新訳:ペルソナ4~迷いの先に光あれ~   作:四季の夢

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アークライズファンタジアと言うゲームを皆さんはご存知でしょうか?
最近になって夢に出て来ました。

夢の中で何かの試験を受けている自分に突然……セシルパ~ンチ!

なんであんな夢を見たのだろう?


第二十三話:りせの世界

 7月2日(土)雲

 

 現在:豆腐屋

 

(足立さんもそうだが……アイツ等は何をしているんだ?)

 

 洸夜がバイトをしながらりせの周りを注意していると、事情を聞く為に店を来た足立もキョロキョロと辺りを警戒し過ぎて逆に挙動不審。

 そして……。

 

「「「「「……」」」」」

 

 何故か悠、陽介、完二は先程からあんパンと牛乳を持ちながら豆腐屋の周りを何往復も行ったり来たりし、雪子と千枝も同じくあんパンと牛乳を持ちながら、店の前で会話をする様な素振りをしながらりせの事をチラチラと確認していた。

 

(今までよりはマシと思う自分が悲しい……)

 

 本来ならばコレはコレで営業妨害なのだが洸夜は最早、口を出すのもバカバカしく感じてしまいながらも、これはこれで犯人を牽制できていると思う事にして悠達には触れない様にした。

 そんな時だ……。

 

「……やあ、洸夜君。バイト頑張ってるかい?」

 

「足立さん……仕事中じゃないんですか?」

 

 バイトをしている洸夜の下に来た足立はどこか暇そうな感じであり、明らかに暇潰し目的なのが目に見えていた。

 どうやらりせから大抵の話は聞けた様だが、そのまま署に戻って仕事をしたくない様だ。

 

「いやぁ、彼女からは話をほとんど聞いたし、ちょっと暇になっちゃってさ」

 

 思ってはいたが本当に口に出されてしまうと、洸夜も苦笑しかでなかった。

 

「は、はぁ……? それで、何か様ですか?」

 

「いやさ、君もそろそろ退屈しているかなって思ってさ、実は話があるんだよ」

 

(俺はそんなに暇そうに見えるのか?)

 

 真面目にバイトをしているだけあって中々にショックを感じる洸夜だが、能天気に笑っている足立は話を止める気がないらしく勝手に喋りだしていた。

 

「実はさ……堂島さんから言われてる事があるんだけど。……なんかさ、悠君達の事を見張ってろって言われてるんだ」

 

「……何故、悠達を?」

 

「良く分かんないけど、何か消えた子を見付けた時に違和感を感じたり、ジュネスの電化製品売り場に頻繁に行ってたり、今回も久慈川りせが誘拐される事を知っていたのが原因らしいよ?」

 

 そう言って長々と怠そうに喋る足立。どうやら、足立自身は堂島の考え過ぎ程度にしか思っていない様だ。

 

「そうですか……でも、あくまでも推測ですよね? 叔父さんは本気で悠達を疑っている訳では……」

 

「そんなに慌てなくても大丈夫だよ。堂島さん……何かこのところピリピリしていてね。多分そのせいだよ」

 

 過剰に反応する洸夜に、足立は笑いながらそう言った。洸夜も自分が過剰に反応してしまった事に気付き、すぐに冷静になろうとした時だった。

 店の外にいた悠達に異変が起こった。

 

「あっ! あれ……!」

 

 店の外から聞こえた雪子の声を聞き、洸夜と足立は急いで外に出た。そこには雪子達が見上げており、視線は電柱の上へ向かっている。

 洸夜と足立もその場所を見てみると……。

 

「誰だ……?」

 

 電柱の上には、眼鏡をかけてカメラを持ったおかしな男が電柱にへばり付いていた。

 行動、姿の両方が不審であったが”事実は小説より奇なり”を直に目撃してしまい、その場にいた全員の時が止まってしまった。

 そして、そこまで騒がしくしていれば不審者と言えど気付かない訳がなかった。

 

「!?」

 

 男は洸夜達に気が付くと、驚いて電柱から落ちるように地面につき、そのまま商店街の奥へと走り出す。

 

「あっ!逃げたっ!」

 

「追え!」

 

 千枝が叫び、悠が全員に一喝しメンバー達は不審者の後を追って一斉に走り出した。

 洸夜も一瞬は追いかけようとしたが、今はりせが店にいる。ここで彼女の周りを無防備にする訳にはいかない。

 少なくとも洸夜はそのつもりだったのだが……。

 

「こ、洸夜君……君も行ってくれないかい?」

 

「はぁッ?」

 

 何故か隣で蹲っている足立の言葉に洸夜は思わず声を出した。当たり前だ、一般の人に不審者を追ってくれと頼む刑事が何処にいる。

 少なくとも、洸夜の目の前に一人いるがそれは稀な例だ。

 

「いや、実はさっきの男が落ちた時に驚いて足をくじいちゃって……はは」

 

(叔父さんがこの人を怒鳴る理由が良く分かる……!)

 

 苦笑いしている足立の情けなさに呆れを通り越して怒りを覚える洸夜だったが、そんな事を考えている間にも足立のアピールは大袈裟を増して行く。

 

「ああ! 急がないと悠君達が……!」

 

「っ!……ッチ!」

 

 弟の名を出されてしまえば洸夜は簡単に揺れ動いてしまい、万が一の事が過ってしまうのは想像よりも容易く、洸夜は舌打ちをして悠達の後を追う。

 そんな洸夜の様子にりせも漸く異変に気付き、慌てて店から飛び出して来る。

 

「洸夜さん!」

 

「りせ! 君は店にいろ! 良いな、絶対に店から出るな!!」

 

 洸夜達を心配して店から出て来たりせに、洸夜はそれだけ言って途中で向かい側から走ってくる何台かの車やトラックに注意しながら走り出し、店に残されたのはりせとお婆さん。

 そして、苦笑いをずっとしている足立の三人だけが残されたのだった。

 

▼▼▼

 

 洸夜が追った先で見たもの、それは先程のカメラを持った男が道路側で何やら叫びながらも悠達が男を追い詰めていた状況だった。

 しかし、追い詰めた割には悠達の表情は冴えなく、何故か近付こうとはしていない。

 

「どんな状況だ?」

 

「兄さん……」

 

「近付いたら道路に飛び込むとか言ってるんですよ。だから、どうするって事に……!」

 

「来るなッ! 来たら飛び込むぞッ!」

 

 悠と千枝の言葉を聞きながらも洸夜が男の方を見ると、冷や汗を滝の様に流しながらも車が多く走る車道に飛び込もうとする。

 だが、両足は固定された様に全く動かず、明らかに飛び込む気配はまるでない。

 

「あんな事を言ってんだよ……」

 

「へッ! そんなの無視して一気に突っ込めば良いんスよ!」

 

 陽介と完二が面倒そうにそう言った時だった。

 

「だ、駄目だよ! もし大怪我したら、警察の責任が問われて……!」

 

 先程までいなかった筈であり、足を痛めたと主張していた足立が洸夜達の後ろに立って慌てて二人を止めたのだ。

 

「足立さん……! 足は……?」

 

「いや~実は大した事はなかったんだよ……はは」

 

「……おい」

 

「に、兄さん落ち着いて!」

 

「こ、洸夜さん! まずはアイツっスよ!?」

 

 足立に向かって拳を握りしめる洸夜を、悠と完二の二人係で止めた。

 足立に対しては悠も思う事はあるが、それよりも問題は目の前の男だ。だが、事態は悪化してしまう。

 男は先程の足立の言葉を聞いてチャンスだと思ったらしく、ニヤニヤしながら道路の方へと近付き始めた。

 

「ほ、ほら飛び込むぞ! 嫌なら早くあっち行けよ!」

 

「テメェ……!」

 

「ひ、ひぃ……!!」

 

 完二が男の言葉に逆上した光景を見た瞬間、男が怯んだのに洸夜は見逃さなかった。男が怯んだ隙を付き、一瞬で相手の懐に入り、そのまま足払いを仕掛けた。

 

「……飛び込む気も無いんだろ? 交通事故に遭った人達に失礼だ」

 

「ぐほッ……! き、君達! 善良な市民に向かって何て事を……!」

 

 洸夜に足払いをされた男は多少は痛い思いをした様だが、その場に尻餅をつきながら悪態を吐くがそんな男に完二が怒りの形相で近付き、男の服の襟を掴み上げた。

 

「ふざけんなッ! 人様をぶっ殺しといてテメェはそれか!? あぁ!!」

 

 自分を善良な市民発言をする男を見て完二が怒鳴り、怒鳴られた男は余りの迫力に先程までの勢いは一瞬で死に絶えた。

 

「ひょー!? タ、タンマ!!? ぶっ殺しって何の事ですか!?」

 

「と、とぼけたってムダだから!」

 

「そ、そうだぜ! 」

 

 完二に続けとばかりに千枝と陽介が男に向かって抗議した。……洸夜の背中から。

 

「そう言う事は本人の前に出て言ってくれ……」

 

「え、まあ……その……」

 

「は、ははは……そうですよね……」

 

 洸夜の言葉に苦笑いする千枝と陽介。その二人の様子にやれやれと洸夜は微笑む。

 やはり、いくらシャドウと戦っているとはいえ、殺人犯かも知れない相手を前に怖いと感じてしまったのだろう。

 

「ちょ、ちょっと待って下さいよ! 僕ぁ、ただりせちーが好きで部屋とかちょっと見てみたくて……ほら! 荷物コレ全部カメラだよ!?」

 

 洸夜達の話を聞いていた男が目の色を変え、鞄の中から身の潔白を証明する様に大型のカメラを取り出して全員の前の差し出した。……が、非情にも足立によって手錠を掛けられた。

 

「はいはい犯人ってのは皆言うんだって、そういう事を……」

 

「そ、そんな! 僕が何をしたって言うんですか!?」

 

「とりあえず、話は署で聞こうか……くー! この台詞言ってみたかった!」

 

 犯人を逮捕して一人テンションを上げている足立が、男を連れて行きながら洸夜と悠達に手を振った。

 

「君らもお疲れ様! 犯人逮捕にご協力感謝します!」

 

「……あ、はい」

 

 雪子が呆気になりながら返事をしている間にも足立は男を連れて行ってしまう。

 そしてその場に残された悠達は顔を見合わせる。余りにも呆気ない感じに、今一理解が遅れていたのだ。

 

「これで事件解決?」

 

「予想通り、犯人は少し気持ち悪かったね……」

 

「まあ、後は警察の仕事っスね」

 

「って事は……全部解決?やったぁ!」

 

 陽介は呆気に、雪子は顔色を悪そうに、完二は肩の力を抜き、千枝は大きく跳び上がった。

 既に事件解決ムードの悠達だが、洸夜は先程の男をジッと見ていた。先程の男は明らかに怪しかったが、どう見ても人殺しが出来る様には見えなかったのだ。

 

(今のが犯人……? いや、違う。夢の中に出て来た霧を扱う奴とは雰囲気が全く違った。それに、ここまで証拠一つ掴ませ無かった奴があんな馬鹿な真似をするか?……いや待てよ、もし今のが犯人じゃないとすると、真犯人は――)

 

 りせを諦める理由がない。

 

「!?」

 

「……兄さん?」

 

「え、洸夜さん!?」

 

 洸夜が突然、走り出した事に驚く悠達だったが、洸夜は悠達の相手をする暇は今は無い。

 先程の男が犯人では無かったのならば、今はほとんど人がいない店のりせが一番危険な事に気付いたのだ。

 

「りせ……? お、お婆さん……りせは?」

 

 店に着いた洸夜は店内を見渡すがりせの姿はどこにもいなかった。

 

「あらあら、洸夜さん大丈夫? 顔色が悪いわよ? それで、りせがいないのかい?……前にもあったんですよ。私にも言わずに何処かにフラッと出掛ける事が。まあ、あの子も疲れていたし今はそっとしといてあげましょう……」

 

 そう言ってお婆さんは慣れた様子ながらも、りせを気遣う様に仕事に戻った。

 その心配はない感じで話す様子から、どうやらりせが勝手に何処かに行くのは珍しい事ではない様だが、洸夜にはそうは思えなかった。

 

「あれ程に言ったのに店から出たのか……そんな訳は……ん?」

 

 りせがいない事に疑問を持つ洸夜は豆腐屋の入口に光っている何かを見付けた。光が反射して目障りだったが、洸夜はそれを拾い上げると……。

 

「……間違いない。りせに渡した鈴だ」

 

 洸夜が拾ったのは前にりせに渡した鈴だった。それを見た洸夜はりせが消えた理由を理解し、店から出ると近くの電柱に拳を放った。

 拳を放った事で生々しい音が聞こえたが、近くには誰もいなかった為に気付かれる事はなかった。だが、洸夜の瞳が映す怒りは強くなって行く。

 

(完全に俺のミスだ……近くにいたにも関わらず、りせを犯人に連れ去られた……)

 

 雪子や完二の時とは違い、日頃から自分の近くにいたにも関わらずにりせを誘拐された事。その事に自分に怒る洸夜がりせを守る為に作った鈴も、今はりせを守ってあげられない。

 

「洸夜さん、今日はもう良いですよ。最近、りせの事で忙しかったでしょう?」

 

「すみません……そうさせて頂きます」

 

 洸夜はそう言ってバイトを切り上げると、そのまま帰宅して自室へと向かった。

 

「待っていろ……りせ」

 

 テレビの世界に行く為に……。

 

▼▼▼

 

 現在:テレビの世界

 

「ヘメラ!」

 

 テレビの世界に入るや否や洸夜はヘメラを急いで召喚し、いるであろうりせの存在、その探索を素早く行った。

 ヘメラは辺りに力を集中させ、それから得られる情報が洸夜の中にも流れ込んでいる。新しく世界はまで存在してはおらず、神経を削りながら洸夜は集中を維持していた時だ。

 洸夜の中にりせの姿が捉えられた。

 

「!」

 

 洸夜はりせを見つけた。やはりこの世界に入れられていたのだ。

 

「りせ……!」

 

 洸夜の行動は早く、素早くその場所から降りていつもの広場の中を走り去って行く。

 

「な、なにクマか!?」

 

 そして当然、いつもの広場にはクマがいたが洸夜はクマの横をスピードを全く緩めずに走り去って行き、その勢いに押されてクマは回転しながらその場に転がってしまった。

 

「クマ~!?」

 

 

▼▼▼

 

 現在:テレビの世界【りせの場所】

 いくつかの世界を素通りし、洸夜はヘメラの能力でその場所へ辿り着いた。

 その場所は雪子達の時とは違い、いつもの広場と同じ様なスタジオの様な場所だ。その場所の中心に割烹着を着たりせが横向きで倒れていた。

 

「りせ……!」

 

 洸夜は急いで彼女の下に向かうと、腰を下ろしてそっと彼女の上半身を起こした。

 

「りせ……りせ!……無事か?」

 

「……んぅ?……あれ?……こう……やさん?」

 

 幸運にもりせの意識はすぐに目覚めてくれた。だが、どこかボ~としておりまだ意識は曖昧の様子に洸夜は拾ったりせの鈴を彼女の手に握らせた。

 

「無事で良かった……りせ」

 

 洸夜はまずは安心すると、ヘメラに手で合図して『癒しの波動』をりせへ放ち始めた。

 

「これ……は?」

 

 優しい光にりせは自分の体から不純な重さが徐々に消えて行くの感じることが出来た。怠さや頭の朦朧さも徐々にスッキリして行き、やがて彼女は意識が正常に戻って自分の力で起き上がった。

 

「洸夜さん……私は一体?……って、何ですかこれ!!?」

 

 意識が戻ったりせが真っ先に気付いたのはテレビの世界ではなく、目の前に浮いているヘメラの存在であった。

 

「落ち着いてくれりせ。彼女達は君に害を与える存在じゃない。君を癒してくれたのは目の前の存在であるヘメラだ」

 

「へ、ヘメラ? あ、あの……洸夜さんは何を……って、ここどこ?」

 

 りせは自分がいる場所が明らかに商店街ではない事に気付き、辺りを見回した。霧が濃いが、それでも分かる機材等でりせもスタジオの様な場所なのは理解できた。

 

「スタジオ?……でもこの霧は? ドッキリ? でもヘメラって……?」

 

「大丈夫だりせ。俺がいる……静かに深呼吸するんだ」

 

「こ、洸夜さん……」

 

 洸夜は彼女の傍に寄り添い、りせを安心させようとする。日頃の信頼もあってりせからはその行動で好感を得られた様だ。

 困惑した感じではなく嬉しそうな表情をりせはしており、やがて冷静さを取り戻して行く。

 

「洸夜さん……ここは?」

 

「すまない、りせ。説明は後でする、今は一刻も早くこの場を離れるぞ」

 

 洸夜からすればこのまま残れば新たな世界が生れ、りせのシャドウが出るのは目に見えており、この場を後にしたかった。

 そしてりせも自分には分からない事だらけなのは変わりなく、洸夜を信じて頷く事にした。

 

「はい。私、洸夜さんを信じます」

 

「ありがとう……」

 

 洸夜はりせの手を取り、自分の左手を翳そうとした時だった。

 周りの景色が陽炎の様に歪み始め、徐々に世界を変化させ始めたのだ。

 

「りせ! 俺から離れるな!」

 

「えっ! は、はいぃッ!?」

 

 洸夜はりせを抱き寄せて分断されない様に力を強め、当のりせは顔を赤くして笑みが漏れるのを耐えながら恥ずかしそうに表情で洸夜に身を任せた。

 その間にも徐々に周りの景色は変化を行い続けていた。

 

「これは……!」

 

 徐々に落ち着き始めた事で周りの景色の状況を洸夜とりせも理解し始める。

 円状のステージにヒラヒラのカーテンにポール。周りもピンク色を中心としたスポットライトを存分に照らし始めた。

 

「ステージか……?」

 

「と言うより……ポールダンス?」

 

 温泉街にでもありそうな派手な舞台に二人は困惑するが、洸夜は頭の中で嫌な予感を覚える。

 おそらくこの場所が出現した理由、それは……。

 

『キャハハハ~! みんな~! 私の事をもっと見てぇ~~!!』

 

 聞き覚えのある声に洸夜とりせが振り向くと、そこには露出度の高い水着を纏ったりせ?がポールを使ってクルクルと楽しそうに踊っていた。

 

(遅かったか……)

 

 洸夜の恐れていた事は起きてしまった。りせの世界、りせのシャドウ。これらにりせを巻き込ませたくなかった洸夜だったが、今ではもう不可能。

 この世界は何もしていないゲストを返してはくれないのだ。

 

 

 

 

END


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