ハリー・ポッターと十六進数の女   作:‌でっていう

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第0B話 青い球

「ねえアル、これ、詳しく教えてくれる?」

 

やっとの事で既に暗くなった談話室に戻ると、キキちゃんは『それ』を取り出して聞いてきた。

 

「へへ、その質問、待ってたよ」

 

これは今まで作った魔法具の中でも相当な自信作だ。説明を通して自慢したくなっても許されて欲しい。

 

「ネビルくんが貰ってた『思い出し玉』、覚えてる? あれを参考にしたんだ。

それを持ってる人の状態を読み取って、なにかあったら決められた動きをするの。この球だったら、怖いとか、助けてほしいとか、そういう状態になったら、わたしに魔力で信号を発するようにね」

 

状態を読み取るというと『開心術』のような難しい魔法のように聞こえるが、これはもっと大雑把な『感情』を読み取っているだけなのでそこまで難しくはなかった。おまけ機能として、周囲の魔力反応などの観測データを送信することもできるようにしてある。

 

「なるほど、面白いわね。場所も分かるように?」

「場所は、わたしが探すの。転移魔法のときに、強い魔力とか、思い入れの深いものを目標にすることができるんだ」

「じゃあ、アル相手でないと使えないってことね。すごいのは分かったけれど、何でそんな、なんというか、戦闘グッズみたいなのを作ったの?」

 

そう、重要なのはそこである。なぜかと言えば、根拠のない危機意識がどこからか湧いてきた、というふわふわした理由なのだ。森であの既知感を覚えてから、それはさらに激しくなった。確実に自分たちは危険に近づいている、という感覚がある。そう説明したかったが、上手い言葉が見つからず、キキちゃんにはざっくりと説明することにした。

 

「簡単に言うと、『これ』が役に立っちゃうようなことが、起きるかもしれないってこと、かな……」

「……『前世』の記憶かしら。ケンタウルスの予言なんかよりはよっぽど信頼性がありそうね」

 

うん、やっぱり事情を知っているキキちゃんは理解が早くて助かる。そして、そのまま推理を進めてくれた。

 

「やっぱり、ポッターがさっき言ってたヴォルデモートって奴が関係してるのかしらね」

「多分、そう。そいつの名前を聞くと、わたしも怖い。理由はわからないけど……」

 

すなわち、そいつは危険であり、復活させてはならない。少なくとも、『石』は渡してはならない。結局、やるべきことは変わっていないように見える。しかし、キキちゃんはわたしがそれ以上のことを考えているということを察して、さらに問いかけてきた。

 

「それで、どうこの『球』を使うのかしら? 今回は特殊だったけど、危険なときはあなたの近くを離れるつもりはないわよ」

「えぇっと、そんなに頼られるとちょっと困っちゃうかも……。

とにかく、そいつがあの手この手で生きようとするなら、『石』だけ守っても時間稼ぎにしかならないんじゃないかな。その……ヴォルデモートはハリー・ポッターを狙っているんでしょ? ってことは、そいつはいつかハリーのところに出てくるんじゃないかなって」

 

つまり、悪く言ってしまえばハリーを囮に使うということ。上手くいけばそいつは倒され、ハリーもわたしも無傷。上手くいかなくても、何も対策を打たないよりはマシな結果に繋げられるはずだ。

 

「……じゃあ、その『球』をポッターに持たせたらいいのよね。どうやって?」

「うーん。そこが問題なんだよね……」

 

キキちゃんの指摘は的確だった。単純に持っててくれと渡したところで、怪しまれるに決まっている。教師が見れば、もしかしたらその効果がバレるかもしれない。荷物に忍ばせておいても、見つかってしまえば同様だ。そもそも、常時携帯する荷物というのもなかなかない。

怪しまれず、常に持っていてもらえる方法。そんなものはあるのだろうか? こういう時に限って、『前世』の記憶は仕事をしてくれない。 何か考えが浮かばないだろうか、自分の杖をくるくる回していた。そういえば、『無属性』の魔力もどうにもなってないなぁ——。

 

「あぁっ!」

 

突然、キキちゃんが叫んだ。何か考えが浮かんだのだろうか。

 

「杖よ、杖!」

 

言われてみれば、自分の杖についている五つの石は『球』にそっくりだ。なるほど、杖なら魔法使いたるもの、ひと時も手放すことはないだろう。しかし、この石は作るときに入れられたもので、そして外部に露出している。既存の杖で、しかも完全に埋め込むとなると、その性能を損なってしまうかもしれない。だが、疑問はまたもキキちゃんによって打ち砕かれた。

 

「長さが二、三センチメートルぐらい長くなったって、オリバンダーさん以外、誰も気づかないんじゃないかしら?」

 

天才か? 我が親友は天才なのか? なるほど、簡単な話だ。ヒイラギの木の持ち手の部分をそのまま伸ばしたような部品をつくり、そこに球を埋め込んで隙を狙ってくっつければよいのだ。

計画はすぐに実行に移された。幸いにも、女子が男子の部屋に入ることは認められていた。寝ている間に杖に細工をするのは容易かった。『森』には手を出したくなかったので、自宅周辺の木でハリーの杖に一番色が近いやつを材料に使った。

翌日、遠目にハリーの様子を確認したが、どうやらバレてはいないようであった。作戦は成功と言えるだろう。

 


 

六月になり、まもなく学年末試験の時期がやってきた。しばらく前にマクゴナガル先生が言っていた通り、筆記試験では専用のカンニング防止魔法がかかった羽ペンを使わなければならず、使い慣れた万年筆は使えないようだ。

まあ、知識問題に関しては最悪杖の記憶という『バレなきゃ不正じゃない』を地で行く技が使えるし、そうでなくても論理的に考えれば間違えようのない問題ばかりであった。解き終わってもかなりの時間が余っていたが、暇だし暑いので机に突っ伏して寝てしまった。

実技試験もあった。『忘れ薬』を調合しろという試験で、面倒なのでさっさと終わらせてぼーっとしていたらスネイプ先生に不正ではないかと疑われてしまった。材料を正確に計りとるのに魔法を使うことは不正ではないはずなので大丈夫だと思いたい。

最後の『魔法史』は当然暗記科目なので敵ではないのだが、むしろ記憶の情報過多のせいでどれほど詳しく答案に書けばいいのかを迷うことになってしまった。適当に書いたら最後の数行の文字を最初の方の半分の大きさで書かないと回答用紙の枠に収まらないという事故が発生したので、これは要反省だろう。書き直す余白など当然なく、どうしようもないのでふて寝した。

 

「やめ! 羽ペンを置きなさい」

 

よし、成績通知まで、一週間の自由を手にしたぞ。

 


 

「思ったよりずーっと易しかったわ」

「そうね。あたしが勉強したうちの、半分ぐらいは無駄になったわけよね」

「試験に出なくても、いつか役に立つ時はくるわよ。たぶん」

 

湖のほとりで寝転がっていよいよ高くなってきた陽の光を浴びながら、ハーちゃんとキキちゃんが隣で話していた。しかし、わたしはとてもその会話に参加する気分にはなれなかった。

 

「アル、どうしたの?」

「なにか、忘れてる気がするんだよね……」

 

ハーちゃんは、それは試験のせいだ、と言った。ハリーも同じように傷の痛みを訴えていたらしい。しかし、この不安感はそう簡単に説明がつくものではない。絶対に思い出さなければならない、重要なことを忘れていると直感が訴えている。そして、わたしには『直感』を信じる理由がある。

 

「それよりも私、さっきの大問二の三番、間違っていたような気がしてきたわ。答え合わせをしましょう」

「もう終わったことでしょ。そもそもあたし、答えを覚えてないわ。

仮に覚えていたとして、たとえばここを間違ってました、なんてハグリッドに伝えたところで、誰も喜べないんじゃないかしら」

「そう! ハグリッド!」

 

そう、それだ。キキちゃんにはまた感謝しなければならないらしい。

 

「おかしいよ! ちょうどドラゴンが欲しかったハグリッド先生のところに、都合よくそれを持った人が出てきて……」

「あぁっ! アル、ナイスだよ! 言われてみれば——そうよ。そんな違法なものが簡単に手に入るはずがないわ。それってつまり——。

ハグリッドに会いに行かなくちゃ!」

 

わたしが思い出すと同時にキキちゃんも気づいたようなので、自分の手を掴むように目線で伝えた。察したキキちゃんがハーちゃんの手も同時に掴んだことを確認したら、間髪入れずに転移魔法を発動。次の瞬間にはハグリッドの小屋の前に立っていた。『ホグワーツの歴史』に校内で『姿現し』はできないと書いてあったせいかハーちゃんは困惑を隠せていないようだが、気にしないことにして小屋の戸を叩いた。

 

「よう、試験は終わったかい? お茶でも——」

「ちょっと、お茶を飲んでる暇は無さそう。ハグリッド先生、ドラゴンの卵をくれた人、どんな人だった?」

「わからん。ずっとマントを被りっぱなしだったからな。珍しいことじゃねえ。『ポップズ・ヘッド』にはそんなのはいくらでもいる」

 

いくらでもいるならいくらでも疑っていてほしいものだが、今更文句を言っても仕方がないので、聞き込みを続ける。

 

「それで、その人となんか話した? 学校のこととか!」

「おう、何か話したかもしれんな……。次々酒を寄越してきたからあまり覚えとらんが……。

まず、俺が『領地の番人』だと——。んで、なんか飼ってる動物はあるかって——答え切れるほど少なくないがな——本当はドラゴンが欲しかったって——。

そしたら、ちゃんと飼えるならやってもいいって条件をつけてきたから——三頭犬なんかに比べちゃ楽勝だって——。結局ちゃんと飼えなかった。申し訳ないなぁ……」

 

三頭犬。この番人は確かにそう言った。ドラゴンを持った怪しい人間の前で、自分は三頭犬に関わっていると白状してしまったのだ。

 

「それで、その人は三頭犬に興味を持ってた?」

「そりゃそうさ。あんなのはホグワーツにだってそうたくさんいるもんじゃない。だから俺は言ってやったさ。宥め方さえ知ってれば簡単なものだ、ちょいと音楽を聴かせてやればすぐお寝んねしちまうって——」

 

あーあ、やっちゃった。ハーちゃんとキキちゃんはもちろん、ハリーやロンまでもが同じ顔になっていた。

 

「いかん、これはおまえたちに話しちゃいけないんだ!」

「ぐずぐずしてる暇はないわ! アル、マクゴナガル先生がどこにいるか分かる?」

「どこへ行くんだ! 忘れてくれ——」

 

小屋を転がり出て、すぐにホグワーツに向けて空間探知の魔法を使った。マクゴナガル先生の魔力は比較的強力だし波長も把握しているので、城の中にいると分かっているなら見つけるのは容易だ。しかし、問題は残っている。風属性の魔力は先ほどの転移でほぼ使い切ったので、しばらくは転移魔法を使えそうにないのだ。

 

「あのへんにいるっぽい! 走るよっ!」

 

庭をまっすぐ横切り城に突っ込む。脳内地図をもとに目的地への道を探し、最短距離で向かおうとする。しかし、動く階段が行く手を阻む。ほかの道を——回るより階段が戻ってくるのを待つ方が早いか。ようやく道が繋がって駆け出したとき、肝心なことを忘れていたことに気づかされる。

 

「そんなに走ると危ないですよ。いったいどうしたというんですか?」

 

そう、マクゴナガル先生は生きたヒトであり、自らの意思で移動するのだ。決して探知した場所でおとなしくじっとしている訳ではない。逃げられるでも行き違うでもなく、目の前に現れてくれたのは不幸中の幸いだった。

 

「ダンブルドア校長にお目にかかりたいんです」

 

どうやら真っ先に口を開いたハーちゃんは、マクゴナガル先生ではなくダンブルドア校長に伝えることを考えていたようだ。マクゴナガル先生を頼るのが常になっていたわたしやキキちゃんにはなかった発想だったが、今回はそっちの方がよいかもしれない。

 

「ダンブルドア校長に? 何故?」

「ちょっと、大変なんです」

 

このキキちゃんの答えは先生に深刻さを伝えるには不十分だったようで、ふざけていると解釈されてしまったのか、マクゴナガル先生は冷たく言い放った。

 

「ダンブルドア校長は、魔法省からの緊急の呼び出しで、ロンドンへと発たれました」

「こんな肝心なときに、いらっしゃらない?」

「偉大な魔法使いは多忙でいらっしゃるのです。あなたたちの用事に構っている暇は——」

「『賢者の石』より、魔法省の方が重要なのですか?」

 

キキちゃんは決心したように最重要語句を吐き出した。これはしっかり効果があったようで、マクゴナガル先生は面食らって持っていた本を床に落とした。足にぶつかったら痛そうである。杖を一振りし、散らばった本を一箇所に集めておいた。

 

「誰かが確実に『石』を盗もうとしてます。それも、恐ろしいことにもうあと一歩のところまで来てるみたい」

 

マクゴナガル先生は迷っている様子だった。さすがにわたしたちがそんなつまらない嘘をつくようなメンバーではないことに気づいているのだろう。そして、事実のみを語った。

 

「校長は、明日までお帰りになりません。安心してください、『石』はあなたたちが想像する以上に、しっかり護られています」

 

マクゴナガル先生はそれだけ言うと、綺麗に積まれた本を拾って去っていった。事態はより悪化した。もう対応してくれそうな先生はいない。ダンブルドア校長が追い出された今、『石』は完全に無防備の状態となってしまったいうわけだ。

 

「『石』が盗られるとしたら、今夜ね」

「でも、私たちに何が——」

「ごきげんよう」

 

ハーちゃんが言い切る前に、背後からいやに抑揚のない挨拶が飛んできた。振り返れば、容疑者の一人であるスネイプ先生が立っていた。警戒されているのを知っているのだろうか。

 

「こんな良い天気の日に何故こんなところでコソコソしている? 何か企んでいるように見えるのではないか? もしそうなら——もっと慎重に頼みますぞ」

 

最後に付け足された一言の真意を理解できた者はいなかったが、スネイプ先生はそのまま立ち去った。

とりあえず、状況は深刻だ。談話室に戻ってこの件をハリーとロンにも伝えると、職員室を見張ろう、という結論に至ったが、いざ実行すると怪しまれてしまい、挙句に五十点の減点を食らうはめになったので数分で中断せざるを得なかった。

 

「まったく、こういう時に限ってジジはどっか行っちゃうんだから……。で、どうするのよ」

 

猫に見張らせれば怪しまれない、と考えたキキちゃんだが、それはできそうにないらしい。それ以外に、何か方法はあるか。この問いに、『生き残った男の子』は躊躇なく最終手段を投げつけてきたのだった。

 

「僕は、今夜ここを抜け出す。『石』をヴォルデモートより先に手に入れる」

 

こいつは正気か? 入学当初は『生き残った』だけの魔法の使い手なのかとも思っていたが、どうやらそうではないようだし、トップレベルの魔法使いたちの魔術が防衛する『石』を、そう簡単に手に入れられるはずはないだろう。それに、次に夜中に抜け出すようなことがあれば、退学にされるほどの教師の怒りは買っている。

しかし、それだけの理由でこの少年を止めるのはそれ以上に難しそうだ。ここはどうにか、無理矢理にでもこいつの作戦を成功に導かなければならない。まあ、こういう時こそ、『球』がその真価を発揮してくれるんだけどね。

 


 

「ねえアル、本当にやるのかしら?」

「なんで? そうするのが一番手っ取り早いよ?」

 

夜の寝室。ハーちゃんの姿はない。ハリー達についていったのだ。こっちはこっちで作戦の手順を確認しているが、キキちゃんは不安そうに聞いてくる。

 

「呑気ね。相手は世界を恐怖のどん底に沈めた闇の魔法使い、らしいわよ? いくらアルでもそれは——」

「大丈夫。危なくなったらすぐに逃げてくるよ」

 

納得はしてもらえなかったようだが、信じてもらうほかにない。使うことになりそうな魔法の構成を再確認しながら、『球』から伝えられてくるハリーの心理状況を監視し続ける。

 

「ただ待ってるだけっていうのも暇だね……。ちょっとした驚きとかはあるみたいだけど、まだ危険な状況って訳でもないみたい」

 

ヴォルデモートと対峙する時が来たら、大幅に心情が変化するのは確実だ。恐怖を待っている、というと聞こえが悪いが、それを合図に乗り込む手筈になっている。

 

「ちょっとどうなってるのか気になるわね」

「場所はわかるから今すぐ行けないこともないよ?」

「遠慮しておくわ。覗き見るだけとか、できないのかしら?」

 

視覚情報を転送するだけ——。そんな術が存在しない訳ではないだろう。しかし、今の自分にできるかどうかといえば、それは不可能だ。改良でギリギリできるようにはなるかもしれないが、それではいざという時に転移魔法やその後の防衛魔法の展開ができないので無意味だ。

 

「魔力不足、はやくどうにかしないとね……」

「最大値を上げるんじゃなくて、回復速度を上げる、ってことはできないのかしら?」

 

ここでキキちゃんからの提案。なるほど、そういう方法もあったか。回復速度の向上、それを実現するための術を考えてみる。しかし、覚えている範囲では手段はなさそうだった。自宅の図書館ならきっと何か手がかりがあるなので、次の休暇の課題はこれで決まりだ。

 

「いちおう、『袋』を通して家の近くの魔力を受け取ることはできてるから、これをもっといい感じにすればいいのかな?」

 

ネットワーク越しでの魔力供給。実用化できればかなり便利だろう。タンクのようなものを接続しておけば単純に魔力量の底上げもできる。

 

「……一人脱落したみたい」

「ちょっと、それは大丈夫なの!?」

 

ここで『球』の周囲の魔力反応が一つ減ったという通知が送られてきた。というのは、ハリーの周囲の人間、つまりハーちゃんかロンのいずれかがハリーの近くを離れたということだ。いよいよ穏やかではなくなってきた。ハリーの心情の揺れはそこまで大きくなかったので、命に別状はないと信じたいが……。




一見アルさんが強すぎるように見えなくもありませんが、特殊な使い方をしているだけで、魔法自体はまだハーマイオニーの方が強いと思います。

ぺ、ペ
 どっちかがカタカナのはずなんだけどiOSじゃ見分けつかない

離れるつもりはない
 あら^〜
 あっ、必須タグが要るような展開にはなりませんよ。したいのは山々ですが

ドラゴン
 ヴォル「ドラゴンを餌に三頭犬の突破方法聞き出すで」
 ハグリッド「こいつを賢者の石の防衛に使おう!」
 ヴォル「無理ぽ」
 となる可能性は考えなかったのか

試験
 座学においては杖に記憶を保持しておけるアルーペの圧勝です。
 実技ではハーマイオニーには敵いませんがね。

『六月になり』を6月2日に書けたため、なんとか作中と同じスピードで……って、それじゃあ7年かかっちゃうんだよ!

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