旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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決定的に笑える訳じゃないけどちょいちょいクスッと笑える程度の物語、それが旅人提督なんだね。




510話 fall kanmusu

最近、fall guysが流行ってるじゃん。

 

「うちでもやろうか」

 

「それは良いのですが……」

 

「ん?どうしたの?」

 

「何故衣装が、水着やバニーガールなのですか?」

 

「いやー、まあ、多少はね?」

 

「多少は?」

 

「でも今は、そんなことはどうでも良いんだ。重要なことじゃない」

 

 

 

fall kanmusuの始まりだ!

 

レギュレーション説明!

 

艦娘には、全身に、それぞれに対応した適切な重りを付けてもらって、動きの速さを全員一定にしてあるぞ!

 

できることは、「高さ2mのジャンプ」と「人やものを掴む」こと、それと「走る」ことだけ!

 

さあ、頑張ってくれ!

 

艦種ごとに分けてやります!

 

揚陸艦や航空巡洋艦などは、近しい体格の艦種に混ぜます!

 

まずは海防艦〜駆逐だ!

 

「はい、よーい、スタート」

 

「「「「ふぉー!」」」」

 

艦娘が一斉に走り出す!

 

でも、重りのせいでよちよち歩きだ。

 

かわいいね。

 

「ふぉー!おらっ!死ねっ!」

 

おーっと!望月が前を走る睦月に掴みかかった!

 

「わ!うわわっ!」

 

睦月が転んだ!

 

「へっへっへ!」

 

望月が走り出そうとするが……。

 

「このーっ!」

 

「あっちょっ、倒れてる時に掴むなーっ!」

 

「きゃあ!私を巻き込まないでよ?!」

 

わあ!泥沼!

 

女の子がくんずほぐれつしてるだけで幸せな気持ちになるな。

 

心が豊かに……、いや、ぴょんぴょんする。

 

心がぴょんぴょんするぞ。

 

心ぴょんぴょん。

 

かと言ってスタバは爆破しないが。

 

子宮全摘もしないが。

 

うるさいですね……。

 

さて、くるくる回転する壁、上から落ちてくる人間大の玉。

 

さあ、どうする?

 

「えい」

 

おっ?時雨?

 

回転壁に捕まったが、どうするつもり……、って、おおっ!

 

回転壁に大玉がぶつかり、回転壁がグルグル回った!

 

その回転の勢いに乗って、いくつかの障害物を飛び越え大ジャンプ!

 

「ふふっ、お先に失礼するよ」

 

さ、流石は知将時雨……。

 

賢い!

 

「ふぉー!みんなおっそーい!」

 

島風が先行しようとするが……。

 

「行かせないわよ!」

 

「きゃわー!」

 

天津風に捕まる。

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!はーなーしーてー!!!」

 

「駄目よ!私が一位になって、提督を一日独占するの!」

 

えっ、何それは。

 

そんな商品を用意した覚えがないんですがそれは……?

 

「はあ?!駄目だよ!提督は私とかけっこした後に、夜のかけっこ(意味深)するの!」

 

夜のかけっことは……?

 

「うるさーい!とにかく先には行かせないわ!」

 

あ、巨大ボールに二人とも巻き込まれた。

 

「「ぎゃああああーっ!!!」」

 

悲鳴を上げているけど怪我とか痛みとかはないです。

 

実際安全。

 

そうこうやっているうちに、時雨が王冠を掴み取った。

 

 

 

次は、戦艦が、坂の上からクソデカフルーツや棒が転がってくるステージを登る。

 

「スタート!」

 

「「「「ふぉー!」」」」

 

どれ、どんな感じかな?

 

「「ぐぬおおおお!!!」」

 

うわ、長門と武蔵がぶつかり合ってる。

 

「提督一日独占権は渡さん!」

 

「こっちのセリフだ!」

 

すげー……。

 

「提督を独占して、一日中甘やかしてもらうんだ!」

 

「えっ」

 

「あっ」

 

あー……。

 

その……。

 

前に幼児退行して甘えた時のアレが相当気持ち良かったらしく、また赤ちゃんプレイがしたいそうだ。

 

まあ、俺は構わないけどさ……。

 

「その……、ぶっちゃけ引く……」

 

武蔵はドン引きしている。

 

「………………」

 

長門は、自らの失言に固まっている。

 

そこにクソデカスイカ。

 

「「あぁああああ!!!」」

 

落ちてった……。

 

「えーいっ!」

 

お、榛名は上手いなー!

 

金剛型はフィジカル面が強い上に、器用さも高い。

 

筋力と技量に振った上質戦士ステだ。

 

だから、この手のアトラクションには強い。

 

その後ろでは……。

 

「は、離せこの資本主義者め!」

 

「ふふふ……、先には行かせないわ!」

 

ガングートがアイオワに妨害されている。

 

「+$♪☆○%〒々々×!!!」

 

「☆☆♪♪○*$€÷〆・○*!!!」

 

ああ……、それぞれが訛りの強い母国語のスラングで罵倒し合っている。

 

醜い争いだ……。

 

そうしているうちに榛名が優勝した。

 

 

 

次は巡洋艦。

 

細い道を巨大ボールや押し出しスライド壁、回転ハンマーなどの妨害を避けながら先に向かう話だ。

 

「スタート!」

 

「「「「ふぉー!」」」」

 

「提督の腕枕でお昼寝するぞー!」

 

と、加古。

 

願望が可愛いね。

 

「提督に私の考案したド変態イメージプレイをしてもらうんです!」

 

と、鹿島。

 

あのさあ……。

 

「うぉらー!」

 

おお、大井っちは上手いなー。

 

「おやおやー?大井っちったら、結構本気だね〜?そんなに提督に構って欲しいのかな〜?」

 

精神攻撃してくる北上。

 

「な、なななっ?!!!そ、そんなことないです!!!」

 

「えー?じゃあ何でそんなに本気出してるの〜?」

 

「い、いえ、こ、これは、その……」

 

「大井っちも、長門さんみたいに甘々に甘やかして欲しいのかなぁ〜?」

 

「そっ、そんなこと……」

 

「いやいや、良いと思うよ私は〜?でも、勝つのは私だよー!」

 

大井に掴みかかった北上。

 

「ああっ、北上さん!」

 

「あーーーれーーー」

 

北上はハンマーに弾かれて落ちていった。

 

そうこうしているうちに鹿島が優勝。

 

えっ、その、困る……。

 

だって、またXVi◯eosにエロ動画を投稿するんでしょ?

 

俺が竿役で。

 

困る……。

 

 

 

さて……、総評として。

 

妨害有りだと艦娘達は嬉々として潰し合うことが分かった。

 

大丈夫これ?

 

チームワークとか……?

 

「いえ、遊びは全力で楽しむと言うだけで、戦場で足の引っ張り合いをするつもりは毛頭ありません」

 

とのこと。

 

「プライベートでは仲良くしてる?」

 

「大丈夫です、問題ありません」

 

なら良いんだけどね……。

 




時雨
旅人は、白露型に囲まれて輪姦された。

榛名
一日中セッッッ。

鹿島
某エロサイトに新作動画を投稿、ネットAV界に新たな風をもたらす。

旅人
まあ別にセッッッは構わないけど、普通にデートしたりしようよ、と思っている。

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