ハイスクールD×D ~それは現か幻か~   作:DDX

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はじめまして、DDXと申すものです

この度、このような作品を晒すこととなりました

どのように思われるかはわかりませんが楽しんでくだされば幸いです

それでは本編どうぞ


序章 とある少年のプロローグ
第1話


それは現か幻か

 

現というなら証明してみよ

 

幻というなら儚く消え去れ

 

証明できねばそれは幻

 

消え去らぬのならそれは現

 

ならばこそ問おう

 

それは・・・・現か幻か

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「♪~」

 

鼻歌交じりに学校への通学路を歩く俺の名は現世朧。私立駒王学園に通う愉快で素敵なイケメンだ。

 

おっと、決して誇張表現ではないぜ?だって実際俺はイケメンだからね!容姿はマジで整ってる方だからね!ナルシストと言いたければ言えばいいさ!

 

まあ、そんなイケメンな俺だけどぶっちゃけ女の子にはモテない。基本女の子は俺を好意的な目で見てくれない。

 

だって俺は・・・・

 

(おっ、あの子いい太ももしてるな~。あっちの子はボディラインが素晴らしい・・・・・ややっ!?今あの子ちらっと下着が見えたぞ!黒とは中々に過激ではないか!)

 

だって俺はエロいんだもの。

 

基本俺は四六時中エロいことを考えている。女の子のあんなことやこんなことを考えては愉悦に浸り、それが表情に出ちゃうもんだから女の子からは大抵引かれる。

 

今だって俺は通学途中の女の子を品定めするような目で見てテンション上げてるしね。きっと小さなお子さんを連れた親御さんが見たらそっとその目を両手で包み込むであろう。情操教育上大変宜しくないもんね。まあ、やめないけど。

 

そんなわけで基本女の子にモテないどころか引かれてる俺だけど・・・・・それでも例外はいる。俺がどんなにエロかろうとそれを受け入れた上で俺にキャーキャー黄色い声を上げている女の子や俺にエッチなことをされて調教されたいっていうマゾな女の子もいる。ぶっちゃけそういう子をいくらかつまみ食いしたことだってある(最低なクズだという自覚はあります)

 

そして何より俺には・・・・・親友がいる。

 

「おはよー朧!」

 

「お~、イッセー。おはようさん」

 

噂をすればなんとやらかな?一人の女の子が俺に意気揚々と挨拶をしてきた。

 

彼女の名前は兵藤一誠、通称イッセー。ちょっと癖の強い亜麻色の髪にクリッとした目をした可愛らしい女の子で彼女こそが俺の唯一無二の大親友だ。

 

・・・・・男と女が親友同士だなんて馬鹿なと思ったやつちょっとこっち来い。その顔面ぶん殴ってやるから。あ、女の子だったら胸かお尻をワンタッチで許してあげるよ。なお、どっちになるかはその時の俺に気分、またはどっちの方が性的に魅力的なのかで変わるが・・・・・おっと、話が逸れてしまったな。とにかくイッセーは俺の親友。異論は認めない。

 

まあ、確かにね一般的な考えからすれば男と女が親友同士になるのは難しいかもしれない。だが、俺とイッセーは別だ。

 

なぜなら・・・・・

 

「あ、イッセー。さっき神風が吹いて女の子の黒い聖骸布をお目にかかれたぞ」

 

「なんだと!?くそっ・・・・・私も見たかった!」

 

イッセーも俺に引けを取らないエロの権化だからだ。超エロだからだ。

 

イッセーは確かに女の子だ・・・・・だけど、それでもイッセーは女の子が好きだ。可愛い女の子が、麗しい女の子が、美しい女の子がイッセーは好きなのだ。

 

そしてさらに言うならイッセーは特におっぱいが好きだ。さっきは下着の話で食いついていたがこれがおっぱいとなるとさらに食付きは増すだろう。それだけのおっぱい星人なのだ。

 

なお、イッセー自身も平均を大きく上回る巨乳の持ち主なのだが曰く、「自分の胸で興奮なんかできるか!重いんだよこれ!」と言っている。それを初めて聞いたとき、俺の目からツーと涙が流れたことは今でも覚えている。

 

「なんで・・・・・なんで朧だけがそんないい思いを・・・・と、普段なら言うところだけど今日の私は違うのだよ朧くん」

 

初めは悔やんでいるように見えたイッセーであったが、すぐに誇らしげ・・・・・というか見事なまでのドヤ顔を披露してきた。

 

「なに?どういうことだ?」

 

「ふふふ・・・・・朧よ、私はな・・・・・見たのだ」

 

「見たって・・・・何をだ?」

 

一体どんな女の子のいやらしいところを見たんだ?はっ!?まさか・・・・・生乳をその目に収めたのか!?

 

「教えろイッセー!お前は一体何を見たんだ!」

 

「私が見たもの、それは・・・・・・夢だ。私は夢の中で・・・・・ハーレムを築いていた!」

 

なん・・・・だと?

 

「ハーレムって・・・・・あのハーレムか?俺とお前が・・・・もっと言えば全世界の多くの男が渇望してやまないあのハーレムなのか!?」

 

「そうだとも。私の夢の中で・・・・複数の女の子が裸で私に擦り寄ってきた。そして○○なことや××なことをしてイチャイチャねちょねちょして・・・・・ぐへへ~」

 

イッセーが女の子がしてはいけない顔をしている・・・・・・だが無理もないだろう。ハーレムはイッセーの夢なのだから。

 

なにせ元女子高で女子の比率が多く、ならばハーレムを作れる可能性が高いのでは?という考えのものこいつは駒王に入ったぐらいだからな。

 

まあかく言う俺もハーレムという野望を携えて駒王に入ったのだが。

 

「くそっ・・・・夢とは言え羨ましいぞイッセー!そしておめでとう!」

 

「ありがとう!」

 

ガシッと互いに手を取り合う俺とイッセー。ふふっ・・・・・これは誰がどう見ても親友のやりとりにしか見えないだろうがな。まあ、話の内容はアレだが。

 

「だがイッセー・・・・・一応聞いておくがわかっているか?」

 

「ああ、もちろんだ。私はこの夢を夢のまま終わらせるつもりはない。私はこの夢を・・・・・この幻を現のものにしてみせる!」

 

「よく言った!それでこそ我が親友だ!俺も負けんぞ・・・・・俺も必ずやハーレムを築いてやる!」

 

「「あっはっはっはっは~!!」」

 

手を取り合ったあとは肩を組んで高笑いをあげる俺とイッセー。周りから好奇の目で見られたりご近所迷惑だったりするだろうがそんなの知ったことではない。

 

その後、俺とイッセーはどんな娘を自分のハーレムに居るのかの熱い談義を交わしながら学校へと赴くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり女の子の魅力が一番詰まってるのはおっぱいだと思う」

 

「本当にイッセーはおっぱい好きなんだな」

 

「当然!女の子のおっぱいの柔らかさは夢とロマンでできてるからな!」

 

「わかる、わかるぞイッセー。たとえ巨乳だろうとちっぱいだろうとおっぱいは柔らかい・・・・・それは夢とロマンでできているからだ!」

 

「だよね!」

 

昼休みになって、昼食を食べながら俺とイッセーはおっぱい談義に花を咲かせていた。

 

ちなみに大体話を振るのはイッセーからだ。何度も言うがイッセーはおっぱいが大好きなのだ。まあ、俺もだいすくだけどね。

 

とまあ、こんな感じでおっぱいに対して熱く語っていると・・・・・

 

「イッセーちゃん!」

 

「俺達もその談義に加えてください!」

 

手に昼食を携えて現れる男子生徒が二人。彼等の名前は松田と元浜。わかりやすく言うと俺やイッセーと同類のエロの権化だ。

 

俺、イッセー、松田、元浜・・・・・この4人をまとめて駒王のスケベ四天王と呼ばれている・・・・らしい。知り合いの女子に聞いた話だがイマイチ信憑性に欠ける・・・・というかその女の子が勝手に言ってるだけの可能性も十二分に高い。まあ、別にそれは構わないんだが・・・・・

 

まあともかく、俺達と同様にエロい二人が談義に加わってこようとするのだが・・・・

 

「「失せろ」」

 

俺とイッセーは一言きっぱりと言い放ってやった。それも信じられないくらい冷ややかな目をしてだ。

 

「「・・・・あ、はい。わかりました」」

 

二人共ここまで邪険にされて心によほどのダメージをおったのだろう。おとなしく引き下がっていった。

 

うん・・・・ぶっちゃけ言うけど俺はこいつらのこといけ好かないと思っている。それは別にスケベ四天王と一括りにされているからではない。むしろこいつらのスケベ心を隠さないオープンなところは感心している。

 

だが・・・・・・それでも俺はこいつらがいけ好かない。なにせこいつらイッセーに色目使ってきやがる。イッセーに声をかけるとき大抵胸に視線が行ってるのがいい証拠だ。おおかたイッセーがエロエロだから頼めばもしかしたら触らせてくれるのでは、と期待しているのだと思う。親友であるイッセーにそんな目を向けることなど俺が許さん。

 

ここまで言うと俺がウザったい保護者に聞こえるかもしれないが・・・・・それは俺に限った話ではない。

 

「もう嫌・・・・・あいつらいつも私の胸ばっか見て・・・・・」

 

イッセー自身もあれにはまいっているのだ。

 

イッセーは基本的に男が好きではない。これは女の子好きが高じて出てしまった副作用なようなものだ。イッセー曰く、男に言い寄られると鳥肌が立つほど嫌で、性的な目で見られると悪寒が走ってしまうらしい。

 

されに言えばイッセーはとりわけイケメンが嫌いだ。なぜならイケメンはモテるからだ。モテるがゆえに可愛い女の子に告白される機会も多いイケメン・・・・・それは即ちイッセーのハーレムへの道を妨げる存在にほかならない。だからこそ一般的な女子とは違いイッセーはイケメンを敵視しているのだ。

 

それなら俺はどうだって?俺は問題ない。俺はイッセーの親友だからな。そして何より俺はイッセーを性的な目で見たことがない。

 

その証拠に・・・・・俺は何があってもイッセー相手に性的劣情を催したことがないのだ。

 

「女の子の胸は好きだけどこれは本当に恨めしい・・・・・最近また大きくなったきがするし」

 

「そうなのか?」

 

「ああ・・・・服がきつくなってな。確かめてみろ」

 

イッセーは俺の手をとって自身の胸を持っていく。そして俺は大きかを確かめるように手を2、3度動かして胸をもんだ。

 

「ふむ・・・・そう言われてみると前より揉みごたえがあるように思えるな」

 

「でしょ?やっぱり大きくなってるんだ・・・・・」

 

俺の考察を耳にしてイッセーは酷く落ち込んで見せた。本当に自分のおっぱいには欲情できないどころか煩わしいとさえ思っているようだ・・・・・不憫だな。

 

・・・・・は?劣情を催さないくせに何揉みしだいてんだって?何も問題ないだろ・・・・実際劣情を催したりはしてないし。

 

まあ、もちろん相手がイッセーでなければテンション上がっていただろう。だが、イッセー相手では性的興奮は一切わかない。断っておくがそれはイッセーに性的魅力が無いというわけでは断じてない。イッセーは可愛い。エロい言動をとりまくるが間違いなくイッセーは美少女だ。

 

だがな・・・・・それでもイッセーは親友なんだ。俺はクズでゲスで最低な野郎だが親友を性的な目で見ることだけは絶対にしないと心に誓っている。

 

そして、イッセーもそれをわかっているからこそ俺を親友として認めてくれているし、さっきみたいにナチュラルに俺に自分の胸を触らせるのだ。

 

「朧、おっぱいを小さくする方法はないのか?」

 

「できるがだろうが多分高いぞ」

 

「・・・・・ちくしょう」

 

本気で嘆く親友イッセー。俺はそんなイッセーを慰めるべく頭を撫でることにした。

 

 

 




言っておく・・・・これがピークだ(ある意味で)

とりあえず下ネタ等はこのレベルが私が出せる最高レベルだと思っていてください

それとイッセーがTSしている理由は・・・・そのうちわかります

それでは今回はここらで失礼

次回もまたお楽しみに!

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