里を出て数刻が経過し、日が頭上に登ったころ
「ここら辺で休憩するぞ」
この辺りは木々が生い茂り、近場には川が流れている
道中休憩などの野営をする場合こういった場所になる
このような場所で、休憩と修行を行うのだ
「さて、とりあえずは座学から始める、これも修行の一環だ。
まずはチャクラコントロールとは何か、から始める」
チャクラコントロール、必要な時に必要な量を出し維持する事
術の調整、体内のチャクラの正常化、身体強化などをする際に必要な技術
そして今回やってもらうのは木登り、それも手を使わず足だけで行う
「アシュラ出発前に手本を見せてやれ、出来るんだろ?」
「そう言うのはアンタの役目だろうに」
(腐るなアシュラ、そうだなあの木なんかどうだ?)
(そうだな、あといきなり話しかけるなってば九喇痲、バレるだろ)
(スマンスマン。まぁ手本くらい見せてやれ)
(応!)
足の裏にチャクラを集中、微弱な放出量で吸着させる
数分後・・・・・・
「カカシ先生着いたってばよ」
「おぉやるねぇ。二人ともしっかり見ていたか?」
「スゴい・・・・・・」
「チッ!」
「あああああああああ!!」
「どうしたアシュラ!」
「いや何でもないってばよ」
アシュラは思いついてしまった、そしてあの術の完成型が朧気ながらに見えてしまったのだ
「・・・・・・早く降りてこい、二人に細かい説明をする(ヤレヤレ何を考えているのか)」
「ちょっと待って、メモを取りたいんだ」
「わかった」
足の裏だ足の裏にチャクラを集める、瞬身でも飛雷神でもない、超高速歩法とその時に発生する運動エネルギーの威力を具現化し、攻撃時足への負担を徹底的に排除した風圧拳とは少し違う術式の草案を急ぎメモをし、地上へと降りる
「さて、これから説明をしていくわけだが、見ていて気がついた事があれば答えてくれ、まずはサスケ」
「・・・・・・極微量なチャクラを放出しているのはわかった、だが何で足の裏なんだ?」
「なるほど、質問の回答はこの後の説明で話をする、次サクラ」
「これって極微量を放出するだけじゃなくて、それを維持していますよね、針に穴を通すようなそんな繊細なコントロールなのはわかりました」
「なるほどね、2人ともよく見ていたな、これで何も無かったらどうしようかと思ったよ」
そして、カカシの説明が始まる
まずは、足の裏は最もチャクラを集めにくく、かつコントロールが難しい部位にあたるとのだと、サスケの質問に回答する
期限は一週間とし、休憩中などは最初と最後の10分を除きこの修行を禁止した。と言うのも、まだまだ歩くのにバテた状態では予定通りに進まないからだ
この間もチャクラコントロールだけではなく、忍具や武器の使い方その応用を教えていく、フェイントの掛け方、1つの忍具で窮地に対してどう対処していくかなども教えていく。今後受けるだろう中忍試験で必要となる技術・知識を少しずつ・・・・・・
最後にどんな窮地に陥っても、考えることだけは止めるな、必ず活路を見いだせると、諦めないド根性、忍び耐えること、これが師の師から受け継いできた忍としての心構えである事を
そうして一週間が経過した
「やっと登れた・・・・・・」
「サスケ君おめでとう!」
「ギリギリだったがいいだろう、次は水面歩行だ」
「・・・・・・(才能が羨ましい・・・・・・オレってば1ヶ月かかったのに)」
(腐るなアシュラ、お前の場合ワシのチャクラが邪魔をしていたからな、仕方ない部分もある)
(わかってるけどさ、やっぱ悔しいってばよ)
(だが諦めなかっただろ、マダオの術式が壊れワシのチャクラがダダ漏れだった時だ、あの修行があったからこそ、ここまでチャクラコントロールを身に付けることができたし、尾獣玉を模倣した螺旋丸をモノにできたのだ誇れ)
(あぁ、そうだな)
そして翌日の昼、湯の国へと到達した。この国で過去アシュラがであったあの男女と再会することになる
はいスイマセン、他の読み漁ってました
のもあり、身内に不幸があったりとイロイロ忙しく、やる気が出なかった
かなり反省してます多分
次回はできるだけ1月以内には
男女の正体?シラネ