あべ☆こべ   作:カンさん

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(*´∀`)日刊に乗った時

(;´∀`)3位くらいになった時

(;´Д`)一位になった時

( ゚д゚)お気に入り千超えた時

( ゚д゚ )その次の日

ちょっと色々と増えすぎじゃないですかねぇ…。


第三話 身から出た錆

「……やっと着いた」

 

 飛行機、バス、フェリー……たくさんの乗り物に乗った俺は、少しだけ酔って気分が悪かった。それとは対極的に天気は快晴。問題なく海で遊ぶことができそうだ。

 

「やった……! 私たちは勝ったんだ……!」

「ありがとう……ありがとう神様……!」

「もう、ゴールしても良いよね?」

「滾る……滾るぞ……! この後のことを考えれば、我が血潮が滾るッッッ!」

 

 ……覚醒していらっしゃる淑女がいっぱい居るみたいだが。

 それにしても、本当に良く晴れたなって思う。昨日の天気予報じゃ、今頃雨が降っていたはずなんだが……。そうなれば海関係の行事は全てキャンセルされることになっていた。

 海なんて片手で数えるくらいしか行っていないから、俺も楽しみにしていたんだ。本当、晴れてよかったよ。

 

 ※後日知ったことだが、この日のためにクラス全員の女子がてるてる坊主を作って吊るしていたとか。

 

(それにしても……)

 

 チラリ、とクラスメイトたちを見渡す。

 右を見ても左を見ても女女女女……。

 男女比に差があるため、一クラスに居る男子の数は少ない。()()()班分けをしたさいに一つの班に男子は一人か二人くらいになる程度には少ない。当然、男に対して過保護なところがあるこの世界がそれを認めるはずもなく、男子と女子の比が半々になる班を作り、残りは女子だけの班を作る。

 

(班決めの時は凄かったなぁ……女子たちの目が)

 

 狩りをする目っていうのはああいうのを言うんだろう。そして、勝者と敗者の差も凄かったな。学級崩壊を起こすんじゃないかって思ったくらいだ。

 でも、そんな彼女たちはそれを忘れているかのように目が輝いている。なんだかんだ言って、こういう行事は楽しみだったようだ。学校の行事でクラスメイトと一緒に遊ぶっていうのは、普通に遊びに行く時には無い楽しみが――。

 

「柊の水着って……どんなのだと思う?」

「やっぱエロイんじゃないの? ほら、柊さんって……」

「もしかして、上無し――」

「いやいや、そんな非現実的なのないって」

「現実的に考えると――ブーメラン?」

「ブッ!!」

「柿崎が鼻血を吹いた!」

「柿崎いいいいい!?」

 

 

 

「……」

 

 何も聞かなかったことにした。

 

 

 

 第三話 身から出た錆。

 

 

 

 とりあえず、荷物を置くために俺たち〇✕中学校の生徒たちはホテルに向かった。

 ロビーで引率の先生から注意事項、そしてこの後の行事の説明を受けた俺たちは各々の自分たちの部屋へと向かった。

 俺の部屋の番号は501。先生たちと同じ階であり、全ての男子生徒たちは五階に集められている。おそらく男子生徒を保護するため、もしくは女子生徒たちのオイタを防ぐため……。

 

「あー、疲れた。こんなに遠いところは初めてだ」

「本当、そうだよな」

 

 同部屋になったクラスメイトの会話を聞きつつ、鞄を自分のベッドの上に置く。

 次の行事の準備をするべく、俺は鞄からしおりその他諸々を取り出そうとし――。

 

「ん?」

 

 ふと、見慣れないものを見つけた。

 いや、見慣れないというのは語弊がある。正確には入れた覚えのないもの、というのが正しい。

 

「封筒……?」

 

 表裏を見ても特に何か書かれているわけでもなく、透かして見てみれば一つの紙が入っていることが分かった。

 ……もしかして。

 俺は中身の紙が破れないように気を付けながら封筒を開け、そして中に入っていた――手紙を取り出した。

 一番上には『柊キョウさんへ』と書かれており、その下に綴られている文章を読んでいき……。

 

(おー、マジか)

 

 結論から言おう。ラブレター貰いました。

 いや、学校でもラブレター()()()()()()なら貰っていたんだけどね? どうやらコレは正真正銘のラブレターのようだ。

 

(学校の酷いんだよな……書かれている通りに行ってみたら『ヤらせてくれ!』って金を差し出してくるし……)

 

 ビッチですね、分かります。いや、分かりたくないけどさぁ……。

 最初は『良いかな?』と考えてたりしたけど、ネットで色々と調べると大変なことになる。主に相手の女性が。知ったときはこの世界の男への過保護さにドン引きしたわ……。

 ちなみに、金蹴り。男受けのSMプレイとかは重罪だったりする。まあ、年々出生率や男の人口が減っているなかで、玉潰すようなことできないよなー……。

 って、なんで俺はラブレターを見てこんなこと考えているんだ? ……溜まっているのかなー……この世界、男性向けの成年向けの雑誌とかほぼ無いし。種が勿体ないって。

 

 問題はこのラブレターだ。見る限り、学校の尻の軽い女たちの呼び出し文とは違う。あいつら、この世界の男が喜びそうな文を書いてくるからなぁ。俺にとっては微妙だけど。

 でも、このラブレターからはそういうのを感じない。相手を喰おうという意思よりも、自分の意思を伝えようと必死になっている感じだ。所々消した跡や力みすぎて歪んでいる字があるし、それに無駄に長いし。

 

「? どうしたんだ柊?」

 

 さて、どうしようか……と悩んでいると後ろから声を掛けられた。

 そう言えばクラスメイトが居たんだった。

 俺は慌ててラブレターを隠そうとするも、時すでに遅く……。

 

「あ! それもしかしてラブレター!?」

「うそ、マジ?」

 

 見せて見せてと普段は俺とあまり話さないクラスメイトたちがグイグイとこちらに迫ってきた。

 そして俺の手からラブレターをぶん取ると、キャーキャー言いながら(低い声)二人で文章を音読し始めた。男女逆転しているからか、こういう色恋沙汰に男は興味津々だ。加えて前の世界の強引さが加わっているのか、こうやって人の手紙を勝手に見る。というか声に出して読むな!

 しかし俺も迂闊だった。学校ではこうなるって分かっていたからなるべく見つからないようにしていたんだけど……修学旅行で俺も警戒心が薄れているのか?

 とりあえず俺はクラスメイト二人の手からラブレターを取返し、鞄に戻す。

 

「なあ、それ受けるのか?」

「それにしても流石柊さんだよな。修学旅行で告る奴が出てくるとは思っていたけど、まさかこんなに早く仕掛けてくるなんて」

「やっぱり競争率激しいからじゃねえの? ほら、柊さんって……」

「バカ! 本人の前だろ!?」

「あ、ごめん柊さん……」

「この子も悪気があったわけじゃないんだ。ただ興奮して……」

 

「とりあえずマシンガントーク止めてくれねえか? 付いていけん……」

 

 それにしても……まさかかがみ姉さんの言う通りになるとは……。

 この差出人には悪いが、俺は断るつもりだ。別に姉さんが断れって言ったからとかじゃなく、ただ純粋に彼女とか恋人とか、そういうのを作る気にはなれないだけだ。

 この世界のことを考えるとさっさと付き合った方が良いんだろうが……。

 

(きっぱり断ろう)

 

 

 

 

 

 ――とある班の少女たちは、自分たちは運が良いと人生最大級の幸運を噛みしめながらそう思った。

 何故なら、自分たちの班に男子が居るからだ。ふと視界を周りに移せば、そこには女子だけの班が大半を占める光景が広がっていた。そのことを吟味すれば聖戦(くじ引き)にて見事勝利を捥ぎ取った自分たちは、さぞかし他の班からすれば憎むべき敵であろう。ぶっちゃけ敵意に満ち溢れた視線がバシバシと彼女たちの班に集中していて怖い。しかし、彼女たちが睨まれているのは男子が居るからという理由だけではない。そうでなければ、男子が居る他の班も睨まれていなければおかしい。

 では何故自分たちがここまで敵視されているのか? それは――。

 

「おまたせ……ってなんか空気がピリピリしている……?」

 

 もしかしなくても彼の存在が原因だ。

 柊キョウ。男子にしては珍しく、女子に対して分け隔てなく接してくれる彼女たちにとってのメシア。

 同じ班になれた少女たちは、グッと固く拳を握りしめて目を思いっきり開いた。

 

(生足! 生足! 予想通りだけど、生足!)

 

「ちょ、柊さん! その水着どうしたの?」

「え? 何か変?」

「いや、変じゃないというか似合っているけど……その……」

 

 キョウの元に彼の友人が駆け寄って、何故そこまで露出が高い水着にしたのかと問い詰めている。しかし当の本人は不思議そうに首を傾げていて自覚がないようだ。

 他の男子を見れば分かるが、この年頃の男子たちは肌を晒すことを嫌う。水着も長ズボン型の海パンを着用しており、上に着ているパーカーも当然長袖だ。それでも海自体が嫌なのか、男子たちは集まって愚痴を零している。

 それに対してキョウは半袖のパーカーに短パン型の海パン。しかもパーカーのチャックは胸元まで下ろされており、もし屈んだら中が見えるのかもしれない。

 

「~~~っ! ホント、自覚無いんだから……」

「あ、若瀬さん。水着似合っているよ?」

「あー、うんありがとう」

 

 

 

「……柊さんってハレンチだよな」

「しかも、あの中には何も付けていないらしいぞ」

「え、それ本当? もしかしてノーサー?」

「同じ部屋の子が言うには忘れたって。あれ、絶対女子を誘っているよ」

「うわー。流石ビッチだわー」

 

 

 

『……』

 

 男子たちの会話を盗み聞いた女子たちは特に動揺することはなかった。何故なら、過去の体育の授業で似たようなことがあり、むしろ予想通りと言えよう。

 この時、女子たちの心は一つになった。

 

『――見れる! 理想郷が見れる!』

 

 柊キョウが女子たちに人気な理由。

 それは見れる(かもしれない)。犯れる(かもしれない)。触れる(かもしれない)。の三拍子。それが勢揃い。

 これはひどい。

 

「いや、本当お願いだから自覚してよ柊さん。その恰好はヤバいって……」

「そう言われても……俺こういうのしか持っていないし。それに海に入るから見えないと思うよ?」

「だったら、他の子に貸してもらうとかさ」

「……俺、友達若瀬さんしか居ない……」

「あ……」

 

 喜びを噛みしめている場合ではなかった、と彼女たちは己の失態に気づく。

 柊キョウには一人だけ親しい友人が居る。

 その友人の名は若瀬いずみ。彼女たちのクラスの学級委員長なこと以外は特別なことがない普通の少女……のはずだった。しかし、どういうわけか彼女はキョウと交友を持っており、Aたちがこうして近づけないでいるなか、自然と会話をしている。

 正直羨ましくて『リア充(うま)れ!』と言ってやりたいが、今回ばかりは話が違う。何故なら……。

 

「若瀬さんも同じ班だったら良かったのにね……」

「っっ!? そ、それってどういう――」

「やっぱりこういうのって()()と楽しみたいし」

(ですよねー!!)

 

 そう、若瀬いずみは柊キョウと同じ班ではない。

 つまり、今回運良く彼と同じ班になれた少女たちは、柊キョウと仲良くなれる最大チャンスを獲得したということ。

 ――彼女たちは思い出す。入学式にて彼に一目惚れした複数の少女の一人だったことを。お近づきになろうとするも、二つの堅牢な壁(つかさ・かがみ姉妹)によって阻まれたことを。今年になってようやく同じクラスになれたかと思えば、目の前の少女に一歩リードされていたことを。

 歯痒い時間だった。落ちた消しゴムを拾って貰い、その際にした約1分の会話が今まで最も長い彼と触れ合った時間。

だがそれももう終わり。彼女はいざ大きな一歩を踏み出そうとし――。

 

「よーし。全員整列! これからお世話になるダイバーの人の話をよく聞くように! 浮かれる気持ちも分かるけど、怪我をしないためにも大人しくね?」

 

 ――の前に、教師の集合の声によってかき消された。

 長々と過去を思い出すくらいなら、今のうちに話して少しでも距離を縮めれば良かった。

 彼と同じ班になった少女たちは涙を堪えて、先生の指導の元、列となって並んだ――。

 

 

 

(あ、ここ最高かも……)

 

 しかし、キョウが体育座りをした際にチラチラと見えるパーカーと海パンの間の肌色に、何人かの少女たちは視線が行ってしまい、話を聞けと教師の怒号が響き渡る。しかし彼女たちは全く反省しなかった。

 

 

 

 

 その後も、キョウは女子たちから視線を集め続けた。

 

 ☆スキューバダイビング。

 

(うーん、思っていた以上に潜るのがしんどい。上から見ておこう)

 

『へそチラ! へそチラ!』

『着けてない! 着けてない!』

 

 下を見て海を楽しむキョウと、上を見てチラリズムを楽しむ女子たち。

 

 ☆バナナボート。

 

(すげえ勢い……! やっべえ楽しい!)

 

『顔に当たるこの水滴は……まさか!?』

『どうした!?』

『ふっ、よく考えろ。そいつの前に居るのは柊キョウ。そして現在我々はバナナボートに居る……つまりそいつが感じているのは、先ほどまで柊キョウに付着していた水滴ということ!!』

『な、なんだってー!? ……って、普通に考えてただの水飛沫じゃない?』

『言うな! 現実を言うな!』

 

 海上を走る楽しさを満喫したり。

 

 カヌー体験

 

「んしょ……よいっしょ……」

(鍛えてて良かったー。これ結構力使うなー)

 

 

『力使っているところエロッ』

『わざと転覆させてえずいているところ見たい』

『衝撃でパーカーが捲れるかもしれない』

 

 

 

 ――このように方法はどうあれ、彼らは思いっきり楽しんだ。

 なお、彼女たちの名誉のために言っておくが、彼女たちも純粋に楽しんでいる時もあったのであしからず。

 

「はー、楽しかった。楽しかった……って」

 

 結局まともに話せていない! 

 水平線に沈む太陽を見ながら、少女たちはそう叫んだ。

 途中「楽しいね」「そうだね」みたいな会話はできたが、正直会話らしい会話はしていない。

 あれ? こういうイベントの時って異性は急接近するんじゃないの?

 と内心焦っている同じ班の少女たち。

 そうこうしているうちにホテルに着き、キョウは自分の部屋へと帰ってしまった。こうなってしまえば、今日は後は夕食の時くらいしか彼と接する機会は無い。

 彼女たちは決意する。明日こそは……と。

 しかし、その判断が誤りだったと気づくのは――二日目が終了してからのことであった。

 

 

 

 

「――で、これはどういうこと?」

 

 修学旅行が終わり、無事に帰宅したわけだが……。

 どうしよう。目の前の姉が怖い。

 かがみ姉さんは背後に『ゴゴゴゴゴゴ』と某漫画のような()()を出現させて、こちらに俺の携帯を見せつけている。

 普通、人の携帯の中身を見るのは家族間であってもよろしくない。

 しかし、俺はかがみ姉さんが悪いとは思っていない。何故なら、見せたのは俺であって、怒られる原因を作ったのも俺だからだ。

 

「アドレス登録数21人……私たち家族の分を抜いた15人……これは誰?」

「……友達」

「……質問が悪かったわね――これ、何時登録したの?」

「修学旅行中」

「――どう見ても女の名前なのだけど?」

 

 ズイッとこちらに詰め寄る姉さんの視線から逃れるべく、俺はツイッと視線を横にズラした。しかし無駄だったようで、視線の先にはドアの隙間からこちらをジッと見つめる一対の瞳。ゾワッてしたので視線を前に戻す。

 

「はい、そうです」

「理由を聞いても?」

「……告白されて『友達から』って言って登録しました」

「――希望持たすなって言ったじゃない!」

 

 ついに姉さんがキレた。

 頭を抱えてウガーッと叫び、ドアの奥から「つ、つかさストップ!」「それはシャレにならん!」「お姉ちゃんたちどいて!」とガタガタ拘束から逃れようと暴れる姉とそれを押さえる姉二人。

 あははは、やっべー。

 そんな心の声が聞こえたのか、かがみ姉さんの睨み度数が上がった気がする。おお怖い。

 

(まあ、覚悟はしてたけど……)

 

 視線で説明しろと言われたので俺は仕方なく口を開いた。

 

「そりゃあ俺も断ったよ。元々彼女とか作る予定なかったし。

 でも断った後の相手のこの世の終わりみたいな顔を見たらさ……放っておけなくて。加えてそこに登録されている大半は初日に告って来たから、明らかに修学旅行楽しむ余裕も砕け散ったみたいでさ。

 だから『友達から』って言って救済措置を」

「あんたは鬼か。今後のこと考えたら明らかに残酷じゃない。というか、このこと知られたらあんたまた『ビッチ』だとか『魔性の男』とか言われるわよ」

「残念。すでに男子の間では『女子の心を弄ぶ小悪魔』って言われてます」

「開き直るな! あー……私が奔走した一年間は一体……」

 

 ちなみに、若瀬からの情報では俺のメアドを巡って女子たちの間で戦争が起きているらしい。この世界の男子は心に決めた人以外にはメアドとか教えないくらいガードが堅いんだよな。それなのに恋愛話とかには憧れるってのはどういうことなんですかねえ。……まあ、()()が原因なんだろうけど。

 

「まあ、そこまで悲観しないでよかがみ姉さん。正直俺はそこまで気にしていないからさ」

 

 学校には助けてくれる友達が居るし。

 

「……ドアの向こうに居るあんたを溺愛している姉を見ても同じことが言える?」

 

 ……そう言われてチラリとそちらを見る。

 未だにガタガタ暴れており、しばらくこの部屋から出たくない。

 

「――ごめんなさい」

 

 しばらくつかさ姉さんに付き纏われそうだ。

 俺は深いため息を吐くかがみ姉さんの前で頭を下げながら、これからのことを思った。

 




初めはモブ視点で作者の体験を元に修学旅行をツラツラと書いていたけど、原作キャラ出ねーわ。黒歴史思い出してツレーわ。なんか感想で考察がたくさんあってビビったわ。原作キャラの変化に期待持たれてビビったわ。で遅くなりました。
次回に続く!みたいなこと書くんじゃなかった。書く内容絞ってしまって自由に書けん。

これからはまったり書きつつ読者さんが気になっていることを本編で出して行こうと思います。

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