リリカル異世界決闘録   作:鹿島 雄太郎

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実際にデッキを動かしながら
Wikiをみながらやったので多分問題ないかと


turn13「対立」

「やはり…動けない…!」

紅の騎士は体をよじらせて動こうとする。

が、動けない。

「俺は手札から、イグナイト・ドラグノフを召喚!」

「ムン…ヴォア!」

そう言って俺はYのような目を光らせた星4戦士、イグナイト・ドラグノフを召喚する。

「俺はカードを二枚伏せてターンを終了。」

目の前にカードが二枚伏せられた状態で現れ、すぐに薄くなった。

「…!よし、動ける!」

「行くぞ、ヴィータ!」

二人の騎士が目の前に肉薄する。

俺は慌てず伏せたカードを発動した。

「聖なるバリアーミラーフォースー発動!相手の攻撃宣言時、相手フィールドの攻撃表示モンスターをすべて破壊する!」

騎士と俺の間に1枚のカードが捲られる。

俺がさっき伏せたカードの1枚だ。

これで防げる。

 

 

そう思っていた。

「甘い!」

剣の騎士がミラーフォースを切り捨て、発動するまもなく爆発した。

その爆風から影が2つ接近する。

それをみた瞬間横に飛ぶ。

そして左手のカードを落とさないようにしつつ、右手のデバイスで足場を作っては上に飛び上がる。

落下際にAのようなマークのあるカードを拾って着地、すぐさま発動する。

「アクションマジック、回避!その攻撃を無効にする!」

デュエルディスクの右上の表示が切り替わる

 

〔Action magic 10〕

〔Action magic 9〕

 

イグナイト・ドラグノフは剣士の攻撃を回避する。

しかし鉄槌の騎士─ヴィータに殴り飛ばされて破壊されてしまった。

 

LP 8000→7600

 

破壊された際の爆風がほほを掠め、LPを削った

「ぐっ…!」

剣士が攻撃を今一度攻撃を仕掛けようとして、止まってしまった

「くっ、またか!」

「俺のターン!」

そう言ってデッキからカードを1枚ドローする。

…これなら。

「俺はスケール2のイグナイト・マスケットと同じくイグナイト・デリンジャーで、ペンデュラムスケールをセッティング!」

ピンクのくノ一のようなモンスター、イグナイト・デリンジャー

レイピアを持った紫の戦士、イグナイト・マスケット

その2体が光の柱を上り、その下に特殊な字体の数字が現れる。

「来るか、ペンデュラム召喚…!」

「いいやまだだ!俺はイグナイト・デリンジャーのペンデュラム効果を発動!もう反対側のスケールに設置されたモンスターを巻き込んで破壊し、炎属性戦士族モンスターをサーチ!」

柱の中のデリンジャーが体を丸めた後、仰け反った大の字になる。

その体からは多くの火花が飛び散り、マスケットに届くと両方のスケールが爆発した。

爆発の中から1枚のカードが飛んで来て、それをキャッチ。

俺はそのカードを宣言する。

「俺がサーチしたのは…イグナイト・デリンジャー!そして俺はスケール2のイグナイト・デリンジャーとスケール7のイグナイト・ドラグノフで、ペンデュラムスケールをセッティング!」

そして二人の戦士が、光の柱を上る。

上りきって数字が現れると、その間を赤い振り子が揺れる。

「弾ける火花の狭間にて」

振り子は右に揺れ、

「苛烈な激攻の幕を開けろ!」

左に揺れ、

「ペンデュラム召喚…!」

その軌道は円を描いた。

「エクストラデッキより現れろ、俺の兵団よ!」

その言葉をトリガーとしたかのように、描かれた円から3つの光が降りてくる。

「レベル4、イグナイト・ドラグノフ!同じく、イグナイト・マスケット!レベル6、イグナイトデリンジャー!」

3体の戦士が俺の前にヒーロー着地して構える。

(まだとっておきたかったが…仕方ない!)

「俺は伏せておいたカード、収縮を発動!」

稲妻のマークがついた緑のカードが起き上がる。

「鉄槌の騎士ヴィータの攻撃力を半分にする!」

カードから紫の光が現れヴィータを呑み込む。

光が通りすぎた後ヴィータは、武器─おそらくデバイスを杖に片膝をついていた

「なんだこれ…力が…!」

 

ヴィータ

ATK2100→1050

 

「イグナイト・デリンジャーで、シグナムを攻撃!」

デュエルディスクのフィールド魔法ゾーンが光る。

「ディスエスケープゾーンの効力で、デュエルディスクを持たない相手はモンスターでありLP8000のプレイヤーとして扱う!その場合、モンスター同士の戦闘で起こるダメージが相手LPへのダメージとなる!」

デリンジャーは壁を走って剣士に迫る。

「デリンジャー、苦無霊弩(クナイレイド)!」

クナイが雨あられのように剣士に降り注ぐ、相手もそれを剣でいなす。

が、いなしきれなかったクナイが剣士を切りつける。

 

紅炎剣士 シグナム

ATK 2200

LP8000→7800

 

「くっ…!だが、このくらい!」

「残りの2体でヴィータに攻撃!デュアルストーム!」

マスケットとドラグノフが走ってヴィータに襲いかかる。

交差するスラロームのように翻弄しながら接近し、飛び上がったと同時にXの字に斬る、切る、伐る。

 

鉄槌の騎士 ヴィータ

ATK2100→1050

LP8000→7650→7000

 

「くあぁ…!」

「ヴィータ!」

ヴィータがワンバウンドしてから地面に墜落する。

「俺はこのままターンエンド。」

「これほどとはな…。だが、負けてやるつもりはない!」

バトルフェイズ中の相手の罠カードの発動を無効にし破壊するシグナム。

守備表示モンスターとの戦闘時ダメージ無しで破壊し再度攻撃できるヴィータ。

どっちも1ターンに1度とはいえ面倒だ…。

 




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