旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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ほら、もう、長く書いてるんで面白いこと書けないですよ。

ギャグ漫画家みたいにポンポンネタが出る訳じゃねーの。


134話 出来ましたよ提督!

「出来ましたよ提督!私を絶頂させるスイッチです!!」

 

おやおや?びっくりするほどクソ雑な導入ー!!

 

まーた出オチじゃないか!!

 

……つーか、なんてもん作ってんの?

 

手渡されたのはピンク色の怪しげなスイッチ。

 

………………。

 

強、と。

 

「ぁあん❤︎そんな、いきなりっ❤︎❤︎❤︎」

 

ふむ。

 

……最強、と。

 

「あひぃ❤︎❤︎❤︎」

 

ふむ。

 

……ふむ。

 

「いけないなー、いやー、いけないなー。良くないよこーゆーのはー」

 

たーのしー!

 

死ぬ程楽しい。貰っておこう。

 

さて、スイッチオフ、と。

 

「はぁ、はぁ……。すいません、私、ピンクなんで淫乱なんです」

 

「自分でそういうこと言う?」

 

「まあまあ!あ、ベッドはこちらですよ!……あ、逃げないで下さいよ!!」

 

「いやいや、R-18はちょっと……」

 

いやー、キツイっす。

 

このssがR-18になったら、モチ先生のゼノギアスのエロ同人誌みたいなテンションで終始事が進むと思うぞ!!

 

「くっ、一体何が足りないんですか?!おっぱいですか?!」

 

「違うな……」

 

魅力=おっぱいではないのだ。

 

「ならば、ファッションですね!!一ミリも知りませんが、何かこう、気持ちお洒落な格好をすればどうにかなるでしょう!!」

 

そう言って俺の目の前で着替え始める明石。下着はピンク。かわいい。

 

格好がどう、とかじゃないさ。君は綺麗だ、明石。

 

「良し!対魔忍スタイル明石です!これで提督も悪徳政治家や魔族のようにズッコンバッコ」

 

「待て待て待て待て」

 

格好がどうとかじゃないと言ったな、あれは嘘だ(前言撤回)。

 

「もうさ、あの、さ、ねぇ、もうね?」

 

「な、何かいけませんでしたか?!この防御力が低そうな上にピッチピチで丈が短い、タクティカルアドバンテージのまるでないこの服の何処が悪いんですか?!!」

 

「全部なんだよなぁ?!」

 

分かっててやってない?

 

「長門さんだって対魔忍みたいな格好してるじゃないですか!」

 

「あれは艤装だルルォ?!長門の普段着は芋ジャージだよォ!!!」

 

もしくはタンクトップに安物のズボン。結構そそる。

 

 

 

「待って下さい提督!!」

 

「その声は!」

 

夕ば……、り……。

 

「私はユキカゼバージョンにしてみました!!!」

 

?!!!!

 

「いやいやいやいや!してみましたじゃねーよ!!しちゃいかんでしょ?!!」

 

「えへへ、提督の命令なら、どんな姿にでもなってみせますよ❤︎」

 

かわいい。命令した覚えがまるでないけど。

 

「さ、さて!気を取り直して!出来ましたよ提督!私の性欲を操作するスイッチです!」

 

え?格好そのまま?大丈夫かこの子ら?

 

「て言うか、何なん?スイッチ作るの流行ってるの?」

 

「こちら、赤いボタンは増加、青いボタンは減少となっております」

 

「宇宙適性B」

 

「「戦国魔神は関係ないだろ!いい加減にしろ!!」」

 

良いだろお前宇宙スペースナンバーワンだぞ(意味不明)。

 

さて、赤いボタンポチー。

 

「んっ❤︎」

 

ポチー。

 

「あっ❤︎あっ❤︎あっ❤︎」

 

ポチポチポチポチポチポチー。

 

「は、ああっ❤︎❤︎❤︎だ、だめ、です❤︎❤︎❤︎そんな、急に❤︎❤︎❤︎」

 

たーのしー!

 

さて、青いボタンで沈静化。

 

両方保存しておこう。

 

「いやー、楽しいですね!」

 

「取り敢えず一次実験と二次実験は成功……、最終段階に移りましょうか!!!」

 

まーた悪巧みしてんな、この子ら。

 

ま、良いか。

 

きっと、退屈しないだろうしさ。

 

 

 

 

 

数時間後。

 

「「出来ましたよ提督!スイッチです!」」

 

「えっ、何の?」

 

「「……スイッチです!!」」

 

「だから何の?!」

 

「「押して下さい!早く!!」」

 

何なの?!

 

「こ、ここで一歩引くのが大人の醍醐味」

 

「させま」「せんよ」

 

(ハイライトが)ないです。

 

「さあ早く!このスイッチを押して私を調教陵辱するんですよ!!」

 

「感度3,000倍になる媚薬も作っておきましたから!ほら、早く!!」

 

人生経験には自信があるが、対魔忍コスの女の子二人に言い寄られたことはないですね、ええ。

 

……冷静に考えれば、感度3,000倍って最早痛みでしょ。

 

気持ち良くはないと思うよ。普通にショック死すると思う。

 

「提督はエドウィン・ブラックみたいなものでしょう?!死にませんし!!」

 

いやいや、不死ではないよ。

 

「昨日の戦闘で引き摺り出された内臓を何のためらいもなく自切して再生させたときは若干引きました!!艦娘よりしぶといんですね!!」

 

あー、昨日の、ね。

 

何だかんだで現れた、人間絶対殺すマンさんとインファイトしてきた件ね。

 

内臓の六割と右腕、左手、大腿骨の粉砕骨折を犠牲に何とか倒せた。

 

まあ、やったことはただのメガンテなんだけども。

 

あいつに無理矢理近付いて、腹の中にC4くれてやったのよ。また来るって言い残して消えたけど、本当に勘弁してほしい。

 

なので今の俺は、肺が片方と肝臓、腎臓が無い。右腕もまだ再生中。内臓の再生は時間がかかるんだよなぁ。ポーション使っても良いけど、出来るだけ治癒スキルは高めておきたい。

 

左手と大腿骨、あと胃腸は治したから、特に問題はないな。魂さえ消滅しなけりゃ死なない。

 

「因みに、切断された提督の右腕は白露型の皆さんが回収しました」

 

「自切なさった内臓は明石さんが保管しています」

 

それくらいなら良いけど。

 

「食べたりしないようにね?」

 

俺の肉体は自分でもよく分からないくらい混ざり物が多いからな。

 

「あ、手遅れです。提督の血を舐めた艦娘が数人倒れました」

 

んもー!

 

エーテルだの青ざめた血だの魔力だのADAMだの放射能だの、色々とヤバいもん入ってるんだから。

 

人が摂取したら変異したりするからやめなさい。まあ、艦娘ならあまり問題はないんだろうけど。

 

「全く、その子達はドックだな?様子を見てくるわ」

 

いやぁ、心配だなー。心配だわー。

 

「ふふふ、話を逸らしても意味はありませんよ?」

 

しかし まわりこまれてしまった !

 

「なーに、このスイッチをちょーっと押すだけで良いんです!」

 

「だから何のスイッチなんだよ!!事前に分かっていればそれなりの対応が出来るんですがわからないと対応のしようがないんですわ?お?」

 

怪しさ満点だもんなぁ。

 

「……まあ、そこまで言うなら、良いです。お教えします。これは、艦娘を発情させるスイッチです!!」

 

「だーかーらー」

 

なんで?(三代目感)

 

「いやほら、スイッチの所為にすれば、合法的に提督と合神GOできるじゃないですか!!!」

 

謎の戦国魔神推し。

 

「正気を失っている内なら酔った勢いみたいな感じで済みます!勿論、皆んなの同意は得てます!!……大半は」

 

「いやいや、そんなやり方……」

 

「もう限界なんですよぉーーー!!!提督が好きで好きで堪らないんですよ!!!何でも良いから抱いて下さい!!!」

 

なりふり構わなくなってきやがった!!

 

「明石、初めては無理矢理とかじゃない方が良いぞ?後々後悔するからな」

 

「んもー!提督優しい!抱いて!!」

 

「はいはい」

 

抱きしめて誤魔化す。

 

んー、そろそろ限界か?

 

上手く躱してきたと思うんだがなぁ。

 

別に、今の関係が壊れる云々とか、そう言う乙女チックなセンチメンタリズムはありゃしない。

 

ただ……、

 

「……取り敢えず、長門さんと、武蔵さんはスタンバイしてます!陸奥さん、大和さんは、まあ。榛名さん以外は金剛型からも了承が!重巡は羽黒さん以外は大体大丈夫でしたし、軽巡は大井さんが怒って、川内型が恐縮している以外は問題ありません!駆逐艦は、アレです、よく分かってない子が多いのであんまり声をかけませんでした!」

 

多い多い多い多い!!!

 

「海外艦もオッケーだそうです!潜水艦など、その他の艦娘からも承認されました!」

 

数が多過ぎる!!!

 

良く考えろ、百人近くいる艦娘のほぼ全員と関係を持って維持しろってことだからな?!!!

 

そんなん、プロの駄目人間であるこの俺を以ってしても無理!!!

 

最終的に首だけになった俺が艦娘に抱えられてniceboatに決まってるだろ!!!

 

……と言うか、百人近くを抱くとか物理的に無理では?十人くらいならまだしも、百人って。全盛期の加藤鷹でも無理でしょ。

 

「提督がいけないんですよ……?私達をこんなに愛してくれて……」

 

「スーツの提督が決め手でしたね。あんなカッコいい姿を見せられると、もう、グレート合体したくなりますよ!!」

 

え?スーツ?あれダサくなかった?

 

「まあ、それはさておき!さあ!押して下さい!早く!!」

 

「いや、押す訳ないじゃん?」

 

「じゃあ私が押します!!えーい!!………………あら?」

 

ん?変わらねーぞ。

 

「ま、まさか?!既に発情しているから意味がないと?!!何てこと……、失敗です!!」

 

「淫ピの影響がここで出ちゃいましたね、明石さん……!」

 

えぇ……(困惑)。

 

「くっ、これじゃ駄目です!提督、このスイッチを預かっておいて下さい!次こそはもっと凄いものを作ってみせます!」

 

「私も手伝います、明石さん!」

 

あ、走り去って行った……。

 

……まあ、楽しんでるなら、良いか。

 

「他人に迷惑はかけないようになー」

 

「「はーい!!」」

 

 

 

「「(迷惑をかけないとは言ってない)」」

 




明石
スーパーロボット型甲削艦。マッドサイエンティスト。淫ピであることを除けばただの変人なのであまり害はない。

夕張
リアルロボット型刑殉妖艦。マッドサイエンティスト。兵器が大好き。プロフェッサー夕張と渾名されることも。

旅人
戦闘続行A+++。その上耐久も敏捷もかなり高い。ゴキブリか何か?

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