PHANTASY STAR ONLINE2 the story of ours 作:爆死したくない揚げ出汁豆腐
いつかのアップデートで彼は消されてしまったらしいですがこの世界では生きててもらおう。まぁすぐに死ぬんですけどね()
「にゃにも、さん。……わかりました、私はレイといいます、これからよろしくお願いしますね」
「は、はいっ!」
私を見て元気にそう返事をする彼女。とても可愛い。にゃにもって珍しい名だと思ったことは黙っていよう。
っと、思えばずいぶん長く話し込んでしまった。試験官の人に怒られてしまうかもしれない。急ごう。
「は、はい!」
返事をする彼女にこくりとうなずいて、私は試験会場となるナベリウスに降り立ったのだった。
――――――――――――――――――惑星ナベリウス―――――――――――――――――――
「ここが……惑星ナベリウス」
アークスシップから降り立った私たちの目の前に広がっていたのは、生い茂る木々や草、綺麗な花々だった。
「うわぁ……空気が綺麗なところですねぇ~」
そう言って、んーっと伸びをするにゃにもさん。確かにここは綺麗な場所だ。ダーカーがいないのもうなずける。ここならダーカーに襲われることなく、安全に試験を行えるだろう。試験自体が危険だった場合はどうしようもないけれど。それで、まずは何をすればいいのだろう。
「私たち、戦闘経験はまだなので、練習くらいはさせてもらえるみたいですね」
そうだったのか。この際だからはっきり言うと、話を全く聞いていなかった。
「だ、ダメダメじゃないですか!」
ダメダメだっていいじゃない、だってアークスだもの。
開き直りはさておき、戦闘の練習は……しなくていいかなぁ。だって面倒だし、それに万が一、練習で怪我をしてしまって修了任務を受けることができないなんてことがあったりしたらどうするんだ。うん、それがいい。練習は無しだ!
「そ、それでほんとに大丈夫なんですかね……?」
大丈夫大丈夫、もし何かあったらその時に判断できるようにしなきゃ。
「そ、そうなんですかね……」
きっとそう。さ、とりあえず先に進んでみましょう。
「は、はーい」
………探索中………
10分ほど歩いてからだろうか、私たちの目の前に一匹の猿のような原生種が姿を現した。見たところ毛づくろいをしてるみたいだけど。………あ、こっちに気づいた。そのまま一直線にこっちに向かってくる原生種。
「あ、あの……どう見ても仲良くしましょうって雰囲気じゃ……ないですよね」
「やるしかない、かな」
そう言って修了任務のために渡された、ライフルを構える。任務以外で使うことはほとんどないと思ってたけど、緊急事態だけにしかたない。にゃにもさんも同じくロッドを構えた。テクニック主体で戦うタイプの人のようだ。
「それじゃあ、やるよ!」
「は、はいっ!」
私たちは初めての戦闘へと臨んだのだった。
戦闘描写難しそうですねー(他人事)なんとかしなくては。