千冬「おい幸太郎、いるのか?」
この日の夜、千冬とマイルナは幸太郎の部屋の前に来ていた。
そしてノックをしてが、中から物音が聞こえなかった。
マイルナ「おかしいわね?幸太郎なら、部屋に帰ってる筈だけども…。」
すると、二人の脳裏には想像もしたくない、最悪の状況が思い浮かんでしまっていた。
マイルナ「幸太郎、幸太郎!大丈夫なの!?大丈夫なら、ちゃんと返事をして!」
千冬「くっ、こうなったらやむを得ない。部屋に入るぞ!」
そう言って、ドアを無理やり壊そうとしたが、鍵が開いてるのを確認し、ドアを開けた。
千冬「幸太郎、大丈夫か!」
中に入ると、シャワー室から全裸で出てきた幸太郎がいた。
幸太郎「ふぅ、サッパリしたよ。でも、部屋にシャワーがついてるなんて、凄いな。
あれ?どうしたの二人とも?」
幸太郎は、二人の方に体を向けながらそう言った。
千冬「なっ、な!?こ、幸太郎!どうして全裸なんだ!」
幸太郎の下半身に、千冬は視線が行ってしまい、凄く赤面してしまった。
幸太郎「どうしてって、シャワー浴びた後だからに決まってるじゃん?」
幸太郎は不思議そうに、首をかしげた。
マイルナ「全く、また着替えを持って浴びなかったのね。あれほど言ったでしょ?」
そう言ってマイルナは、クローゼットから寝巻きを取り出した。
そして幸太郎は、マイルナが渡してくれた寝巻きに着替えだした。
マイルナ「それに千冬、何をそんなにアタフタしてるのよ?貴方程の女なら、男の下半身の一つや二つ、見慣れてるでしょ?」
千冬「ばっ、バカ者!見慣れてる訳が無いだろう!そ、それに…あれは…。」
マイルナ「まぁ確かに、幸太郎のは凄く大きいわね。中々のサイズよ?」
そんな話をしていると、幸太郎は着替え終わっていた。
幸太郎「で、二人は何しに来たの?」
千冬「そ、そうだったな。実は、今から束に電話をしようと思っていて。
だったら、お前の声も聞かせてあげよう。と思ったんだ。」
幸太郎「束に電話か…。良いね!速く電話をしようよ!」
千冬は自分のポケットから携帯電話を取りだし、束の番号に電話をかけた。
そして2コールがなった後、束が電話に出た。
束『ちーちゃんから電話をしてくるなんて、物凄く珍しいね?どうかしたの?』
千冬「あぁ、別にたいした様は無いんだが…。」
そして束と千冬は、少しの間二人だけで話を続けていた。
マイルナ「ねぇ、いつまで話してるの?速く幸太郎に代わらないと、また幸太郎のを見せるわよ?」
マイルナの提案に、千冬はふと幸太郎のを頭に思い浮かべ、恥ずかしくなった。
束『あれちーちゃん?もしかして、周りに他の人もいるの?』
マイルナは、千冬の持っている携帯電話を無理やりとった。
マイルナ「久しぶりだね束。調子の方はどうなの?」
束『も、もしかしてこの声…、義姉さん!お…お久しぶりです!』
マイルナ「そんなに堅くならないで。まぁ募る話もなんだけど、他に紹介したい人がいるから、代わるわ。」
そう言ってマイルナは、携帯電話を幸太郎に手渡した。
幸太郎「え~もしもし?聞こえてる束?俺は幸太郎だけど、覚えてるかな?」
束『えっ…、本当に幸太郎なの!?』
すると、電話の向こうで誰かが倒れる音が聞こえた。
幸太郎「お~い束?どうかしたのか?」
束『ご、ごめんね幸太郎。あまりにもビックリし過ぎて、倒れただけだよ//でも、幸太郎と義姉さんがまさかIS学園にいるなんて。』
幸太郎「うん。これで一端の社会人だぜ。」
幸太郎は束と楽しい電話での会話をした。
こうして、幸太郎のIS学園初日は無事に幕を下ろしたのだった。
皆さんは、お風呂の後は裸族ですか?
私は裸族です。
幸太郎のは、凄く大きいんですね。
凄くうらやましいです!