「箱庭へようこそ皆さん。まずは軽い食事でもしながら話をしましょう」
ジンはそう言いながら箱庭の外門をくぐったので、俺達もジンについて行くことにした。箱庭の中に眩しい光がさした。おかしいな?天幕の中に入ったのに太陽が見えるなんて。
「なぁ、ジン。外から見た時は箱庭の内側は見えなかったのになんで、太陽のみえるんだ?」
俺の質問にジンが
「箱庭を覆う天幕は内側に入ると不可視になるんですよ。そもそもあの巨大な天幕は太陽の光を直接受けれない種族のために設置されていますから」
なるほど、そうなのか。じゃあ此処には、吸血鬼でもいるのなか?飛鳥もそう思ったのか皮肉そうに
「それはなんとも気になる話ね。この都市には吸血鬼でも住んでいるのかしら?」
「え、居ますけど」
「・・・・・・。そう」
マシか、本当にいるんだ。あってみたいな。ふと見ると耀の抱えてる猫が何か鳴いているな。
『ニャー、ニャニャニャニャニャー』
「うん、そうだね」
会話が成立しているだと⁉︎気のせいかもしれないけどな。
「お勧めのお店はあるかしら」
飛鳥さん、そんなに何か食べたいんですか?
「す、すみません。ではこの店で如何ですか?」
そしてジンが招待したのが"六本傷"の旗を掲げている店だ。
「ええそこでいいわ、他の人達もいいかしら?」
「・・・問題ない」
「ああ、俺も大丈夫だ」
そして俺たちはその店のカフェテラスに座ったら店の奥から注文を取るためか猫耳に少女が飛び出して、て猫耳⁉︎マジか、猫耳の少女までいるのか箱庭。
「いらっしゃいませー。御注文はどうしますか?」
「えーと、紅茶3つと緑茶が1つ。あと軽食にコレとコレを」
『ニャーーー、ニャニャニャー』
「はいはーい。ティーセット4つにネコマンマですね」
アレ?ネコマンマなんて頼んでないんだが。ジンと飛鳥も不可解そうに首を傾げる。それ以上に驚いているのは耀だった。信じられない物を見るような眼で猫耳の店員を見て問いただした。
「三毛猫の言葉、分かるの?」
「そりゃ分かりますよー私は猫族なんですから。お歳のわりに随分と綺麗な毛並みの旦那さんですし、ここはちょっぴりサービスもさせてもらいますよー」
『ニャーーー、ニャニャー、ニャー』
「やだもーお客さんったらお上手なんだから 」
そうして、猫耳の少女は長い鉤尻尾をフリフリしながら店に戻っていった。三毛猫が何を言ったか気になるが、耀は三毛猫と会話が出来る事が分かった事は確かだ。
「・・・・・・箱庭ってすごいね、三毛猫。私以外に三毛猫の言葉が分かる人がいたよ」
『ニャーーー』
「ちょ、ちょっと待って。貴女もしかして猫と会話ができるの?」
飛鳥が動揺した声で質問したら、耀はコクリと頷いた。ジンも興味深く質問を続けた。
「もしかして猫以外にも意思疎通は可能ですか?」
「うん、生きてるなら誰とでも話は出来る」
「それは素敵ね。じゃあそこに飛び交う野鳥とも会話が?」
いや、さすがに無理なんじゃないか?
「うん、きっと出来・・・・・・る?」
出来るんだ⁉︎凄いなそれ。
「ええと、鳥で話たことがあるのは雀や鷺や不如帰(ほととぎす)ぐらいだけど・・・・・ペンギンがいけたからきっとだいz「ペンギン⁉︎」
凄過ぎるだろ、思わず大きな声が出てしまったぜ。
「し、しかし全ての種と会話が可能なら心強いギフトですね。この箱庭において幻獣との言語の壁というのはとても大きいですから。黒ウサギでも、全ての種とコミニケーションをとることはできないはずですし」
そうなのか。黒ウサギでも無理なのか。
「そう・・・・・・春日部さんは素敵な力があるのね。羨ましいわ」
飛鳥は憂鬱そうな声と表情で呟いていた。どうしたんだ?飛鳥は。
「久遠さんは」
「飛鳥でいいわ。よろしくね春日部さん」
「う、うん。なら私は耀で。飛鳥はどんな力を持っているの?」
「私?わたしの力は・・・・・・まあ、酷いものよ。だって「おんやぁ?誰かと思えば東区画の最底辺コミュ"名無しの権兵衛"のリーダー、ジン君じゃないですか。」
飛鳥のギフトを喋ろうとしたら品の無い上品ぶった声がした。
アンケートの結果を発表します‼︎
アンケートの結果、なんとレティシア、白夜叉、ペスト、春日部耀が同率でしたよ‼︎
正直に言います、ロリな見た目の人ばっかだと。
なのでこの4人から選びたいと思います。
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