Persona4 second challenge   作:やってらんねーとか思ってる未成年

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中々、物語が進まないなぁと思われてる方もいると思いますが、何卒見放さないでやってつかーさい_(._.)_


重大な選択肢

さて、話を聞こうか。こいつから情報を聞き出すのは大変不服ではあるが、この際形振(なりふ)り構っていられない。

 

>俺の身に一体何が起きているんだ?

 

『気付いてると思うけどここは君が元居た世界じゃない 別次元であり別の時を刻む世界 分かりやすく言うとパラレルワールドってやつかな そんな世界に本来居る筈のないイレギュラーな存在が紛れ込んでる それが君さ』

 

>お前の差し金か?

 

『面白い推理だね』

 

>こんなことできるのはお前ぐらいしか思い付かないからな

 

『なるほど 一理ある』

 

>・・・・質問に答えろ イラッ

 

『そう怒らないでよ 確かに君をここへ連れて来たのは僕だ』

 

やはり、俺の思った通りじゃないか。ここが、テレビの中だったらすぐにでも伊邪那岐大神を召喚して幾万の真言を当てているのに。

 

『ところでさ 今の君は僕からまだ力を与えられていないって分かってる?』

 

>・・・何が言いたい?

 

『要するに僕が力を与えなければ 君はテレビの中に入れない つまり事件が起ころうと君は関与できないってことさ』

 

>・・・・

 

悔しいがその通りだ。いくら大量に強力なペルソナを保持したところでテレビの中じゃないと使えない。

 

『悪いけど君に力を授ける気はないよ』

 

>っ!ふざけるなっ!

 

テレビの中に入らなければ救える人も救えない。そんな焦燥感から人目も気にせず奴の襟元(えりもと)に掴み掛かっていた。しかし、イザナミは殴られた時とはまるで別人のように動じていない、むしろ余裕が感じられる。

 

『なら力づくで聞き出すのかい?もっとも君に強制できる力もないだろうけど』

 

>何が目的だっ!?

 

【君は知っているだろう?いつだって私は《人間の望みを叶える為にいる》ことを・・・】

 

イザナミの周りが一瞬で威圧感にまみれた空気に変わる。声質も男の軽薄そうな声から重々しい雰囲気をまとった女の声へと変化していた。息をする事さえ許されないその威圧感に耐えられず力を込めた手を緩めてしまう。

 

>・・・・

 

『さて ここへは君の質問を答えるために来た訳じゃない』

 

先程の口調に戻り威圧感も嘘のように消えていた。

 

>なら どうして俺の前に現れた?

 

『言ったそばから質問かい? じゃあ逆に聞くけど君はどうして連れてこられたんだと思う?』

 

>クイズがしたいなら他を当たってくれ

 

『まぁまぁそう言わずにさ 考えてみなよ』

 

>・・・・

 

俺がここに連れてこられた理由?それは《人間の望みを叶える為》だろうが、今聞かれているのはその《人間》がどんな望みをしたのか。

 

>そんなもの分かる訳がない

 

『質問を変えようか 君は元の世界に戻りたいかい?』

 

>っ!当たり前だ!

 

『なら元の世界に戻してあげよう』

>できるのか?!

 

『ああ できるよ』

 

>なら-

 

 

 

 

 

 

《必ず救ってみせる 約束だ》

 

 

《アンタのその‘約束’っての なんかアタシが考えてた色んな不安が吹っ飛んじゃった》

 

 

 

 

 

 

>・・・・

 

『どうしたの?』

 

>・・・約束したんだ

 

それは、俺の心の底にある1つの決意。そして小西早紀と交わした約束でもある。もしイザナミの誘いに乗れば平穏な日常に戻ることができる。だが、戻った先が本当に平穏なのか?この世界の未来を見捨てて、自分だけ忘れるなんて真似俺には出来ない。たとえ、それが一番辛い道だとしても、俺は進む。救える人は全員助けたい。それが(おご)りだとしても、その決意こそが鳴上 悠である証明なのだから。

 

『・・・答えは出たようだね』

 

>ああ ここに残る

 

『力は与えられないとしても?』

 

>それでも俺はみんなを救ってみせる

 

【それが‘人’の選択か・・・】

 

>ああ

 

力は必要ない。その決断が俺の進む道を閉ざそうとしても必ず開いてみせる。

 




>幾万の真言!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

『』(ლ ^ิ౪^ิ)ლ

的なのしたかったなー(´・ω・`)

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