Fate/cross silent   作:ファルクラム

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第2話「蠢く魔物」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少年の放つ閃光。

 

 五月雨のように次々と遅いかかってくる光の攻撃を前に、

 

 響は刀を手に、臆することなく前に出る。

 

 横なぎに振るう剣閃。

 

 その一撃が、飛んできた閃光を真っ向から切り払う。

 

 目を細める響。

 

 対して少年は、少し驚いたような顔で響を見る。

 

 あちら側におけるギルとの戦いで魔力が尽きた響だが、今は僅かながら回復している。

 

 恐らく並列夢幻召喚(パラレル・インストール)によってヒビキと魔術回路を接続し、彼から魔力を受け取った事で、僅かながら回復したのだろう。

 

 おかげで、不意な敵襲を前にして反撃する事ができる。

 

 響にとってはいささか以上に業腹であるが。

 

 飛んできた閃光弾を、刀で弾く響。

 

 その双眸が、自身を攻撃する少年を鋭く睨む。

 

 対して、笑みを浮かべて響を睨み返す少年。

 

 互いの視線がぶつかり合う。

 

「ハッ 抵抗するっての? 良いさ、やってやろうじゃないの!!」

 

 言い放つと同時に、少年は攻撃の手を強める。

 

 次々と放たれる攻撃。

 

 対して響は足を止め、刀を振るって迎撃に専念する。

 

 魔力が回復したと言っても、今の響では限定展開(インクルード)までが限界だ。

 

 英霊「斎藤一」の能力をそっくり再現できる夢幻召喚(インストール)は、現在魔力不足で使用不能。

 

 響はひどく限定された戦力で、戦う事を余儀なくされてた。

 

 相手の実力が未知数な以上、無理はできない。

 

 加えて、

 

 響は飛んできた光弾に対し、刀を袈裟懸けに振るって弾きながら、背後に立つ美遊を見やった。

 

 彼女は今、正真正銘無力だ。

 

 体の中にクラスカードを埋め込まれている響は、まだこうして戦う事ができる。

 

 しかし、サファイアが手元にいない美遊は戦う術を持たない。いかに彼女自身が小学生として規格外の能力を持っているとしても、常識の埒外にある魔術戦の前では全くの無力だった。

 

 夢幻召喚(インストール)は使えず、美遊を守りながら戦わなくてはならない響。

 

 状況は極めて不利と言わざるを得ない。

 

 加えて相手の実力が未知数とあっては、現状の勝機は極めて薄いと言わざるを得ない。まともに戦っても勝ち目はないだろう。

 

 何と隙を突いて、この場を離脱する。

 

 それしか方法は無い。

 

 更に繰り出された数度の閃光を、響は全て刀で切り払う。

 

 限定展開(インクルード)しかできず、能力が限定されている響だが、足を止めて防御に専念すれば、まだ辛うじて拮抗できるようだ。

 

 だが、

 

 響は少年の手にある本に、チラッと目をやる。

 

 確証は無いがあの本、恐らく宝具の類だと思われる。

 

 だとすれば、この程度で攻撃が終わるはずはないだろう。

 

 その響の危惧を肯定するように、少年は次の手を打ってきた。

 

「へえ、頑張るねえ。じゃあ、僕もちょっとだけ、本気を出そうかな」

 

 そう言うと、少年は手にした分厚い本のページを開く。

 

 その様に、響は僅かな嫌悪感を覚えずにはいられなかった。

 

 あの本が持つ存在感は不気味の一言に尽きた。

 

 全体的に黄色い装丁をしており、何やら生々しい見た目だ。見ているだけでおぞましい気分になってくる。

 

 そのページがめくられる。

 

 次の瞬間、

 

「美遊ッ!!」

 

 殆ど危機本能に弾かれるように、踵を返す。

 

 その響の背後で、

 

 少年は手を大きく掲げる。

 

 同時に、その頭上から巨大な穴が出現した。

 

 まるで奈落を連想させられる漆黒の闇。

 

 その中から、現れる無数の触手。

 

 青い体表に、白い斑模様が入ったその触手は、見る者に生理的な嫌悪感を呼び起こす。

 

 蛇のような、あるいは軟体類のような、巨大な触手が響達を絡め取ろうと、一斉に向かってきた。

 

「響、後ろッ!!」

「クッ!!」

 

 美遊の警告に、響はとっさに振り返りながら刀を振るう。

 

 横一線に奔る銀の閃光。

 

 その一閃によって、斬り捨てられる触手。

 

 だが、

 

「ほらほら~ まだまだ行くよ!!」

 

 触手は闇の中から次々と現れ、響に襲い掛かってくる。

 

 先にギルの異形が繰り出してきた触手に比べれば数は少ないが、実体を伴っている分、こっちの方がリアルで、よりおぞましい。

 

 次々と襲い来る触手を、刀で切り払っていく響。

 

 だが、数が多い。まるであの奈落のような穴から、無限に湧き出てきているかのようだ。

 

 このままじゃ拙い。

 

 敵は無尽蔵に湧いて出て来るのに対し、響の体力は有限だ。足を止めて戦っていたのでは、いずれじり貧になるのは目に見えている。

 

 どうにかして活路を・・・・・・

 

 そう思った時だった。

 

「ひ、響ィッ!?」

 

 悲鳴のような美遊の声。

 

 とっさに振り返る響。

 

 その視線の先では、体中に触手に巻き付かれ、宙に釣り上げられている美遊の姿があった。

 

 ぬめる体表面を持った触手に腕や首、胴、太腿、足を絡め取られ、身動きできなくなった美遊。

 

 その姿に、響は歯噛みする。

 

 対して、その背に笑い声が聞こえてくる。

 

「ほらほら、ちゃんと周りを見ないからこんな事になるんだよ」

 

 響を嘲弄する少年。

 

 どうやら自身で正面から響の相手をする一方で、死角から別の触手を回り込ませていたのだろう。

 

 響は正面にばかり気を取られ、まんまと少年の策にはまってしまった形である。

 

「クッ 美遊!!」

 

 すぐさま、助けに入ろうと踵を返す響。

 

 だが、

 

「おおっと、良いのかな!? 僕に背を向けちゃっても!!」

 

 少年が腕を振るうと同時に、無数の触手が一斉に伸びてくる。

 

 美遊に気を取られ、一瞬注意を逸らした響。

 

 そこへ、触手が四方八方から殺到してきた。

 

「ッ!?」

 

 一歩、対応が遅れる響。

 

 舌打ちしつつ、刀を振るう。

 

 縦横に振るう剣閃は、辛うじて数本の触手を断ち切る事に成功する。

 

 斬られて、地面に転がる触手。

 

 地に落ちて尚、触手はビチビチと、蛇のようにのたうっているのが見える。

 

 響の剣閃の前に、更に数本の触手が斬り飛ばされた。

 

 だが、響の奮戦もそこまでだった。

 

 やがて、無数に伸びてくる触手の群れに、少年もまた呑み込まれていく。

 

 絡みつく、軟体類の如き触手。

 

 もがけばもがくほどに絡みついていく。

 

 腕に、足に、首に、胴に、

 

 触手は容赦なくはい寄って来た。

 

「かッ ・・・・・・はッ!?」

 

 どうにか振りほどこうとする響。

 

 だが、

 

 触手の力は強く、少年の身体もまた宙に持ち上げられてしまう。

 

 これで、ジ・エンドだった。

 

「はい、僕の勝ち~ 思ったより呆気なかったね」

 

 宙に釣り上げられた響と美遊の姿を見て、少年はおかしそうに笑う。

 

 今の2人は、正に少年の手のひらに、命を握られている状態であった。

 

「さてと、どうしようかな。聖杯の子は連れて帰れって言われているけど、そっちのオマケについては、特に何も言われてないしな~」

 

 まるで、おもちゃを品定めするように、響と美遊を見比べる少年。

 

 対して、生殺与奪を完全に握られてしまっている響と美遊は、どうする事も出来ない。

 

 今まさに、少年の気が変わった瞬間、2人の命は奪われてもおかしくない状態である。

 

 ややあって、

 

「うん、そうだね」

 

 少年は、何かを思いついたように頷いた。

 

「やっぱり男の方は殺そう。連れて帰るにしても、邪魔なだけだし」

 

 まるで捕まえた羽虫をちぎり殺すかのように、あっさりと決断する少年。

 

 その様に、響と美遊は、背筋に寒い物を感じずにはいられなかった。

 

 これまで幾度も戦いを経験し、様々な敵を見てきた。

 

 だが、目の前にいる少年は、今までに対峙してきた度の敵よりも「異質」に思える。

 

 まるで、倫理観その物が、根本から欠落したような、そんな不快感を感じさせた。

 

「さてと、それじゃあ、サクッと死んでもらおうかな」

「だ、駄目ッ!!」

 

 声を上げる美遊。

 

 そんな美遊を見て、少年はわざとらしく肩を竦めて見せる。

 

「わがまま言うんじゃないよ、お姫様。邪魔なものは邪魔なんだから仕方ないでしょ。なら、死んでもらった方があとくされ無いしね」

 

 言いながら、触手に指令を送る少年。

 

「ああ、安心していいよ、お姫様。君の事は丁重に扱えって言われてるから。終わったらちゃんと連れて行ってあげる。僕も他の連中に怒られたくないしね」

 

 言った瞬間、

 

 響を捉えていた触手が、圧力を増す。

 

「ぐッ!?」

「響ッ しっかり!!」

 

 歯を食いしばって激痛に耐える響。

 

 しかし、恐らくそう長くは続かないだろう。

 

 人外の化け物を相手に、人の身に過ぎない響が抗する術などありはしない。このままでは早晩、その細い四肢は引きちぎられてしまう事だろう。

 

「やめてッ お願いやめてッ!!」

「あーもー うるさいなー」

 

 悲鳴に近い美遊の声を、面倒くさそうに聞き流す少年。

 

「そんなに焦らなくても、すぐにそのオマケ君は黙らせるから、ちょっと待っててよ」

 

 残酷にそう告げると少年は、更に触手の力を強めていく。

 

 響の四肢が悲鳴を上げる。

 

 苦悶に歪む響の顔。

 

 襲い来る苦痛を前に、意識は既に飛びかけている。

 

 そんな親友の様子に、美遊は苦渋とも言える決意を芽生えさせる。

 

 この状況を打破できる、唯一の方法。

 

 戦えない美遊(じぶん)が響を救うために取れる、たった一つの手段。

 

 すなわち、自分が身を差し出せば・・・・・・・・・・・・

 

 そうすれば、あるいは響だけは助けてもらえるかもしれない。

 

 もはや戦う力を失った2人には、それしか方法が無い。

 

 美遊は意を決して、口を開きかけた。

 

 その時、

 

「だ・・・・・・駄目・・・・・・・・・・・・」

 

 美遊を制するように、響は苦しげな声で口を開いた。

 

 その瞳が僅かに開き、強い眼光で美遊を睨んでいる。

 

 勝手な事するな。

 

 親友の双眸は、美遊にそう語り掛けていた。

 

「響・・・・・・でも・・・・・・」

「そんな事・・・・・・駄目・・・・・・絶対・・・・・・・・・・・・」

 

 美遊が自分を犠牲にする事など、響は望んでいない。

 

 そもそも、この少年がそんな事で響を見逃すとも思えないし。

 

「大丈・・・夫、だから・・・・・・・・・・・・」

「響・・・・・・・・・・・・」

 

 親友の想いに、美遊は胸が熱くなるのを感じた。

 

 響はまだ諦めていない。

 

 この状況でも尚、希望を捨てていない。

 

 だからこそ、幾多の激戦を勝ち抜き、ついには最強の英霊すら打倒したのだ。

 

 美遊の瞳に、力が戻った。

 

 響を信じる。

 

 彼はいつだって、どんな時だって、美遊を助けてくれたのだから。

 

「・・・・・・・・・・・・何それ、シラけるんですけど?」

 

 そんな2人のやり取りを見て、少年は覚めた視線を向けてくる。

 

 睨みつける視線。

 

 その瞳に、残酷な色が宿る。

 

「三文芝居がしたいなら他所でやってよ。まあ、そっちの君はすぐに死ぬんだし、無理な相談か」

 

 そう言って、響を捕えている触手に、更に力を籠めようとした。

 

 その時、

 

 

 

 

 

ザッ

 

 

 

 

 

 地面を踏み鳴らす音が聞こえる。

 

 振り返る一同。

 

 果たしてそこには、

 

 余りにも予想の斜め上な格好をした人物が立っていた。

 

 まず、女性である。そこは間違いない。

 

 年齢的には10台中盤くらいだろうか? 響達よりは年上だが、凛達に比べれば年下にも見える。

 

 髪はショートボブに切りそろえている。

 

 そして、

 

 なぜか体操服を着ていた。

 

 そう、体操服である。学校の授業なんかで使う。

 

 体操着にブルマー履き。胸のゼッケンには「田中」の文字がある。

 

 この真夏の寒い中(※誤字にあらず)、なぜにあのような格好をしているのか?

 

「何、君? 今見ての通り、取り込み中なんだけど?」

 

 少年は不愉快そうに女性を見やる。

 

 対して、女性は虚ろな目で少年を見やる。

 

 無反応な女性。

 

 その態度が、少年の癇を刺激する。

 

「ああ、もう、面倒くさいな。君も死んじゃいなよ」

 

 そう言いながら、本のページをめくる少年。

 

 そのまま女性に対して攻撃を仕掛けようとした。

 

 次の瞬間、

 

「・・・・・・・・・・・・エインズ・・・・・・ワース」

 

 女性の口から、言葉が紡がれた。

 

 同時に、その手が合わさり、魔力の光が収束する。

 

「は? 何それ?」

 

 突然の事態に、驚く少年。

 

 その目の前で、魔力が解放された。

 

 放たれる閃光。

 

 その一撃が、響や美遊を捉えていた触手を吹き飛ばす。

 

「チッ!?」

 

 舌打ちしながら、その場を飛びのく少年。

 

 しかし、完全に回避しきる事が出来ず、少年は閃光の直撃を受けた。

 

「グハァァァァァァァァァァァァ!?」

 

 とっさに防御したのか、ダメージは最小限にとどまっている。

 

 しかし少年は大きく吹き飛ばされ、二度、三度とバウンドしながら地面に叩きつけられた。

 

 凄まじい攻撃力である。

 

 同時に、開いていた異界の穴も消失し、触手たちも完全に消え失せていた。

 

「な、何なんだよ、いったい・・・・・・・・・・・・」

 

 突然の事態に、全くついていくことができずに、困惑する少年。

 

 だが、その隙を響は見逃さなかった。

 

「今だッ」

 

 拘束が解かれると同時に、刀を構えなおす響。

 

 その鋭い双眸が、倒れている少年を真っ向から睨み据える。

 

 低い呟きと共に疾走、間合いに入ると同時に斬りかかる。

 

 横なぎに払われる銀の一閃。

 

 対する少年の対応は、僅かに遅れる。

 

 切っ先が、僅かに少年の腕を斬り裂いた。

 

「チッ!?」

 

 僅かとは言えダメージを負った事に、舌打ちする少年。

 

 響は更に追撃しようと、刀を返す。

 

 だが、

 

 擦り上げるように逆袈裟に繰り出した剣閃は、少年を捉える事無く空を薙いだ。

 

 舌打ちする響。

 

 見れば少年は、とっさに跳躍して響の攻撃を回避。そのまま大きく距離を取っていた。

 

「ああ怖い怖い。これだから野蛮人の相手はやってられないよ」

 

 そう言って嘯く少年。

 

 対して、響は美遊を守るように背に庇いながら、相手を睨みつける。

 

 油断すると、どんな形で襲い掛かってくるか分かった物ではない。

 

 だが、少年はそれ以上襲ってくる様子は無く、肩を竦めて見せる。

 

「焦らないでよ。今日は見逃してあげるって言ってるんだからさ。いずれじっくりと、時間を掛けていたぶりつくしてから殺してあげるよ」

「勝手な事を」

 

 更に斬り込もうとする響。

 

 だが、その前に少年の背後の空間が開き、少年自身はその中へと入っていく。

 

「そんじゃね、せいぜい頑張って。死なない程度にね」

 

 その言葉を最後に、空間の口は閉じ少年の姿も見えなくなった。

 

 危機は去った。

 

 そう判断すると同時に、響と美遊は肩の力を抜いた。

 

 途端に、膝から力が抜けて崩れ落ちる響。

 

 そこへ、美遊が駆け寄って来た。

 

「響、大丈夫!?」

「ん、何とか」

 

 返事をする響。しかし、それが少年なりの強がりなのは、美遊には判っていた。

 

 VSギル戦からのダメージも回復しきらないうちの連戦である。体中、ボロボロと言っても過言ではない。

 

 本来ならゆっくりと休んで、体力と魔力を回復させなくてはならないところである。

 

「それより・・・・・・・・・・・・」

 

 響は自分たちを助けてくれた少女へと目をやった。

 

 体操服を着た「田中」と言う名前だと思われる少女は、茫洋とした瞳でこちらを見ている。

 

 警戒する眼差しを向ける響。

 

 こんな状況である。自分たちを助けてくれたから味方、と考えるにはいささか以上に危険である。

 

 いったい彼女は何者で、何が目的なのか?

 

 美遊を背に庇いながら、慎重に見定める。

 

 と、

 

「・・・・・・・・・・・・あの?」

 

 ややあって「田中」の方から、声を掛けてきた。

 

 それに伴い、緊張を増す響と美遊。

 

 来るか?

 

 そう思った。

 

 次の瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは、どこですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「・・・・・・・・・・・・は?」」

 

 思わず、響と美遊の目が点になったのは言うまでもない事である。

 

 それ程までに、「田中」の言動は斜め上に突き抜けていた。

 

「私は誰ですか?」

 

 質問は、更に続く。

 

 いや、そんな事聞かれても。

 

 と思うのだが、「田中」は本気で質問しているかのように、不思議そうな眼差しを響達に向けてくる。

 

 顔を見合わせる、響と美遊。

 

 同時に、深々とため息をつく。

 

 何だか、一気に緊張が抜けた気がする。

 

 目の前にいる「田中」を見ていると、何だか全てがどうでもよく思えてきた。

 

 そんな2人を、「田中」は不思議そうなまなざしで見つめているのだった。

 

 

 

 

 

第2話「蠢く魔物」      終わり

 


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