【一真サイド】
俺、城戸一真は夜の公園で暁美さんに俺の秘密をすべてを打ち明けて彼女に見滝原市に出現する超大型魔女ワルプルギスの夜との共同戦線を要請した。
暁美さんも俺の話に理解を示してくれて上手くいきかけたその時、俺でもドライグでも暁美さんでもない第四の声が耳に入ってくる。
あの声は!?
突如、星が出ているのも関わらず稲妻が走り周囲の景色が歪み始める。
「何これ、まさか魔女の結界!?」
「違う!これは・・・」
この見覚えのある現象はまさか…
「どこを見てるのさ、こっちだよ」
声の先には見滝原の制服を着て街灯に背を預け腕を組んだ上条恭介の姿があった。
「上条!?いつからそこに!」
やっぱりこの現象は上条の人払いの結界か。
くそ!よりによってこんな時に・・・
いやこんな時だからこそか。
「か、上条・・・・恭介?なんで?」
突然現れた上条に驚きを隠せな暁美さん。
「君達が町中で再会してソウルジェムの秘密を話して暁美ほむらが銃を抜いた時からだよ」
『バカな!?魔力はもちろん気配すら感じなかったぞ!』
『当然だ、私は入学式の時のように感知されないように魔力を遮断すればいいし恭介も気配を消すぐらい動作もない」
ドライグの疑問に上条の
最初からだと!?
全く気がつかなかった。
くそ!俺はまだまだ修行が足りないか。
だが今は落ち込んでる場合じゃない。
深呼吸して何とか落ち着きを取り戻す。
「自分が別の世界から来た転生者である事を暁美ほむらに話したようだね」
「・・・ああ、じゃないと未来から来た彼女に味方である事を信じてもらえそうになかったからな。悪いなもしかしたら転生者の話をしたんでお前の正体も薄々感づいてしまうかもしれないが」
俺は上条の約束を守り白龍皇の正体は話していない。
だがそれは屁理屈で上条が納得してくれるのかどうか分からなかった。
隠し事していたら勘のいい暁美さんはそれに気づいて関係に溝ができてしまう。
暁美さんに危害を加えれるなら気ならワルプルギスと戦う前に上条と決着をつけるしかない。
そう思って俺は籠手を出して構える。
「・・・まあいいさ彼女の性格を考えるとベラベラと僕の正体を他人に言いふらさないだろうし」
だが俺の予想に反して暁美さんに自分の正体を知られても関係ないといった口ぶりの上条。
俺が危惧していた理由は本来の時間軸通りなら『上条恭介』は事故で入院中だと暁美さんは知っている。
けどこの時間軸の上条は元気にしているのでさやかさんを気に掛けるイレギュラーな存在の白龍皇の姿を見て、いずれ正体に気づいてしまうかも知れないと予感があったからだ。
奴が暁美さんに危害を加えない保障はどこにもないので構えを解くわけにはいかない。
街灯から離れ組んでいた腕を外し上条がゆっくりと俺達の方に近づいてくる。
「それにこちらから出向けばわざわざ話さなくていいから手間が省けてちょうどよかったよ」
上条の身体から魔力が発せられる。
まさか公園で戦う気か!
「ど、どういうこと!?なんでここに上条恭介がいるの・・・それにその魔力は!」
上条がただの人間と思っていた暁美さんが驚いてるな。
こうなったら話すしかないか。
「・・・上条恭介、奴も俺と同じ並行世界から来た転生者だ」
「え!?嘘・・・上条恭介は他の時間軸でも存在しているのに」
暁美さんが俺と上条の顔を交互に見る。
「正しく言えば憑依って言うんだけどね。最初から自分の肉体である城戸君と違って僕は自分の魂を上条恭介の肉体に移し替えてもらったからね」
憑依っていうのか。
色々言いたい事もあるけど今はそれどころじゃない
「今まで俺以外に正体を明かさずに魔法少女の誰とも積極的に接触しなかったお前が今更何の用だ?」
「暁美ほむらを勧誘に来た」
「何?」
暁美さんを勧誘だと?
今までマミさんや杏子ちゃんが魔法少女になった時は勧誘なんかしなかったのに。
どういうつもりだ。
文句を言いたいが今は我慢してこいつの話を聞こう。
何を企んでいる。
「わ、わたし?」
いきなり名前を呼ばれ暁美さんも驚いてるな。
「そうだ、暁美ほむら、僕と手を組まないか?君は佐倉杏子や巴マミと違い魔法少女の秘密を知り目的の為なら他者を切り捨てられる合理主義だ。そしてこれから起こる事態も知っている。君は鹿目まどかを護りたい、そして僕はさやかを護りたい。互いに護りたい者がいる者同士利害が一致すると思うんだけど?」
なるほどそれが暁美さんを勧誘しようとする理由か。
「そ、それは」
突然の事で頭が困惑してるな。
「理想しか語らない城戸君より強い僕と組んだ方がお得だと思うけどね」
この野郎、一回勝ったぐらいで調子に乗りやがって
こっちはあれからさらに強くなってんだ。
もう二度と負けるかよ。
「本当にそれがお前の本心なのか?お前の言ってる事怪しすぎなんだよ」
「・・・どういう意味かな?」
「確かに利害が一致してるように見えるよ。けど例えばまどかさんかさやかさんどっちかしか助けられない状況になったらどうするんだよ?お前はさやかさんだけを護りたいって言ってたよな?」
以前思い至った予想をぶつけてみる。
「まさか・・・」
暁美さんは俺が何を言おうとしてるのが分かってしまったみたいだ。
「つまりその時はまどかさんがどうなろうと知ったことじゃない。暁美さんの背後から攻撃してさやかさん助けてまどかさんを見捨てるって事もあるよな?その証拠にお前はさやかさんを魔法少女にさせない為にマミさんを狙っている」
「・・・・」
「無言は肯定と受け取るぞ」
図星か、当たって欲しくなかったよ。
できればかつての友である上条・・・鈴木君とも一緒にワルプルギスの夜と戦いたかった。
さやかさんを護りたい気持ちも分かるし君が味方になればこれほど心強いものはないから。
けどマミさんやまどかさんも傷つけようとするなら俺はお前と戦う。
「まあ暁美さんに選択する余地なんて本当の所ないんだけどね、これ以上インキュベーターが望む鹿目まどかの魔法少女の素質を高めたくなければ」
こいつまさか無理やり仲間にする為に暁美さんも知らない秘密をここで話すつもりか!
「やめろ!上条!」
「何それ・・・なんでまどかが関係あるのよ・・・」
だめだ暁美さんそれを聞いたら!
「教えてあげよう、君が並行世界を渡り歩き繰り返す事で今の時間軸の鹿目まどかにこれまで歩いてきた並行世界の鹿目まどかの因果線が螺旋の様に絡みついてしまった。その結果鹿目まどかの魔力係数が各段に跳ね上がり強力な魔法少女の素質が誕生したって訳だ」
「そ、そんな嘘よ!」
ほむらさんが狼狽する。
そりゃそうだ、まどかさんの為に今まで苦しみながらもやってきた事が結果、それはまどかさんを最強の魔女に育てる最大の要因になってしまったのだから。
「嘘じゃないさ、僕は君達の物語をすべて見ているんだ。そもそもおかしいとおもわなかったのかい?ワルプルギスの夜でさえ町一つを壊滅させるのがやっとなのに聖女だの女神だの呼ばれる偉人達でなくただの女子中学生にすぎない鹿目まどかが世界を滅ぼす最強の魔女に変貌する事態にさ」
「そ、それじゃあ私がやってきた事は・・・」
「そうだ、結果的に鹿目まどかを最高の魔法少女にそして最強の魔女に育て上げたのは他でもない暁美ほむら君自身だよ」
「そ、そんな…」
震えながら涙を流して膝から崩れ落ちる暁美さん
「上条!貴様!!」
俺はこの事は出るだけ隠したかった。
暁美さんの自分の願いを使ってまで時間を遡って理解されず一人で苦しんででもでもまどかさんを必死に護りたかった思いを馬鹿にされて頭に血が上り鎧を装着して上条に殴りかかるが上条も鎧を装着し障壁で俺の拳を防がれる。
「くっ!またこの障壁か!」
「やれやれまだ話は終わってないんだからもう少しおとなしくしていてくれないかな」
障壁の中から魔力弾が放たれ、とっさに両腕をクロスしてガードするが吹き飛ばされ距離を開けられる。
うっ!相変わらずの障壁の硬さと魔力弾の威力だ。
ピシッ・・・
「・・・へえ障壁に亀裂が・・・なるほどすこしはやるようになったみたいだな」
前にも戦って分かってけどあの障壁はやっかいだな。
普通のパンチじゃ亀裂は入れる事ができても割る事ができない。
あの障壁を普通のパンチでも割れるくらい強くならないと。
「さて城戸君の所為で話が脇道にそれてしまったがここからが本題だ暁美ほむら、君は鹿目まどかさんをこれ以上強くさせないためにもこの時間軸でワルプルギスの夜を倒さないといけない。君のかつての師である巴マミを犠牲にしてでもね」
「ど、どういう意味よ、なんで巴マミを!」
「城戸君にはもう伝えたけどさやかを護る為に本来の時間軸で巴マミの頭を食い潰した魔女『シャルロッテ』が生まれる前に体験コースをやめさせないと巴マミを僕が排除すると宣言した」
「そんな!」
暁美さんが俺を見て、俺も嘘をつくわけにもいかず悔しいが奴の言葉を肯定する意味でうなづく。
「驚くことないだろ、巴マミの所為で鹿目まどかは魔法少女の世界に足を踏み入れてしまった。彼女を生かせばどのみち鹿目まどかは魔法少女になってしまう。そしてそれは僕が護りたいさやかも同じだ。巴マミは害悪でしかないならここで始末するべきだ」
「そ、それは・・・」
まずい奴の言葉に乗せられて暁美さんもマミさんを消そうと考えてしまっている。
「それに君だって鹿目まどかを助ける為に美樹さやかを犠牲にしようとした考えてたじゃないか。君は僕と同類だよ」
「ち、違う・・・私は・・・」
「違わないさ!さあ!選択しろ暁美ほむら鹿目まどかを護って世界を救うか巴マミを犠牲にして絶望的な未来とやらを掴むか!」
「わ、私は・・・・・・」
俯く暁美さん。
「お前と一緒にすんなよ!」
俺の声に顔を上げた暁美さんと上条、二人が俺の方を向く。
彼女の選ぶ選択に口をはさむつもりはなかったがもう我慢できない
「・・・何?」
「確かに暁美さんはまどかさんを助ける為に誰かを犠牲にしようとしたかもしれない。けどな!暁美さんは信じてもらえなかったり助けようとしても失敗して何度も辛い現実に遭遇してもギリギリまで悩み苦しみ抜いて出して思いとどまった。お前みたいに楽だからって簡単に出した答えとはまるで違うんだよ」
「城戸一真・・・」
俺だって人の事をとやかく言えない。
運命の決定力の所為で杏子ちゃんとマミさんをインキュベーターの契約から守れなかった俺にはな
でもだからって暁美さんが悪く言われるのは黙って見ていられなかった。
「テレビのヒーローの台詞を言葉巧みに使って彼女を引き込もうとした男の言葉とは思えないね」
ここで暁美さんにそれをばらして俺の評価を下げて失望させて引き込む気か。
「確かにあの言葉はセブンさんの受け売りで俺の言葉じゃない、だがそれを聞いたのはテレビの中じゃない。一年前お前に敗れて不完全な
夏休みの辛かったけど楽しかった修行を思い出す。
「他にも俺はセブンさん以外のウルトラ兄弟から言葉を貰った。その言葉を胸に刻んで俺は杏子ちゃんやマミさん、暁美さんと一緒にワルプルギスの夜を倒して希望の未来を掴む」
強くなっただけじゃない。
あの特訓のおかげで俺はまた立ち上がる事ができたんだ。
「なるほど君の技がさらに鋭さを増し僕の障壁にヒビが入るほどの威力が増したのはそれが理由か・・・それで僕に勝てるとでも?」
「勝つさ、なにがなんでも」
負けてやられそうになったあんな悔しい思いはもうたくさんだからな。
「実に根拠のない君らしい可能性だけの話だな」
自分でも分かってるよそんな事。
俺は頭が悪いからうまく言葉にできなかったけど伝えたい事も全部言ったんだ。
これで暁美さんがお前の所に行っても俺は考え方を曲げない。
まどかさんもさやかさんを護り、マミさんと杏子ちゃんと一緒に戦う。
これが俺だから。
「そう…それがあなた達の答えなのね…」
ゆっくり俺から離れて上条の方に歩いて行く。
俺は鎧を解除してただ見ているしかなかった。
彼女が決めた事だ。
止める権利は俺にはない。
悔しいな…
やっぱ俺の考えが現実的じゃない上に他人から借りた偽りな言葉じゃ暁美さんには信じてもらえないのか。
「聡明な判断に感謝するよ、暁美ほむら」
鎧を解いた上条が手を差し出す。
暁美さんも手を出して上条の手を掴もうとする。
上条の手を取ると覚悟したその時・・・
パシッ!?
上条の近づいて手を振り払う乾いた小さな音が公園内に響く。
「・・・なんのつもりだ?」
予想外の事態に暁美さんを睨む上条。
「あなたが私の同類ならあなたは美樹さやかの為にまどかを犠牲にする。私はあなたの同類なんかじゃない!私もまどかと美樹さやかを護って城戸一真や佐倉杏子、そして巴マミと一緒にワルプルギスの夜を倒して一緒に希望を掴むわ!」
突然暁美さんがなにかを取り出して口でなにを引き抜くのが見えた。
あれは・・・スモークグレネード!
「しまっ・・・!?」
驚く上条の目の前でほむらさんの手元から緑色の煙が発生して公園全体を覆う。
「ゴボッ!ゴボッ!ほ、ほむらさんどこ?」
煙で視界を防がれさらに喉に痛みを感じながらも暁美さんを探す。
「え!何!?」
「黙ってついてきなさい、こっちよ」
ふいに腕を引っ張られ見えないけどとりあえず引っ張られる方へ走っていった。
「ゴホッ!くそ!どこだ!!」
見えないがおそらく目を抑え痛みに苦しむ上条の怒声がする。
「まどかに危害を加えるようとしたら録音したここでの会話を美樹さやかに聞かせるから覚悟しておきなさい!」
走りながら振り向きほむらさんが上条に叫ぶ。
録音何ていつの間にしたんだ。
こうして俺とほむらさんは煙が充満する公園から逃げだした。
「・・・やれやれ主導権は向こうに握られてしまったか。まあいい今はそちらに譲ろう取り返す手段はいくつもある」
結界は解かれ上条は公園から姿を消した。
その後煙幕が覆う公園に警察が押し寄せてきたが空になったスモークグレネードが落ちているだけで首謀者は見つからず警察は質の悪いイタズラとして処理したと次の日の新聞に片隅に小さな記事が載っていたのだった。
「ハァハァハァ」
「ハァハァハァ」
俺とほむらさんは長い距離を全速力で走り、公園の外にあるビルの裏で汗を流しながら肩で息をする。
途中で人や車が石のように止まっていたけどあれって暁美さんの時間停止の魔法なのかな。
「と、ところでいつのまに録音なんかしたの?」
息を整えながら俺は上条から逃げる時にほむらさん言っていた録音を思い出して訪ねる。
状況的に助かったが上条が証拠隠滅を図り暁美さんを狙わないとも限らない。
「あれは嘘よ、ああ言えばあの男も軽率にまどかに手を出さないでしょ」
ブラフか、確かにああ言われれば上条はまどかさんには手を出さないだろうな。
暁美さんなら逃げきれるだろうけど無茶したもんだ。
「私が本当にあんな男の誘いに乗って付いて行くと思ったの?」
う…合理主義な暁美さんなら理想しか語れず弱い俺より現実的で強い上条に付いて行くとあの時は思ってしまった。
「はああ・・・私はあなたを信じているんだからあなたも私を信じてほしかったわ」
「ご、ごめんなさい」
俺の態度を見て察したのかあきれ顔になったので頭を下げて謝る。
俺も心のどこで暁美さんを信じ切れてなかったのか
反省しなきゃ。
「冗談よ。でも約束して必ず巴マミを助けるって」
「分かっている、けどどうして?」
「な、なにがよ?」
「どうして俺を信じてくれたの?」
あの時、俺はほむらさんが上条側に付いて行くと完全に思っていた。
だが彼女は上条の手を振り払い俺の手を取って上条から逃げた。
二人共信用できないのなら俺をあの場に置いて行けばいいのにもかかわらず。
なのになんで・・・
「上條恭介は言ってる事は理にかなっていたわ、けどあなたの言葉には上条恭介にない気迫と優しさと説得力のようなものがあった、だからあなたを信じてただけよ」
それって・・・
「仲間になってくれるの?」
「ええ・・・でも勘違いしないであくまでも仮に信じているだけ、信頼できないと思っらすぐに切り捨てて今までのように私だけで戦うわ、あとはあなたのこれからの行動で示して」
「分かった約束するよ暁美さん」
「・・・ら・・・よ」
あれ?なんか不満顔になった。
俺に何か気に障るような事言ったかな。
「……ほ、ほむらよ」
赤い顔した暁美さんがモジモジしながら小さな声が聞こえた。
「へ?」
「か、仮とはいえ私も佐倉杏子達の様に仲間になったんだから、わ・・・私の事もほむらって・・・な、名前で呼びなさい」
「あ、あのなんか無理してるような気が・・・」
「し、仕方ないでしょ!男の子に名前で呼んでいいなんて言ったの今までなかったんだから」
「う、うん分かったよ、ほむらさん」
そう言うと彼女は嬉しそうに微笑んでくれた。
これがほむらさんの本当の笑顔なんだな。
「さん付けしなくていいわ、あなたは私より年上なんでしょ?年上にさん付けされるのはくすぐったいから」
「え?いやそれはさすがに異性に対して呼び捨てで呼ぶのは抵抗があるんので」
「な、何か問題あるの?例えば佐倉杏子に申し訳ないとか…」
「なんでここで杏子ちゃんの名前が出るの?」
「・・・まあいいわ佐倉杏子達に黙って動かないといけない時は私にちゃんと言いなさい。フォローしてあげるから」
「いいの?」
今回のマミさんとのケンカの要因の一つは俺が焦って動き事情を知らないマミさんに不信感を煽ってしまったのが始まりだからほむらさんの申し入れは正直嬉しい。
「私に協力してくれるんでしょ?なら私もあなたに協力するわ」
「ありがとう助かるよ」
「あと学校では私の事は暁美さんと呼んで今まで通りに接しなさい」
「なんで?仮だけど仲間になったんだから仲良くしようよ」
「佐倉杏子から余計な誤解をされたくないからよ」
「だからなんで杏子ちゃんの名前が出てくるの?」
「それくらい自分で考えなさい!!」
なんで怒られたのかよく分からないけど仮とはいえほむら…さんが信じてくれて仲間になってくれたんだ。
よし気合い入った。
この笑顔を裏切らない為にも必ずワルプルギスの夜を倒してやる!
その為にまずはマミさんと仲直りしないと。
ほむほむが仲間になりました。
わりとあっさり仲間になった事に不満や違和感を感じたかもしれませんがそこは御容赦を、これが今の私の精一杯です。
長くなったから二つに分割したけど一真パートと上条パートできれいに分けれてよかった。