことになった。

願いについては別室でそれぞれ聞くことになった。

 

アインハルトの望み

 

「私は本気の貴方と戦ってみたいです」

 

「本気の俺?」

 

「はい。一度だけで構いません・・・・貴方の全てと私は戦いたい」

 

俺の全て・・・・・か。

 

「分かった。でもお前も俺も試合を控えてるだろ。すぐには無理だが必ず実現させる」

 

「構いません。絶対全力で本気と誓ってくれるなら・・・・」

 

アインは全力の勝負か・・・

 

ユミナの望み

 

「私の望みかー・・・・・じゃあ家を買ってほしいな」

 

いきなりデカイのきたなー・・・・

 

「あー・・・・・何で?」

 

「この先も増えるならこのアパートじゃ狭いでしょ?将来を見越して大きい家を買ったほうがいいよね。・・・・みんなで住めるような大きい家が欲しい」

 

ここアインの家だけどいつの間にか皆ここに集まるようになったからなー。

 

「それなら・・・言ってはなかったけど一応考えてはいる。正直ドン引きされそうだから言えなかったけどな」

 

前になのは姉さんと話していた。いつか家を増築して一緒にみんなと住めればなって・・・

 

「考えてたんだ?それなら大丈夫だねー。期待してるよ!」

 

「ああ。期待してていい。悪いようにはならない。」

 

ユミナは将来の家か・・・・

 

コロナの望み

 

「私は・・・・・もう少し触れ合いの時間が欲しいです」

 

切実な願いが来てしまった・・・

 

「ああ・・・・コロナとは付き合いたてだもんな。そういえばあんまりそういう時間作ってやれなかったな」

 

本気で反省だな。

 

「責めてるわけじゃないんですよ!ただ・・・・少し寂しいなって・・・でも紫苑さんは試合控えてるし忙しいのは分かってるので無理にとは・・・」

 

寂しいと思わせた時点でアウトだな・・・・

俺はコロナを抱きしめて持ち上げる。

 

「ゴメン。練習以外ではなるべく時間を作る・・・・もう少し寂しい思いをさせてしまうかもしれないけど・・・・許してくれるか?」

 

「大丈夫ですよ・・・・・紫苑さんのこと信じてますから」

 

コロナは触れ合いの時間か・・・・

 

 

願いを聞いた俺は3人に向き合った。

 

「とりあえず3人の願いは叶えられると思ってる。アインについては早くても戦技披露会から1週間後かな。ユミナについては・・・・・この段階では何とも言えないけど必ず叶える。コロナについては今すぐにでも叶えられる。」

 

「そうですか・・・・なら今回の件はこれで許します」

 

何とか許しを貰えた俺はソファーに腰を下ろす。

 

「ありがとう・・・・まずコロナかな。何をしたい?」

 

「え、えっと・・・・じゃあ膝枕していいですか?」

 

「いいよー」

 

そしてコロナが俺の膝に頭を乗せる。

 

「硬くない?大丈夫?」

 

「はい・・・少し恥ずかしいですね・・・」

 

それを見ていた2人が・・・

 

「コロナちゃんばっかりズルイなー」

 

「最近あまり触れ合えてませんでしたね・・・・」

 

「コロナの望みだからな。明日からまた忙しくなりそうだし今日は目一杯甘えさせるよ」

 

俺はコロナの頭を優しく撫でる。

 

「くすぐったくて・・・・気持ち良いですね」

 

結構満足してくれてるみたいだ。

 

「2人の空気が桃色オーラに・・・・」

 

「出遅れましたね。これで割って入ったらただの空気読めない女になってしまいます」

 

「しょうがないし・・・夕飯でも作っちゃおうか?」

 

「そうですね。手伝いますよ」

 

そして2人はキッチンに向かった。

 

「紫苑さん・・・・」

 

潤んだ瞳と赤い頬でこちらを見上げるコロナ。

 

「どうした?もう膝枕は終わりでいいのか?」

 

「はい。今度はいっぱい抱きしめてください」

 

「了解」

 

俺はコロナを抱きしめる。

 

「これでいい?」

 

「足りません。もっと欲しいです・・・・当分温もりが感じられなくなるので」

 

なら・・・俺はコロナを押し倒して耳を甘噛みする。

 

「ちょ・・・紫苑さん・・・」

 

「嫌?」

 

今度は首筋にキスをする。

 

「は、はずかしいです・・・」

 

「たださえ可愛いのに・・・・そんな反応するともっとイタズラしたくなる」

 

制服の上着のボタンを外してYシャツのボタンも1個ずつ外していく。

 

「そ、それ以上は・・・・」

 

Yシャツの下はピンクのタンクトップ。

それを捲ってお腹を露出させてキスをする。

 

「ひゃ!・・・・紫苑さぁん・・・・」

 

顔が真っ赤で若干息も乱れ始めたな・・・・

 

「次はどこがいい?」

 

「え・・・?」

 

俺はコロナの顔に近づく。

 

「次だよ・・・・コロナがしてほしい場所にキスをする。なんならキスマークでもつけようか?」

 

「えっと・・・・その・・・・」

 

「さすがに目立つ場所じゃアレだし・・・・・こことかどう?」

 

コロナの太ももに触る。

 

「はわわ・・・・・」

 

「太ももじゃ着替えのときに見られるか?ならもっと・・・・」

 

スカートの中に手を入れようとしたところで・・・

 

「ストップです!」

 

アインが俺の頭に熱々のフライパンを乗せる。

 

「あっつー!!!!コゲてハゲたらどうすんだ!」

 

俺はのた打ち回ってアインに文句を言う。

 

「そんなのはどうでもいいです。そんな事よりコロナさんに何をしてたんですか?恋人同士とはいえ年齢を考えて下さい!」

 

正論すぎて何も言えない・・・

 

「アインハルトさん・・・私は別に・・・・」

 

コロナがなんとか反論しようとするが・・・

 

「コロナさんもですよ!流れに身を任せるのは早すぎます!せめて後2年くらい経ってから・・・・」

 

ちゃっかり自分はOKにしやがったな。

 

「で、でも!愛し合うのに年齢は関係ないと思います!私は紫苑さんが大好きです!それの邪魔をしないでください!」

 

お、おう・・・このままじゃちょっとマズいな。

 

「分かった分かった。じゃあせめてキスくらいまでならOKにしてくれ。それくらいなら問題ないだろ?」

 

俺は妥協案を出した。

 

「嫌です!私知ってるんですよ。アインハルトさんが紫苑さんに・・・・」

 

あれ?それコロナに言ったっけ?

 

「そ、そうですけど・・・・・でもコロナさんにはまだ・・・」

 

「じゃあ想像してみてください。愛し合ってるときに邪魔されたらアインハルトさんはどうしますか?」

 

「邪魔した相手に断空拳です」

 

おい

 

「私だってそんな気分ですよ・・・・なのにアインハルトさんは邪魔するんですか?」

 

「それは・・・・でもぶっちゃけ面白くありません。やるならやるでバレないようにするか私も混ぜてください。というか私の家のソファーではやめてください」

 

「分かりました・・・・・じゃあ部屋貸してください」

 

「分かってないじゃないですか・・・・バレないようにするか私も混ぜなさいと言ったんです」

 

「初めてはせめて1対1がいいです!」

 

「気持ちは分かりますけど・・・。ならせめて防音結界を貼ってください。それなら部屋を提供します。その代わり終わったらちゃんと掃除してください」

 

え?

 

「ありがとうございます!紫苑さん、移動しましょう!」

 

「まぁ、ハーレムを容認しましたしね・・・・こういうこともこれから先何度もあるんですか・・・・悔しいので終わったら私も愛してくださいね」

 

えぇ・・・・・

 

「あのさ、この雰囲気でするの?そういえばユミナは・・・・」

 

そうするとキッチンからユミナが来る。

 

「話は聞いたよ!覚悟決めとくからアインハルトさんの次は私ね!」

 

「いや、無理はしなくても・・・・」

 

「無理じゃないよ。未来の旦那様だし遅いか早いかの違いだしね」

 

俺は心の中でなのは姉さんに謝った。

 

 

 

3人とした後は遅い夕飯を食べる。

 

「・・・・しんどい」

 

「えー?今すっごい幸せだけど紫苑くんは疲れただけなの?」

 

いや、後悔はしてないけどさ。

 

「久しぶりでしたけどよかったですね。今なら良い夢が見れそうです」

 

「私も・・・・凄く恥ずかしかったですけど幸せです」

 

うん、3人がそう言うならもうそれでいいか。

 

「あ、そうだ!今夜は4人で寝ようよ!」

 

今日も外泊が確定した。土日月の連続か・・・・

最近外泊が多いな。なのは姉さんやヴィヴィオのご機嫌取り考えなきゃ

 

「いいですね。寝る場所で揉めそうですが・・・・」

 

「私もいいですよ」

 

「問題は(あるけど)ないよ」

 

夕飯を食べ終わってそれぞれお風呂に入ろうとするが・・・

 

「紫苑さん・・・・一緒にお風呂入りませんか?」

 

「コロナ・・・・積極性が一気に上がったのはいいけど方向性考えないか?別に嫌ではないけど・・・・」

 

「じゃあ皆で入ろう!」

 

ユミナがそう提案するが・・・

 

「4人は流石に狭い気もします。1人が洗ってる間に3人で入りましょう。洗い終わったら交代って感じで・・・」

 

あ、一緒に風呂も確定なのか。

そして4人で入ることになった。

 

「流石に3人でも狭いか?」

 

「でも愛してる人にくっつけるのはいいですね」

 

「うん。お風呂も温かいし安心するなぁ」

 

最初はコロナが洗って俺、ユミナ、アインで入る。

 

「やっぱり大分引き締まってるよねー」

 

ユミナがぺたぺたと俺の肌に触る。

 

「傷が多くて醜いだろ?ゴメンな」

 

「そんなことないよ!でもこの脇腹の傷だけやけに大きいね?他は切傷ばっかなのに」

 

ああ、切傷は兄さんたちとの訓練で受けた傷だな。大きいのは・・・

 

「それは昔姉さんの零距離ブレイカーでバリアジャケット貫通して出来た傷だな。あの時は本気で死ぬかと思った」

 

「オーバーSの魔力砲を零距離ですか?自殺願望でもあったんですか?」

 

「ねーよ。神速でカウンターしようと思ったけど失敗して目の前で着地してしまったんだ。俺自身驚いたけど姉さんも驚愕してた」

 

「本物の魔力砲に逃げずにカウンターを仕掛けようとする発想自体が人外というか・・・・」

 

失礼な。予定だったら後ろに移動して背中から思いっきり斬るつもりだったけど目測誤っただけだし。

 

コロナが洗い終わったので次はアインが出る。

 

「何の話してたんですかー?」

 

「紫苑くんのドジの話だよー」

 

「言わなきゃよかった」

 

そしてアインも終わってユミナも終わって最後に俺だが・・・

 

「自分で洗えるから洗ってくれなくていいんだぞ?」

 

「いえいえ」

 

「遠慮せずに」

 

「私たちに任せてください!」

 

3人によって隅々まで洗ってもらった。

これ下手すると介護じゃないか・・・・?

 

風呂から上がり寝る場所を決める。

 

「場所は協議の結果・・・・」

 

「私が左隣、真ん中が紫苑さん、その上にコロナさん、右隣にユミナさんです」

 

ああ、前に家族で寝たときの感じか。

 

「了解。コロナはもし寝辛いならアイン蹴っ飛ばして新たに場所確保しろよ」

 

「はい!」

 

「え?コロナさん?」

 

アインが何か言いたそうだけどスルーでいいな。

 

「・・・・別に問題はないんですけどあれからコロナさんの遠慮がなくなってきた気がします」

 

「電気消すよー」

 

ユミナがそう言って電気を消す。

 

色々あったけど明日からの練習も頑張れそう・・・・・




この程度なら大丈夫だよね?
警告されないよね?
危なそうなら消す。


NGシーン
ラストの寝る場面

「電気消すよー」

ユミナがそう言って電気を消す。

「・・・・・みんなもう寝たー?」

ユミナが聞いてくる。

「修学旅行かよ」

俺はたまらずツッコンでしまう。

「おいお前好きな人言えよー」

アイン?お前ってそんな口調じゃないだろ。

「お前が言えよー」

コロナ!?

「これにはツッコミしないからな」

「ノリが悪いなー。ここは「俺だろ!」って言うべき場面じゃない?」

ユミナ・・・だから言いたくないんだよ・・・・

「おいお前好きな人いるのかー?」

アインが俺の脇腹をつついてくる。
そのキャラまだ続くの?

「いるのかー?」

コロナは本当にどうした!?

「いるいる本気で大好きな人が3人くらいいるわ」

3人が照れる。

「教えろよー」

「教えろよー」

もう気にしなくていいや。

「ヴィヴィオとなのは姉さんとフェイト姉さん。つまり俺の家族だな」

3人がそれぞれ抓ってくる。

「痛いわ!的確に脇腹はやめろ!」

「「「zzzz」」」

「寝たフリすんな!」

以上です。

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