旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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えー……、現在、リアル事情が死ぬ程忙しいです。

旅人の方は中々ペースが遅いですが、更新は頑張るので見捨てないでね。


475話 異種族をレビュー 後編

旅人は、一週間、俺達とサキュバス店巡りしてレビュー書くそうだ。

 

全く、あんな可愛い嫁さんを、ロリからおねーさんまで選り取り見取り二百人近く揃えておいて、サキュバス店に行こうってんだからヤベーよなこいつ。

 

「なんなら代わってやろうか?毎晩寝る間もないくらいに逆レイプされまくるけど」

 

「地獄かな?」

 

昔行った低級淫魔の群れみたいな感じか?

 

「毎晩二リットルは精液を搾られてるよ」

 

「良く生きていられるなお前……」

 

「ははは、まあ、慣れだよね……」

 

そう言った旅人の背中には、どこか哀愁が漂っていた。

 

「だから今回は俺から攻められる感じの女の子が良いなー!」

 

 

 

今日はサキュバスムービー……、旅人が言うところのAVを仲間内でやり取りする日だ。

 

『にゃあん❤︎にゃーん❤︎』

 

「猫獣人のマタタビプレイ!どうだ!」

 

「1000G!!」

 

「1500G!!」

 

「2000G!!」

 

このように、手持ちの、見飽きたサキュバスムービーを仲間内でオークションするのだ!

 

「旅人は買わねーのか?」

 

「買ったの見つかったら嫁の逆レイプが酷くなるから……」

 

「おお、もう……」

 

「お、次は俺のサキュバスムービーだぞ!」

 

「え?」

 

旅人の売るサキュバスムービーとは?

 

『あんっ❤︎提督ぅ❤︎』『あは❤︎凄いでち❤︎』『ギンギンっぽい❤︎』

 

「艦娘と俺の大規模乱交ムービー」

 

「お前……」

 

自分出演のサキュバスムービーを売りさばくって、こいつどう言う神経してんだ?!

 

あっ、でも良いなこれ!

 

このレベルの女の子をこんだけの数揃えるって生半可な予算じゃできねーもんな!

 

ハーフリングみたいなロリから、ミノタウルスみたいな巨乳まで揃えてハーレム大乱交!

 

かなりレアな映像だなこりゃ!

 

「えー、このムービーは複製品がいくらでもあるので、一本5000Gで欲しい奴に売りまーす」

 

と旅人。

 

いや売りまーすってよぉ……。

 

………………。

 

……後で買うか!

 

 

 

さあ、旅人とレビューだ!

 

オーガだ!

 

『店舗名:鬼の角亭

指名嬢:レッドオーガちゃん

 

点数:7

 

ちょっとガサツっぽくて力が強いんだけど、更に強い力で押さえつけて挿入するとメスの顔になるね。

腹筋バキバキの筋肉美女良いよね……』

 

スライムだ!

 

『店舗名:粘液粘膜館

指名嬢:ブルースライムちゃん

 

点数:6

 

わー、プニプニだー。

俺は連日嫁に搾り取られているから、刺激が強い方が良いんだよなあ……。

でもこれはこれでアリだな!』

 

アルラウネだ!

 

『店舗名:秘密の花園

指名嬢:椿ちゃん

 

点数:9

 

いやー、良いね!甘ーい蜜の香りが漂う美女の秘密の花園!体液が甘くて美味しい!

体から溢れる樹液?蜜?を使ってのぬるぬるローションプレイもできるし!

ただ、押し倒してガンガン攻めると、蔦でぐるぐる巻きにしてくるのは困る。嫁に触手でぐるぐる巻きにされた時のことを思い出すからな。』

 

イエティだ!

 

『店舗名:かまくら屋敷

指名嬢:エイティちゃん

 

点数:9

 

イエティ可愛いなあ!!!

言ってしまえば熊の獣人に近い種族なんだが、巨人種っぽさもあってぼーっとしてるところもある。

このぼーっとした女の子をキャンキャン泣かせるのがたまらないのよね!』

 

犬獣人だ!

 

『店舗名:わんわんらんど

指名嬢:柴ちゃん

 

点数:9

 

獣人は良いぞ……!

今回は柴犬の獣人だったな。お兄さん良い匂いするわん!とか言って股間の匂い嗅いでくるの可愛いよね。

そのあとはお互いの匂い嗅ぎながらペッティングして致した。

バックからして欲しいって言うからガンガン突いたぞ!そうするときゃんきゃん言うのよ!可愛い!』

 

………………

 

…………

 

……

 

「「「「いやー!良かったなー!!!」」」」

 

俺は旅人とゼル、カンチャルと打ち上げに来た。

 

場所はいつもの酒場、食酒亭だ。

 

「あら!旅人さんじゃない!久し振り!」

 

「おお、メイドリーちゃん!久し振り!」

 

「またエロ男達と馬鹿やってるの?貴方はハンサムで色々と職業も選べるくらいに多芸なんだから、変な連中とつるんでないでしっかり働いたら良いのに!」

 

「ははははは!そりゃ無理だ、申し訳ないけど。男ってのはみんなエロくて馬鹿なもんなのさ!」

 

「もう……!」

 

なんだぁ?

 

給仕の有翼人のメイドリーは旅人にほの字かー?

 

「やめとけメイドリーちゃーん?こいつ、結婚してるんだぜー?」

 

「あら!そうなの?!おめでとう旅人さん!これを機に旅人なんてやめてしっかり働いたら?」

 

「えー、やだー」

 

「やだじゃありません!」

 

「ま、まあまあ、ほ、ほら、注文するよ!黒ボアステーキとレッドチキンのフライ、ピラフと山菜のサラダ山盛りに特製シチュー鍋ごと!あとは火山山脈の赤ワインとエール樽ごとね!」

 

「はいはーい!旅人さんはたくさん食べてくれるし、ツケにもしないから助かるわー!」

 

……こいつって、自分の体積よりも多くのものを食ってるよな?

 

どうなってんだこいつ……?

 

まあいいや!

 

にしても……。

 

「今回のレビューは捗ったな!」

 

「おう!アルラウネのレビューのために迷いの森に行ったが、旅人の『瞳』で迷わずに行けたからな!」

 

冒険者としても使えるんだよなあこいつ。

 

ハーフリング並に器用で、エルフ並に魔力感知に優れ、魔法の腕も良いし、タンクとしては一流……。

 

一家に一台置いておきたい奴だな!

 

 

 

そんな感じで、旅人と仲間達と馬鹿話をしていると……。

 

「そろそろ帰る時間だよ、提督」

 

どこからか、黒髪三つ編みの女が現れた。

 

そして、それを見て、俺の冒険者としての勘が叫んだ。

 

こいつには勝てねえ!と。

 

低く見積もっても龍種並、下手すりゃ勇者クラス……、いや、もっと……!!!

 

「……スタンク、ゼル、カンチャル。今週はありがとな、楽しかったよ。もし機会があれば、またみんなでサキュバス店に遊びに行こうな」

 

ああ……、旅人が遠い目で遺言を……。

 

「それじゃあ、提督を返してもらうよ」

 

そして攫われた旅人。

 

まあ、なんだ……。

 

「「「あいつも大変なんだなあ……」」」

 




旅人
搾られる。

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