この場を借りて、高評価してくれた方と感想を頂いた方に心よりお礼申し上げます。
やはり小説を書く原動力になるのは感想や高評価だと思うんですよね。ありがたい限りです。
今後も皆様に面白い!と言っていただける小説を書けるように日々精進していく所存です。
よろしくお願いします。
あれは…モンハン4を初めてまだ間もない時だっただろうか。
僕はナグリ村で足止めを食らっていた。
「ちょい待ち。落ち着け。分かった、分かったから。ちょっと待ってアカンでだから死ぬ死ぬ死ぬ」
ありのまま今起こったことを話すぜ…
なんか赤くて牙が生えたカエルに追い回されたと思ったら三乙していた。
何を言ってるかわからないとは思うが僕にもわからない。
超ダメージとか高速突進とかそんなチャチなもんじゃねえ…もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
ゴホン…取り乱しました。
どうも小人です。
というか何だったんですかあのカエルは。
明らかにカエルという見た目じゃないんですけど?
せめてニョロ〇ノくらいの可愛さをください。
数刻前まで僕が追い回されていたモンスターの名前はテツカブラという。
ゲームクリア後からしてみれば楽勝であるものの、初見で相対するにはインパクトが大きすぎた。
というか、イカツいなあれ。
カエルのくせに猪みたいな反り返った牙生えてるし。
というか両生種という事は幼体はオタマジャクシなんだろうか。
それも少し見てみたい気がするが…
おっとついつい現実逃避をしてしまっていた。
さっきので何回クエスト失敗したっけ?
5~6回目くらいな気はするけども。
というかあいつってその辺の大型モンスターだよね?
難易度高くね?
え?僕が下手くそだからだって?
ハッハッハッ
また面白い冗談を…
え?何?冗談何かじゃない?
ワカッテマスヨジョークデスヨヤダナー
ハハハハハハハハ
行き詰まった僕は狩友(女)とは別の友人である狩友(男)に相談してみた。
僕「テツカブラの攻撃力が高くてあっという間に三乙します。どうしたらいいですか?」
狩友(男)「せやな…アイツは…殴れば死ぬな。うん。そんなに強いモンスターじゃないしな。」
どっかで見たことある展開ではあるが言わせてもらおう。
何の解決にもなりません、ありがとうございました。
というか狩友(男)さん。
殴れば死ぬってアンタ文化部のくせに脳筋なんですか?ちょっと信じられないんですけども。
あとその「そんなに強いモンスターじゃない」のに5回も失敗したって言うのはやはり下っ手くそだということを言いたいんですね。
蒼レウスの時と言い今回と言い、何か反応が似通ってる気がするの。
というか何?下手だなぁと思ってる人に改めて下手って言って楽しい?ねえ楽しい?
泣くよ?号泣するよ?だばーっていう効果音付きで泣くよ?もう自分で「だばー」っていいながら泣くよ?
そしてその後。
狩友(男)「とりあえず防具なに付けてるか教えて。」
またですか。というか時系列的にはこっちの方が先なんだけどね。
僕「下、下位のジャギィ装備です。ドスジャギィの襟巻とるのちょっと大変だったんですよ(震え声」
狩友(男)「思ったよりも紙防御だったwwww防具強化しなさい。」
僕「あ、はい」
止めて!小人のSAN値はもうゼロよ!
〜少年、防具強化中〜
僕「よし防具やれるだけ強化した。というか鎧玉系のアイテム使い切った。在庫少ないな」
ということで地底洞窟。
エリア8で会敵、戦闘を開始します。
僕「とりあえずジャーンプ!」
テツカブラ「はっはっは!かかったな!」
僕「何!?」
テツカブラ「秘伝マシン使って覚えた俺の奥義!いわくだき!」
僕「あ、はいそれ違うゲームですね。帰ってどうぞ。」
テツカブラ「なん…だと…俺の必殺技が効かない…だと…」
僕「いや、防具強化して来たし、そしたらお前の火力思ったより低かったわwww」
テツカブラ「クゥーー!バカにしおって!」
僕「あとな、いわくだきって元ネタでも大したことない技だぞ?」
テツカブラ「え?嘘だろ?秘伝って付いてるから強いと思ってた…」
僕「もうひとつ言わせてもらうがな。」
テツカブラ「ま、まだあるってのかよ!?」
僕「お前乗りポイント広いから乗りやすいわ。飛んで殴ればいける。」
テツカブラ「何だと…」
僕「お前の秘孔は突いた。次のジャンプでお前はコケる。」
テツカブラ「く、来るなぁぁぁああ!うわぁぁぁああ!」
数十分後…
「テツカブラの大タル爆弾仕立て1丁出来上がり!お上がりよ!」
その後、テツカブラはハンターズギルドのスタッフが美味しく頂きました。
今日のモンスター辞典
・テツカブラ
分類:両生種、有尾目、鬼蛙亜目、カブラ科
・下顎から生える大きな牙と、鮮やかな朱色の甲殻のモンスター
・その厳つい外見からハンターズギルドでは「鬼蛙」と呼ばれている。
・主に陸上で生活するものの、水中に潜ったり、土に潜って移動するなど移動力はかなり高め。
・様々な場所で確認されており、高い環境適応能力を持っていることがうかがえる。