魔法少女と偽りのヒーロー   作:カオスロイドR

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第27話 無自覚な悪意

【一真サイド】

 

 

「ごめんね巴さんが会いたくないってさ」

 

「・・・そうですか、すみませんお手数おかけしました」

 

マミさんのクラスの前で三年生の女子の先輩に頭を下げてその場を離れる。

 

「やっぱり避けられてるな」

 

ほむら・・・さんにすべてを打ち明けた次の日

 

マミさんと和解しようと三年の教室に行きクラスメイトの方に頼んで呼んでもらおうとしたが会いたくないと言われ拒絶されてしまった。

 

杏子ちゃんはもうマミさんの事はほっておけと言うけどそういう訳にもいかないし。

 

ほむらさんも巴マミの事は自分でなんとかしなさいって言われてしまう。

 

ただまどかさんとさやかさんが契約しないように見張っておくから巴マミとの和解に専念しなさいと言ってくれたんだ。

 

それだけでもヨシとしよう。

 

しかし昨日の今日とはいえさやかさん達まで避けられるなんて。

 

さやかさんは話かけても返事してくれず、まどかさんに話し掛けようとしたらすぐさやかさんがまどかさんを連れて行くからな。

 

まどかさんは申し訳なさそうにこっちを見てたけど。

 

まあ仕方ないか、彼女たちが慕っているマミさん相手に目の前であんなケンカしたんじゃ・・・

 

予想はしてたけどやっぱ辛いわ。

 

「仕方ないまた来よう…」

 

今日は諦めて明日また出直そうと三年の校舎から二年の自分の校舎に戻ろうとしたら。

 

「お、そこにいるのは恩人じゃないか」

 

「呉先輩?」

 

背後から声を掛けられ振り返ると入学式以来会っていなかった呉キリカ先輩の姿があった。

 

「久しぶりだね恩人、元気してたかい?」

 

「お久しぶりです、入学式以来ですよね?今までお見掛けしませんでしたがなにかあったんですか?」

 

マミさんに会いに何度か三年の校舎に訪れたが直接会ったのはこれが初めて。

 

いくら学年が違うからって何度か三年の校舎に俺は訪れていたからすれ違うくらいはする筈だ。

 

もしかして病気か事故で休んでいたのか?

 

「なにもないよ、織莉子に言われて久しぶりに登校したんだ。けどやっぱり登校しても楽しくなかったけど恩人にまた会えたのが幸運だったよ」

 

織莉子さんって呉先輩の友達かな?

 

相変わらず自由すぎる人だ・・・。

 

「で、恩人はどうしてここに?ここは三年の校舎だよ」

 

「え?ああ、知り合いの三年生に会いに来たんですけど会ってもらえず帰る所だったんです」

 

二年の俺が三年の校舎をうろついてたら気になるか、まあ隠してもしょうがないし正直に話そう。

 

「なんだってそれはひどい!よし私が連れて来てあげる。何組の誰だい?」

 

「い、いえいえいいんです。ちょっとケンカしているだけですし、これは俺自身で解決しないといけない問題ですから」

 

呉先輩の気持ちは嬉しいけど先輩を魔法少女の問題に巻き込む訳にはいかないしマミさんを無理やり連れて来られたら余計に話がややこしくなりそうだしな。

 

「そうか、なにかあったらいつでも私に言うんだよ恩人。私はまだ君から受けた愛を返していないんだから」

 

あ、愛って・・・。

 

こんな人通りの多い廊下で誤解を招かれる言い方は恥ずかしいな。

 

「じ、じゃあせめて恩人って呼ぶのやめてもらえますか?」

 

「え?恩人は私に恩人って呼ばれるの嫌なのかい!?」

 

わかりやすいぐらいショックを受ける先輩。

 

「う、うう・・・まだ愛を返していないのに恩人に見捨てられた」

 

さらに先輩は膝をついてうなだれる。

 

だから誤解を招かれる言い方はやめてくださいって!

 

う、うわ三年の先輩方がこっち見てヒソヒソしてるし。

 

「そうじゃなくて俺には城戸一真って名前がありますから名前で呼んでほしいんです」

 

先輩の財布を見つけたのはもう一年も前の事で見つけたのは俺一人の力じゃなくまどかさんも手伝ってくれた。

 

だから恩を感じてもらえるのは嬉しいけどいつまでも恩人って呼ばれるのはちょっと恥ずかしい・・・

 

「そ、そうか名前で呼べばいいんだね。分かったじゃあ恩人はカズマって呼ぶよ」

 

顔をあげて喜んだ表情の先輩。

 

う、うん確かに名前で呼んでと言いましたがまさか苗字の方じゃなく本当に名前で呼ぶなんて思わなかった。

 

本当に今時珍しいくらい純粋なんだな。

 

少し唖然としていると午後の授業を開始するチャイムが鳴り響き始める。

 

ヤバイ、次の授業は早乙女先生だ。

 

遅れると愚痴の相手に付き合わされる。

 

「呉先輩、次の授業が始まったのでこれで失礼します、じゃあ」

 

「あ、待って!カズマ!」

 

先輩が呼び止めようとするが遅れると非常にマズいので手を少し上げ挨拶し急いで教室に戻った。

 

え?授業に間に合ったかって?ハッハハもちろん遅れて愚痴の相手に付き合わされたさ。

 

外見は思春期まっさかりの十四歳の生徒相手に男女関係のドロドロした愚痴こぼしてストレス発散なんかしてんじゃねえ!

 

そんなんだから男に逃げられるんだよ。

 

コンチキショー!!

 

 

 

~~まどかサイド~~

 

私、鹿目まどかはマミさんとさやかちゃんに第二弾魔法少女体験コースに誘われて夜の公園に訪れていた。

 

ママにはさやかちゃん達と遊ぶから遅くなるけど門限までには帰るからと前もって話をしてある。

 

さやかちゃんとマミさんがいるから大丈夫だと思うけどつい先日にこの公園に煙が充満する事件が起きたばかりだから少し怖い。

 

「ティロフィナーレ!」

 

マミさんの魔法の鉄砲で撃たれた使い魔は消えていった。

 

「ふう」

 

「さっすがマミさん」

 

「こら美樹さん、遊びじゃないんだから気を抜かないの」

 

「えへへ、ごめんなさい」

 

マミさんに叱られ笑いながら自分の頭を軽く叩くさやかちゃん。

 

杏子ちゃんがいたら緊張感ないって怒られそう。

 

「なんかここんところはずればかりですね。さっきの奴もグリーシード落とさなかったし」

 

さやかちゃんがグリーフシードが落ちてないかと辺りを見回すが当然落ちていない。

 

《あれは魔女から分裂した使い魔だからね》

 

「使い魔だって成長すれば魔女になるし成長する為に人を襲うからほっておくわけにはいかないのよ」

 

マミさんとさやかがいるけど前の体験コースに来てくれた杏子ちゃんと一真君は来ていない。

 

なぜならマミさんが二人を呼ばなかった。

 

二人は私達が魔法少女になるのに反対で体験コース自体をやめるようにマミさんに言ったけどそれが原因でマミさんが怒って一真君達とケンカしてしまった・・・。

 

二人が反対する理由は分かる。

 

魔女と戦うことは命懸けの危ない事でマミさんも一真君も杏子ちゃんも戦って何度も怪我をしてしまったそうだ。

 

私も痛いのは好きじゃないし怖い。

 

一真君はしっかりした戦う理由もあるし杏子ちゃんも家族を助ける為に魔法少女になったやむおえない事情があった。

 

世の中には病気や怪我などで今も苦しんでいてそれを変えてたいと命を賭けてでも願う人達がいる。

 

でも私は何不自由なく幸せでただなにもできない自分を変えたいだけで戦う理由も事情も願いもない。

 

困っている人達を押しのけてまで私は願いを叶えてもらう権利を貰い魔法少女になっていいのかな・・・

 

「・・どか?まどかってば!」

 

「え?何さやかちゃん」

 

さやかちゃんに呼ばれて考え事から引き戻される。

 

「何かじゃないよ、何ボーッとしてるのさ、そろそろマミさんが次行くって」

 

「ご、ごめんね」

 

またやっちゃった…。

 

「なにもしかして一真の事、まだ気にしてんの?」

 

「う、うん…」

 

またさやかちゃんに考えてた事を当てられちゃった。

 

そんなに私は分かりやすく顔に出やすいのかな。

 

「やっぱりそこまで気にしないでいいんじゃないの?」

 

「でも一真君はマミさんとケンカしてまで私達を心配してくれたから…」

 

「そ、そりゃそうかもしれないけど、私も一真にひどい事言っちゃったし」

 

一真君の左腕の事を知っているさやかちゃんも落ち込んだ顔になる

 

「そうね、でもだからってあなた達がそこまで気にする必要ないわよ…私が決めた事だから」

 

「マミさん…」

 

そう言ってるマミさんも少し寂しそうな顔してる。

 

今まで一緒に戦ってきた一真君や杏子ちゃんと別れてやっぱりマミさんも辛いんだ。

 

同じ仲間なのにどうしてこうなっちゃったんだろう?

 

《確かに左腕を失った城戸一真の言っている事は正しいのかもしれない、でもだからってそれに君達が従う必要はない。君達は君達のやり方で魔法少女になって彼に認めさせたらいいよ》

 

「ほ、ほら、キュゥべえもこう言ってるんだからさ、気にする必要なんてないって」

 

「う、うん…」

 

うまくはぐらかされて気がするけど本当にそうなのかな。

 

キュゥべえの言ってる事は正しいんだよね。

 

私たち間違ってないよね。

 

「そうだ!いいこと思いついた。私の願いで一真の左腕を元の人間の腕に治してもらおう。そしたら一真も私に感謝して魔法少女になった事も認めてくれるよ」

 

え、えええええ!

 

「ねえキュゥべえ、それって可能?」

 

《可能だよ。他者の病気や怪我を治す願いを叶えたのは前例がないわけじゃないからね。でもいいのかいそんなことに願いを使って?魔法少女になってくれるなら僕としてはそれでもいいけど》

 

「いいよいいよ、めちゃくちゃ強い一真や杏子、それにマミさんだっているしむしろ私に役に立つかなって思ってるから」

 

だ、だめ、止めないと!

 

そんなことしても杏子ちゃんも一真君は喜ばない。

 

「だ、ダメだよさやかちゃん」

 

「ええ別にいいじゃん一真は腕が治って私も魔法少女になるきっかけができて一石二鳥じゃない」

 

「ダメよ!美樹さん!」

 

マミさんが本気で怒り声を荒げる。

 

「マ、マミさん」

 

普段の優しいマミさんに怒られて私とさやかちゃんも驚いてマミさんを見る。

 

「美樹さん、あなたは一真君の恩人になりたいの?それとも認められたいから魔法少女になりたいの?」

 

「え、えっと…それは…」

 

「他人の為に願いを叶えるならなおのこと自分の望みをはっきりさせておくべきだわ。同じようなことでも全然違う事なのよ」

 

「・・・・・・っ」

 

さやかちゃんが辛そうに視線を逸らし押し黙ってしまう。

 

「マミさん・・・」

 

「きつい言い方でごめんなさい。だけどそこを履き違えたまま進んだらきっと後悔してしまう。私は事故でそうするしか道がなかったから選択の余地のあるあなたちはきちんと考えて決めてほしいの」

 

マミさん・・・私達の為に真剣に考えてくれたんだ。

 

そう思ったら変わりたいからと魔法少女になろうとする自分が少し恥ずかしくなった。

 

「あたしの考えが甘かった、ごめん」

 

よかったさやかちゃんが考え直してくれて。

 

「難しい事よね…でも大切な事だから焦って決めるべきじゃないわ」

 

《僕としては早い方がいいんだけどね》

 

「だ~め!女の子を急かす男は嫌われちゃうぞ」

 

「「あはは・・・」」

 

今日の魔法少女体験コースが終わり私達は笑いながら公園を出て家に帰るのだった。

 

 

 

まどか達が数分後、なにもなかった所から空間を裂いて二人の男女が姿を現した。

 

「ったく、バカさやかの奴!一真、すまんアタシがさやかに左腕の事を話した所為で・・・」

 

「杏子ちゃんの所為じゃないさ、俺が反省会の時に隠さずにきちんと説明しておくべきだった、それよりマミさんに見つからないように幻惑の魔法まで使って俺のワガママに付き合ってくれてありがとう」

 

「気にすんなよ、あいつらも今日はこれで帰るみたいだしアタシらも帰るとするか」

 

「・・・そうだね(もう時間が無い…明日は無理やりでも話を聞いてもらわないと)」

 

 

 

次の日、学校が終わって帰宅中に私はキュゥべえを抱っこしてさやかちゃんと今日起こった事を話してた。

 

「しかし一真の奴、何考えてんだろうね」

 

「う、うん」

 

話題は今日の一真君とマミさんの出来事だ。

 

「いくら私らを魔法少女にさせたくないからってあんな風に無理やりマミさんに詰め寄ったらそりゃいくら温厚なマミさんだって怒ってビンタぐらいするよ」

 

聞いた話で直接見たわけじゃないけど今日一真君は屋上に呼びだそうとしたらしい。

 

けどマミさんはそれを無視して屋上には行かず、業を煮やした一真君はマミさんの教室に乗り込んでマミさんの手を無理やりに掴んで屋上に連れて行こうとしたけど一真君の手を振り払ったマミさんが一真君に平手打ちしたそうだ。

 

その後一真君はマミさんに強め寄ろうとしたけど教室にいた男子の先輩達に教室から追い出されたと聞いた。

 

周囲は痴話喧嘩とか痴情のもつれとか修羅場とか言って騒いでいるけど事情を知る私とさやかちゃんには一真君がマミさんに何を話そうとしたのか分かる。

 

きっと私達を魔法少女にさせない為に魔法少女体験コースを止めるように言いに行ったんだ。

 

「まったくそんなに私らを魔法少女にさせたくないのかな、選ぶのは私らなのに」

 

一真君なんでそこまでして私達を魔法少女になる事に反対なんだろ。

 

いくら私達を心配しているからってすこし行き過ぎのような気がする

 

何か別の理由があるのかな。

 

明日聞いてみよう。

 

え?今何か病院の駐車場の中で車に光が反射したとかそんなんじゃないなにかが光ったような?

 

「ねえ?さやかちゃん」

 

「何?」」

 

「あの柱にあるのってもしかして…」

 

私とさやかちゃんは急いでちかづくとそこには

 

《グリーフシードだ、孵化しかかっている!》

 

「嘘!?なんでこんな所に」

 

《まずいよもうすぐ結界が出来上がる》

 

そんなまたあの迷路みたいなのが病院の近くで出来上がるの。

 

ここには動けない入院患者さん達や救急車で運ばれる人達もいるのに。

 

もしその人達が魔女と使い魔に襲われたら。

 

想像したら怖くて振るえが止まらない。

 

どうしよう私は携帯電話は持ってないからマミさんの電話番号を聞いていないから連絡できないし。

 

携帯電話を持ってるさやかちゃんもいつも会っていたから連絡先を聞きそびれて悔しそうな顔をしている。

 

話し合って危険だけどさやかちゃんとキュゥべえが残って魔女を逃げないように見張ってその間に私が急いでマミさんを呼びに行くことになった。

 

キュゥべえが残るのはテレパシーで結界の中で魔女の居場所までマミさんを最短距離で誘導する為だと言う。

 

「あと一真と杏子には内緒にしておいて。今日の事でマミさんも一真と杏子に会いたくないだろうからさ」

 

え?今日は使い魔だけじゃなくて魔女もいるんだから一真君達もいた方がいいんじゃ…。

 

「待ってさやかちゃ…」

 

「じゃあまどか、マミさんだけを呼ぶの任せたよ」

 

一一真君達も呼びに行くべきだと言おうとしたら遮られさやかちゃんとグリーフシードを交互に見る。

 

いつ孵化するか分からないしマミさんを呼びに行くのが遅れたらそれだけさやかちゃんとキュゥべえが危ない目に遭っちゃう。

 

迷っている暇はない。

 

「・・・分かった。私すぐマミさんを連れて来るから」

 

急いでマミさんを呼びに行こうと駐車場を出たが走りながらもずっと悩んでいた。

 

ど、どうしよういくらケンカしているからって呼ばない方がいいのかな。

 

でもグリーフシードが孵化するって事は相手は魔女でこの前の目が一つの大きな斧を持った魔女みたいな強い魔女だったらマミさん一人だとほむらちゃんと杏子ちゃんの時みたいにまた私達が足を引っぱる・・・

 

だったら一真君と杏子ちゃんがいた方がいいんだけど。

 

さやかちゃんとマミさんに嘘をつきたくないし、けど二人にもしものことがあったら…

 

マミさんにひどい事をしようとした一真君は本当は悪い人なのかもしれない…

 

でも一真君はみんなの為に戦っていると言っていたし。

 

ど、どうしたらいいの・・・?

 

「あ…」

 

ふと目が一つの魔女と一真君と戦った次の日に放課後の教室でほむらちゃんの事を相談した出来事を思い出した。

 

それはキュゥべえを鉄砲で撃ったほむらちゃんが悪い魔法少女じゃないかと私に疑われてその所為で魔女の結界にとらわれた事を知り、どうしたらいいか分からず一真君に尋ねた時だ。

 

手を顎に置いて一真君は少し考えた後。

 

「暁美さんを信じてあげたらいいんじゃないかな。ほむらちゃんは悪くないって、そうしなければならない何か事情があったんじゃないかって。まどかさんが信じるあげる事こそが暁美さんが一番望んでいる事だと俺は思うよ」

 

「一真君・・・うんそうだね。私がほむらちゃんの事信じてあげなきゃダメだよね」

 

「うん、がんばってねまどかさん」

 

一真君はほむらちゃんを信じてあげるべきと優しくアドバイスをしてくれた。

 

だったら一真君も悪くないって私が信じなきゃ!

 

「あれは・・・」

 

その時今は珍しい公衆電話を見つける。

 

さやかちゃんには止められたけど迷ってる暇はない。

 

私は電話ボックスに入って紙に書いてる電話番号にかけて電話をする。

 

さっき慌ててたからさやかちゃんに言い忘れてたけどこの紙には一真君の携帯電話の番号が書かれている。

 

何かあったときは電話してほしいとこっそり渡された物だ。

 

お願い電話に出て。お願いだから一真君。

 

私は祈りながら電話のコール音を聞き一真君が電話に出るのを待った。




第二弾体験コースのくだりは一真の腕と事故に遭った原作上条の腕が左腕繋がりだったから書いてみた。
当初は体験コース中にさやかが使い魔に怪我させられて病院に行く流れ(包帯は巻いてあるけど骨に異常がなく打撲程度の怪我)にしようと思ったがマミさんが心情的に怪我させたことに責任を感じて一緒に来そうでまどかがマミさんを呼びに行く時に一真に連絡取れそうになく色々不都合が生じるからあえなく没にしました。


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