ハリー・ポッターと十六進数の女   作:‌でっていう

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第二章 アルーペ・ミーティスと秘密の部屋
第0D話 あっちこっち


「お伝えしなければならないことが……」

「ええっ。と、とりあえず、中に入って聞くよ」

 

あの冷静なアリスがここまで取り乱しているのだ、ただ事ではないはずだ。一目散に自室に駆け込み服を着替え、調理場に飛んで紅茶を淹れ、魔力濃度の高さですぐに充填された風属性の魔力アリスの待つ大広間に転移する。

 

「とりあえず紅茶飲んで落ち着こう」

 

まるで一年弱前、マクゴナガル先生がやってきた時のようだ。自分取り乱してしまったので、ティーポットに淹れた紅茶をカップに注いですする。マクゴナガル先生のときと味は変わっていない。そういえば、先生は紅茶を浮かせて『あっちの世界』の魔法を見せてくれた。

懐かしみながら、アリスがこれから話す『お伝えしなければならないこと』とは何なのか考えてみた。無属性の魔力に関することか? ホグワーツについてか、記憶についてか? プラスか、マイナスか? どちらにも転ばないことか?

しばらくの沈黙の後、アリスが口を開き、答え合わせが始まった。

 

「アルーペ、二年生以降はクィディッチ選手でなくても個人用箒を持参できるのはご存知ですよね」

「そうみたいだけど、わたし、箒なんて持ってないよ」

 

予想と反し、始まったのは箒の話である。そういえば、ミーティスの魔法なしで、箒だけで飛べるようにしておきたいものである。併用してやっと、ではいつか困るだろう。それに貢献できるような話だろうか。

 

「先ほど、こんなものが届きました」

 

アリスは二枚の紙を取り出し、一方をこちらに差し出した。内容はこうだった。

 

『約束の箒をお作りするための調査を行うため、お時間のあるとき、この手紙を持ってお越しください。

競技用箒メーカー エラビー・アンド・スパドモア社』

 

全く訳がわからない。なんとかスパドモア社というのは『クィディッチ今昔』に載っていたため知っている。確かドイツの会社だったが、そんなところと『約束』をした覚えはない。そんなわたしの様子を見て、アリスは二枚目も差し出してきた。

 

「これが添えられていました」

 

その紙には、ホグワーツの正式な文書であることを示す印が押されていた。何の騒ぎだというのか。内容を読んでみる。

 

『ホグワーツ魔法魔術学校

副校長 ミネルバ・マクゴナガル

親愛なるミーティス殿

エラビー・アンド・スパドモア社からの手紙一件を「然るべき生徒に渡してください」との表記に従い、安全を確認のうえで転送、送付いたします。

敬具』

 

余計にわからない。何故自分が『然るべき生徒』なのだ。箒など貰ったところでまともに使えそうにない。

マクゴナガル先生による独断? いや、あの先生はそんなことをする人ではない。

では、この会社とミーティス家が過去に何か関わっていた? なるほど、それはあるかもしれない。ミーティスの魔女だって箒で飛びたいと思うことはあるだろう。しかし、仮にそうだとしてもマクゴナガル先生がそれを知っていることがあるだろうか? いや、確かに去年ここに来たとき先生はこの家のことを知らなかったはずだ。

 

「何か分かること、ありますか?」

「ううん。その逆。何もわからない」

「……魔法的な何かも、無いでしょうか?」

 

そういえば、文面しか確認していなかった。魔法的な何か。それもマクゴナガル先生に感じ取れるもの。もしかしたらあるかもしれない。物は試しと、杖の無属性の魔法……があるはずだった宝石に意識を集中し、波長を合わせる。

すると、ぼんやりと、これはわたし宛である、という意識が頭に流れ込んできた。とても曖昧だが、確かにこれには自分のもとに届くべきだという情報が記されている。

 

「『あっち』の魔法で記録されてるね。宛先は間違ってないみたい」

「では、このなんとか社に行くのですか?」

「行ってみて損はないかもね。オーダーメイドしてくれるみたいだし、少しは安定して飛べるようになるかも!」

 

行ってみても良いのだが、それにはひとつ問題があった。当然、自分はドイツになど行ったことはない。シュヴァルツヴァルトにあるのは本に書いてあったので分かるが、詳しい座標もわからない。

つまり、選べる移動手段は三つだけ。その場所を知っていてかつ『付き添い姿くらまし』ができる者に連れて行ってもらうか、どうにかして自力でたどり着くか。あるいはマグルの交通手段を使うか。

自力で、はあまりにも無茶である。直線距離で五、六百キロメートルはあるうえに、ドーバー海峡を越えないといけない。全力疾走のキキちゃんの箒に乗せてもらっても、二時間以上かかってしまう。常に全力というわけではない数十分のクィディッチの試合でさえ疲れているのに、そんな長距離飛行は酷である。

海峡を越えるだけなら転移魔法でいけるかもしれないが、フランスからの道のりも遠いだろう。

では、『付き添い姿くらまし』ができる知り合いは——ホグワーツの先生ぐらいしかいない。『煙突飛行ネットワーク』でも使えば会いには行けるだろうが、休暇中に尋ねるのは迷惑だろう。

 

「ん? 煙突飛行ネットワーク?」

 

そうだ、それだ。煙突飛行ネットワークは、ネットワークに接続された暖炉から、ほかの暖炉まで移動できる仕組みだ。使い方は簡単で、特殊な薬を入れた暖炉の火の中に入り、行き先を唱えるだけ。

魔法界の会社なら、ネットワークに接続されているのはほぼ確実だろう。もっとも、自宅のものは接続されていないので、ダイアゴン横丁かどこかで暖炉を借りる必要があるのだが。

 

「そんなものがありましたね。一番手っ取り早いでしょう。

しかし、噛んだり言い間違えたりしては出る場所が変わってしまうことがあるそうです。この社名、かなり読みづらそうですから、練習した方が良いのではないでしょうか」

「そうだね。えらびー、あんど、すぱどま、いや、すぱどみゃ、違う、すぷ……。うん……」

 

ゆっくり言えば問題なさそうだ。そう思っておこう。既に夕陽が沈もうとしているので、明日の朝にでも向かうことにするか。時差はドイツが一時間早いが、気にするほどでもないだろう。

そんなことを考えつつ、わたしは久々の何もない時間を過ごした。森を抜ければ知り合いもいるが、ここにいる限りでは会話の相手がアリス一人しかそばにいないというのは、少し寂しい気もした。

 

 

翌朝、庭にある魔法陣に手紙を放り込んだ。内容はドイツに行ってくるから来ても会えないよ、ということで、当然宛先はキキちゃんである。魔法陣での転移魔法なら、モノだけでも送ることができる。今思うと、煙突飛行ネットワークと酷似したシステムだ。

 

「何かあったらアリスに言うように頼んであるから、お留守番よろしくね」

 

そう言い残し、まず自らの転移魔法でダイアゴン横丁へと向かった。マグルの世界とこの通りを繋ぐ『漏れ鍋』という酒場があり、そこになら暖炉があった気がする。

特に意識していなかったが、転移した先はグリンゴッツ銀行の前であった。キキちゃんと出会って、はじめて共に訪れた建物だった。この休みではキキちゃんの役に立つ『何か』を見つけたい。振り返り、朝の静けさを残す通りを巡って漏れ鍋へと到着。

店主の老人トムは、朝っぱらからの若い客人に驚きを示したが、煙突飛行ネットワークを使いたい、と申し出ると快く暖炉を貸してくれた。

夏だというのに燃え盛る暖炉に、エメラルド色に輝く粉、煙突飛行粉(フルーパウダー)をぱらぱらと振り掛けると、炎の色は粉と同じ緑色になった。

この中に入って、行き先を唱えなければならない。見かけほどは熱くないようだが、しかし熱気はある。酸素の濃度も薄く、正常な思考を妨げるようだ。一刻も早く、移動した方が良いのだろう。

 

「エラビー・アンド・スパドモア社!」

 

言えたっ!

そう思ったのもつかの間、移動が始まった。配水管の中に無理矢理押し込められて流されているような、『姿現し』と似たような感覚だ。視界はめまぐるしく変化し、時間の経過が分からなくなる。

気づけば、一人の男の前に放り出されていた。

 

「ようこそスパドモア社へ。社長のエイブル・スパドモアだ。その手紙を持っているということは、貴女がミーティスさんですな?」

「あっ、はい、アルーペ・ミーティスです」

 

相手はこちらの家名を知っているようだが、名前までは知らなかったらしい。こちらからの面識はないのだから、当然といえよう。そのことはエイブルさんも承知しているようだった。

 

「いきなりお呼びして驚かせてしまったかな? 実は、私も詳しくは分からないんだ。まあ、そこにおかけになってくだされ」

 

言われるまま、来客用の椅子と思われるそれに腰かけた。自宅以外でこういったものに座るのは初めてだが、おもてなしの心なのか、とても座り心地が良い。改めて自分が放り出された部屋を見渡してみると、箒を作る工房のようだった。しっかりとした石造りで、何年もこの場所を守り続けて来たことがうかがえる。

エイブルの話はこうだった。何百年も前のある日、スパドモア社の前身である一人の職人のもとを、一人の魔女が訪ねてきた。そして、ふわふわと浮かぶ石を取り出すとこう言ったという。

「この『グラビ石』の技術をお教えしますから、その代わり、弊家の魔女がそれを必要とした時、箒を作ってやってください」と。その魔女によると、『必要とする時』は、その技術を継承していけば分かるように魔法をかけたらしい。

エイブルは何のきっかけもなくこの『約束』の存在を思い出したらしく、それはこの魔法のの効果だったのだろう。

 

「でも、なんでわざわざ、ホグワーツを通して、それもあんな分かりにくい表現で……」

「分からない。何故かそうした方がいい気がしたんだ。感覚に従うなら、徹底的にそうするべきだと思ったのでね」

 

いまいち納得できる理由ではないが、結局は正しいところに行き着いたのだから、これ以上追求する必要もないだろう。そう飲み込み、話は本題へと入っていった。

 

「それで、箒を作ってくれるってことですが……。わたし、箒はすっごく下手で……。——わたしなんかで良いんでしょうか?」

「ああ。約束だからな。幸いにも、我が社では現在『最強の競技用箒』の極秘プロジェクトが進行中でね。それの試作も兼ねて、性能は徹底的に追求しよう。今回は特別に君に合わせて作るから、量産品のそれよりも力を発揮できるかもしれん。

そうそう、このことは一切他言しちゃならんぞ。『極秘』のプロジェクトだからな」

「は、はいっ……! ありがとうございます!」

 

『最強の競技用箒』を作ろうという者が、自分に合わせて箒を作ってくれる。なんと頼もしいことだろうか。

早速、裏庭のようなところに案内され、箒を渡された。それで飛ぶ様子を見て、わたしの飛行能力のバランスを確認するという。建物の周りはトウヒの木で埋め尽くされた森林が広がっていた。この地域がシュヴァルツヴァルト——『黒い森』と呼ばれる所為だ。

渡された箒に跨ると、すでに学校の『流れ星』とは格が違うことが感じられた。

しかし、下手なものは下手である。およそ安定感があるとはいえないわたしの飛び方を見て、エイブルは苦笑している。箒だけで飛べるようになるのが理想なので、ミーティスの魔法による補助は用いなかった。箒に捕まっているだけでも精一杯だった。

エイブルは飛び方を見ながら、紙に何か書き込んでいるようだった。このとても人様にはお見せできない惨状を見て、何かわかることでもあるんだろうか。一分ほど経って、降りてくるように合図があった。気を抜くと、箒はこれ以上乗せていられるか、とばかりにほぼ真っ逆さまに地面に向かった。

 

「こんなんで、大丈夫なんでしょうか……?」

「大丈夫だ、問題ない。一度、今回得た情報をもとに箒を作る。それでもう一度試運転をして、さらに調整を加えようと思う。一週間ぐらい経ったら、また来てくれ」

 

どうやら後日また伺う必要があるらしいので、転移魔法の目印となる魔力の塊を設置しておいた。

一言お礼を言い、転移魔法で姿を消す。煙突飛行で来たのに転移魔法で帰るのはよく考えれば不自然であったが、まあ大した問題ではないだろう。

帰宅してすぐ、アリスに報告をした。

 

「ここまでくると、もう何がわかっても驚かないんじゃないかって思えて来るよ……」

「アルーペにとって悪いことではないのですから、良いのではないでしょうか。箒で空を飛ぶなんて、いかにも魔女、って感じじゃないですか。魔女らしいアルーペも見てみたいと思います」

「ほんと?」

 

魔女らしい、かぁ。たしかに、杖から光線を放つのも魔女らしいといえば魔女らしいが、あまりフレンドリーな魔女とはいえなさそうだ。キキちゃんだって、その世界での魔女はもはや空を飛ぶことぐらいしかできなかったと言っていた。

キキちゃんといえば、今年の夏は、やることが盛りだくさんだ。こんな時、アリスはとても頼りになる。さっそく、『友人の力になる何か』はないか、とアリスに尋ねた。

 

「確か、クリスマスに別のご友人から魔法の参考書を貰っていませんでしたか?」

「そういえば、ハーちゃんからもらったね。でも、わたしにはちょっと難しくて……」

 

側から見ればわたしの魔法の腕は優れているようにも見えるかもしれないが、それはミーティスの魔法によりバリエーションが増えていてそう見えるだけだ。ハーちゃんと比べれば、単純な腕では劣っているかもしれない。

そして、それはキキちゃんも同じだ。そんなに難しい魔法を使いこなせそうには思えない。アリスもそう察したのか、別角度の提案を追加してくれた。

 

「では、ご友人さんの強みを活かせるような魔法を作るというのはどうでしょうか。ちょうど、エイブルさんが作ってくれるという箒のように」

「なるほど! でも、キキちゃんの使える魔法が、わたしに作れるかな……。『こっち』の魔法ならできないこともないけど……」

「似たようなものなんじゃないですか? 『こっち』の魔法の自作だって、独学でやってのけたじゃないですか」

 

いや、違う。たしかに自分は魔法の自作をやってのけたが、一番頼りにしたのはアリスである。アリスは自分よりこの魔法を理解しているのではないかと思うほど、的確で正確な助言をくれた。今は亡き母親としての役目を、しっかり受け継いでいたのだ。

しかし、今回の件では残念ながらアリスの助言が得られる可能性は皆無。記録の限り、ミーティスが初めて挑む魔法なのだ。たとえ母親が生きていても、自分と同じゼロからのスタート。多少効率がいい程度だろう。

それに、『こっち』の魔法の自作は、近代化により効率化された状態でのものである。ミーティスの魔法はその性質上、不思議なほどコンピューターと相性がよかった。簡単な試験程度なら、仮想空間で行えるのだ。対し、これから挑もうとしている魔法はあまりにも抽象的なもので、コンピューターでの処理どころか文字に表すことさえも困難である。全て、己の頭の中で完成させなければならない。

悩んでいると、アリスは突然言った。

 

「アルーペ、ミーティス家の魔法がどういうものであるかはご存知ですね?」

「どういうもの、というと……?」

「世界中の魔法を『取り込む』ことで発展した、ということです」

「あぁ、うん、知ってるよ。でも、最近では全く、って……」

「アルーペがその技術を復活させるのです」

「えっ、ど、どういうこと?」

 

いまいち話がつかめない。キキちゃんのためにキキちゃんの長所を活かした魔法を作りたい。でも、ミーティス家以外の魔法は作れそうもない。そういう話だったはずだ。その魔法をミーティス家のものにする技術では、逆ではないか。

 

「『あっち』の魔法をミーティスの魔法にできる、つまり、無理矢理にでも論理的に解釈できるようにするのです。

これができるなら、逆は簡単なはずです。ミーティスの魔法として作って、『あっち』の魔法に変換して、ご友人に教えることができます」

 

アリスは解説してくれたが、分かったような、分からないような。とりあえず、『あっち』の魔法を作るには、それを『こっち』の魔法と相互に変換できるようにするのが一番楽なようだ。

もっとも、比較的楽であるというだけで、それは簡単なことではないだろう。少なくとも、それに役立つ情報はここの書物にはなさそうだ。

 

「じゃあ、ホグワーツの図書館でそういう本を探してこないとね。あるのかどうかすら怪しいけど……」

 

とりあえずは目先の課題を終わらせてしまおう。予定表の翌週のマスに、『スパドモア社訪問』と書き込んだ。




ミーティス家ばかりかアリスさんの謎までが深まるD話でした。

必ずアルとセットのティーカップ
 特に意図があってこうしている訳では無いのですが、ハリポタ二次創作のオリ主ってだいたい紅茶に厳しいですよね。まあイギリスが舞台なので当然といえば当然かもしれませんが。

無属性に意識を集中
 いわゆる互換モード。魔法的な感覚を魔法界のものと合わせる感じです。

シュヴァルツヴァルト
 ドイツ南西部に位置する地域。トトリのアトリエのシュヴァルツラングさんを思い出した。同じドイツ語ベースですしね。
 ドイツの会社にしたのはかっこいいから。それだけです。(厨二病全開)

悩むアルーペ
 交通手段を考えますが、これはうp主の脳内そのままです。煙突飛行ネットワークの存在を忘れていたのも含めて。

ドーバー海峡
 1993年に鉄道用海底トンネルが開通しますが、この時点では1991年なので船、飛行機以外で渡ることはできません。

二時間以上かかる
 キキならファイアボルトと同じ240km/hぐらいは出るんじゃないかな。
 ちなみに原作では満月が昇るころから翌日の日の出までぶっ続けで飛んでます。そう考えると普通に飛ぶだけなら二時間なんて余裕ですが、アルーペはそれを知らないので、ということで……。

漏れ鍋
 2巻相当めにして初登場。一応アルさんも過去に行ったことはあります。
 酒場兼宿屋。まさしくRPGのそれですね。ユーディーのアトリエでは10000コールで永久使用権が手に入り、解約時には5000コール帰ってくるというぶっ壊れシステムでしたが。

グラビ石
 ふわふわと浮いているウソみたいな石。
 アトリエシリーズでもこれを使って空飛ぶ箒を作ることができます。そっちでは採取地で拾って手に入れますが、今作では、アルのご先祖さんが作ったことにしました。

極秘プロジェクト
 これによって作られたのが「アレ」です。実際に作ったのは息子のランドルフ・スパドモアだとか。
 分かる人には分かるんじゃないかな?

ミーティス家の魔法
 アリス「あらすじ読め」

眠い。誤字があれば報告お願いします。
アルにまともな飛行手段をあげる、ただそれだけだったんですが、偶然にもあの箒と関係してたり、この先のストーリーに繋げることもできたり……。書いてみると色々と面白いものです。

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