魔法少年リリカル良太!?   作:高町 優希

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5話

 

 

 

ギンガ「いい?アイナさんの言うことちゃんと聞くんだよ?」

 

 

良太「渋々了解」

 

 

ギンガは地上本部護衛任務に出掛けた。

 

 

良太「…つまらない」

 

 

早速飽きたようだ。その時!

 

 

ビー!ビー!ビー!

 

 

六課の警報が鳴り響いた。

 

 

アイナ「良太君!良太君!」

 

 

カシュ

 

 

良太「何?」

 

 

アイナ「避難するから付いてきて」

 

 

良太「わかった」

 

 

良太はアイナの後ろを懸命に付いていった。

 

 

ドカン!

 

 

アイナ「ガジェット!?もうこんな所まで!?」

 

 

良太「仕方ない」ガチャン

 

 

良太「変身」

 

 

良太はベルトの赤いスイッチを押してソードフォームになった。

 

 

良太「オレ!参上!」

 

 

良太は変身すると電ガッシャーをソードモードにすると…

 

 

良太「行くぜ行くぜ!」

 

 

ガジェットに向かって行った。

 

 

良太「何ぼさっとしてる!さっさと行け!」シャキン!

 

 

アイナ「良太君!貴方も!」

 

 

良太「コイツらを黙らせたら直ぐに行く!いいから行け!」シャキン!

 

 

アイナはヴィヴィオを抱えてその場を後にした。

 

 

良太「ちょっとばかりキツいな」シャキン!

 

 

無数にいるガジェットを見てぼやく良太。

 

 

良太「まぁいい!オレは最初からクライマックスだぜ!」シャキン!

 

 

良太はガジェットの群れに飛び込んだ。

 

 

良太「オラオラオラオラ!」シャキン!シャキン!シャキン!

 

 

良太「切りがねぇぜ」

 

 

ゴロゴロ

 

 

良太が音のした方を見ると丸いガジェットがやって来た。

 

 

良太「やっとクライマックスが見えてきたな。大将」

 

 

良太はパスをベルトの前に持っていった。

 

 

《フルチャージ》

 

 

良太「必殺…オレの必殺技!パート5!」

 

 

電ガッシャーの剣先が離れると回りの小型ガジェットを破壊して丸いガジェットに振りかざした。

 

 

ズドドドドン!

 

 

良太「決まった!オレの必殺技!」

 

 

ゴロゴロ

 

 

良太「おいおいマジかよ」

 

 

今度は三体も丸いガジェットがやって来た。

 

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン。ビュン!

 

 

良太「ぐぉぉ!?」

 

 

良太は膝をついた。

 

 

良太「アイナ達も逃げたしずらかりてぇが……無理だよな。なら!やるっ気ゃねぇ!」

 

 

良太は丸いガジェットに向かって行った。

 

 

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

 

 

良太「ぐぉぉ!」カシャン

 

 

良太は余りにもダメージを受けたせいで変身が解けた。

 

 

良太「ここまでかな…」

 

 

良太は目をつむり意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はやて「大敗やね…」

 

 

なのは「そうだね…」

 

 

フェイト「死者がいないのが救いだよ」

 

 

はやて「あの子のおかげやな。良太君がガジェットを足止めしてくれなければもっと被害が大きかった筈や」

 

 

フェイト「でも良太君が一番の重症だ…」

 

 

なのは「局員でもない子を巻き込んだしね」

 

 

はやて「ギンガの事は?」

 

 

フェイト「まだ意識が戻ってないから知らせてない」

 

 

はやて「不謹慎やけど解決するまで眠っててくれるといいんやけどな」

 

 

なのは「うん…」

 

 

アイナ『なのはさん』

 

 

するとアイナから通信が入った。

 

 

なのは「アイナさん?」

 

 

アイナ『良太君が目を覚ましました』

 

 

なのは「わかりました。ありがとうございます」プツン

 

 

はやて「上手く行かないもんやね」

 

 

フェイト「私だけ行こうか?」

 

 

はやて「ウチも行くわ。お礼も言いたいしな」

 

 

なのは「私も行くよ」

 

 

なのは達は良太がいる病室向かった。

 

 

良太「モグモグ」シャリシャリ

 

 

カシュ

 

 

はやて「…大丈夫なん?食べて?」

 

 

アイナ「剥かないとそのままで食べるって脅されました…」

 

 

スバル「駄目だよ良太?ワガママは」

 

 

良太「それよりお姉さんは?いつもならそろそろお説教に来るはず」

 

 

フェイト「実は…」

 

 

フェイトは良太にギンガが敵に捕まった事を話した。そして操られてる事も。

 

 

良太「そう…」

 

 

はやて「泣きわめかないやね?」

 

 

良太「それをしてお姉さんが無事に帰ってくるならやるよ?」

 

 

スバル「良太…」

 

 

スバルはいつもギンガが抱っこしてるみたいに良太を抱っこした。

 

 

良太「なに?」

 

 

スバル「泣いていいんだよ?」

 

 

良太「ボリュームが足りない」

 

 

スバル「泣いていい?」

 

 

良太「胸貸そうか?」

 

 

はやて「逆転しとるやろ」

 

 

良太「どっちにしろ自分は足手まとい。大人しくしてる」

 

 

フェイト「ごめんね。ギンガは必ず助けるから」

 

 

スバル「またね、良太」

 

 

カシュ

 

 

良太「…お姉さん」

 

 

良太はただ窓の外を眺めていた。

 

 

 

 


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