学戦都市アスタリスク 黒白の剣と凛姫   作:Aike

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皆様、おはこんばんにちは。
今回は本格動乱のプロローグ的な話なので、いつもより少しだけ短くなると思います。






第23話 六花動乱編ー6 

 

 「・・・結局、謎が増えただけだったな・・・。」

 

 アスタリスク中央区・商業エリアの、叔母が行き着けだと言っていたカフェテリア。その1階のテラス席に座りながら、悠はそう呟いた。4人掛けの席で、悠の隣には変装済みのシルヴィア、その向かいに姉の光が座っている。ユリスは先程の顛末をクローディアに伝えるため、すぐに学園の生徒会長室へと向かっていった。

 

 ーーーあの後。

 周囲の安全を確認すると、悠はまずクローディアへ連絡を取った。そして魔術師(ダンテ)魔女(ストレガ)至上主義者による襲撃があった事と、そのメンバーの内、おそらく二人に、かつて星導館に在籍していた「真田孝弘」ーーー悠と光の父親が関係している可能性がある事を伝え、父の生家だという真田家の調査を依頼した。

 その横ではシルヴィアも何処かへと連絡を取り、何か依頼をしていたらしい。あとで確認すると、クインヴェール女学園内に常設されているカウンセリング施設へ連絡を取って、かつて在籍していた「双月三咲」ーーー悠と光の母親の相談記録の公開を依頼したのだという。

 そもそも何で学園内にそんな施設が用意されているのかと思ったのだが、シルヴィア曰く、「クインヴェールの学生は少なからずアイドルとかモデルとか、そういう芸能活動やってる子が多いからねー。放っとくと心労だったり悩みだったり、そういうのを抱える子も出てくるから、捌け口みたいなのが必要なんだよ。」との事だそうだ。星導館にもそういう用途のカウンセリングルームはあるが、いくら何でもクインヴェールの様に専用施設があり、かつ相談者への支援があらゆる面で充実している訳はない。というか、まず規模が違いすぎて比べ物にならない。

 

 「んで、まぁ・・・そのカウンセリング施設に母さんが度々相談に行ってたと。・・・何か、イメージと噛み合わないんだよなぁ。」

 

 悠の呟きに、シルヴィアがこて、と首を傾げる。

 

 「その美咲さんって、どんな人だったの?悠君や光さんが覚えてる中だと。」

 

 シルヴィアの質問に、悠と光は揃って記憶を漁ってみる。

 

 「・・・少なくとも、悩みを抱えるとか心労を溜めるとか、そんな人には見えなかったかな。言いたい事とか考えた事は躊躇い無く口に出してたし、いっつも無邪気に笑ってるような人だったから。」

 

 「確かにそうね・・・何て言うか、浮世人?っていうのかな。世間一般と比べると、悩みとかもしないような、ちょっと浮いた感じ。」

 

 「そんな人だったんだ・・・ちょっとお話してみたかったな。」

 

 二人の話に、シルヴィアは無意識に引き込まれていた。まぁ、それも無理のない事だろう。彼女からすれば、大好きな男の子の親の話で、少し気が早いが、義母になるかもしれない人物である。

 

 「如何せん、母さんと父さんがどんな人だったか、あんまり覚えてないんだよ俺。何しろ9年ちょっとしか一緒にいなかったからさ。多分・・・というか絶対姉さんの方がよく知ってるよ。」

 

 「・・・はいはい、私が話せって事ね。言っておくけど、私だって中学生の時にはもうこっちにいたんだから、覚えてる事は多分悠と大差ないからね?」

 

 そう言うと、渋々気味に話をし始めた。一方のシルヴィアは食い付き気味に話へ耳を傾ける。そんな光景を見ながら、悠は何とも静かな青空へ意識を向けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・そこまで!勝者、双月美咲!」

 

 審判の宣言に、門下生達がワッと声をあげる。その中心ーーー道場のど真ん中では、美咲が竹刀の切っ先を孝弘の喉元へと突きつけている所だった。孝弘が降参とばかりにホールドアップすると、美咲は竹刀を下ろしながら心底嬉しそうにガッツポーズをする。そして一番前で見ていた悠と光に気付くと、ニカッと笑いながらVサインを突き出してきた。

 

 「今日で100連勝目っと。お祝いお祝いー♪」

 

 「くそぅ・・・財布がどんどん軽くなっていくなぁ・・・。」

 

 それは、悠がまだ7歳の時。美咲も孝弘も負けず嫌いだったからか、どっちが強いかで喧嘩になっては立ち会いになる事がよくあった。しかも大体は互いに50連勝以上、他は大体引き分けという、何とも微妙な結果になるので、いつまでたっても決着がつかなかったのである。ちなみに二人の間ではその立ち会いの度に互いに要求を出しあっていた。例えば美咲が勝った時には彼女の欲しい物を買うだとか、孝弘が勝った時には1ヶ月母のおやつ禁止とか、そういった具合。

 ちなみにその時は美咲が勝ったら彼女が大好物だった特大フルーツパフェの奢り、孝弘が勝ったら1ヶ月間嗜好品の購入費用を抑える、というのがお互いの要求だった。で、結果は孝弘の敗北。結果、1つ1000円もするその特大フルーツパフェを買うことになった訳である。勿論孝弘の奢りで。

 

 「まぁまぁ、良いじゃない。この子達もこんなに嬉しそうに食べてるんだから。父親としては家族サービスのしがいがあるってものでしょ?」

 

 美咲と孝弘の横で、同じく特大サイズのフルーツパフェを悠と光が頬張っている。小さい頃から食欲旺盛なのはまず間違いなく母親からの遺伝だろうなぁ、と孝弘はしみじみ思った。

 

 「いや、まぁ・・・それはそうなんだけどなぁ。」

 

 財布の中身を確認しながら、孝弘は複雑そうな表情をする。その対面では美咲も子供二人と揃って心底嬉しそうにパフェに手をつけ出した。

 

 「てか思ったんだが、美咲って案外子供っぽいよなぁ。何で?」

 

 「別にいいでしょー。昔は色々抑えてたんだから、せっかく解放されたんだし思いっきり今は楽しみたいのよ。

 それに、そういう所が1つでもあった方が可愛げあるでしょう?」

 

 そう言うと、にぱーっと無邪気な笑顔を見せてから特大パフェの上に乗っていたフルーツを口へ放り込む。

 

 「・・・まぁ、元々最近は贅沢してたわけでもないし、別に構わないけどな。それに悠と光も喜んでくれてるし。」

 

 そう言うと、孝弘もやれやれ、というように頬杖をつく。その顔は、呆れ気味ながらも緩んでいた。

 

 

 

ー■■■ー

 

 

 

 「・・・い、悠君ー。悠君ってばー。」

 

 「・・・ん、あぁ・・・ごめん。ぼーっとしてた。」

 

 不意に意識を引き戻される。いつの間にやら、姉の話も終わっていたようだ。

 

 「最近ぼーっとするの増えたよねぇ・・・何、何か悩み事?」

 

 「いや、そういうんじゃないんだけどさ・・・何か最近、やけに昔の事思い出すようになって。」

 

 「あー・・・」と、納得気味に光は頷く。シルヴィアはシルヴィアで、そんな悠が心配らしい。

 

 「まぁ、最近色々とあったし、そのせいだろうけど。気にするほどじゃないから大丈夫だよ。それに、昔の事を思い出したって言っても悪いものじゃないし。」

 

 その表情から、彼の言葉が嘘ではないのは明白だった。それに少なからず安堵しつつ、シルヴィアが声をかけてくる。

 

 「でも、何かあったりしたらちゃんと話してね。私に出来る範囲で極力力になりたいし、人間は支え合いだって院長先生も言ってたでしょ?」

 

 その言葉に、ポリポリと悠は頭をかく。これまでの自分を振り返って反省していたらしく、観念したような、何かを決めたような表情で口を開いた。

 

 「・・・分かったよ。今度からはそうする。流石にこれ以上心配かけるわけにもいかないしね。」

 

 その言葉に安心したのか、光とシルヴィアは一転して明るい表情に戻ると話に花を咲かせ出した。そんな様子を見ながら、悠は束の間の平穏を噛み締めるように飲み物を呷った。

 

 

 

ー■■■ー

 

 

 

 翌日。アスタリスクの学園祭初日。朝8時の一般開放時刻ながら、早くも多くの観光客が訪れていた。各々が興味のある、あるいは目星をつけていた学園に足を向けて行く。まぁ当たり前と言えば当たり前なのだが、悠達の星導館学園も盛況だった。

 

 「追加で唐揚げ3袋開けとけー!もう切れるぞー!アメリカンドッグの方はどうだー!?」

 

 「もうこっちも切れるわよ!追加持ってきて!」

 

 「こっちはもう手一杯だよ!」

 

 ・・・ただし、比例的に露店を出している学生はかなり大変なのだが。それは悠達のクラスも同じであった。というか、他の露店と比べると規模が大きい分一度に対応しなくてはいけない客も多いため、予想外に人手が足りなくなっていた。

 まぁ最も、悠も悠で大変だったのだが。

 

 「迷子の男女、二人保護したんで今からそっちに連れていく。1人は青いカーディガンでポニーテール、8歳の女の子、名前が梨佳。もう1人は黒いTシャツの上から青のジャンパー、9歳の男の子、名前が勇翔だ。迷子のアナウンス頼む。」

 

 『了解しました。迷子のアナウンスを飛ばします。』

 

 耳につけたインカムからそう声が聞こえ、直後にアナウンスが学園内のスピーカーから響き出す。それを聞きながら、悠は迷子の2人を連れて警備本部へと足早に向かっていった。「もうすぐお母さんの所に帰れるから、もう少し我慢してな」と、不安にさせないようちょくちょく声をかけながら本部へ戻り、子供達を奥の部屋で落ち着かせる。後を本部待機組に任せると、悠はまた巡回警備へと戻った。

 

 「しっかし、人が多いからしょうがないとはいえ迷子多すぎだろ・・・不注意過ぎやしませんかねぇ。」

 

 ぶつぶつと呟きながら、巡回を続ける。悠としては中央区も回りたいのだが、如何せん交代時間になるまではどうしようもない。

 

 「とりあえず交代時間までは頑張るかなぁ・・・それが終わったら中央区も回ろう。あぁ、でも誰かしらには伝えとかないと不味いよなぁ・・・。」

 

 と、ぶつぶつと呟き続けながら、人混みの中を進んでいく。そんな時、不意に端末へとメールが届いた。差出人はクローディア・・・件名に、「調査結果」の文字。それを見た瞬間、悠は警備本部に一言入れてから踵を返すと生徒会長執務室へと急いだ。

 

 

 

ー■■■ー

 

 

 

 少し緊張しながらも、生徒会長執務室のドアを押し開ける。そこには姉と変装したシルヴィアがソファに座り、クローディアがそのさらに奥に据えられた執務机に腰かけていた。

 

 「わざわざこちらまで足を運んでいただいてすみません。内容が内容ですから、あまり他には聞かれたくなかったので。」

 

 「いや、急に頼んだのはこっちだし気にしないでいいよ。それより、調べがついたんだよね?」

 

 そう言いながら執務机の前にローテーブルを挟んだ対面式で置いてあるソファに腰かけると、クローディアが立ち上がって何枚かの資料を持ってくる。それに合わせるように、シルヴィアも肩に掛けて来ていたポーチからクリアファイル入りの資料の束を出してきた。

 

 「まずは真田孝弘さん・・・光さんと悠さんのお父上について分かった範囲の事を話しましょうか。結論から言えば、彼は真田家9代目夫妻の長男だったようです。そしてまた、その体質から10歳の時に真田家から追放されていました。」

 

 「・・・反星脈世代(ジェネステラ)思想の家柄か。なら追放されても可笑しくないね。・・・でも、だとしたらここに来るまではどうしてたのさ?」

 

 「真田家の遠い親戚にツテがあったようで、小学校卒業まではそこで過ごしていたようですね。アスタリスクへの進学費用や、高等部に上がってアルバイトを始めるまでの生活費の援助などもその親戚が出していたようです。」

 

 「・・・あいつがお父さんのために復讐するってのは、これが理由なのかしらね。星脈世代(ジェネステラ)だからって理由だけで実の息子を追放した、真田家への復讐。」

 

 「・・・いや。真田家に、というよりは、星脈世代(ジェネステラ)が受け入れられづらい空気の世界に対してだと思う。じゃなきゃ、わざわざ魔術師(ダンテ)魔女(ストレガ)なんて自分から名乗りあげたり、無差別に一般人へ手を出したりはしないはずだ。」

 

 「・・・それもそうね。・・・じゃあ、お母さんは?」

 

 「カウンセリング施設に残ってた相談カルテがあって、どうもそれによると周りからのプレッシャー・・・というか、期待や信頼みたいなものが辛いって、そう言ってたみたいです。」

 

 「期待とか信頼っていうと・・・もしかして、序列とか、星舞祭(フェスタ)の成績?」

 

 悠がそう聞くと、シルヴィアはこくりと頷いた。そして、クリアファイルから数枚ずつ束ねられたカルテらしいものを取り出してくる。

 

 「最初に相談があったのが高等部2年の時。序列2位に上がったのが中等部3年の時なんだけど、最初に相談に来た時に『周りから期待されたり、応援されるのが辛い』って言ってたみたい。」

 

 「周りからの期待とか応援が辛いって・・・どうして?何かあったの?」

 

 光の言葉に、シルヴィアは今度は首を横に振る。そして、カルテに目を落としながら言葉を続けた。

 

 「当時、美咲さんは学園内でもトップの人気だったそうです。アイドルのイメージが強いクインヴェールの中でも珍しく、純粋な実力なら本来序列1位だと評価されていたようなので、相当だったみたいですね。本人も初めの内は良かったようなんですが・・・2年もすると、その評価が当たり前になってきてしまったからか、彼女がどんなに良い結果を出しても『あれだけの実力なんだから当たり前の結果』、『もっと本気出してれば序列1位になれるのに、1位の人の顔を立てるためにあえて1歩引いている』だとか、そんな風に周りが変わっていったようです。

本人は皆が見ていない所、知らない所で必死に鍛練を積んで頑張っているのに、それらが全て『あれだけの実力なんだから』で片付けられてしまうのが辛い・・・と。」

 

 「・・・天才が陥りやすい苦悩と同じ類だな。どんなに頑張っても『天才だから』『出来て当たり前』・・・そんな一言で片付けられて、自分がその結果を出すために今までしてきた苦労や努力には目も向けられない。そのくせ周りからは『次も』『前よりさらに良い結果を』なんて求められ続ける。そんな中でも、何とか頑張ろうとして、努力して、苦労して・・・最終的には耐えきれなくなって潰れてしまう。特に、努力型の天才って言われるような人が陥りやすい奴だ。

 多分だけど、その後に母さん、何度も相談に来てたりしない?あるいは長くない内に耐えきれなくなって何かしら行動したりとか。」

 

 悠の言葉に、シルヴィアはカルテを捲っていき、そして首を縦に振る。

 

 「うん・・・最初の相談の時点で大分憔悴してたみたいで、カウンセラーの人が定期的に来るようにって。ただ、それでも心の方は持たなかったみたいで・・・最終的には、家を継ぐからって事で中退したみたい。ただ、その時は色々吹っ切ったような表情だったって書いてあるよ。」

 

 そうシルヴィアが言い終えると、光と悠は口をつぐんでしまう。クローディアとシルヴィアはそれを黙って見ていた。

 最も、悠と光が口をつぐむのも無理もない話だ。今まで知らなかった両親の過去を知らされ、しかもその過去が予想していた以上に重い過去だったのだから。

 特に悠は生まれてからずっと一緒で、かつ目の前で二人が亡くなる所まで見ている分色々とショックも大きいらしく、黙ったまま顔を覆うように手を当てていた。

 

 「・・・て事は、つまり。あいつが復讐したいのは・・・」

 

 「・・・父さんを星脈世代(ジェネステラ)というだけで存在否定した真田家や、そんな思想を程度はどうあれ受け入れている世界。そして、母さんを無自覚に追い詰めた挙げ句潰した、アスタリスクの星脈世代(ジェネステラ)・・・か。」

 

 光の言葉を引き継ぐように、悠がそう呟く。重い沈黙が、生徒会長執務室を包んでいた。

 

 

 

ー■■■ー

 

 

 

 結論から言えば、初日と2日目は何事もなく終わった。あろうことか、小規模な活動すら見られなかったのだ。裏で進んでいる事態を知るよしもない観光客や学生が和気藹々とする中、クローディアやシルヴィアは生徒会長として警備体勢を厳重にし、光や実里は有志で警備に入り、悠は勤務外時間も利用して中央区の警備までやろうとしていた。最も、過保護な姉や口煩い幼馴染に止められていたが。

 

 「・・・ねぇ、悠。」

 

 「・・・。」

 

 中央区・商業エリア内のとある喫茶店。そこの2階席に座ったまま、悠は答えない。ただ、黙ってうつむき、あるいは何かを祈るように目を瞑っている。

 

 「・・・っ、悠!」

 

 「・・・あぁ。悪い、ボーッとしてた。何?」

 

 悠が顔を上げる。その顔はお世辞にも元気とは言い難い表情で、固く強ばっていた。

 

 「・・・あんた、今朝からずっとそんな調子なの?少し力抜かないともたないわよ。」

 

 「・・・そうだな。少し外の空気吸ってくる。」

 

 そう言うと悠は席を立ち、開放されているテラスへと出ていった。その背中を見ながら、対面に座っていた実里は小さく溜め息をつく。

 彼の心境が想像できてしまうからこそ、彼女は悠に対してかける言葉が見つからずにいた。

 そもそも、こんな状況で落ち着いていられる訳がないのだ。だから、悠の行動だって理解出来てしまう。何しろ、悠からすれば両親の仇である人間が堂々と無差別殺人をするかもしれないのだ、無理もないだろう。

 

 「・・・ねぇ、悠。」

 

 と、実里が言葉を続けようとした、その瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 けたたましい警報が、各所に設置されているスピーカーから鳴り響いた。道行く人は何事かと足を止め、周りを見回す。

 そんな中で、悠と実里はテラスから身を乗りだし、険しい顔つきで周りを見る。商業エリア内にある音楽会社ビルの8階で担当者とペトラと新曲の打ち合わせ中だったシルヴィアは、ペトラに一言断ってから脱兎のごとき速さで部屋を飛び出していく。クローディアは総務部と学園祭運営部に対応を伝えてから、生徒会長執務室を飛び出しつつ光と夜吹へ連絡を取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・そして、地獄が口を開けた。後に、アスタリスク最大規模と言われ歴史に名を残した、「六花動乱」。その、始まり。

 

 

 





皆様、おはこんばんにちは。Aikeです。
さて、今回は今まで余り描写してこなかった悠達の両親の過去がメインストーリーと関わってくるポイントです。
悠達の両親に関しては、この第1章が終わった後に閑話として入れていく予定ですが先行的に少し出しておきました。
次話からは本格動乱に入ります。必然的にバトルシーンも多めになるので、また展開をどうしていくかで執筆までに時間があくかもしれませんがその場合は活動報告でお伝えしますので、もしそうなった場合はご了承のほど、お願いします。
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。┏(_ _)┓

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