ハイスクールD×D ~それは現か幻か~ 作:DDX
内容は読者の皆さんが気になってるかもしれない疑問に答える質疑応答となります
・・・・・正直クリスマス要素はほとんどありません
それではどうぞ
「クリスマス特別企画。セルフ質疑応答コーナー。いえー・・・・」
「テンション低っ!?どうした朧!?」
テンションが低いだと?当然だろ。だって・・・・
「そりゃテンションも低くなりますよ我が親友イッセーさん。だって会場の飾り付けから料理の準備まで俺ひとりでやってるんだよ。俺一人で。俺一人で」
大事なことなので三回言いました。
そう、今回クリスマスってことでちょっと広めの会場でクリパをすることになったのだが・・・・設営、料理等全部俺一人でやっていたのだ。
本当に大変だった・・・飾り付の方はまあ幻術で一瞬で終わらせたけど料理の方がな。クリスマスらしい大量のご馳走を一人で作るとかマジ勘弁しろよ。
あ、ちなみに幻術で料理を出して
「わかったから三回も言わないでちょうだい。それについては感謝してるわよ」
「そうだねレイナーレ。俺が焼いて切り分けたターキーを美味しそうに食べながらそう言ってくれると嬉しい限りだよ」
「一々刺がある言い方しないで」
「だってさ~・・・・・」
そりゃそう言う言い方の一つだってしたくなりますよレイナーレ。
・・・・まあ、そのレイナーレの格好がミニスカサンタだからいいんだけどね。超眼福だし。黒い髪の上にちょこんと乗ってる紅白の帽子がすっごい可愛らしい。
「そもそもなんで朧一人で準備することになったんだ?」
「作者がなんかお前見てるとムカつくかららしいからだ・・・・・確かにクズだって自覚はあるけど凹むわ」
「えっと・・・・なんというか心中お察しいたします朧様。それと朧様は決してクズなどではありませんわ」
「ありがとうレイヴェル・・・・・君だけが癒しだ」
ただ一人俺を労ってくれるレイヴェル・・・・・本当に癒しですありがとうございます。
ちなみにレイヴェルもサンタコスしてる。マジ眼福。スカート丈はそこまで短くないけど・・・・・襟がないタイプの服だからうなじがはえる。
「当然ですわ。だって私は・・・・その・・・・朧様のヒロインの一人なのですから」
「照れてるレイヴェルカワユス」
「そうね。可愛いわね・・・・・だけど、これだけは覚えておきなさい小娘。あくまでも朧のメインヒロイン、即ち正妻は私よ。あまり調子に乗らないことね」
「わかっていますわレイナーレさん。正妻である貴女を出し抜こうだなんて思いません。まあ・・・・・朧様の気が変わって私が正妻になる可能性もありますけれど」
「「・・・・・」」
ニコニコと笑顔を浮かべながら見つめあうレイナーレとレイヴェル。正直すごい迫力だ。
「お、朧・・・・・なんか火花が散ってる気がするのは私の気のせい?」
「残念ながら現実だ。まああれでも仲が悪いってわけではないから大丈夫だ」
「まだ本編では出会ってさえいないのに・・・・・」
「番外編だしそのへんはあまり突っ込んでやるな」
まあ、本編でもこういう仲になるんだろうけども・・・・どうせ先の話だから今は置いておこう。
あ、そだ。言い忘れていたがイッセーの格好もサンタコスだ。普通に似合ってる。
「私に対するコメントなんか雑じゃない!?」
「そんなことない。というかモノローグに突っ込むな」
「番外編だからいいんだよ!」
「それで済ますのか・・・・まあいいけど。それよりも早く本題に入ろう。お前をさっさと解放しろと部長とその眷属達が俺を睨みつけてるからな」
俺に対して刺すような視線を向けていくるグレモリーとその眷属達・・・・・まあ、アーシアはなんか申し訳なさそうに苦笑い浮かべてるけど。
皆イッセーが大好きだから仕方ないというのはわかるけど・・・・・まあ、本編の進行度的に好感度が極端に高い奴はそこまでいないのだがそこは番外編ということで。
「なんというか・・・・ごめん朧。でも朧のこと睨みながらも料理はきっちり食べてるよな」
「それに関しては素直に嬉しいとは思うけど・・・・ああ、もう。また逸れた。とっととセルフ質疑応答始めるぞ。ラム、説明頼む」
俺は先程からニコニコと笑顔を浮かべて傍観していたラムに話を振る。
・・・・というか本当にご機嫌だなコイツ。そんなに見てて面白いかよ。
「わかったわ。今回は番外編ということで作者が考えた読者が気になっているであろう疑問を朧達が代弁して私が作者に代わって答える質疑応答回よ」
「・・・・読者が気になってるであろうってことは実際にアンケートとったりしてるわけじゃないんだな」
「そこはあれよ。これ匿名投稿してるから活動報告でアンケートできないのよ。だからしょうがないの」
「なんでわざわざ匿名投稿を・・・・」
「なんでも作者は匿名じゃない方でも投稿してるらしいんだが・・・・そっちと比べて主人公、つまり俺の性格が相当クズいらしくてな。作者のイメージを悪くさせないために匿名投稿してるらしい」
・・・・・この作者は俺のこと嫌いなんじゃないかって結構な頻度で思う。本編での扱いも雑なことあるし。
「酷いなそれ・・・・・」
「同感だわ。でもまあ、だからといって今更形式を変えるわけにもいかないからこのままでいくしかないわね。さて、このままじゃまた逸れそうだしいい加減始めましょう」
「厳密にはさっきのも質疑応答になるんだけど・・・・まあいいか。お~い、二人共。質疑応答始めるからそろそろこっち来い」
「・・・・わかったわ。朧に免じてここまでにしてあげるわ小娘」
「それはこちらのセリフですわレイナーレさん」
「「・・・・・」」
いや・・・・こっち来いって言ってるんだからそれやめようよ。
「はいはい、またヒートアップしちゃうからマジそこまでにしておけって。それよりもいい加減質問はじめよう。一人いくつまでだ?」
「一人一つよ」
「なら四つか」
「いえ。最後に私が勝手に読者が気になってるだろうことを言うから五つよ」
いいのかそれで・・・・まあ、特に問題はないけども。
「んじゃとりあえず俺から質問・・・・・俺のハーレムって結局何人ぐらいになるんだ?」
「お前な・・・・」
「朧・・・・」
「朧様・・・・」
ラム以外の3人に呆れたような目で見つめられてしまった・・・・・気持ちはわからんでもないが仕方ないだろう。俺としては重要なことなんだから。
「ふふふっ、朧ならそれを聞いてくると思っていたわ。あなたのハーレムは最終的にはここにいるレイナーレちゃんとレイヴェルちゃんを含めて5人になるわよ」
「5人か・・・・・結構な数になるんだな」
「原作でそれ以上の数の女落としてるお前が言うな」
「同感ね」
「イッセー様・・・・原作のあなたの方が異常ですわ」
「ここにいる私とは関係ないのにすっごい複雑な気分なんだけど!?」
いや、だって・・・・原作イッセーのあれは異常だろ。モテすぎだ・・・・殺意がわくほどに。
「まあ、それはともかくとして、レイナーレとレイヴェルを除いてあと3人はヒロインになるやつが出るってことか・・・・・3人ね・・・・」
「3人がどうかしたの?」
「まあな。3人中2人は俺のフェチであるくびれ、鎖骨要因だっていうのはわかるが残り一人はどうなのかと思ってな」
俺のフェチは髪、うなじ、くびれ、鎖骨の4つだ。髪はレイナーレでうなじはレイヴェルだから3人のうち2人は残りのくびれと鎖骨要員だというのはわかる。だがあとひとつは・・・・
「あら、あなた言ってたじゃない。最近はふとももと瞳にも興味があるって」
「ああ・・・・なるほど。残り1人はそっちなのか。けど・・・・」
「そうなると残り2人になるんじゃないの?」
レイナーレの言うとおりだ。そうなるとふとももと瞳要員の2人がハーレム要因になるのにどうして1人なんだ?
「ああ、そのことね。実は元々の予定ではそのそれぞれ1人ずつで合計6人になる予定だったのよ。だけど当初瞳要員になるはずだった女の子が予定を変更してラスボス要員になっちゃったから外れたのよ」
「ちょっと待て今聞き捨てならないこと言ってなかったか?」
「ヒロインからラスボス要員って・・・・何がどうしてそうなったのかわかりませんわ」
レイヴェルの言うとおりである。一体どういう経緯でそうなったんだ。
「それについては・・・・元々瞳要員の娘はえげつない神器を持ってることになっていたのよ。それが原因で作者が『あ、これって瞳要員のヒロインにするよりラスボスにしたほうがいいんじゃね?』って思ったらしくて変更したそうよ」
「なんといういい加減な・・・・というかそんなにえげつない神器なのか?」
「ある意味では
「・・・・・勝てる気がしない」
「朧・・・・頑張りなさい」
「応援していますわ朧様」
思わず膝をついてしまった俺の肩に手をおいて慰めるレイナーレとレイヴェル。二人の優しさが身にしみる。
「はははは・・・・なんかとんでもないことになったな。ところで朧のハーレムに入るヒロインって全員原作キャラなの?」
「いえ、くびれと鎖骨は原作キャラですがふとももはオリキャラよ。当初はふともも要因はジャンヌにするつもりだったらしいけど一身上の都合でオリキャラになったのよ」
「その一身上の都合とやらが何か気になるが今は聞かないでおこう。ところでその原作キャラが誰なのかは教えてくれないのか?」
「それはまだ秘密よ。でも、くびれ要因の方は結構簡単に想像できるって作者は言っているわ。鎖骨の方はおそらく簡単にはわからないそうだけれど」
「そうか・・・まあ、そのへんは楽しみにしておこう」
「朧・・・・あくまでも正妻は私だっていうことは忘れないでね?」
「朧様・・・・私のこともしっかりと見ていてくださいね?」
レイナーレとレイヴェルが俺を見つめながら言う。
・・・・・なんだろう、この異常なまでなプレッシャーは?
「・・・・もちろんわかっております」
「「ならいいわ(いいですわ)」」
とりあえず事なきは得たようだ。
「あ~・・・・・ごめんなさい」
「ラム?何を謝ってるんだ?」
「だいぶ先のことなんだけれどレイヴェルちゃんは不遇枠になりそうなのよ」
「どうしてですの!?」
声を張り上げるレイヴェル・・・・まあ、仕方ないなうん。
「色々あるのよ。あまり話すとネタバレになるから抑えるけど・・・・まあ、その代わり今やってる章では見せ場はあるから我慢して頂戴」
「うぅ・・・・わかりましたわ」
「その・・・・元気出しなさい」
がっくりと肩を落として落ち込むレイヴェル。流石にいたたまれないのかレイナーレが慰めていた。
「さて、ちょっとレイヴェルちゃんが可愛そうなことになっちゃったけれど次にいきましょう」
「あ、ちょっとタイム。一つだけ確認しておきたいことがある」
「なにかしら?」
「間違っても・・・・・ふともも要因って保護者のあのひとじゃないよな?」
「ええ。違うわよ」
「良かった・・・・本当に良かった」
「そんなに嫌なのか・・・・」
そうは言うけどなイッセーよ・・・・あのひとがハーレムとかマジ勘弁なんだ。主に胃痛的な意味で。
「それじゃあ次に行くわよ。次はイッセーちゃんよ」
「私?それじゃあ・・・・私ってどうしてTSしてるの?」
ああ・・・・うん。まあ、イッセー的にはそこ最重要だよな。
「それに関しては・・・・主な理由は作者が心から尊敬している執筆者の影響よ。うちの作者はその人とちょっとした交流があってそれが主な原因となってるのよ」
「そうなのか・・・・」
「作者はそのお方をどれほど尊敬しているのですか?」
「相当よ。その執筆者はとても面白い作品をいくつも書いてるようだし。ちなみにその人からのコメントがあるわ」
「コメントだと?」
「気になるわね・・・・教えて頂戴」
「わかったわ。『TS一誠愛しくて洗脳した、後悔はしていない。だが人様のTS一誠が見れたことは超嬉しいので反省もしていない(`・ω・´)』・・・・・だそうよ」
「・・・・それ一字一句間違いないのかしら?」
「一字一句間違いないわ」
・・・・・うん。とりあえずすごい人だっていうことはコメントから十分に理解できた。皆も俺と同じようでなんとも言えない表情をしている。
「その人のおかげで私女の子なんだ」
「そうよ。あ、ちなみにその人の影響はTSだけに留まらないわよ」
「え?どういうこと?」
「端的に言うとイッセーちゃんには女の子として男の子相手に恋愛してもらうわ」
「・・・・はい?」
おう・・・・・マジかよ。あの百合ん百合んなイッセーが男相手に恋愛か。
「私が男に恋・・・・恋・・・・い、いやだ。絶対に嫌だ。男なんて・・・・男なんて・・・・」
「イッセー様はどうされたのですか?」
「イッセーは根っからの男嫌いだからな。俺と・・・・あとまあ、木場はまだいいが、それ以外はな」
「筋金入りね・・・・でもそうなると相手って朧か木場になるんじゃないかしら?」
「朧か木場・・・・・なあラム。間違っても朧じゃないよな?朧なはずないよな?」
イッセーはすがるようにラムに尋ねる。
「安心しなさい。朧ではないから。ついでに言うと木場くんでもないし」
「そっか・・・・良かった。朧だったらどうしようかと思った」
「なに?仲がいいのに朧が相手なのは嫌なの?」
「朧が相手なのが嫌だっていうか・・・・朧とは親友でいたいから。その関係が変わって欲しくないんだ」
「あ~・・・・わかる。俺も同感だよ。何があってもイッセーとは親友って関係であり続けたいかラその関係壊したくないんだよなぁ」
イッセーは俺にとって唯一無二の親友なんだ。この関係が崩れるだなんて嫌すぎる。
「随分と絆が硬いのですね。少し羨ましいですわ。ですが、そうなるとイッセー様のお相手は誰なのでしょう・・・・」
「それについてはいずれわかるわ。さて、この話はここまでよ。次の質問を・・・・レイナーレちゃんお願い」
「次は私ね・・・・わかったわ。朧はアザゼル様や白龍皇の事を知っているようだけれどそれはどうしてかしら?」
「そういえば・・・・5話でまるで知っているような感じで朧様はラムさんと話をしてましたわね。私も気になりますわ」
「どうなんだラム?」
「それについては・・・・私よりも朧が答えたほうがよさそうね。というわけで朧、お願い」
ああ・・・まあ、実際に知り合ったのは俺だからな。俺が答えるのが筋か。
「んじゃ答えるけど、原作が始まる3年前ぐらい、俺と保護者のあの人と旅してる時にアザゼルが白龍皇を連れて接触してきたんだよ。理由は俺の
「朧の神器に?」
「アザゼル様は神器に深い関心を持ってるのよ。でも・・・・わざわざアザゼル様自ら出向くなんて朧の神器ってそんなに珍しいものなの?」
「それはもう。私はレアなのよ」
レアねぇ・・・・いや、まあ間違っちゃいないんだけどなんだろう、この釈然としない感じは。
「でもあの時は大変だったな・・・」
「ええ。そうね」
「え?大変だったって何が?」
「考えるまでもありませんわイッセー様。アザゼルは堕天使の総督。そして朧様の保護者は・・・・誰なのかは知りませんが有名な悪魔です。勢力として敵対している者がであってしまえば一触即発・・・・戦闘の可能性は十分にありますわ」
・・・・うん、まあレイヴェルの言うとおりなんだよな。普通なら戦闘になってもおかしくはない。
実際戦闘になりかけたわけだし。ただまあ・・・・
「・・・・問題は戦闘を仕掛けてきたのが白龍皇で仕掛けられたのが俺だっていうことだけどな」
「・・・・え?アザゼルと朧様の保護者がじゃないのですか?」
少々予想外だったらしく、レイヴェルは首を傾げた。
「まあ、当然といえば当然ね。アザゼル様は争いを好まない平和主義者・・・・よほどのことがない限り自分から戦いを仕掛けることはないわ。その時は純粋に朧の神器について色々と知りたくて接触したのでしょうね」
「ああ。アザゼルの方はレイナーレの言うとおりだよ。だが、白龍皇は違う。あの戦闘狂・・・・・
「あれは悲劇としか言えないわね」
本当だよ・・・・・そのせいで俺半分にさせられたんだからな。白龍皇の能力は俺の幻術に対しては相性がいいわけではないが・・・・・俺の自身にとっては相性最悪だからな。何があっても戦いたくない。
「悲劇って・・・・何があったんだ?」
「それについてはちょっと重いネタバレになりそうだからここでは秘密にしておく。とまあ、そんな風に戦闘になりかけたんだよ。ただ、俺が戦闘拒否ってるのを見て保護者とアザゼルが止めてくれたおかげでまだだいぶましだったけどな・・・・・・その件に関しては」
「その件に関してはって・・・・まだ何かあるのかよ?」
おそらく相当ゲンナリとしているであろう俺の様子を見て、イッセーが恐る恐ると尋ねてくる。
「もしかして・・・・・3年前、誰にも行き先を告げずに外に出てたアザゼル様が重傷を負って帰ってきたことがあったけれどそこのこと何か関係あるのかしら?」
「関係あるもなにも・・・・それやったの俺の保護者なんだよ」
「「「ええっ!?」」」
衝撃の事実に、3人は驚きを隠せずにいた。
「で、でもさっきアザゼルと朧の保護者との間に戦闘はなかったって・・・・」
「ああ。戦闘はなかったよ。ただ、アザゼルが俺の保護者を口説こうとして・・・・それが原因でアザゼルが半殺しにあっただけだよ」
「半殺しにあっただけって・・・・朧様、あなたの保護者は一体どれだけバイオレンスなのですか?」
「いや、普段はそうでもないんだけど・・・・なんというか男に対する免疫があまりないというか・・・・過剰に反応しすぎるというか・・・・」
「アザゼル様・・・・おいたわしや」
「あれは本当にすごかったわね。さて、これ以上はキリがないから次にいきましょう。レイヴェルちゃんお願い」
流石にこれ以上文字数を使うのはまずいと判断したラムは、多少強引ではあったが次の質問に移行させた。
だが・・・・
「では・・・・朧様の保護者について教えていただけませんか?」
・・・・結局話が軌道修正されることはなかった。
「レイヴェル・・・・・よりによってそれ聞くのか?」
「すみません朧様。ですが気になってしまいまして・・・・・」
「諦めなさい朧、質問されたからには答えないと♪」
コイツすっごい愉悦顔してやがる・・・・・絶対面白そうだって思ってるな。
でもまあ・・・・仕方ない。質問されたからにはもうどうしようもないな。
「では、答えるわ。といっても、あまり詳しく教えすぎちゃうと重度のネタバレになるから簡潔になるけれど。まず何を教えてものかしら・・・・・」
「さっきアザゼルを半殺しにしたと言っていたけれど・・・・・朧様の保護者はそんなにお強いのですか?」
「ええ、強いわよ。なにせ魔王候補のだったんだから。しかも超越者よ」
「ま、魔王候補!?しかも超越者って・・・・ルシファー様やベルゼブブ様と同じ!?」
あまりのことに動揺しまくってるレイヴェル。まあ・・・・そんなに強いって分かればこのリアクションは当然だよな。
「それって・・・・もしかしてアザゼル様よりも強い?」
「ええ、彼よりは上よ。流石に全力を出したルシファーには劣るけれど・・・・・作中トップクラスの強さを誇るわ。もっとも、本人は魔王の席に興味がないみたいだけど」
「まあ、あれが魔王になったら色々とまずいけどな。もし魔王になったら悪魔連中にガチで同情する」
「悪魔を憎んでる朧がそこまでいうほどなのか・・・・というか、そのひとの何がそんなに問題なんだ?」
「癖ね」
「だな。あれは酷い。あれのせいで俺がどれほど頭痛と胃痛に苛まれたことか・・・・・ははははは」
「朧・・・・心中察するわ」
レイナーレが俺の肩と頭に手を置いて慰めてくれる・・・・これがなければ立ち直れなかっただろう。
「一体どのような癖ですの?」
「ある意味では人様にお見せできないような癖だ。そのうちわかるとは思うから黙ってるが・・・・」
「わかるとしたら3巻の終わり頃か4巻ぐらいになるわね」
「・・・・それはつまりそのあたりで登場すると?」
「そうなるわね」
・・・・・その時は覚悟しておいたほうが良さそうだ。
「とりあえず彼女についてはこれぐらいでいいかしら?」
「あ、もう一つよろしいでしょうか?」
「いいわよ」
「では・・・・その方は朧様と一緒に旅をしていたそうですがそもそも何故人間界にいるのですか?」
あのひとがなんで人間界にいるのかか・・・・・まあ、気になるだろうな。
「表向きは人間界で天使や堕天使、それと神々の情報を集めるためね。集めた情報は逐次冥界に伝えているわ」
「なるほど・・・・でも表向きってどういうことだ?」
「本当の理由は別にあるのよ。といってもたいしたことないわ。ちょっと冥界の上層部の悪魔を何体か去勢させちゃって居心地が悪くなっちゃっただけだから」
「「「・・・・・は?」」」
・・・・うん、まあ何言ってるか一瞬わかんなくなるよな。冗談だと思うよな。
だけど残念・・・・これ事実なんだよな。
「・・・・とりあえず今のでそのお方が誰なのかわかりましたわ。朧様も苦労なされているのですね」
「ああ・・・・そりゃもう」
「・・・・アザゼル様が去勢されなくて良かったわ」
「というか・・・・結局私だけわからないなんて」
「イッセーちゃんは悪魔になったばかりだから仕方ないわ。それよりも、質問への返答はこれでいいかしら?」
「はい。もう大丈夫ですわ。あとは本編で判明されるのを待ちます」
個人的には判明されて欲しくないものである。
「じゃあ、あとは私から最後の一つね。内容はズバリ朧とイッセーちゃんの出会いがどうであったかについてよ」
俺とイッセーの出会いだと?
「それは確かに気になりますわね」
「私も気になるわ・・・・あなた達どういう経緯で出会ったの?」
レイヴェルとレイナーレが興味深そうに俺とイッセーを見てくる。
「どういう経緯かと言われても・・・・たいしたことないよな?」
「うん。駒王に入学して1週間ぐらい建った時、登校中にちょっと強めの風が吹いて・・・・」
「女生徒のスカートがめくれて、当然俺とイッセーはそれをガン見してて・・・・」
「その時ふと朧と目が合って・・・・」
「気がついたら互いの手をがしっと握ってて・・・・」
「それがきっかけで色々と話をするようになって親友になったんだよな」
「「ほら、大したことないだろ?」
「「・・・・・ア、ハイ。ソウデスネ」」
・・・・なぜか遠い目をして棒読みで答えるレイナーレとレイヴェル。一体どうしたのだろうか?
「ふふふっ・・・・やっぱりあなた達面白いわ」
「いやいや、別に普通じゃないかこの出会い?」
「珍しくはないと思うけど・・・・」
「・・・・それを素で言ってるならあなた達は大物よ」
「これは呆れるべきなのでしょうか・・・・・」
大物?呆れる?そんな要素なかったと思うけど・・・・・まあいいか。
「それよりも、質疑応答はここまででいいか?いい加減・・・・イッセーを解放しろという部長達の視線に耐えられそうにないんだが」
見ると、先ほど以上に鋭い視線をぶつけてくるグレモリー一行。流石にこれは精神的にきつい。
「そうね、ここまでにしましょう。それじゃあ朧、締めの一言をクリスマスらしくお願い」
「・・・・結局クリスマス要素はほとんどなかったわけだが了解した。え~、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。今回は読者の皆様が気になってるかもしれないことをこのような形で発表いたしましたがいかがでしたでしょうか?」
「無難なコメントね」
「いやレイナーレさんや。他にどう言えというのですか?まあいいや、重ねてお付き合いありがとうございます。そして・・・・・・」
「「「「メリークリスマス!次回からもまたどうかお楽しみください!!」」」」
「さて、それじゃあベッドにいきましょうか朧」
「私もご一緒いたしますわ朧様!」
「しっかりとやることやろうとするとか君達ちゃっかりしてるね」
まあ俺としては大歓迎だけど。
聖夜のよるに俺好みの女の子と・・・・ぐふふふふ
他にも疑問に思ってる点は多々あると思いますがとりあえず今回はこれぐらいで
残りは本編中でお確かめください
それでは次回もまたお楽しみに!