旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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更新滞ってすみません……。

最近辛い事が多すぎて、ギャグが書けないんです……。


560話 催眠アプリ その8

「よくわかんないんだけどさ」

 

「what?」

 

「催眠って、かけられて嬉しいの?」

 

「Admiralにされるなら、嬉しいわよ?」

 

「そう言うもんなの……?」

 

暦的には秋の終わり頃。

 

が、実際は、夏の暑さなんてもう忘れたと言わんばかりの急な寒さの真っ只中。

 

秋……?秋どこ……?

 

夏から冬にトグルスイッチで切り替えたみたいな気候やめちくりー。

 

まあ良いや。

 

それならそれで、楽しめば良いし。

 

俺は、アイオワと一緒に、裏山で焼き芋を焼いていた。

 

ついでに、アウトドア用のコンロでコーヒーを淹れている。

 

倒木に腰掛ける俺の装いは、いつものようにジーパンに半袖シャツのラフなそれ。

 

一方でアイオワは、いつものチチシリフトモモついでにおへそとワキの全開のものスゲー艤装ではなく、ファーコートを着込んでいる。

 

もちろん、艦娘がちょっと寒い程度で肉体にダメージを受けるなんてことはないのだが、彼女達にも当然、常識はあるのだ。

 

えっ、無い?

 

雲龍が艤装のままその辺をぶらついてた?

 

ははは、そうですね。

 

……ッスゥー、そうですね。

 

まあ……、良いよ、服を着てくれているだけで立派じゃんかよ。

 

とにかく、常識のある艦娘は、季節に相応しい装いをするのだよ。

 

そんな晩秋の装いのアイオワは、俺の腕を抱くようにくっつく。

 

「催眠って言うより……、may be……、そう、構ってもらえて嬉しい!みたいな?」

 

「いやそんなん、構って欲しいならいくらでもお相手するんだよな」

 

「自分から構って!って言うより、Admiralからapproachをかけてもらう方が嬉しいの!」

 

「それって……、女心ってコト?!」

 

「そうよー。でも、Admiralはその辺、ちゃんと分かってくれてるから素敵よね❤︎」

 

アイオワの、アメリカ人女優もかくや、という大きなおっぱいが、俺の腕に押しつけられる。

 

アイオワは、こういうのを天然でやってくるから恐ろしい。

 

本人は一切意識していないし、誘惑しているつもりはないのだが、完全に男を誘う仕草になってしまっている。

 

童貞であれば、「この子は僕のことが好きなんじゃないか?」と信じ込んでしまうような感じ。

 

このウルトラサイズのデカ乳デカ尻を、男友達……、いや、家族か何かのようにくっつけてくるのだ。

 

距離感が近い!

 

そして、髪からふわりと香る香水の匂い。

 

これは……、シトラスかな?

 

良いねえ。

 

「Admiralは、なんだかんだ言ってMe達のことをちゃんと分かってくれてるものね」

 

「いやいや、そうでもないさ。人と人は分かり合えない」

 

「そうかしら?貴方にしては寂しい言葉ね」

 

「だが、分かり合えずとも、知ることはできるんだ」

 

「……ふむふむ」

 

「話し合って、同じ時を過ごして、互いに笑い合う。そうしなければ、相手のことなんて分からないんだ。目と目を見ただけで分かり合えるなんてあり得ないし、コミュニケーションを尽くしても衝突することはある」

 

「含蓄のある言葉ね。あなたの人生経験からくるものなの?」

 

「そうだな。……まあほら!これからもさ、いっぱいお喋りしようよ!俺、アイオワの事をもっと知りたいし、アイオワにも俺のことをもっと知って欲しいんだ」

 

「ふふ、そうね、そう。Meも、Admiralのことをもっと知って、もっと仲良くなりたいわ」

 

ああ、良いな。

 

こういう関係。

 

「……でも、それはそれとして」

 

「ん?」

 

「AdmiralがMeを操れるなら、どんなことさせたいの……?」

 

そーーーんなんもちろん。

 

「おっぱい揉みたい!!!!!!!」

 

「正直ね!良いわよ!」

 

わーーーい!!!!

 

おっと……、芋が焼けたな。

 

 

 

午後。

 

薪ストーブに火が灯された部屋。

 

優しい暖かさに包まれながら、俺は、アークロイヤルに耳かきをされていた。

 

「ふふっ、どうだろうか、Admiral?」

 

「あぁ^〜、良いっすねぇ〜」

 

耳かきの音が聞こえる。

 

ガタゴト、ガタゴトと……。

 

「……あの、Admiral?」

 

「何かな?」

 

「なんか……、銃弾が出てきたんだが」

 

耳から銃弾が?

 

「sorry、聞こえないよ!耳にバナナが詰まっていてね!」

 

「え?」

 

「いや、うん……、まあ、そんなこともあるでしょ。むしろ銃弾は当たりだよ」

 

「当たり外れがあるのか(困惑)」

 

そんな感じで、耳かきは続く。

 

ドンガラガッシャンと耳かきの音が続く……。

 

「うわ?!ちょっと、待て!待て待て!!!」

 

「ん?どうしたの?」

 

「み、み、耳からゲーム機のコントローラーが!!!」

 

アークロイヤルの手には、箱入りの正規品PS4コントローラーが。

 

「あー、まあ、そんなこともあるよ」

 

「ないだろう?!!耳の穴の大きさと比べて全然違うだろうが!!!」

 

「よくある、よくある」

 

「無い!!!!」

 

ンモー、常識にとらわれてはいけないんだゾ。

 

「よし、では、耳かきのお礼に……、催眠ビーム!!!」

 

俺は、スマンホホをアークに向けた。

 

「なっ……?!」

 

お?

 

「ぅ、ぁ……、あー!!!な、な、なんだか、Admiralの言う事を聞きたくなってきたぞ〜?!!!」

 

オッ、露骨ゥー!

 

全然効いてないっすね。

 

流石は艦娘、精神防御はバッチリだぜ!

 

よし、では……。

 

「お腹見せて」

 

と言ってみた。

 

「お、お腹?普通は、その、胸とかでは……?」

 

「身体を観たいわ!この子のお腹をみせてちょうだい!」

 

「そ、そうか……?分かった」

 

ペロンと捲られた服。

 

お腹は……、オオッ!

 

そうなんですよね。

 

アークちゃんはね、他の空母ならぬ食う母達と違って、引き締まってるんですね。

 

いやぶっちゃけ、可愛ければ赤城くらい太っててもバリバリ抱けるので問題はないのだが。

 

いやーこれ、見てくださいよ。

 

やっぱ見るな、アークは俺のものだ!俺のものだ!

 

とにかく、アークの腹筋は、縦割れと仄かな横割れがあり、綺麗だ。

 

何かこう……、筋トレを頑張り過ぎたグラビア女優?いや、女性アスリート?って感じ。

 

「ええやん!なんぼなん?」

 

「Admiralならタダだぞっ!」

 

そうなんだ!すごいね!

 

アークの腹筋に頬擦り。

 

「ひゃああん❤︎」

 

うーん、白磁のような美しい白肌、赤ん坊のように瑞々しい感触。

 

全ての女性が羨むようなとんでもない美しさだ。

 

「Admiral……❤︎いけない人だな……❤︎」

 

「味も見ておこう」

 

「え?」

 

「ペロッ!これは青酸カリ!」

 

「ひゃ……あんっ❤︎」

 

foo↑!!!!

 

「Admiral……❤︎そこは、貴方の子を作る場所だぞ……❤︎」

 

そう言いながら、己の下腹部を撫でるアーク。

 

「えっ、子供はちょっと……」

 

毎回言ってるけど、楽しく恋愛とセッ!はするけど、子供ができるのは困るんだよな。

 

柵とか、面倒とかもあるけど、なによりも俺は人の親になれるような立派な人じゃない。

 

「遠慮するな❤︎」

 

「あっちょ待っ、パワー!パワー強い!」

 

パパパッパッパパワー!!!!

 

「んん……?ふふっ❤︎なんだ、Admiralももう、準備万端じゃないか❤︎」

 

「あーこれはいけません!催眠ビームだ!ン拒否するゥ!!!」

 

「知らんな」

 

あっ!スマンホホさーーーん!!!

 

スマンホホさんが殉職なさった!!!

 

これは……、面倒なことに……、なった……。

 

 




アイオワ
チチもケツもデケェなぁおい。

アークロイヤル
くっころ!

旅人
スティンガーではない。

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