冴えないヒロインと捻くれ者   作:リヨ

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みなさんお久しぶりです。
冴えカノ2期始まりましたね。
0話、みんなの水着姿可愛くて良かったです!
こちらの方も少しずつ投稿再開しますので、宜しくお願いします!


Twitter @youlkmen_writer


これからも俺達の日常は続いていく

「倫を殺して私も死んでやる〜!!」

今日は氷堂美智留のライブがあると聞き、半ば強制的に連行されて来ましたライブハウス。そしてその氷堂の控え室まで行きドアを開けてみると、そこにいたのは…………………………騎乗位になっている安芸倫也と氷堂美智留。

「……帰るか」

「加藤さん、これのどこを信用すればいいのかしら?」

「…安芸くん…」

「な、な、な、な、…!!」

澤村は頭が追いついていない模様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁライブは普通にすごかった」

「そうだね。安芸くんが推すのもわかるよ」

「安芸はまじで爆ぜろ。爆ぜて粉々になれ」

「あ、あはは…」

 

そしてそれから数日後、ついに…

「ついに…ついに…ワンルート完成っ!!!!」

「ワンルートだけでこんなに喜ぶのかよ」

「やっぱり嬉しいだろ!でもまだワンルートだ!まだまだ戦いは始まったばか」

「言わせるかぁ!」

「…加藤、唯一の常識人同士これからもよろしくな」

「う、うん」

「いや〜今日も平和だね〜」

 

「これからまた霞ヶ丘先輩とかにたくさん指導されるのかな?」

「まぁそうだろうな。まぁ俺は一発OKだけど」

「そんな場面一度も見たことないよ…」

「加藤だって怒られてばっかりじゃねぇか」

「まぁそうなんだけどね〜……でも、やっとここまで来たね」

「そんな進んだか?まだワンルートだけだぞ?」

「でもすごいことだと思うよ?」

「まぁな。まだ順調に来てる方なのかもな。未だに加藤はキャラ薄いけど」

「ん〜、私的には別にいつも通りなんだけどね」

「そのいつも通りがキャラ薄いんだよ」

「そんなに薄いかなぁ?」

「薄い薄い。超薄い。もう髪の毛ないくらい」

「意味変わってるよ…ん〜私ももっと頑張らなきゃね」

「頑張れ頑張れ。そして俺に楽させろ」

「そこは俺も頑張るとか言うところじゃない?」

「嫌だよ。霞ヶ丘先輩とか恥ずかしいことばっか要求してくるじゃねぇか。精神持たん」

「でもなんだかんだ言って八幡くんやるよね?」

「まぁ断ったら何されるか分からんからな」

「私もシチュエーションとか再現する時恥ずかしいんだよ?」

「だろうな。お前の心臓の音とか結構聞こえるもん。もう加藤より心臓の方がキャラ濃い」

「意味わからないよそれ…」

「ま、程々に頑張ろうぜ。ストレス溜まってきたら安芸にぶつければいいだけだし」

「八幡くん安芸くんのこと嫌いなの?」

「嫌いも嫌い、超嫌い。うざい。鈍感主人公うざい。あんだけアピールされて分からんとかアホか。1回氏ね」

「八幡くん嫉妬してるだけでしょ」

「べ、別に羨ましくないし?女子に密着されたりあそこの感触とか味わえていいな〜とか全然思ってないし?」

「すごい目泳いでるよ。でも八幡くんだって女子と密着してるよ?」

「…いつどこで」

「シチュエーション再現する時とか私と」

「…あれはノーカン」

「えー?私だって抱きついたりするの勇気いるんだよ?」

「演技じゃ意味無い」

「んー私は演技のつもりはないんだけどなぁ」

「大体、好きでもないやつに抱きつける加藤の神経が意味わからんけどな。なに、お前俺のこと好きなの?」

「まぁ私だって好きでもない人に抱きつくのは気が引けるけどね。八幡くんってそういうこと平気で聞くよね」

「あぁ。俺に好意があるやつなんてこの世にいないからな」

「私は好きだよ?」

「へぇ〜超嬉しいわ〜」

「信じてないでしょ……八幡くん」

「なんだ?」

「…私は八幡くんのことが好きです」

「……何急に?」

「…結構真面目に言ったんだけど」

「は?………え何まじで?」

「……はぁ……冗談だよ。八幡くん意外と騙されやすい?」

「なんだよちょっと期待しちゃっただろ…」

「期待したの?」

「そりゃ男子は告白されるだけで嬉しいもんだからな。まぁ俺は可愛い女子から告白されたらまずドッキリか疑うけどな」

「ねぇ…」

「あー八幡くんひねくれてるからね」

「ちょっと…」

「ひねくれてないから。実体験だから仕方ないから」

「実体験なんだ…」

「あんたら何人の前でいちゃついてんの!そういうのは私が作画する時にしてよ!!」

「いや、いちゃついてないから」

「どこがよ!終いには恵なんて告白し始めたし!」

「でもゲーム作りにはこういうのも必要かなって」

「いーやあれはガチな雰囲気だったわ!人がいる前で告白するんじゃないわよ!」

「俺達にかまってないであそこ何とかすれば?」

「え?…霞ヶ丘詩羽!!!あんた何倫也に引っ付いてんのよ!」

「ちっ」

「ねぇねぇ今新しいフレーズ浮かんだんだけどさ!」

「氷堂さんって自由人だよね」

「俺も思った」

 

 

続く


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