本当にすいません泣
八雲家にお世話になりかれこれ三週間が過ぎようとしていた。
最初は3日4日あたりで家を出ようと思っていたのだが‥
「ゆうき!今日の夕飯は何がいい?」
「そうね〜ハンバーグなんていいんじゃない?」
「紫様には聞いてませんよ」
「酷いわ〜ここ最近藍が冷たくなった気がするわ〜そう思うでしょ優鬼?」
「そ、そうか?いつも通り仲良いと思うが‥」
「ま、私には優鬼さえいてくれればいいけど」
「ちょ、ちょっと紫様!優鬼が嫌がってますよ!「そんな事ないわ、そうよね?優鬼?」
2人がとにかく俺から離れてくれなくなってしまった
これはあれか?遠回しに早くどこか行ってくれって事なのか?
それだったら迷惑になる前にすぐ立ち去るのだが‥
「「ちょっと!優鬼聞いてる!?」」
はいちゃんと聞いております。
その晩
そろそろか‥
これ以上ここに世話になるわけにもいかない
俺自体も幻想郷を見て見たい
皆には悪いがこのままどこか‥
「あらあら、私の優鬼?どこか行くの?」
「紫‥起きてたのか?」
「たまたま目が覚めてね?優鬼はどうしたの?いつもならもうとっくに寝てるじゃない?何か怖い夢でも見た?なんなら私と一緒に‥」
「ここを出てもいいか?」
「‥‥まぁそろそろそんな事言い出すと思ってたわ」
「紫‥すまないな」
「いいのよ、それに私も少し貴方を束縛しすぎたわもちろん藍もね、また帰ってきてねいつでも待ってるわ」
「ありがとう‥紫」
「それと、これ渡したくわ」
「これはお札か?」
「ただのお札じゃない、これを使えばすぐに私と藍が駆けつけるわ貴方がたとえ地獄にいてもね」
「本当にありがとうまた必ず帰ってくるよ、だってこの八雲家は俺の居場所だから」
「あら、貴方の居場所はあの森の中じゃないの?女の子と過ごしたあの場所」
「あそこも大切な居場所だ、だがここだってそうだ、なんせこんな俺を受け入れてくれて温かい食事も出してくれた‥藍も橙も優しく接してくれた‥これだけ理由があればもう十分だろう」
だから三人に改めてお礼が言いたい
こんな俺に居場所をくれてありがとう
「そんな事言われちゃったら行かせたくなくなっちゃうじゃない?早く行きなさい、まぁ私はいつでも優鬼に会えるけどね」
「それもそうか、行ってくる」
「行ってらしゃい」
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紫と離れて約3時間たったと思う
歩いても歩いても右も左も森が広がっており
なんだか少し霧がかってきたような気がしていた。
まだ日が昇っていないということもあるのか少し森が不気味に思えてきた。
そんな森の中に1人の少女が何かを探すかのように森をさまよっていた。
「ひやーまさかこんな時間にキノコ探すようになるとはな〜」
黒と白の服に身を包み金髪の髪をなびかせた少女
「あとちょっとで魔法薬が出来そうなんだよな、あのキノコさえあれば!くそ〜いつもなら簡単に見つかるのに」
彼女は下を向きながらキノコを探していた
前を見ずに‥
「ないぜ‥‥ってうわぁ!?」
木の枝に足が引っかかってしまった。
「いてててー、いや私とした事があはははは‥は?」
彼女は後にこう語っている
「あーあの時か?そりゃもう!殺されるかと思ったぜ!」
これが優鬼と普通の魔法使い魔理沙との出会いだった
やってしまった‥また俺は女の子を‥
優鬼は1人の心の中で泣いていた
短くてすいません!