Persona4 second challenge 作:やってらんねーとか思ってる未成年
ふむ、どうやら特別捜査隊の2年生は1人も欠けずにこのクラスにいるようだ。また、もう一度学生生活をやり直すとしても、みんなと一緒のクラスが良いに決まっている。何より、特別捜査隊との絆は計り知れないほど深く固いものだからな。
・・・まぁ、俺しか覚えてないけど。(´・c_・`)
「センセー 転校生の席、ここでいいですかー?」
里中が、左隣にある空席を指してモロキンに話し掛けた。当然、俺もその席で異論は無い。高校の席の位置というのは学生生活においてかなり重要だ。というのも、この八十稲羽高校に入学してからというもの、席替えが実施されたことが一度もない。一年間で‘一度’もだ。なかなか変わっているが、口を出す気はない。あの席は特別捜査隊のみんなと近いこともあって、気に入っているからな。
「あ、そうか じゃあ、貴様の席はあそこだ」
モロキンに指示された席に向かうと、‘髪の短い女子生徒’こと里中がしかめっ面で話し掛けてきた。
「アイツ、最悪でしょ」
>そうか? 話せば、わかるタイプだと思うぞ
「えー、マジ?」
>ああ、本屋とかで りせの写真集買っ・・・
「」ブフォォォオォオォ!!
豪快に吹き出すモロキン。
>!?
「え、何?!」
「どうした!モロキンが急に吹き出したぞっ!」
「ちょ?大丈夫なの モロキン?!」
里中も急な爆音に気を取られている。はて、何か変なことを口走っただろうか?
あぁ、りせの写真集を買っていたことか!
別に恥ずかしがることじゃないと思うのだが・・・。いや、確かに女子生徒と同年代の女の子の写真集を買っていたとなれば・・・。
うん、これを話すのはプライベートを侵害する行為に値する。何より、そこは同じ‘男’として黙っておこう。ただ、吹き出すのは、暗に事実だと認めている証拠として十分に足るのではー
「」ピクピク
・・・そっとしておこう。
「まー、このクラスんなっちゃったのが運の尽き。1年間・・・頑張ろ。」
うーむ。里中の苦手意識もそうだが何とかモロキンの印象を改善してあげたい気もする。しかし、それが難しい気もする。というよりー
「なぁ、意外とモロキンって・・・いや、何も言うまい」
「あぁ・・・」
「諸岡先生ェ」
「案外、モロ組いいんじゃね?!」
意外と好感度を得るのも時間の問題だな、特に男子は。
「し、静にしろ、貴様ら!出席を取るから折り目正しく返事しろ!」
ここから、学生生活が再び動き出そうとしている。気を引き締めていこうか!
「鳴上 悠、恐ろしい奴だ モロキンまで抑え込みやがった」ガタガタ
「花村」
「早くどうにかしねぇと・・・!」
「花村ァ!」
「あ、はい すいません」
「きちんと返事しろ!」
「はい・・・」
>ちなみに、後ろの席だから丸聞こえだぞ
「」Σ(゚Д゚ υ))/
お久しぶりです(*`・ω・)ゞ
皆さん、お元気ですか?
雨音→マヨナカテレビ→小説がすごく中途半端だったのを思い出した次第です!まるでP3の卒業式のように走って外出先から自宅に帰ったクマよ